※乗車予定区間(大宮→東京)
当会関東本部では、2010年4月にJR京浜東北線にて非協力乗車会を行いました。
以下、関東本部非協力乗車会に参加したメンバーからの報告です。
●4月19日(導入初日)の報告
武蔵野線人身事故の影響で女性専用車両中止
大宮駅で50分猛抗議
私が大宮駅に向かっている時、車内放送で武蔵野線市川大野駅で発生した人身事故の影響で、武蔵野線が運転見合わせになったとの案内がありました。(今回はこれが伏線となる)
メンバーが集まったところで、乗車予定としていた8時32分発の電車に乗ろうと、京浜東北線ホームへ向かいました。
向かっている途中で、突然「えっ、中止?」というメンバーの声がしました。
前述した武蔵野線の人身事故の影響で、女性専用車両が中止になったとの情報が、発車案内のLED表記のところに出ていたのです。
それでも、「取り敢えず行くだけ行ってみよう」ということになり、京浜東北線ホームへ降りてみました。
大宮駅では、エスカレーターのすぐそばに女性専用車両が停車します。
京浜東北線ホームには導入初日ということで駅員・警備員の他に大宮支社の営業や広報など10名ほどの関係者がおり、マスコミも数社来ていました。
この時点ではまだ現場に女性専用車両が中止になったとの情報が伝わっておらず、私たちが現場に着いた時は、警備員が大声で「ご協力をお願いします」と連呼し、女性専用車両の全ての扉の前に駅員が配置して、男性客を乗せないようにしていました。
そこで、私たちが「女性専用車中止になったよ」「武蔵野線の人身事故の影響だってさ」と言うと、年配の駅員が慌てて携帯電話で連絡を取り、ようやく現場にも中止という情報が伝わりました。
しかし、それまでJR関係者も乗客も中止になったことを知らなかったため、8時32分発の電車の3号車(女性専用車両)は女性客ばかりでガラガラなのに対し、隣の4号車は締め出された男性客で超満員でした。
同じ運賃を払っているのに、この差は一体何なのでしょうか?
前の週まで3号車に乗っていた男性客が、一体何をしたと言うのですか?
なぜ何の罪もない男性客を排除して、男性客を超満員の車両に詰め込ませるのですか?
明らかに「男性への不当な人権侵害」です。
マスコミの1社が当会会員に対して取材の要請をしたため、快く応じて女性専用車両の不当性を訴えました。
また、別なマスコミ会社のカメラマンが3号車の様子を撮影していたため、別の会員がそのカメラマンに対して、「3号車と4号車の混雑の差をよく撮影して下さい。
おかしいと思いませんか?
男性客がいかに不当な排除や差別行為を受けているかが分かるでしょう」と申し入れをしたところ、 3号車と4号車の両方を撮影してくれました。
駅員や大宮支社から来た社員に対しても抗議を行いました。
まず男性の広報に「任意なんでしょ」「男性も乗れるんでしょ」と言い、女性専用車両のピンクのステッカーを指差して、「これのどこに任意と書かれているんだよ」「女性専用車なんて偽装表示だ」など、任意であることの表記がないことを中心に抗議しました。
そこに女性の広報が「貴重なご意見として報告しますから」と言うと、「東京駅でも横浜駅でも同じこと言われたよ。
なのに全然改善されていないとはどういうことだ!」と反論し、加わった駅員に対しても抗議しました。
そうこうしているうちに、本来は設定の最終である8時38分発の電車の発車が近付いてきたのですが、中止になった以上は乗車する必要性がないため、そのまま大宮駅に留まって抗議を続けました。
8時38分発の電車を見ると、既に中止の情報が周知されていたため、普通に男性客が乗っており、3号車と4号車の混雑も平準化しているという、本来の「あるべき姿」になっていました。
まだ中止が周知されていなかった1本前の電車とここまで違うものなのか・・・。
駅員が乗客にウソをついて騙し、善良な男性客を実質強制的に排除するから、上記の画像のような異常な混雑の差を生みだすのです。
前述した女性広報が「ここでは何なので、会議室を取ります」と言って会議室の手配をしようとしたのですが、「担当者が不在で対応できません」ということで取れなかったため、引き続きホームでの抗議を行いました。
結局、私たちが京浜東北線ホームに着いて50分以上経った9時20分頃に抗議を終え、解散しました。
4月23日の報告はこちら