当会関西本部では、6月もJR西日本、JR東西線・JR神戸・京都(東海道)線にて、非協力乗車会を行いました。
以下、6月の関西本部非協力乗車会に参加したメンバーからの報告です。
JR東西線他で非協力乗車実施 大阪駅駅長室にも抗議
「任意性の担保に問題がある」ことを指摘
女性専用車両に反対する会・関西本部では2010年6月18日、JR西日本線にて非協力乗車を行った。
ルートは北新地-(東西線)→尼崎-(神戸・京都線)→新大阪 (一旦下車)新大阪-(京都線)→大阪である。
我々は20時7分発西明石行きの女性専用車に乗車した。
途中男性客の姿を一人確認したが、特段変わったことは無しである。
運賃さえ払えば誰でも乗れるということが他の乗客に伝わったであろうか?
尼崎駅で20時21分発高槻行きに乗り換え。
こちらには男性客の姿は見えない。
前回の乗車の際「男性のお客様はご乗車できません」というアナウンスがあり、乗務員に抗議したのだが、その成果であろうか。
この日は「ご理解ご協力をお願いします」に変わっていた。
大阪駅でいつものように警備員が車内に入ってくる。
「この時間帯女性専用車ですので・・・」というや否や我々が、「協力しません」と口々に言い、ある会員が「だいたい若い女性が乗れてお年寄りの男性が乗れないなんておかしいと思いませんか」と言ったのだが、その言葉の終わらぬうちに、「やれやれ」という顔をしてすごすごと車外へ出て行った。
新大阪で一旦改札を出て入り直し、20時52分発新三田行きの女性専用車に乗車した。
その際である。実習の名札をつけた駅員が会員の一人の腕を触り、乗車を引き留めようとしたのだ。
会員Y:あなた何さわってるんですか、失礼じゃないですか!
駅員:あっ、すみません。
会員Y:私たちはこんな男性差別に協力するつもりはありません。だいたいお年寄りの男性が乗れなくて・・・(以下略)
駅員:(あっけにとられて)は、はい。
会員O:いいですか、乗りますよ!
駅員:・・・(無言)
そして列車は大阪駅に到着。
我々は駅長室に向かった。
新大阪駅での件について厳重に抗議したのはいうまでもない。
国土交通省の見解も提示して、協力の【任意】性の担保に問題があることを指摘した。
さらに善良な男性をもろともに排除するのは差別であり人権問題であること、男性乗客の【任意】協力の下に成り立っていることをアナウンスするかポスターに明記するべきであること、などの苦情と要望を伝え、回答をしてくれる旨の約束を取り付けた。
回答内容には期待出来ないであろうが、駅長室まで出向いて長時間抗議活動をしたのは有意義であった。
(時刻は手持ちの時計による)
報告:関西本部長 山尾