2017年4月 関東本部:京王線で任意確認乗車会

活動履歴

当会関東本部では2017年4月21日に、京王線新宿~調布間で計2回、任意確認乗車会を行いました。

以下、当日の報告です。


女性客が私達に次々と声掛け

さらなる任意周知が必要

新宿~調布(1回目)

まずは新宿20:27発の特急橋本行きに乗車しました。

最後尾のドアから乗ると、電車の床に座り込んで品もなく菓子をポリポリ食っていた中年の女が立ち上がってこんなことを言いました。

女性客:えっ、何乗ってるの?(ここ)女性車両

すかさず、車掌が出てきて

車掌:こちら女性専用車両となっていますのでご協力いただけますかね?

会員A:ご協力でしょ?

車掌:あくまでご協力です

しかし、女性客は納得いかなかったのか、

女性客:駅員さ~ん、女性車両!男!男!(と、駅員を呼ぼうとする)

車掌:あくまでご協力をお願いしてるだけなので・・・

車掌はこの後すぐ、乗務員室に戻りました。

女性客:「障がい者とかしか乗っちゃいけないんだよ」

ここまでで私達に障がい者どうかすら一切確認してきていませんが、発言内容から察するに、どうやって私達を障がい者ではないと判断したのでしょうか?

また、ここで仮に私が障がい者だと告白したらどうするつもりなのでしょうか?

会員B:女性専用車は男性も乗れると国土交通省が認めている

女性客:知らないし、気持ち悪い

女性専用車両の床に座って菓子をボリボリ食っていながら、乗ってきた男性を排除しようとするなど、どこまで性根が腐っているのでしょうか?

なお、男性が女性専用車両に乗るのはマナー違反ではありません。

(参考)http://t.co/fSSqdhw54Q

続けて、

女性客:私の聞いたアナウンスと違う

・・・そこで会員Aが、「例示列挙」と「限定列挙」の違いを説明しました。

「例示列挙と限定列挙の違い」といっても、分かりにくいと思うので一応解説しておくと、

「障がい者や小学生以下のお子さまも女性専用車両に乗車できます」 と言えば、「それ以外の男性は乗ってはいけない」(=限定列挙)と勘違いする者が非常に多いが、実は「障がい者や小学生以下のお子さまも乗れる」と言っているだけで、それ以外の男性客については、「触れていないだけ」 ということです。

つまり、あくまでも女性専用車両に乗車できる人の「例」を出して並べているだけ(=例示列挙)で、それ以外の人は乗れないと言っているわけではない(=限定列挙ではない)ということです。

会員Aが説明した後、女は何も言ってきませんでしたが、その後、調布につくまで私達のほうを睨みつけて来ました。

睨みつけられたのでこちらからも睨み返し、調布まで睨み合いになりました。

このやり取りからもわかる通り、この女性客、女性専用車両を自分の特権的領域と勘違いして、「女性の縄張り」を主張しています。

自分の縄張りを主張し、近づいてきた者を威嚇する野生動物のようなものです。

世間では「痴漢対策」という、もっともらしいうわべの理由でまかり通っている女性専用車両ですが、これひとつ見るだけでも、建前と実態が大きくかけ離れているのが分かります。

調布に着くとその女の周りに大勢の男性客が乗ってきました。

調布を過ぎると、男性がいても気持ち悪くなくなるのでしょうか?

女性専用車両に賛成している女性がすべてこんな人間だとはもちろん言いませんが、まあこの女性客は所詮、その程度の人間ということなのでしょう。

とりあえず、調布から新宿駅に戻り、再度乗車することにしました。

京王新宿駅の看板。これを見て任意協力だと思う者は恐らくいないだろう。

新宿~調布(2回目)

新宿駅に戻った後、今度は21:20発の特急京王八王子行きに乗車しました。

私達が乗った後に乗ってきた30代くらいの女性客が会員の一人に声を掛けてきたので、諭すように「任意協力」だと言うと、バカにしているようにニヤニヤしながら聞いていました(この上↑の動画の、2分10秒以降に収録)

これではまだまだ男性が安心して乗れません。

「女性専用車両はあって当たり前」「女性専用なのだから男性は乗れなくて当たり前だし、乗ったら排除されて当たり前」というような考え方をする者をこれ以上増やさないためにも、この先も継続して任意確認乗車を実施するしかありません。

「痴漢対策」なのだから反対するほうがおかしい?

・・・いいえ、「痴漢対策は、ただの建前」です。

当会サイトで過去に何度も述べている通り、女性専用車両に女性専用車限定広告と称して、他の車両とは別枠で、女性向けの広告を募集し、金儲けをしている鉄道事業者が多く存在します。

(関東ではJR東日本やTX(つくばエクスプレス)、東急などで確認しています。京王でも、調べたところ過去にやっていたことがあるようです(下の画像))

京王の女性専用車限定広告募集案内。
2012年のものだが、左上に
「京王線の女性専用車は一日の運行時間が長いのが特徴です!」
などと記載されており、女性専用車両が広告料収入を上げるための手段に利用されているのが分かる。

JR東日本やTXなどでは、女性専用車限定広告の広告料を、他の非女性専用車両の広告よりもかなり割高に設定していることも分かっています(こちらを参照)。

関西では、JR西日本も同じようなことをしています。

つまり、多くの鉄道会社にとって、女性専用車両は、【痴漢対策とは名ばかりの美味しい広告料収入源】なのです。

だから、痴漢が減ろうが無くなろうが、それで女性専用車両が廃止されることはないでしょう。

また、女性専用車両を設定すると痴漢が減るというのも間違いで、多くの鉄道事業者で、目立った減少が見られず、逆に増加しているケースも多々見られます(こちらは名古屋の例です)

京王も2005年の春にそれまで深夜の下りだけに設定していた女性専用車両を、朝ラッシュ時の上りにも設定し、さらに下りも深夜だけだったのを、夕方18時以降からに拡大しましたが、しかし、それで痴漢は減るどころか、逆に増加。

そのことが2006年8月8日の朝日新聞にも件数入りで取り上げられました。

2004年(深夜下りのみ実施)125件

2005年(朝上り、夕方下りに拡大後)146件

・・・女性専用車両拡大後、21件増加

また、京王はあまり関係ないかも知れませんが、特に各都市の地下鉄などでは、市議会で女性専用車両の導入・拡大をゴリ押ししている政党・政治家の力によって、痴漢対策とはかけ離れた、選挙対策や実績作りのためと思われる女性専用車両が、痴漢の多くない路線・時間帯にまで次々と作られています。

そして、そんな物のせいで足腰の弱った男性の高齢者が排除され、また建前上、「男性の障がい者の乗車も可能」と言いつつ実際には、男性の障がい者も非常に乗りにくい状況になっている女性専用車両を、いつまでも痴漢対策だと思っている世間に向けて、私達はこれからも活動しながら情報発信していかなければならないと考えています。

このページをご覧の皆様も、もし女性専用車両に疑問を持たれているなら、是非当会に入会していただきたいと思います。

入会申し込みフォームよりお願いいたします。

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