5.3月26日の非協力乗車会の模様
女性客が走行中の電車を止める
賛成派の男性客と女性客が暴言を吐きまくって大騒ぎ
全ての原因は京王にあり
新宿駅ホーム~明大前駅到着まで
新宿駅の女性専用車の乗車口付近で電車を待っていると、早速、警備員が駅員を呼んだようで、2人の駅員が来た。
しかし、いつもと異なり駅員は私たちの話を聞く気がないのか、適当にあしらう作戦に出たようで、「ハイ」、「ハイ」と、まるで壊れた蓄音器のように反論もせずに「ハイ」を繰り返していた。
兼松:鉄道事業者は女性専用車という嘘の表示じゃなくて、きちんと正しい表示をする義務があるんだよ。
※女性専用でもないのに、女性専用車と銘打っている事が問題。
これこそ、正真正銘の「偽装表示」なのだ。
兼松:鉄道事業者と利用者の間には旅客運送契約と言うのが成り立っているんです。契約条件の中に何で任意である事を書かないの?
と警備員と駅員に抗議。
すると、一人の初老の男性が話しかけてきて、我々が女性専用車に乗車する事が納得いかない模様。
男性:お風呂やトイレで何でダメなの?
会員B:社会通念上、公序良俗に反するから。
と反論するも、
男性:何で反するの?
と意味不明な回答をしてくる。
兼松:トイレとかお風呂は裸になる。だから男女を分けているの。だけどこれは男女別車じゃないよ?男性は一部の車両に乗れない。
男性:じゃあ条例で分ければいいでしょ?
兼松:法律をきちんと勉強すれば、この一般旅客車両で男性と女性を分けるなんて事はできないの!
男性:何で?
兼松:それは現行憲法で違反するから。条例なんかで決められないですよ!憲法に違反する法律や条例は効力を有さない!国はあくまで女性専用車は任意だから男性が乗ってもいいですよと認めている訳ですよ。
男性:何だこんなことやってるの?バカバカしいよね?
兼松:貴方の言うような事じゃないでしょ?貴方憲法知ってるの?思想信条の自由知ってるの?嘘をつかないと成り立たないものあって良いんですか?
男性と言い合いになっているのに駅員は遠くに退避している。
そこで私達は男性と一緒に駅員のところへ行き、任意であるかどうかを確認した。
男性:男性が乗ったらだめなの?
駅員:任意ですから
※京王は言っている事とやっている事が正反対。
「任意」と言っておきながら、実際やっている事は「強制」なのだ。
乗客に平気でウソをつくとは一体どういうことなのか?
女性専用車両は乗客にウソをつかないと成り立たないものであるため、乗客に任意ということを全く知らせずウソを貫き通していることが、一連のトラブルの最大の原因なのである。
兼松:何で任意と書かないのか?優先と専用の意味は全く違うでしょう?こんな表示をしていれば一般の男性は乗れない!
電車が到着したので、私達と共に男性も新宿駅21時10分発「準特急・京王八王子行き」女性専用車に乗りこむ。
発車直前、別の男性Bが乗り込んできた。
その男性Bはあまり発言しなかったので、野次馬かと思われる。
明大前駅で同乗していた男性Bは降りたが、今度は車内の女性客が騒ぎ始めた。
明大前駅~調布駅間の車内にて
明大前駅を発車すると、車内の女性客が騒ぎ始めた。
女性客:一人でも行動するんですか?
兼松:一人でも何人でも関係ないじゃない。あなた達こそ寄ってたかってやっているじゃないですか、私なんか10人に取り囲まれた事がある
当然ながら女性専用車に男性が一人で乗らなければならない理由はないし、それをいちいち女性客に答える義務はない。
女性客:(整列乗車も)法律に書いてないからって、並ばないで乗らないで良いと思ってるの?整列乗車をしているのに割り込むのは法律違反じゃないけど、マナー違反じゃないですか。だからコレ(女性専用車)に男性が乗るのもマナー違反ですよ
兼松:どこにマナーって書いてあるの?
「男性を排除するのがマナーか?」
多くの女性客が四方八方から男性が女性専用車に乗車している事に文句を言ってくる。
これのどこが鉄道会社の言う「任意」なのだろうか。
※「任意」とは誰でも自由に乗車できる事である。
「女性専用車」という偽装表示を貼り付けた車両に乗車している男性客に対して、女性客が文句を言う権利は一切ない。
当然ながら、男性を差別して排除するというマナーはどこにも存在しない。
京王が本当のことをきちんと告知しないから「女性は優遇されて当然」と勝手に思い込んでいる乗客が出てくるのだ。
実質ここから先の男性の立ち入りを禁止している新宿駅の立て看板だが「任意」とはどこにも書いていない。
そのため、女性客が次々とトラブルを起こすのである。
車掌:急停車いたします、ご注意ください!急停車いたします、ご注意ください!
突然、電車が急停車した。
女性客と言い合いになっていた車内が静まった。
車掌:今押されたお客様、話して下さい
どうやら車内に設置されている非常通報ボタンが押されたようだ。
ふと優先席側に目をやると、一人の女性客が付近に設けられている非常通報ボタンを押し、対話している姿が見受けられた。
車内放送のスピーカーから車掌の肉声だけが聞こえる。
車掌:うるさいっていうのはどういうアレですか?
車掌:調布まで行きます。少々お待ち下さい
さらに「車内においてトラブルが発生した旨」が車掌の肉声放送が流れ、電車が調布駅に向かって発車した。
会員C:「男性と言うだけで乗れる車両が減らされている、男性と言うだけで全員排除されていると言うのが問題なんです。1000人に2~3人が痴漢で残りの男性は排除されて迷惑を受けているんです!痴漢でない善良な男性を男性と言うだけで特定の車両(女性専用車)から締め出してはいけません!」
一人の女性客から「うるさい!!」と怒号が飛び、一時車内が静まった。
一方、新宿駅から私たちが乗車する事に文句を言ってきている女性Aが会員Cや会員Dと対話している。
「女性専用車が任意であり、男性が乗っても問題はない。」
「男性と言うだけで何故痴漢と一緒くたに排除されなければいけないのか?」
と私が説明するも、不満げな顔をしている。
しばらくすると、また車内が騒々しくなってきた。
女性Aと周囲の女性客から非難され、会員Aが動揺・興奮してしまった。
「女性専用車」が比較的空いていて、隣の車両がすし詰めになるほど混雑しているので、その状況を女性Aに見せようと、あっち(の車両)見ろよ!」と会員Aが女性の頬に手をやり、クイッと横に向けさせてしまったのである。
女性:今の当たりましたよ!
女性:当たりました!今この人に打(ぶ)たれました!
女性:叩かれました!
と、会員Aに頬を押された女性Aが興奮して騒ぎ出す。
「叩いてないですよ!」と会員Aが否定してしまい、周囲にいた10人ほどの女性がそれに批判する。
当会の兼松顧問が話に入り、女性に事情を聴く。
女性:今ほっぺた叩いたの!あっち向けって!
兼松顧問が会員Aに謝罪するように言い、謝罪したが、一度「叩いてない」と否定した為、女性Aは納得せず、車内の多くの女性客が女性Aの味方に入り、車内は騒然となった。
女性の中には携帯電話で警察に通報している女性もいれば、証拠を撮る為か携帯やデジカメで会員Aを撮影、ICレコーダーのようなものを手にしている女性までいた。
メンバーの1人がその女性の顔に手を触れた為、警察沙汰になった。
女性客:だからってここに乗って抗議する意味はないでしょ?みんなに迷惑かけて嫌な思いさせて!
女性客:でもみんな嫌なんですよ、女性専用車に乗られるのが!
会員C:でも公共交通機関だから男性と言うだけで排除する事は出来ません。
※この女性は一体何様のつもりでいるのか?
個人的に女性専用車に男性が乗車するのが嫌であったとしてもそれをマナーだのルールと言って男性を排除する理由にはならない。
例えば、酒臭い、香水臭い、加齢臭がする…からと言って排除する事はできないのと同じである。
正当な行為をしている見知らぬ男性に対し、平然と暴言を吐く女性のやっていることは「差別」そのものであり、まさに刑法223条の「強要罪」に当たる犯罪行為である。
こんな自己中心で傲慢極まりない女性のために、なぜ善良な男性が犠牲にならなくてはならないのか?
「迷惑かけている」のは女性の方だ。
女性の理屈だと、「マナー・ルール>憲法・法律」というように聞こえる。
「女性だから」と言って何でも許されると思っているのか?
女性の主張は何でも受け入れてもらえると思っているのか?
勘違いも甚だしい。
正しくは「憲法>法律>条例>マナー・ルール」だ。
女性専用車両から男性を排除するという、「性差別」を禁じている憲法14条に反するマナーはどこにも存在しない。
女性客:女性専用車だから乗ってるのに男性が乗ってきてワーワー騒いで迷惑しているのはこっちですよ!
と言うが、我々は「抗議」のために乗車しているのではない。
こちらは粛々と静かに女性専用車に乗っていたのに、我々に絡んできて騒いだのは一部の女性客の方である。
女性客が騒がなければ、我々は何もせず目的地まで静かに乗車しているだけなのだ。
鉄道事業者が「女性専用車に男性が乗っても良い」と認めているのに、それを何故女性客は批判するのか?
男性と言うだけで何故批判されなければいけないのか。
例えばここがグリーン車などの特別旅客車両なら、特別な料金を支払っていない我々は文句・批判を受けても仕方ないだろう。
しかし、あくまで「女性専用車」と称する一般車両に乗車しただけだ。
国も事業者もはっきりと「任意」と認めており、それにいちいち批判してくる女性客がトラブルを引き起こしているということは言うまでもないだろう。
同じ「任意」の扱いである『優先席』というのがあるが、携帯電話の電源を切っていないからと言って、ここまで批判されるだろうか。
通勤ラッシュ時に優先席で多くの利用客が携帯をいじっている。
ある駅員は「通話でトラブルになる事はあるが、優先席で携帯を操作している事でトラブルになった事はあまりない」とのこと。
さらに女性専用車両の優先席付近で「女性専用車に男性が乗るのはマナー違反」だと言ってきた女性客がいたが、その女性客が手に持っていたモノは、電源の入った携帯電話であった。
マナーもへったくりもない、男性客にマナー違反と言っておきながら、女性客自身がマナーを破っているのだ。
調布駅にて
車内が騒然としている中、電車は調布駅に到着した。
駅には連絡を受けた駅員が5人ほど、さらに警官2人ほどが待機していた。
駅員が「暴力をされた方います?」と我々を取り囲んできた。
会員A:暴力振るってませんよ!
警官:お話を伺いたいので。
警官に会員Aは事情を聞かれる。
兼松顧問が「京王電鉄の責任者はいないの?」と聞いても、このような事態なのに付近にはいないようである。
最後尾車両の乗車口付近のホームには女性客や隣の車両に乗っていた男性客がホームの上で騒ぎだす。
中には喧嘩腰に絡んでくる男性客もおり、駅員数名が間に入って対応した。
兼松:迷惑をかけてるのは鉄道会社!
会員D:貴方も私も男性は女性専用車に乗れるんですよ。それを周知しないのが鉄道会社!
と付近の野次馬に反論していると…
男:てめぇ頭イカれてんじゃねぇか?電車止めてんじゃねぇよ!殺すぞ!!
調布駅でパンチパーマの若い男が、会員Dに対して言ってきたので、
会員D:あぁ、殺せるものなら殺してみろ!電車は俺が止めた訳じゃない。
男:てめぇが乗っているからだろー!迷惑なんだよ!
会員D:国、つまり国土交通省は、女性専用車に一般の男性が乗車できる、と認めている!
と反論するも、別の男性が、
「ワザと乗ってんだろうが!それで迷惑かけてんだろう!ふざけんじゃねよ!!」
と騒ぎが膨れ上がり、反論するも付近の野次馬は一触即発状態。
駅員2人が男性を私から引き離すが、まだその男性は会員Dに言いがかりをつけてきたため為、さらに言い合いが続く。
そこで兼松顧問は周りの利用客を落ち着かせる為、駅員に抗議も含めて説明する。
兼松:この人(会員A)は興奮しやすい人だからしょうがないんだけど、全部の責任は京王電鉄にありますよ。
国が、国土交通省が、男性も乗れると認めているから我々は正式な運賃を支払って乗ってるんですよ。
なのに問題が起こるとすれば、京王電鉄が女性専用車と偽って男性が乗れないのかのように宣伝しているから、みんなが勘違いしてトラブルになるんですよ。
兼松:最大の原因は京王電鉄が任意である、この女性専用車を任意であるという事を伝えないから、大きな問題になってるんでしょう。
国土交通省、国が『男性は女性専用車に乗れる』と認めてるんですよ。
にも関わらず、京王電鉄は任意である事を何にも伝えないで、男性が乗れないようにしている。
我々は電車を遅延させるつもりは一切ないよ。
国が任意と認めているから、我々が乗った時に本当に任意が担保されているのかを確認する為に女性専用車に乗るんですよ。
そしたら案の定、任意が担保されてないから女性客からワイワイ・ガヤガヤ言われて、女性客が警察に通報するんですよ。
国も女性専用車に男性が乗れる事を認めていますよ、鉄道会社ですら認めていますよ、という事を女性の利用者に伝えてないからですよ。
だから女性の利用者が警察に通報して電車が遅延したんですよ。
根本的な遅延の原因は鉄道会社が任意性を利用者に伝えていないからですよ。
確かに一般利用者から見れば我々が電車を遅延させたと映るのかもしれない。
なぜなら、一般利用客は女性専用車に男性が乗車できるという事実を知らない、それを男性(我々)が女性専用車に乗る事で遅延の原因になっている、と解釈している可能性があるだろう。
それもトラブルも鉄道会社が任意である事を告知しないから、こういう事になるのだ。
周りの利用客とのトラブルも落ち着き、会員Aが駅前交番へ警官と同行したようで、そちらに向かった。
交番前にはパトカーが数台到着しており、事情聴取の為、会員Aと車内で暴言を吐いた女性客数名がパトカーで調布警察署へ向かった。
女性客の多くが批判するように、今回、会員Aが例え故意でなくとも女性Aの頬に触れてしまった事に関して、会員Aは人並み以上にナイーブな人であったので、興奮してこのような事態になってしまったようである。
しかし、こういう事態になった最大の原因は、
京王電鉄が「任意」、「男性が乗れる」という事を利用客に告知していないからである!
(報告:関東本部:吉田)