私達、女性専用車両に反対する会はこれまでにいくつかの報道機関からの取材を受けてきましたが、過去に報道された記事のうち、朝日新聞8月13日付夕刊に掲載された記事と週刊プレイボーイ10月5日号(9月22日発売)に掲載された記事について、朝日新聞社と集英社よりそれぞれ当会サイトへの記事の転載の許可が(期間限定で)下りたため、掲載記事の全文をここで紹介いたします。
朝日新聞8月13日付夕刊に掲載された記事全文
「通勤不便に」「痴漢減らない」
「女性専用車両反対」大阪で集会
「女性専用車両に反対する会」が14日、大阪・難波で集会を開く。
20~30代の男性10人が中心で昨年6月、インターネットの掲示板の議論がきっかけで結成し、鉄道各社に情報開示などを求めてきた。
「女性専用車両が正義になり、声をあげにくい中、あえて声をあげる」と主張している。
女性専用車両はもともと痴漢被害をなくすのが主な目的でできた。
大阪市営地下鉄の一部で今秋から終日実施になるなど、拡大傾向にある一方、京都交通のバスは5月に、神戸電鉄の一部は6月にやめた。
利用が少なく、逆に一般車両の混雑がひどくなったというのが理由だ。
神戸市須磨区の会社員(38)は市営地下鉄で通勤していたが、すいた女性専用車両を横目に自分の車両は混雑が増した。
通勤の苦痛が男女で違うのは差別だと思い、マイカー通勤にかえた。
大阪市営地下鉄御堂筋線で通勤する団体職員(31)は椎間板ヘルニアの持病があり、ホームにはエレベーターで降りる。
そのエレベーター前に女性専用車両が止まる。
「次の車両まで狭いホームを歩かなければならず、著しく不便」と話す。
同会は「女性専用車両は痴漢防止には役立たない。
警備員を増やすなど別の対策が必要」とも主張している。
兵庫県内では02年12月に神戸市営地下鉄、JR神戸線に導入されたが、県警鉄道警察隊が検挙した電車内の痴漢は02年が80件、03年は91件だった。
14日は午後4時に地下鉄御堂筋線なんば駅25番出口に集合する。
(朝日新聞関西版 平成16.8.13夕刊10面より転載)
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週刊プレイボーイに掲載された記事全文
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