当会関西本部では、9月にJR大阪環状線で非協力乗車会を行いました。
以下、関西本部非協力乗車会に参加したメンバーからの報告です。
去る9月11日、我々はJR西日本大阪環状線にて非協力乗車を行った。
この日は何か胸騒ぎを感じていた。
大阪梅田に集合、早速JR大阪駅に向かった。
ホームに入ってきた環状外回り電車を見ると女性専用車と隣の車両との混雑差がかなり激しい。
そして環状内回り19:35発電車の女性専用車に乗車。その際も数名の男性客が専用車から降りてきた。
大阪発車時点で我々以外に男性客がすでに3名乗っていた。
我々の行程は「大阪ー(内回り)→天満」である。
乗車後「今ここ女性専用だよね?」と隣の乗客が会話しているが直接声かけはしてこない。
我々の存在を意識はしているものの、積極排除までは行かないようであった。
福島駅を発車後、耳障りな専用車の案内放送が入った。
そして電車が西九条駅に停車したとき、胸騒ぎが現実となった。
制服からみて明らかにアルバイトの駅員がドアから半身を入れて「こちら女性専用車です」と声をあげる。
さらに隣のドアに移って、なんと我々にも同様に声をあげるではないか!
会員Y(以下、Y):協力できません。
駅員:女性専用車ですからご協力を・・・。
Y:協力できません。
執拗に食い下がる駅員。
Y:だから協力できないと言っているじゃないですか!
車内の視線が我々に向く…それでも引き下がらない駅員。
Y:強制じゃないでしょ、あなた名前なんて言うの?!
それでもなお【強制的なお願い】をする駅員。
Y:できません!!!
さすがに駅員は押し黙って下を向いた。そして電車は発車。
真面目そうなバイトくんは、きっと【職務に忠実な】好青年であろう。
気の毒ではあるが、しかしそれは別問題である。
執拗に「お願い」することは「お願い」ではなく「強制」である。
国交省も「強制は不適切」との見解を示している。
このあたりバイトとはいえ職員に周知されていないところが【さすがJR西】だ。
弁天町駅を発車後、再び専用車の案内放送が入った。
電車は新今宮駅に到着。
我々の目の前にJR社員が居たが「大和路ライナー」の整理券売りに忙しく、何も言ってこなかった。
電車は天王寺駅で1分ほど停車、その間にも案内放送が入る。
しかしここでもホームにいた駅員は我々に何も言ってこなかった。
バイトくんのような「真面目な者が損をする」会社・・・
JR西のいい加減さには今更ながらに憤りを感じる。
さらに次の寺田町駅発車後もまた案内放送が・・・
大阪市営地下鉄(終日実施)と比べても案内放送が多い。精神的強制とも受け取れる。
森ノ宮駅付近で隣の車両を見ると、かなり女性が乗っているではないか!
多くの女性にとって【女性専用車はその程度のもの】なのであろう。
やがて天満駅に到着。
この間、のべ9名の男性客が乗車していた。
我々は天満で一旦改札を出た後、再び外回り20:37発の専用車に天王寺まで乗ったのであるが、この間にも案内放送が2回も流れた・・・しかも女性車掌。うんざりである。
非女性専用車両の男性諸氏はどのような気持ちでこの放送を聞いているのであろうか。
(報告:関西本部長 山尾 時刻は手持ちの時計による)