2025年8月22日京王線で任意確認乗車会を行いました。
京王線では任意確認乗車すると、任意周知が進んでいないのかよく女性客から絡まれますが、今回もやはり絡まれました。
今回も京王線新宿~調布間で2回任意確認乗車を行った。
1回目:京王線新宿~笹塚
19:00に京王新宿駅に集合。まず、最初に乗車したのが京王新宿駅19:09発特急橋本行きである。
私達がホームに降りると、通勤帰りの時間帯だったこともあってホームは大変混雑していた。


乗車してすぐ近くにいた女性客が声をかけてきた。
女性客:ここ女性専用車だけど…WomenONLYですよ
会員A:そう書いてありますね
女性客:女性専用車ですよ
会員A:車両名は知っていますよ
女性客:何で乗っているんですか
会員A:(男性も)乗れるから
暗に私達に「女性専用車から降りろ」と言っているのだろうが、もちろん私達はそんなものには応じない。
女性専用車は「女性専用車」という表示でも実は誰でも乗れる車両であり、有効な乗車券を持っていれば乗れない人などいない。
鉄道事業者が女性専用車を本当に「女性専用の車両」にすると差別の問題にもなり、法的にもまずいので名称だけ『女性専用車』にし、他の車両と変わらず男性も乗れる規則(=運送約款)のまま運用することで「乗るか乗らないかは男性の任意なので差別ではない」と言い逃れできるようにしているのである。

そして実は健康な成人男性も乗車できることを隠して、本当に『女性専用』であるかのように見せかけて、法や差別の問題に抵触しないようにしながら、半ば乗客を騙す形で男性を事実上排除している。実にアンフェアなやり方だ。
そしてこういうことをしなければならないほど女性専用車というものは〝疚しいもの〟なのである。
本来であれば消費者基本法に則り、『優良誤認』で是正されなければならない代物である。
「痴漢対策という正当な理由があるので差別じゃない」などと、的外れなことを言い出す者が出てくるが、そもそも女性専用車両は痴漢対策ではない。他ページで詳しく触れているのでここでは深く掘り下げないが、女性専用車両は痴漢対策を口実にした「政党の人気取り政策」である。
ウソだと思う人はこちらのページの『3.地下鉄海岸線 新長田→三宮・花時計前』の項(かなりページの下の方まで行く必要があるが)を参照していただきたい。
また痴漢対策だとしても、こういう「男性である」という本人の意思や努力で如何ともしがたい、生まれつきの属性を理由に痴漢と同一扱いして一律排除するのは差別以外の何物でもない。だからこそ鉄道会社は女性専用車両を「任意協力」にして「差別だ」と言われた時の逃げ道を確保しつつ、男性は乗車してはいけないと思い込ませて事実上男性を排除しているのだ。
当会はこうした鉄道事業者のウソを許さないために乗車しているのであって、ここは女性専用車両だからあっちへ行けと言われて「はい分かりました移動します」などと素直に応じてしまったらこれは完全に鉄道会社の思うつぼであり、それこそ活動している意味がない。
一体何のためにやっているのかということになる。
そうこうしているうちに発車時刻になり、列車は京王線新宿駅を出発したが、女性客は納得せずしつこく絡んでくる。
女性客:ここは女性専用なので守ってもらっていいですか
会員A:(旅客営業規則に則ったルールを)私達は守ってますけど。あなたは旅客営業規則(運送約款)を知ってますか?
女性客:やめてもらっていいですか?
会員A:何をやめるんですか?
会員B:いや、そういう気(降りる気)も無いから
女性客:恐怖を感じている方もいるんですよ
またこの女性客、ここでは「恐怖を感じている”人がいる”」などと他人事のように言っているが、この後の駅員対応では「私も男性と一緒に乗るのは怖い」などと言い出した。
関東では一部の路線を除いて女性専用車が運用されている時間や区間や路線はかなり限定されているため、運用内だけの女性専用車に拘って乗ることは非常に難しい(関東で夜間実施している京王は珍しい)のて、この女性客が普段、女性専用車運用外の列車に乗っていることは明白(後述するが、彼女は明大前から女性専用車の運用がない井の頭線に乗り換えている)なため、説得力がない。
そもそも男性に恐怖しているなら、自分から男性に積極的に声かけて「男性は乗れないルールだから出て行け」などとは言えないはずで、こっそり係員に通報するはずある。
会員A:不思議なのが「(自分ではなく)他に恐怖を感じている人がいる」と言う人はいても「自分がそうだ」という人がいないんですよね。そんなに私達と乗るのが嫌ならあなたが降りればいいじゃないですか?普通そうするよね。
女性客:私は女性専用車だから乗ったんです。
会員A:だから?私も女性専用車が(他よりも)空いているから乗ったんです。
女性客:何でですか?人がやっているからやるんですか?
会員C:人がやってるからやるんじゃなくて、ここに乗りたいから。
会員B:人がやってるからじゃないな。私は人がやっててもエスカレーターで歩いたりしないし。
会員C:私はいつも右側に立って乗っているからね。
女性客:男性強者はすごいですね。男性という立場を利用して~(以下、聞き取れず)
イギリスなんかがその例で日本に倣って女性専用車両が提唱されたときに、女性団体からの強い反対で実現しなかったが、反対を表明した女性議員のイヴェット・クーパー氏は議会で「それは平等の時計を巻き戻すものであり、問題の解決にはならない。」と述べ、同リズ・ケンドール氏は「これは持続可能な解決策ではなく、(痴漢を減らせず、野放しにするという)敗北を認めるものだ。」と言っている。
日本ではそのようなことを言う女性は皆無であることから、日本には本当のフェミニストはいないし、本当に男女平等を考えている女性は当会の女性会員くらいなのかも知れない。
会員A:(男性の)立場は弱いっすよ。最近はね。
会員B:最近は女性の方が優遇されていますね。
女性客:優遇じゃないですよ。
会員A:じゃ女子枠って何だろうね。
女性客:社会で下駄履かされている男が、マイナスから生きている女性になんてこと言うんですか。
会員A:下駄履かされているって何?今、下駄は履いてないですね。
女性客:下駄履さかれているんだよ。
「男は全て下駄履かされていい思いをしている。そのせいで自分たち(女性)は不利な扱いを受けているのに男共は自分がいい思いをしていることにすら気づいてない!許せない!」と信じ切って男性や世の中への恨みを募らせているのなら、これは生き辛いだろう。
女性客:知らないだけだよ。意識してないだけ。
その後も「男性の方が優遇されている」と言い張り、さらに会員が「そんなに私達と乗るのがイヤならあなたが次の列車に乗れば?」と言ったのに対し、「ルール違反をしている人が何でそんなに強気でものを言ってくるんですか」などと、女性専用車を勝手に特別ルール扱いするトンチンカン発言。
女性専用車に他の車両と違う特別なルールなどないので、私達は何らルール違反などはしていない。
これは鉄道事業者も悪いのだが、任意協力なのに「女性専用車」などと表示するからこういう勘違いをする女性客が出てくるのである。
そこで会員達が「女性専用車に別の特別なルールがあると言うなら、次の駅で電車を降りて駅員に言って確認しましょう。ルールはYesかNoですから」と言ったところ、「そんなに女に勝ちたいですか?」などとまたまたトンチンカン発言。
だがこのセリフが出てくるということは、もしかしたら「女性専用車に他の車両とは違う特別なルール(=女性専用のルール)などない」ことを知っているのかもしれない。知りつつ、ルールと言えば私達がビビって降りるだろうという思惑だったのかもしれない。だとしたら、迷惑・自己中が過ぎるというものである。
先にも述べたが私達は「女性専用の車両ではないのに『女性専用車』と謳う鉄道会社のウソを許さないためにやっている」のであって、女性客と喧嘩したり勝ちたいわけではない。そして私達の相手は鉄道会社であって、乗り合わせた女性客には用はない。
この女性客のほうから私達に絡んできたから、こちらは仕方なく対応しただけである。
男女で「勝ちたい」云々を言い出す時点で、社会や男性に対して相当なコンプレックスを抱えているのではないだろうか。
また「この世の中は男性が優遇されている。男は全て下駄を履かされていい思いをしているくせに、その履いている下駄にすら気づかずにのうのうと生きやがって!お前らのせいで私はこんな惨めな立場に立たされているんだ!」と、かなり「男嫌い(ミサンドリー)」を拗らせているようにも見える。
よくSNS上などでは私達のような活動をしている男性のほうが「女憎しを拗らせている弱者男性」などとレッテルを貼られたりするのだが、先述の通り私達は「女性専用車を運行する鉄道事業者」や「女性専用車を推進している人々」を問題視しているだけで、女性専用車を利用する女性を憎んだり恨んだりしているわけではない。
痴漢は犯罪だから(女性専用車以外で)対策はするべきであると鉄道事業者にも繰り返し申し入れ、その上で「男性をひと括りにして排除する女性専用車」はやめるべきであると主張しているのである。
たくさん人間がいれば、その中に心に闇を抱える者が出てくるのは、ある程度は仕方のないことかもしれない。しかしながらこの女性客がこれ以上拗らせてしまわないよう、私達は願っている(というか、願うことしか出来ない)。
男は下駄を履かされている?
男性は下駄を履いているという話が出てきたので、乗車会の報告からはやや逸れるがそちらにも少し触れておこう。
世の中には「男女は平等なのだから扱いを変えることはおかしい」という主張と「女性はもともと不利な立場なのだから、是正措置をとって初めて男女公平になる。是正措置なのだから女性優遇じゃない」という主張をそれぞれ自分に都合の良い場面で使い分ける者がいる。もちろんこのような二枚舌(ダブルスタンダード)は論外であり、またこういう主張をする者がいるから当然それに対する反発の声も起きる。
女性専用車に関して言えば「女性は痴漢被害に遭いやすいが、男性はめったに遭わないのだから当然。女性が不利な状況を是正するための正当な措置なんだから優遇じゃない」ということになるのだろうが、暴行被害に遭いやすかったり、困窮しても救済されにくいのは男性であるのだが、そんな男性が不利な状況を是正するための措置が行われたり、議論されたことなど全くない。
痴漢対策は単なる「名目」で、実際には政治家や政党の人気取り政策で推進されてきたことは先に述べたとおり。

そもそも痴漢対策でもなければ是正措置などでもない。
また女性専用車よりも車内防犯カメラの方が圧倒的に効果的であることも、これまで当会が繰り返し述べてきた通り。

何も「女性専用車は女性が不利な状況を是正するための正当な措置なんだから優遇じゃない」などと詭弁を弄してまで守らなければならないものでもない。
この手の人間(今回の女性客ではないが)は、女性専用車よりも防犯カメラの方が有効であることを説明しても「たかが防犯カメラに何が出来る!」などと反発することが多い。そして、その後に「そんなに有効なら女性専用車と一緒に推進したらいい」などと言い出すことがよくある。
本当に効果的な痴漢対策を望んでいるのなら防犯カメラに反発する時点でおかしい。
もうお分かりだろう。この手の人間は「女性専用車が欲しいだけで、実は痴漢対策としての効果など二の次」なのである。意地でも自分の既得権益である女性専用車を守りたいだけであり「女性専用車が防犯カメラにとって代わられるのは絶対にイヤ」なのだ。
こういう人間にとっては「痴漢やその被害者の存在」も「痴漢対策という理由」も自分の既得権益(女性専用車)を守るためのツールでしかない。
また「女性専用車と防犯カメラを同時に進めたらいい」というのも、そうすれば女性専用車を守ることが出来るからであり、痴漢対策としての効果を期待しての発言ではない。
ちなみにこの「男は全て下駄を履いている」などの言説がいかにいい加減で根拠に乏しいか、ひとつの例を出しておこう。
これは比較的最近にX(旧:ツイッター)上であったやり取りだが、「同じ量仕事をしているのに男性の方が給料が高いのを誰も何の疑問も持たないのが謎」などと「男性は下駄を履かせてもらっている論」を展開する女性に対し、ある人が「どこの会社?」と突っ込みを入れたところ「よく考えたら何となくそんな気がしただけ」などと返すということがあった。
つまり確たる根拠もないまま、さも当然のことのように公言していたが「どこの会社?」と突っ込まれて「これはまずい(根拠が出せない)」と逃げを打ったわけである。

他にも大学等の女性枠などについてSNS上などで議論になっているが、これまで述べてきたように「男性は全て下駄を履かせてもらっている」という前提がそもそも怪しい。


女性枠や女性専用車の賛成派は「女性はもともと不利な立場だからそれを是正するための適切な措置。優遇じゃない」と言えば、女性優遇・男性差別を正当化し、無かったことに出来るからどんどん「女性はもともと不利なんです!」と主張しているのだろう。
しかしこの「男性は下駄を履いている論」に男性がいくら反論したところで「男は全て下駄を履かされているに決まっている」と宗教のように絶対に信じて疑わない者からすれば、「下駄を履かしてもらっていることすら気づけない馬鹿男の戯言。まずは自分が履いている下駄に気づけ」「男性が差別されていると主張する奴の方が宗教」ということになるのだろう。
この議論は当会の専門分野からはやや外れることや、議論し出すと恐らくはキリが無くなると思うので、ここでは全ての女性が「男は下駄を履いている論」を支持しているわけではないと言うことを示すため、ある女性のポスト(このポスト自体にも賛否はあるかと思うが)を貼っておくことにする。

1回目:笹塚~明大前
さて、列車は長い地下トンネルを走行し、地上に上がってすぐ笹塚駅に到着。
ここで会員Aは車掌に対応するよう要請したが、車掌は一旦乗車口前まで来たにも関わらず、何故か何もせずにそのまま乗務員室に引き返し対応しなかった。(逆に言えば女性専用車内にいる会員B・Cに対してルール違反として降りるよう言わなかったことが、男性が女性専用車に乗ることがルール違反ではない証明と言える)
私達は女性客からトラブルをふっかけられた側である。言ってみれば被害者だが、車掌が対応しなかったことからも分かるように、もしかしたら鉄道事業者は女性が男性にトラブルを仕掛けることを容認しており、男性がトラブルを嫌がって自分から降りていくことを期待しているのかも知れない。
その期待通りにすれば、鉄道事業者はやはり「男性客が自分の意思で降りただけ。私達(鉄道事業者)は強制していない」とうまく言い逃れが出来てしまう。そうなるとこれはもう完全に鉄道事業者の思うつぼである。
だから私達も引き続き乗車し続けることになった。もちろん”論戦”もそのまま継続。
女性客:私は男がいない車両だから乗ったんです。
会員A:男がいない車両じゃないですよ。ステッカーにも書いてあるじゃないですか。
女性客:何故こんなもの(=女性専用車)を設置しているか考えたことはありますか?「事件」があったからですよ!知らないでしょう!
この女性客が言っている「事件」とは御堂筋線事件のことだろうか?
だとしたら「女性専用車両は御堂筋線事件がきっかけでできた」などという「女性専用車両推進派に都合のいいデマ」を大真面目に信じている者がここにも1人いることになる。痴漢対策という理由(口実)や御堂筋線事件を引き合いに出せば女性専用車両を正当化し、反対派を黙らせる切り札になると思っているのだろうか。
当会の会員なら御堂筋線事件はよく知っているし、何なら逆に「女性専用車両が御堂筋線事件がきっかけでできた」というのがデマだということをこの女性客は知らないだろう。
「男は全て下駄を履いている。お前らが気づいていないだけ」と本気で思い込んでいるような人間だから、恐らく「それはデマ」と言っても聞く耳を持たないだろうが、この件に関しては当会サイトで詳しく検証しているので、以下のページをよく読んでいただきたい。
「女性専用車両の導入は御堂筋線事件がきっかけ」というデマについて | 女性専用車両に反対する会
要約すると
- 御堂筋線事件を受けて発足し、それ以来痴漢撲滅運動をしてきた「性暴力を許さない女の会」という団体(つまり当事者)が、女性専用車両と御堂筋線事件との関連を「時期が違う」として全面的に否定している。

- 御堂筋線事件は1988年。一方「女性専用車両が御堂筋線事件から出来た」と言われ出したのが2017年の暮れ頃で、約30年近く経っている。
- しかもこの30年間、女性専用車両に関する多数の資料などを見ても「御堂筋線が女性専用車両のきっかけ」などという言説は全く出てこない(本当に御堂筋線事件がきっかけならこの間にも様々な資料で度々、御堂筋線事件に関して触れられているはずである)。
- 「女性専用車両は御堂筋線事件から出来た」と言われ始める元になったのが、2017年11月にマストドンと言われるSNSにおける「女性専用車両は御堂筋線事件がきっかけ」という一般人からの投稿(下画像)。つまりSNSから出たデマが拡散されたものである。

当会の調査だから信用できないとするならば、別の方も調査した記事を公開しているのでそちらも拝読するといい。
明大前駅で窓口に行くが…
結局、笹塚駅を出て、特急の次の停車駅である明大前駅で、降車を拒否していた女性客が何故か降車の行動を取ったので私達もそれに合わせて降車。駅員に「ルール上、男性も女性専用車に乗れる」ことを確認するため駅の窓口に向かった。

そして窓口で女性客が対応を求め、助役が出てきて対応。
しかし助役は女性専用車のルールを説明するように求めても女性専用車にルール上男性が乗れるとも乗れないとも言わず、曖昧な回答しかしなかった。
もちろん「男性は乗車できないルールだ」とも言わなかったが、車両に女性専用車と表示している時点で何も知らない女性客には「男性は乗車禁止」といっているようなものだから、曖昧な答えしかしないようにしておけばそれで「男性は乗車禁止」と言わずに「男性は乗車禁止」だと思い込ませるに十分である。
しかもその上、助役は逆に私達に女性専用車に協力するよう求めてくる始末であった。これでは「ルールを守らない私達に助役が優しく注意している」と女性客が勘違いしてもおかしくない。
このところ、全国の大手私鉄の間では「女性専用車両が任意であること」を乗客に知らせないようにする作戦に転じているように見える。先日の阪急電鉄もそうだったが、女性客には任意協力であることを知らせないためにわざわざ『公平性の観点から個別に女性客に説明できない』などとという無理筋な理由までつけてきた(その理屈で行けば「男性に見える乗客に個別に声をかけるのも公平性の観点から不適切」だろう)。
助役を含めた3者のやり取りの中で会員Aが、先ほどの車内での女性客の「(男性と一緒に乗るのは)恐怖を感じている方もいる」という発言を引き合いに出し、言い方が「自分ではないが」という含みのある言い方だったので、助役に伝える際に「この人はそういう人ではないみたいですけど。」と付言したら、女性客は「私も男性と一緒に乗るのは怖い」と言ってきた。
しかしながら、これは明らかな嘘であることがこれまでの行動からもこれからの行動からも分かる。
これまでの行動からは、本当に男性が怖いのであればまずこんなにも私達男性を逆なでするように攻撃的に突っかかってくるわけがなく、私達から降車を促されるまでもなく自分から降車して(まだまだ男性が乗車を避けてくれている現状の女性専用車では)男性がいないであろう後続列車に乗り直すはずである。それをしない、そればかりか降車を促されても、むしろ「恐怖の対象」が同乗しているはずの車両からの降車を拒否することからも、この女性客にとって男性が恐怖の対象などではないことが分かる。
そんなこんなしていると、まだ話の途中にも関わらず女性客は一方的に話を切り上げて井の頭線ホームに向かって行った。
私達はさすがにホームまで追うことはしなかったが、もちろん井の頭線ホームに向かっていったのは当然にこれから井の頭線に乗車するからだと思われる。
井の頭線には女性専用車の運用はない。そして帰宅ラッシュの時間帯、5両編成の井の頭線は大変混雑している。つまり井の頭線ではたくさんの男性客と乗り合わせることになるのだ。
女性客はそんな井の頭線にこれから乗ろうとしているわけである。
この行動から、女性客が助役に言った「私も男性と一緒に乗るのは怖い」は明らかに嘘なのである。
「男性が怖い」などと言っておけば、私達を悪者扱いに出来るだろうと踏んでいたのだろうが、これでバレないとでも思っていたのだろうか?だとしたら浅はか極まりない、愚かな行動である。
全ての男性をひと括りにして「男は全て下駄を履かせてもらっている」などと本気で信じてしまえる人間の思考回路など「所詮その程度」なのかも知れない。
女性客が去ったあと、私達はその「曖昧な答え方しかせず、女性専用車は男性の乗車を禁止するものではないと言わない」助役と話を続け「女性専用車がこういった女を生産している、よって女性専用車を廃止すべき、今すぐ廃止できないのであれば先ほどのような女に対して正直に女性専用車にも男性も乗っていいことを伝えるべき。そうしなければまた男性に迷惑行為を働き、トラブルを繰り返すだけ。誰も幸せになれない。」と伝えるも、この様子では恐らくこの先も「女性専用車が男性の乗車を禁止するものではない」ことは伝えないだろう。
しかしながら、もし鉄道事業者側が女性専用車が任意であることを黙殺し、世間から忘れ去らせる(無かったことにする)作戦に出ているのなら、こちらとしても可能な限り多く任意確認乗車(非協力乗車)を行って、女性専用車にもルール上、男性も乗車することができ、本当は女性専用などではないことをどんどん知らせていく必要がある。
男性も乗車できることをひたすら隠したところで実際に乗車する男性がいる限り、これまで以上にトラブルが起きやすくなるだけである。車両名を「女性専用車」にしたところで男性の乗車を禁止することは出来ないのだから。
トラブルが起きてもそれは任意協力であることを隠す鉄道事業者のせいである。
しかし私達のように実際に乗車する男性がいなくなれば『女性専用』が既成事実化してしまい、鉄道事業者の思惑通りになってしまう。鉄道事業者のウソを許してはならない。
私達はこの助役との別れ際に「私達はこのあとも女性専用車に乗っていきます。」と明言してホームに向かった。
もし、女性専用車にルール(=運送約款)上、男性が乗れないのであればここで乗車を止めさせようとしてくるはずである。
実際には、それに対して何も言わず別れた。
このことから、駅員や助役が明言せずともルール(=運送約款)上、女性専用車に男性も乗れることは明白なのである。
1回目:明大前~調布
その後、私達はホームに戻り、明大前19:48発の特急八王子行きに乗車することにした。

列車が到着し、私達は乗車したが特に声かけ無し。
結局、女性専用車が解除になる調布駅まで特に何も起きなかった。
これでいいのだ。私達はこれを望んでいるのである。
勘違いしないでほしいのは私達が女性客から絡まれることなど全く望んでいない(トラブルを起こす目的で乗車しているのではない)ということだ。
女性専用車に乗る男性がまだまだ少ないから女性客が私達のような「乗ってきた男性客」に絡んで降ろそうとしてくるのだろう。女性専用車に男性がたくさん乗るようになれば「女性専用車にも男性も乗れる」という認識が当たり前のものとなり、『女性専用』の大義名分がなくなる。また「誰でも乗れる」と知っていながら『表示が女性専用車だから』といっていちいち絡んできて男性を降ろそうとする女性も「乗車する男性が多すぎていくら絡んでもきりが無い」からいなくなるだろう。
現在の深夜の埼京線がそうであるように。
2回目:京王線新宿~調布
京王新宿駅20:41発の特急八王子行きに乗車。
明大前駅まで乗車したがこちらも特に何も起きなかった。明大前駅で降りたのは後続列車に乗り換えることで少しでも多く任意周知するためである。
ホームでしばらく待って明大前駅20:55発の急行八王子行きの乗り換え千歳烏山駅まで乗車。千歳烏山でも任意周知のため降車した。
そして千歳烏山駅のホームで21:03発の特急橋本行きを待った。


最ラッシュ時は過ぎたのか、先ほど1回目の時に乗車した列車に比べると、混雑率はだいぶ下がっているようだ。
こちらも車内での声かけはなし。結局、下車した調布駅まで特に何もなく、時間も遅くなってきたので今回の乗車会はここまでとした。