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ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見(2024年5月~2024年12月)

2024年5月~12月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


声をかけられて女性専用車両から移動した男性からのご投稿

女性専用車両に乗った時に声をかけられてほかの車両に移動したのですが無視して乗車するべきだったのでしょうか

それともどうするのが適切な対応でしょうか

いち早く女性専用車両が廃止されることを心から申し上げます

当会からの回答

当会にご投稿ありがとうございます。

本来なら移動する必要はないので「協力する意思はありません」と答えるのが適切な対応ではあるのですが、ご投稿者様はまだ10代とのことで、声かけられたときにひとりで大人と対等に対応するのが難しいと感じるのであれば他の車両に移動するのもやむを得ないかもしれません。

もし投稿者様が高校生以上で当会に関心がおありでしたら、入会申込フォームから入会申込していただければ当会の経験豊富なメンバーと共に乗車活動することも出来ます。

当会のメンバーは普通の会社員・自営業の方や学生などで、特別な人の集まりではないです。


当会に入会を考えている東京の高校生の方からのご投稿

数年ほど前から任意確認乗車をする動画をYouTubeで拝見し女性専用車について疑問を感じました。

そこで入会を考えています。

今私は高校生なのですが高校生の会員は何人ほどおられるのでしょうか?

勉強が忙しく活動に参加出来そうにないのですが、入会は大学に入ってからの方がいいと思いますか?国分寺に住んでいるので西武新宿線、中央線、京王線は任意確認乗車ができると思います。

よろしくお願いします。

当会からの回答

当会へのご投稿ありがとうございます。

投稿者様のような若い世代の方がこうしたことに問題意識を持ってくださることは、当会としても大変喜ばしいことです。

この女性専用車両の問題はもともと長期戦になる性質の問題であり、言ってみれば賛成派と反対派の綱引きのようなものです。時間はかかるけれども常に活動していなければ賛成派の思う方向に引っ張られてしまうかもしれない、そういう問題なのです。

一方で現在、当会で活動している会員も全員がいつまでも活動し続けられるとは限りません。中には仕事や家庭の事情、本人の健康上の問題などでやむなく活動を離れていく人もいます。ですので、新しい方(特に若い方)に入会していただくことが出来れば、私達としても大変ありがたいことなのです。

さて、ご質問についての回答ですが、当会は高校生から入会可能ですが、実際には大学生かそれ以上になってから入会される方が多いですね。そのため高校生の会員は2024年現在おりません(大学生の会員ならいます)。

高校生でしたら、卒業して大学に進学されるか就職されるなどして時間に余裕ができてからのほうが入会するには良いかもしれません。また高校生だと夜遅い時間帯の活動などには法的な制約がかかりますから、そういう意味でも高校を卒業されてからのほうが参加しやすいかと思います。


西武新宿線、中央線、京王線で乗車活動ができるとのことで、また入会の方、お待ちいたしております。


名古屋の地下鉄の案内掲示に疑問を呈されているご意見

先日、機会があって土曜に名古屋に行ったのですが、地下鉄の東山線に乗ることになり、乗車口で並んでいる人が少なかったので平日は女性専用車の乗車位置となっているところに並びました。その時同行者がいたのですがそのうちの1人ここで大丈夫かと何故か非常に戸惑っていました。理由を聞くと女性専用乗車位置と書いてあるからと言っていました。しかし私が今日は週末だから違うということを言ってもなお躊躇していました。私はこの時にこの世から女性専用車が全廃されることが理想ですが、まず鉄道会社には対象時間以外の掲示をやめてほしいと思いました。

追記ですが、最近男性専用車の導入の署名に関するツイートがXで増えています。このまま男性専用車まで導入されないといいなと思います。

当会からの回答

当会にご意見投稿ありがとうございます。

結局、(少なくとも女性専用車両の問題に関しては)名古屋市交通局は男性利用者のことは考えていないということだと思います。

実は先日(9月30日)に当会で名古屋市交通局を訪問し、その際に「女性専用車両という名称が誤解の元である」「女性専用車両以外の方法で痴漢対策せよ」など、いろいろと直接申し入れを行ってきたのですが、その時の対応を見る限りこちらからの申し入れをやり過ごしてしまおうとしているような感じでした。

他にも駅の案内放送で「女性専用車両のある車両は女性専用となります」(実際には任意協力であり、女性専用ではない)というウソ放送を流し続けたり、車両などに貼ってある案内でも障がい者の利用について「障がい者と介護者のどちらかが女性でなければ乗車できない」と取れる案内(実際には男性同士であっても乗れる)をしていたり、名古屋市交通局はそういう点、非常に問題が多いといえます。

名古屋市交通局はこのような状況なので、今後はさらに上位組織の中部運輸局に働きかけていくことも検討していきたいと思います。

まず鉄道会社には対象時間以外の掲示をやめてほしいと思いました。

投稿者様ご指摘の「設定対象時間外まで女性専用車両の案内を出したまま」というのも問題ですね。

これについては名古屋に限らず全国的にそういう鉄道事業者が多いですが、これもなかなか改善されません。

しかしながら関西の一部路線では女性専用車ステッカーが貼ってあっても男性は普通に乗車してきますし、設定対象時間内でも男性の姿をちらほら見かけることもあります。鉄道事業者が女性専用車両設定時間外の掲出をやめないなら、男性が敢えて乗って形骸化させるというのも一つの方法です。

追記ですが、最近男性専用車の導入の署名に関するツイートがXで増えています。このまま男性専用車まで導入されないといいなと思います。

当会は「男性専用車両についても反対」の立場ですが、近年ではある団体が貸切列車に男性専用車両の名前をつけて走らせるイベントを行い、それが一部マスコミで報道されたためか、XなどSNS上では男性専用車両を求めるポストが増えてきましたね。

一方、それに反応して「男性専用車両ができたら女性が連れ込まれてレイプされるから危険! 絶対反対!」という意見も見られるようになりました。

当会としてはあくまでも「女性専用車両が男性差別であるなら男性専用車両も女性差別に当たる」ということで男性専用車両にも反対しているのですが、上記の「男性専用車両なんか作ったら女性が引き込まれてレイプされる!」などとAVの世界かと思うような主張をしている人々は恐らく「男は危険だから女性専用車両はあって当然」と考えている一方で、男性専用車両は絶対に認めたくないから強引に理由をこじつけてでも「とにかく反対!」という人々だと思います。

つまり「男性専用車両反対」であっても当会とは全く異なる意見の人々だということです。

もちろん当会は、男性専用車両のイベントには一切クレームはしていません。

正式導入ならともかく、団体がお金を支払って男性専用車両と名前をつけた「貸切列車」を運行する分にはその団体の自由ですから。

恐らく鉄道事業者も男性専用車両は全くやる気はありませんし、また男性専用車両を導入しようとすると、一部の女性専用車両賛成派から「男性専用車両なんか作ったら女性が引き込まれてレイプされる!」などと猛クレームされるので男性専用車両は恐らく今後も永久に実現することはないと思います。


神戸線の女性専用車両を実質拡大することを発表した阪急について

12月5日に阪急神戸線のダイヤ改正のプレスがありました。

ここを見ると、神戸線については、10両から8両に短くした上で、神戸三宮始発限定ではなく、新開地(一部高速神戸)始発にも「女性専用車」を導入という。大幅な拡大になります。

しかし、神戸線は新開地駅で神鉄との乗り換え客が多いため新開地側の先頭車及び2両目が混雑します。

今まで設定していなかったこの車両に導入することで、混乱が予想されます。

ちなみに京都線については、縮小傾向であったのですが、何故、この期に及んで、こんな混乱を招くことをするのかと疑問に思いました。

私は、立場上、表立って活動ができないので、影ながら、貴会の活動を拝見しておりますが、貴会の行動力は凄いと思います。

是非とも貴会の動員力を総動員して、ダイヤ改正の初日から重点的に活動し、抗議していただきたい(阪急電鉄の暴挙を阻止していただきたい)と思いました。

当会からの回答

阪急電鉄が2025年のダイヤ改訂で神戸線の女性専用車両を実質拡大する発表をしましたが、当会としてもできることはやっていきたいとは思っています。

しかしながら当会のメンバーの多くは社会人であり、平日の朝に乗車会をしたり本社を訪問して抗議しようとしても、なかなか各自の予定が合わないのもまた現実です。

もちろん投稿者様のように立場上、表立って活動ができないという方もいらっしゃるのは承知しておりますが、正直なところ(表立って動けないわけではない人も含めて)女性専用車両に反対の人々の間に「『女性専用車両に反対する会』が活動してくれているから、自分は陰ながら応援だけしておけばいいか…」という空気が広がっているのではないかと、少々気がかりには思っております。

当会の会員の中でも乗車会に参加できるのは一部で、かつ動ける日や時間も各自バラバラのため、乗車会で人を集めるのもなかなか大変な状況です。

もちろんこれは関西だけの問題ではなく、関東や名古屋についても同様です。各自仕事などがあって思うように参加できないのは変わりありませんが、やはりここは会員数自体の母数を増やすしかないと考えております。

当会サイトのトップページなどでも会員募集の案内をしておりますが、ここでも改めて会員募集をさせていただきたいと思います。

関西だけでなく、関東や名古屋、その他の地域の方からも入会のお申込み、お待ちいたしております。

入会申し込みフォーム


関西の女性専用車両賛成派からのご投稿

女性専用車両で受けた不快な体験だけではなく、一般車両で受けた不快な体験も集計し、データを開示することが公平ではないでしょうか?

私は学生時代地元で女性専用車両がないため、一般車両で痴漢にあったことがありました。(京阪沿線・快速急行・淀屋橋方面)

何故女性専用車両を無くそうとするのでしょうか。

そんなに女性が被害に遭う確率を増やしたいのでしょうか。

そもそも貴方の性別は何ですか?

女性であっても男性であっても、女性が安全に生活する権利を脅かす思想であるという認識は持っておられますか?

私がどれだけ学生時代に悩み、外出することや男性に会うことを恐れたか分かりますか?

私が仮に男性だとしても、女性専用車両を無くしたいとは思いません。

性被害に会う人間は少ないければ少ないほどいいからです。

加虐的な思想に加担するのを今すぐ辞めてください。

当会からの回答

当会にご意見投稿ありがとうございます。
しかし、申し訳ありませんが当会サイトをきちんと読まずにご意見されている感がありますので、そのあたりも含めて回答させていただきます。

女性専用車両で受けた不快な体験だけではなく、一般車両で受けた不快な体験も集計し、データを開示することが公平ではないでしょうか?

当会は体験談を募集してはいますが、それは単に投稿いただいた内容と当会からの回答を公表するためであって、そもそも貴方のおっしゃる「集計し、データを開示すること」はしておりませんし、現時点でする予定もございませんことをお知らせしておきます。

いただいたご意見を踏まえて、女性専用車両以外の車両での「女性から受けた性加害の体験談」についても募集することを当会内で検討してみたいと思います。

私は学生時代地元で女性専用車両がないため、一般車両で痴漢にあったことがありました。(京阪沿線・快速急行・淀屋橋方面)

何故女性専用車両を無くそうとするのでしょうか。

被害に遭われたことについては心中お察し申し上げますが、当会を批判されるのでしたらその前に当会サイトを良く読んでいただきたいと思います。当会がなぜ女性専用車両をなくそうとするのかは当会サイトの至る場所にすでに書いてあるはずです。

簡潔に回答するとすれば、「(まやかしの痴漢対策ではなく、本当の痴漢対策で)痴漢を減らしたいから」です。

そんなに女性が被害に遭う確率を増やしたいのでしょうか。

女性専用車両をなくすことがなぜ、女性が被害に遭う確率を増やすことになるのでしょうか?

そもそも「女性専用車両を設けても痴漢は減らない」のですから、

「女性専用車両を廃止しても痴漢は増えません」(つまり変化しません)。

それどころか女性専用車両を設けて逆に痴漢が増えた路線すらあります。

これがどういうことかというと、女性専用車両があると女性専用車両1両の混雑が緩和される分、他の車両の混雑率が上昇する一方、女性専用車両があっても多くの女性は、自分の利用する駅での利便性などからそれ以外の車両に乗るためです。

混雑率が上昇すると比例して痴漢発生率が上昇することは周知の事実なわけですが、これはつまり他の車両では女性専用車両があるせいで他の車両に乗っている女性が痴漢被害に遭いやすくなっているということです。(女性専用車両ができたからと言って女性が皆、そちらに行くわけではありません)

女性専用車両を設けても痴漢行為そのものに抑止力が働くわけではなく、痴漢が女性専用車両以外の車両に乗ってそこで痴漢するだけですから、減らないのは当然です。

「女性専用車両を廃止すると女性が痴漢に遭う確率が増える」というのは率直に申し上げて「思い込み」です。

例えば東急東横線やみなとみらい線では当初終日女性専用車両を実施していましたが、2006年~2013年にかけて朝ラッシュ以外の時間帯で女性専用車両をやめました。

また相鉄線は始発~9時までと18時~終着まで実施していましたが、18時~の女性専用車両をやめました。

しかし、それによって痴漢が増えたという情報はありません。

つまり「痴漢撲滅」を建前に女性専用車両を設けたところで、根本的な解決にはなっていません。

それでも「女性専用車両内なら被害に遭う確率はゼロ!」と反論されるかもしれませんが、それも間違いです。

こういった被害もなくしたいからこそ当会は女性専用車両以外での痴漢対策を提唱しています。当会は「痴漢被害など知ったことではない」という団体ではありません。(これも当会サイトを良く読んでいれば気づくはずですが…)

そもそも貴方の性別は何ですか?

当会は任意団体(組織)であって人(個人)ではないため、この質問には回答のしようがございません。

女性であっても男性であっても、女性が安全に生活する権利を脅かす思想であるという認識は持っておられますか?

当会のことを「女性が安全に生活する権利を脅かす思想」と断定しているところからも、当会サイトをきちんと読まれていないと思われます。

そもそも女性専用車両は「専用」という文言が入っていますが、これは単なる名称であって実際は男性も含め、誰でも乗れる車両です。

鉄道会社が「男性の利用が可能な約款」のまま車両名だけを「女性専用車両」としているのですから、あなたが文句を言う相手は私達と同じでそのようにしている鉄道会社相手ではないのですか?(もちろん苦情を言うベクトルは私達とは真逆でしょうが)。

あなたこそ、男性嫌悪の思想に染まっているせいで、ご自身が「鉄道会社の約款を守って乗っている男性乗客」の安全を脅かす思想になっていることにお気づきになられていないようなので、お知らせしておきます。

私がどれだけ学生時代に悩み、外出することや男性に会うことを恐れたか分かりますか?

以前は女性がこういう言い方をするとほとんどの男性は黙りましたが、近年ではXなどSNS上で「男性に比べて、女性がいかに大変か」という話を思いっきり盛って発言する人が多いので、こういう言い方もだんだん信用されなくなって来ているようですね。

もちろん本当だったとしても「だから男性を差別して良い」という理由にはなりませんが。

これも当会サイトで過去何度も言っているのですが、当会は(女性専用車両には反対ですが)痴漢対策自体には大賛成ですし、先にも少し触れた通り鉄道事業者にもいろいろと女性専用車両以外の効果的な痴漢対策の提案もしております。これも当会サイトをきちんと読んでいれば分かるはずです。

しかし「当会が女性専用車両以外の痴漢対策を提案している」と知ると、今度はその「当会が提案している痴漢対策」をあれこれ理由をつけて徹底的に否定する輩が現れます。

特に2009年にJR埼京線で実際に導入され【痴漢6割減の実績】のある車内防犯カメラに対しても、その実績は無視して「カメラごときに何ができる」「カメラの設置は費用が莫大だからできない」と散々反対しておきながら、「防犯カメラの設置が進んでも女性専用車両が廃止されない」と分かると今度は「女性専用車両と防犯カメラをセットで進めるべき」などと言い出しました。

セットで進めれば防犯カメラ単体での設置より費用はもっとかかるわけですが、なぜか「費用が莫大だにかかる」とは絶対に言いません。

こういう輩は結局、女性専用車両が防犯カメラに取って代わられたくないから「費用」を口実にしてカメラの設置に反対していただけで、実は効果的な痴漢対策などは望んでおらず、ただ差別を正当化し女性専用車両を増やしたいがために痴漢やその被害者をダシに使っているだけだと考えられます。

私が仮に男性だとしても、女性専用車両を無くしたいとは思いません。

性被害に会う人間は少ないければ少ないほどいいからです。

そもそも性別は原則変えられないため「私が仮に男性だとしても」というその仮定自体が無意味ですが、一応その仮定でいうと「女性専用車両をなくしたいと思わない男性達」はおおよそ

  • (性)差別に疎く、「みんながいいって言うんだからきっといいものなんだろう」と思考停止しているパターン
  • 女性にモテたいがために無条件で女性専用車両に賛成するパターン(いわゆる「ええかっこしい」「フェミ騎士」等と言われる人達)
  • 単に「たとえ(性)差別であったとしても反対などして世間に荒波を立てることはせず、我慢して無難に生きていきたい」という『事なかれ主義』パターン(おそらくこれが最も多いと思われる)

でしょう。

反対に私達はそれらとは違い、(性)差別にははっきりと「NO!」と声を上げて世の中を変えて、公平にしていこうとしている者達です。

こちらもありえない仮定でお聞きしますが、「(もっともらしい理由で)男性専用車両だけがあって女性専用車両がない社会」だったとしても、あなたは「男性専用車両を無くしたいとは思いません。」と言って「NO!」の声を上げないのでしょうか?

もちろん私達も、性被害に遭う人間は少ないければ少ないほどいいと考えております。しかし、前述した通り女性専用車両では痴漢は減らず、それどころか導入後却って痴漢が増えた路線まであります。

「女性専用車両を設けるとその効果で性被害に遭う人間が減る」と、統計も見ずに信じておられるのですか?

もっと言えば「痴漢対策は女性専用車両でなければならない」ということも全くなく、差別にならない他の手段であってもいいはずですがなぜ女性専用車両にこだわるのでしょうか。

本当に「性被害に遭う人間が少なければ少ないほどいい」と思うのなら、痴漢が減らない上に性差別になる女性専用車両に大賛成するのではなく(先程少し触れましたが)JR埼京線で【痴漢6割減】の実績のある車内防犯カメラを推進したほうが良いと思います。

加虐的な思想に加担するのを今すぐ辞めてください。

当会は「女性専用車両の問題」に意見しているだけであり、そもそも「加虐的な思想」などには一切加担しておりませんので、元々やってないことを「止めてください」(「辞める」は誤字でしょう)などと言われても、止めようがありません。

女性専用車両は性差別にあたるので鉄道会社や国土交通省は「任意であって強制ではない」と回答しておりますし、鉄道会社の運送約款にも女性専用車両については一言も書かれておりません。

それに男性も含め、誰にも「人としての尊厳」があります。

男性であるという「属性」だけで痴漢犯罪者と同列に扱われるいわれはありませんし、犯罪者と見分けがつかないからといって属性を理由に排除することは尊厳を踏みにじることに他なりません。

こんなことは当たり前の話で、これを男性ではなく、人種や民族を理由に例えば「黒人は出ていけ」「〇〇民族は出ていけ」などと同じことができるのでしょうか?

やったらどうなるかなんて火を見るより明らかではないでしょうか。おそらく大問題に発展します。それをあなたは男性に対して言っているんですね。

「痴漢による加害も人としての尊厳を傷つける行為ではないか」と反論されるかもしれませんが、よく考えてみてください。

女性専用車両から排除されているほとんどの男性は痴漢など尊厳を傷つける行為をしていない人です。そのような人を痴漢犯罪者と同列に扱って尊厳を傷つけていいとお思いですか?

いけないですよね?

当会は男性の尊厳を踏みにじっていることに「NO!」を突きつけているわけです。 こういったことからも当会が「加虐的な思想に加担」しているどころか、鉄道会社に対して「(加虐的な)女性専用車両をやめろ」と言っているのです。

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ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見(2023年11月~2024年4月)

2023年11月~2024年4月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見、および当会サイトのコメント欄にいただきましたコメントの一部をここでご紹介します。


当会への支持&ご提案

近くの路線で非協力乗車をされることがあったら参加したいところです。

ところで、やはり勘違いしている女性が多かったりするので、周知できるように「女性専用車は任意協力です」と書いたプラカードとまでは言いませんが、Tシャツとかステッカーとかを身に付けておいたり、

声をかけられた際に渡すための女性専用車の実態の詳細を書いたチラシなどを用意したりできないものでしょうか?

また、任意で協力いただけませんかという意図で声をかけられること自体は(強制されることがなければ)問題ないのではないかとも考えていますがどうでしょうか。

当会からの回答

ご投稿ありがとうございます。

非協力乗車に参加したいとのことで、もしよろしければ当会入会申し込みフォームよりお申し込みください。

(当会の乗車会に参加できるのは原則、当会の会員のみです)

プラカードについては鉄道営業法35条に抵触する可能性があるので駅や車内で掲げることは出来ませんが、過去(2009年)に当会で国土交通省を直接訪問し、担当者に確認した際には「何か言われたときに出して見せる程度なら問題ないのではないか」との回答でした。

会員:乗車中に抗議乗車カードを出すのは示威行為に当たると国交省は判断しているのでしょうか? 

また、それは鉄道営業法35条に抵触すると判断しているのでしょうか?

国交省:抵触しないと明確にはいえないが、言われたときに見せるぐらいは大丈夫ではないか。

2009年2月 国土交通省訪問の報告

声かけについては実際のところ、鉄道事業者は男性客に任意だと言うことは知らせずに「女性専用車両ですので…」と声をかける場合が大半であり、任意だと言うことを知らせずに声かけするのであればやはり問題ではないかと思います。


終日の女性専用車両は行き過ぎとのご意見投稿

私も女性専用車両って、「痴漢撲滅の役に立っているのかな?」って懐疑的に見ています。
ただ、「中年男性の汗臭い匂いから遠ざかりたい」「なんかおっさんがおる車両に乗るのがいや」とかただの「キモイ・なんか嫌だ!」という要求から導入されているんじゃないの?って思っちゃいます。
本当に必要な人もいるのかもと思うのですが。。。

ただ神戸市営地下鉄の24時間365日女性専用車両の設定は、これはOUTだと考えます。「迷惑行為等は時間帯を問わず発生しており、女性専用車両を終日運行しております。」というのが、鉄道事業主の言い分みたいですが、女性から男性への迷惑行為や性犯罪もゼロではないのだから、女性専用車両だけではなくて、男性専用車両も神戸市営地下鉄は導入すべきだと思うんですよね。あきらかに行き過ぎた女性専用車両の設定ですよ。
私鉄じゃなくて、地方自治体が一方の性の保護だけの政策を行っているのは、性差別だと私は思います。

当会からの回答

神戸市営地下鉄も大阪メトロ(旧:大阪市営地下鉄)御堂筋線もいずれも女性専用車両の導入に公明党が関与しています。

結局のところ痴漢対策と言いつつ、女性専用車両を増やすこと自体が目的化してしまうんですよね。

その1つの根拠として、女性専用車両導入後に痴漢が増加(他の車両で起きるだけです)したり、特に最近は「男性が女性専用車両に乗っている」という声には全く知らん顔で、何らの反応も見せていません。

過去(2000年頃)の記録をたどると、当時の大阪市交通局はかなり渋っていたみたいですが、結局公明党議員達の強い押しに屈して当時の交通局長が折れる形で御堂筋線への女性専用車両の導入が決まっています。

一方、神戸のほうは特に渋っていたような様子はなく、恐らくは交通局も導入に乗り気だったのではないかと思われます(市議会で反対意見を述べられた議員の方はいらっしゃったようですが…)。

現在でも首都圏で一部政党(最近は主に共産党ですが)が都営地下鉄に女性専用車両を導入させようと動いています。

そしてその議員のツイートがこちら。

※議員の方のポストについては公人のため、画像や氏名を隠す処理をしていません。

投稿者様は「終日実施は行き過ぎ」と仰っていますが、このように女性専用車両を推進している側は導入させることに成功すると次は「終日化」「他の路線にも」と、どんどん拡大することが目標になってしまいます。

痴漢対策を真剣に考えているように見えて、実際には女性専用車両が一部政党の人気取り政策のネタになっているんですよね。

そして交通局は「迷惑行為等は時間帯を問わず発生している」などと言い訳をするわけです。

そういう意味でも女性専用車両は単なる差別であり、撤廃するべきと思いますが、もちろん他の投稿者様への回答でも述べた通り、防犯カメラの設置や警備の強化など、痴漢対策自体は進めるべきであると当会は考えています。


当会への質問

はじめまして

女性専用の分男性専用車両を作ればいいのでは?というQに対して

差別に差別で返すのはNGという趣旨の回答をされていたと思うのですが

女子トイレと男子トイレが区別されていても差別として捉えられていないのを考えると、

車両を分けることを即差別と捉えるのは少し強引な気がするのですがいかがでしょうか。

当会からの回答

結論から先に言えば、

「トイレと車両は別物であり、同一に語ることは出来ない」

がその答えです。

トイレでは排泄のため陰部を出すようなこともありますが、車両でそのようなことは通常ありません。

よって、車両ではそもそも男女を分ける必要は無いし、また男性専用車両を設置したところで所詮それは「〇〇専用と言いつつ任意」というウソをつかないと成り立たない車両がもう1両増えることになるだけです。

ウソをついて運用することに何ら正当性はありません。

一方でトイレは先ほども述べたとおり、排泄のため陰部を出すこともある場所であり、男女を分ける必要はあるかと思います。

ただしこれも男女でトイレの数や広さを(必要も無いのに)大きく差をつけたり、コンビニなどに良くある「女性専用+男女共用」等という組み合わせにするのであれば、それも差別になります。


2月の神戸市営地下鉄での事件についてのご意見

※注:このご意見投稿は2024年2月17日に神戸市営地下鉄名谷駅付近で発生した当会会員が被害を受けた女性客からの暴行事件についてのご意見です。
事件の詳細はこちらをご参照ください。

はじめまして。「『寛大な処分』をお願いされたので、会員も「そういうことでしたら」と応じた」という箇所ですが、「厳格な処分」を求めるべきではなかったのでしょうか。依然として「女は泣けば許される」という風潮が残っていますが、「そうことでしたら」と応じる人が一定数存在することが、女性に甘い社会風潮が残る原因かと思料します。

当会からの回答

まず前提として、当会はトラブルになっても相手が非を認めて詫びているならそれ以上は追及しないというのが基本的なスタンスです。

相手が非を認めない・謝らない・反省もしないような人間であれば、このような相手に甘い対応をとってはいけませんが、当会の目的は公共交通機関における差別を是正することであって、特定の相手をとことん叩きのめすことではないということをご理解いただければと思います。

もちろんこの女性客が次にまた私達に同じことをして来たら、その時は当会も承知しません。


ネット記事から当会を知った方からのご投稿(1)

ネット記事からこのような団体、活動を知りました。

きちんと考えを持って活動していらっしゃって、それを否定するわけではないと前置きをしつつ。

率直な感想として、言いたいことはわかる。が、わざわざトラブルに巻き込まれにいくことはないのに…と素人ながら思ってしまいました。

もちろん女性専用(男性も利用可)車両に迷い込んだ、もしくはそこに他意なく乗り込んだ男性をあたかもこれから痴漢をするかのように扱うのは非常に不愉快ですし、罵詈雑言、暴力などもっての外です。

ですが、過去に辛い経験をして二度とそのような経験をしたくない女性が電車を使わざるを得ない状況でその車両にいるかも。と考えるとわざわざ、違法じゃないし男性も乗れます!と(時には撮影しながら)そこに乗り込む必要とは?と考えました。

このご時世、女性専用車両があるなら男性専用車両もあって然るべきですし、女性専用車両をホーム出入口近くにしない等そこら辺の整備も必要だなと色々考える良いきっかけとなりました。

当会からの回答

当会にご意見投稿ありがとうございます。

基本的には女性専用車両に賛成されている方なのだろうと思いますが、できる限り中立的に書いてくださいましたね。

当会サイトをよくご覧いただけるとお分かりいただけるかと思いますが、女性専用車両の推進は政治的な要素が強いです。

表向きでは痴漢被害者のためと言いつつ、実際には実績を作りたい、そして選挙を有利に進めたいという一部の政治家や政党が鉄道事業者に導入を強く迫ったりというようなことが過去にありました。

現在でも一部の政治家や政党が「女性専用車両の導入は私達の実績です!」とアピールしたりすることもあります。

※議員の方のポストについては公人のため、画像や氏名を隠す処理をしていません。

さらには都営大江戸線のように「コロナ渦で乗客が減って混雑率が下がり、女性専用車両を導入しやすくなったから」と、ここぞとばかりに鉄道事業者に女性専用車両の導入を迫り、実際に導入させたケースもあります。

(詳細はこちら:都営大江戸線に女性専用車両導入の理由はなんと「混雑が緩和されたため」

痴漢は混雑が増すことでより発生することを考えれば、「混雑しなくなって導入しやすくなったから」と導入を求めるのは本末転倒であり、もはや女性専用車両を少しでも拡大させること自体が目的になっているのがおわかりいただけるかと思います。

このツイートでも「この機をとらえ女性専用車両のさらなる拡大を要望」などと、コロナ渦による混雑率の低下を「女性専用車両を導入させるチャンス」であるかのように言っています。

一方で当会はそうした女性専用車両には(政治利用されているというだけでなく、公共交通機関での差別に当たるという観点からも)反対しておりますが痴漢対策自体には反対しておりません。

世間では女性専用車両しか有効な対策がないように思われていますが、実際には車内防犯カメラの設置や警備の強化の方が実は有効です。

特に車内防犯カメラはJR埼京線で痴漢認知件数を約6割も減らした実績もあります。

女性専用車両を設置すれば、その車両では少なくとも痴漢は発生しないかもしれませんが、その分他の車両が混雑する環境を作ることでより多く発生します。

つまり女性専用車両があっても痴漢は何も困らないし、他の車両でやりたい放題なのです。

しかし、私達が防犯カメラや警備の強化、その他いろいろな対策案を提案しても「防犯カメラごときに一体何ができる」「防犯カメラは費用が莫大」などと真っ向から反対する人がいます。

そしてそういう人に限って「防犯カメラと女性専用車両との並行実施」なら反対しません。

※実際には島根県の一畑電車のような赤字のローカル私鉄でも車内防犯カメラを設置しているので、「カメラの設置費用が莫大だから出来ない」というのはカメラを設置したくない・させたくないがための方便であると考えられます。

防犯カメラと女性専用車両を並行実施すれば、防犯カメラ設置よりももっと費用はかかりますが、なぜかそれには反対しないのです。

こういうところからも女性専用車両に「痴漢対策以外の理由」で賛成していることが分かります。

そもそも本当に効果的な痴漢対策を望んでいるのであれば「埼京線で痴漢6割減」の防犯カメラに飛びつくはずであり、防犯カメラの話が出てきた途端に「女性専用車両に取って代わられては困る!」といわんばかりに防犯カメラに反対しだす時点で、実は効果的な痴漢対策など望んでおらず、痴漢やその被害者の存在を口実にして女性専用車両を拡大したいだけなのがバレバレです。

そしてそんな人間が表向き「痴漢対策をもっと充実しよう!」「反対する奴は痴漢被害者のことを考えろ!」と言っていたりするわけです。

そして女性専用車両自体も「強制すれば差別になるから」という理由で「女性専用と名乗りつつ任意協力」になっているような「グレー」なものであることを考えれば(つまり「差別だと突っ込まれても美味く逃れられるようにするために乗客を半ば騙しているもの」であることを考えれば)こういうところからも女性専用車両がどう問題なのか、よくお分かりいただけるかと思います。

なお、当会は男性専用車両にも反対の立場です。

まず鉄道事業者は男性専用車両など作るつもりは無いと思われますが、仮に設置したとしても所詮は「男性専用と言いつつ任意協力」で乗客を騙しながら運行する代物になるわけですし、またその効果もその車両のみであり、しかもラッシュ時にただでさえ混乱を招く恐れがある車両を追加でもう一両設置するというのは現実的でないと思います。

実際、首都圏では女性専用車両1両だけでも「(全体の)混雑がひどいから」と解除になることがよくありますね。

さらに言うと(これは想像にはなりますが)以前は女性専用車両に乗ろうとする男性に鉄道員がしつこく個別の声掛けをしてきたり、あるいは『ご協力(移動)のお願い』を拒否して女性専用車両に乗り続けようとする男性を強制的に降車させたりもしてきましたが、今の社会情勢で鉄道事業者が「それと同様のことを、男性専用車両に乗ろうとしている女性や乗って降りない女性に対してするだろうか?」と疑問に思います。

もししないのであれば、仮に男性専用車両ができたとしてもそこに女性も気にせずたくさん乗車することとなり、(男性専用車両だけ)実質形骸化する可能性もあります。

また、JR西日本のようにわざと女性専用車を便利な位置に持ってくるというのは論外ですが、女性専用車両を一番便利な位置から外したとしても、差別であることには変わりありませんので、結局根本的な解決にはならないと思います。


ネット記事から当会を知った方からのご投稿(2)

記事を見たのでこちらのサイトに来てみました

いろんな考えがあるのですね

わたしは小学生~20代前半まで痴漢で嫌な目に遭ってきたので「女性専用車両」があるというだけで若い大人しい女性たちには安心だと思います

ちなみに私は20代後半から強くなったので一切痴漢に遭っていません

そういう女性が我が物顔で専用電車に乗ってると気が弱く日々虐げられている男性は面白くないのかもしれませんね。

当会からの回答

もう少し当会サイトをよく読んでいただければ、

「当会が痴漢対策自体には反対はしていないこと(女性専用車両以外の痴漢対策なら進めるべきと言っていること)」

「女性専用車両自体、政治家の人気取り政策に利用されている(痴漢対策はうわべの理由になっている)こと」

「鉄道事業者も女性専用車両を営利目的に使用したりしている場合があること(それを痴漢対策と偽っていること」

「本当に男性の乗車を禁止する車両を作ったら憲法に触れる可能性があるので、任意協力ということにしながら女性専用車両と銘打って、利用者を騙していること」

などが理解できると思いますが、そこまでは読んでおられないようですね。

当会サイトをきちんと読めば当会が決して「女性が我が物顔で乗っているのが気に入らない」という稚拙な理由で反対しているのではないということは分かるはずです。


女性専用車両に対する疑問のご意見

女性車両の必要性が疑問です。

痴漢被害と言いますが、女性車両で痴漢が減ったと言う確証がありません。埼京線で車内防犯カメラ設置でようやく痴漢半減とありました。

なので女性車両には疑問を感じますし痴漢は女性とは限りません。

塾講師やジャニー喜多川、式守伊之助による同性間のホモ行為も痴漢の一種でしょう。

それに女性車両女性による傷害や盗撮、スリの方がよっぽど悪質です。山田養蜂場の専務が援交相手に女性更衣室を盗撮させていた事例もありました。

何が安心安全でしょうか?

だったら子育て応援車両と言うものがあるんだからこれと統合して「福祉車両」とか「子育て応援思いやり車両」とした方が気が利いてると思います。女性車両だから乗るなになっているので、性別を特定しない言い方のが良いと思います。

降りろ、出ていけと言う方が心が冷えます。

当会からの回答

ご投稿ありがとうございます。

すでに他の方への回答でも述べておりますが、女性専用車両は痴漢対策を理由にしているだけで、実際にはそこから外れています。

世間では「痴漢対策のために女性専用車両を設置した」ということになっていますが、実際には「女性専用車両を設置するために痴漢を理由にした」といった方が近いでしょう。

だから女性専用車両で痴漢が減らなくてもそのことは横に置いておいて、推進派はさらに女性専用車両を拡大しようとするわけです。

※女性専用車両を設けたところで、痴漢する人間がいなくなったり減るわけではなく、他の車両に移動して痴漢するだけなので痴漢が減らないのは当然と言えば当然です。

そして女性専用車両で痴漢が減らないと分かると、今度は「女性専用車両はシェルターとして設けられたもので、痴漢が減る減らないはそもそも関係ない」などと、導入理由をすり替えてきます。

このように、状況に応じて導入理由をすり替えるあたりからも「痴漢対策」や「シェルター」が単なる建前、かつ後付けの理由であり、またこういう理由を唱える賛成派・推進派が本当は「女性専用車両を正当化すること自体が目的になっている」お分かりでしょう。

結局、痴漢やその他諸々を表向きの理由にして「男性を排除する空間がほしい、そしてそれをどんどん拡大したい」が本音なのだと思います。

そして女性専用車両を推進する勢力(政党など)もそうした層に訴えかけて、支持を呼びかけているとも取れます。

だからこそ、投稿者様の仰るような「男性による同性への性加害行為」や「女性が女性を盗撮する」などの事象に関してはあまり何も言われず改善もされないまま、「痴漢は許せない!」のかけ声のもと「女性専用車両をどんどん拡大しよう」という話になるのです。

そして、投稿者様のような「福祉車両」とか「子育て応援思いやり車両」といった提案もあまり相手にされないわけです。(良いご提案だと思うんですけどね…)

車内防犯カメラもJR埼京線で痴漢6割減の実績を出したにも関わらず、当初は賛成派・推進派からの反対意見が多く、「女性専用車両が防犯カメラに取って代わられては大変!」という本音がミエミエでした。

その後、少しずつ車内防犯カメラを設置する鉄道事業者が現れはじめましたが、それでも女性専用車両が廃止されることはなく「防犯カメラが設置されても女性専用車両がなくなることはない」と分かったためか、今ではカメラに強く反対する人はあまり見かけなくなりましたし、また女性専用車両賛成派の中にも「防犯カメラの設置 ”も” 進めるべき」という意見が見られるようになりました。

首都圏の私鉄でも2020~2021年にかけて連続して発生した電車内での無差別傷害事件により、防犯カメラの設置が急ピッチで進みました(JR東日本ではそれ以前に東京オリンピック開催までに100%防犯カメラ設置を目標として掲げ、達成していました)が、その時ももちろん大きな反対の声は上がりませんでした。

防犯カメラの設置が進むのは防犯上、良いことであるとは思いますが「それと引き換えに女性専用車両が廃止されることはない」と分かったから反対の声が起きないというのは正直「何だかな…」と思います。


土曜日の御堂筋線で

本日は土曜休日ダイヤで大阪メトロは女性専用車両除外日ですが、御堂筋線の6号車を利用したら、一人で乗っているサラリーマンに対して「きっしよ、女性専用車両です」と怒り気味に声掛けした女性がいました。

尚土曜なのですがほとんど女性ばかりだったので勘違いしたのかもしれません。

私は離れた位置にいたため何事もなかったですが、人権侵害の発言があったため、報告させて頂きます。

当会からの回答

ご報告ありがとうございます。

女性専用車両は公共交通機関における差別を痴漢対策という名目でごまかしている代物であり、非常に問題ではあるのですが、それだけでなく、こういう曜日を勘違いして声かけする人間が出てくることも問題ですね。(単に勘違いなだけでなく、相手に対して「きっしよ」などと悪口を言っている時点で人間性を疑いますが…)

大阪メトロ御堂筋線と競合している鉄道会社の一つであるJR西日本が「土日・祝日も含め、毎日・終日実施」という【論外】と言えるレベルにまで女性専用車を設定しているため、それもこういう勘違い人間を生み出す要因の一つになっているのかも知れません。

私達ならもしこういう女性に遭遇してもそれ相応の対応をしますが、一般の方だとこういう経験をすると、次から設定対象外の日・時間帯でも女性専用車両というステッカーを貼った車両を避けて乗るようになる可能性が高いと思われます。

当会の最終目的は女性専用車両の廃止ですが、そのためにも女性【専用】はウソであり実は任意協力でしかないことを地道にでも周知していかなければならないと思います。

「男性は乗れない」と思わせることで、この「ウソをつかないと成り立たない車両」は成り立っているわけですから…

「はてな匿名ダイアリー」で当会に関するデマ投稿

はてな匿名ダイアリーにおいて、女性専用車両に反対する会の会員が暴行被害に遭ったという事件に関して、「女性専用車両に反対する会は日本弱者男性センターである。なお日本弱者男性センターの代表者は過去に複数の犯罪を犯している」という旨の投稿がありました。
「女性専用車両に反対する会」は「日本弱者男性センター」と同一なのですか

https://anond.hatelabo.jp/20240226152710

当会からの回答

当会と日本弱者男性センターは同一ではありません。全く無関係の別団体です。

こんなデマを流している輩がいるのですね。

当会は女性専用車両だけでなく、男性専用車両にも真っ向から反対の立場(当会のQ&Aを参照)であることから日本弱者男性センターとは主義主張が反対しており、都電を借し切って「男性専用車両」なるものを走らせている「日本弱者男性センター」とは全く異なる立場を取るものです。

よって当会が「日本弱者男性センター」と同一の団体であるわけがありませんし、そもそもその団体と連絡を取り合ったこと自体、まったくありません。

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ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見(2023年6月~10月)

2023年6月~10月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


札幌市営地下鉄に問い合わせされた方からのご質問

●性別:男性

●札幌市民で、札幌市営地下鉄をよく利用します。そこで疑問に思ったことがありました。東西線の「東札幌駅」という駅は、改札を出たらすぐホームの構造なのですが、改札を出て、真っ直ぐいった車両は、女性と子どもの安心車両なのです。

私はこれはおかしいと思い、数ヶ月前、札幌市交通局に要望をしたら、「大通駅では、その車両から降りたすぐのところにエレベーターがあり、『お身体の不自由な方とその介助者』への配慮」という回答で、特に何かを変える方針はないらしいです。それ以降、追加で要望を交通局には出していませんが、そもそも、女性専用車両は多くの路線では「体の不自由な方とその介助者」も乗れる制度だと思います。

そう言った方は、体が不自由で、逃げづらいため、女性専用車両に乗れる(実際は全員乗れますが)のでしょうか。だとしたら、エレベーターが降りてすぐにあるのは、「体の不自由な方とその介助者」は女性専用車両に乗るという前提でこの位置にあることになるのでしょうか。勿論他の車両にも身障者は乗れます。体の不自由な男性がいても、現実を言うと、痴漢加害者は自分の欲求を満たすために犯罪を犯していて、特に自分に何かないけど嫌がらせという人はほとんどいないと思います。それなら、身障者の男性は痴漢を受ける可能性は少ないと思うのです(嫌がらせや差別があっても、痴漢という方法ではないと思うのです)。

以前このサイトの何かの記事で、「エスカレーターを降りたらすぐのところに専用車両がある」という文章があったのですが、これは優遇されているという意味だったなら、この札幌の件も同じことなのでしょうか。

女性優遇か、交通局の言う通り身障者への配慮か、分かりません。
これはあくまで私の予想で、御会の考え、または事実があったら聞かせて頂きたいです。

なお、私も御会と同じ考えで、反対の立場であることを申し添えます。

当会からの回答

※当会にご投稿くださいましてありがとうございます。

この交通局からの回答に関して、当会から見解を述べたいと思います。

交通局は「大通駅では、その車両から降りたすぐのところにエレベーターがあり、『お身体の不自由な方とその介助者』への配慮なので、位置を変えるつもりはない」と回答したとのことですが、まず前提として、本当は男性も任意協力で乗れるにもかかわらず「女性しか乗れない」かのように見せかけて設定しているのが女性専用車両(安心車両)であり、そもそも身体の不自由な男性や介護者への配慮で設置されたものなどではないはずです。

身体の不自由な男性を差し置いて、健常者の女性を優先するのもまずいので、後から仕方なく「身体の不自由な人や介護者は男性でも一応乗車可能」としただけであり、それをあたかも「身体の不自由な人や介護者への配慮で安心車両を一番便利な位置に持ってきている」かのように言ったのであれば、それは悪質なウソ・デタラメと言われても仕方が無いと思います。

恐らく、交通局は「一番便利な位置に安心車両が来るのはおかしい」という投稿者様のご意見を退けるための言い訳(というかほぼ騙し)で「障がい者への配慮」などとウソを言ったのではないでしょうか?

それから、女性専用車両が階段などのすぐそばに来る場合について、投稿者様もご存知の通り、当会ホームページではJR西日本の例を出し、

「JR西日本は客寄せサービスで女性専用車(JR西日本は「女性専用車」表記)を終日実施したり、主要駅で意図的に階段のすぐそばに女性専用車が来るようにしている」

と言い続けてきたのですが、これは「利用客の動線を考慮して(主要駅の階段に近いところなど)に女性専用車を設置している」という内容の、JR西日本が過去に作成した資料があるためです。

女性専用車を「女性が利用しやすいようにするため」と、わざと階段などに近いところに持ってきているのは恐らくJR西日本だけで、札幌市交も含め他社局の場合は女性専用車両が偶然、階段やエスカレーター・改札などの前に来たというケースがほとんどかと思います。

とはいえ、女性専用車両(安心車両)が便利な位置に来るのを「身体の不自由な人や介護者への配慮で安心車両を一番便利な位置に持ってきている」などと交通局が本当に言ったのであれば、交通局には「いい加減なことを言うな!」と言いたいですね。

この度は、当会にご意見投稿くださいましてありがとうございました。
今後とも、当会サイトをよろしくお願いいたします。


地方の方からいただいた、当会支持のご意見

●ご意見失礼いたします。私も「女性専用車両」にはどこか違和感を感じていました。幸いにも、当方は地方在住の為、あまり目にするものではありませんが、痴漢等の犯罪防止と謳って、短絡的に「生物学的な性」で区分しようとする「女性専用車両」は廃止すべきだと考えます。

貴会の活動記録も拝見しました。交通・行政機関に要望書を提出するなど良い取り組みだと思いました。しかし、いまだ実現には至っていないのが現状です。
どうか、貴会には社会的に正当な方法で「女性専用車両廃止」を実現していただきたいと思います。

お問い合わせフォームの性別欄に「その他・無回答」があるのもすごくいいと思います。

プライバシーポリシーにある、「個人情報の開示・訂正・削除について」にあるようにこの個人情報は削除していただくようお願い申し上げます。

当会からの回答

※ご声援ありがとうございます。

当会はサイトにも記載しております通り、当会は合法な活動をモットーとしております。

今後も地道な活動にはなりますが、女性専用車両の廃止を目指していきたいと思います。

なおいただきました個人情報につきましては、すでに削除いたしました。

今後ともよろしくお願いいたします。


ジパング倶楽部の入会可能年齢の男女差についてのご投稿

●先日、来年度よりジパング倶楽部の入会年齢が男女ともに65歳以上になると発表がありました。これは妥当であるが、来年からは64歳までは入会出来なくなるので不公平感があります。女性60、男性65歳以上ってのも根拠がありません。本来であれば男性も60にするのが筋だと思います。

免許返納に伴い入会金半額、平日日中帯や土休日のIC乗車半額としても良いのではと思います。

まあでも一歩前進だと思います。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

当会は活動対象を通勤電車の女性専用車両に限定しているため、この件については会として直接活動できることではないのですが、確かに男性の入会可能年齢だけが高くなっていたのはなぜなのか、何か釈然としませんね。

来年度(2024年4月)より、男女とも65歳以上に統一されるとのことですが、理由はどうあれ年齢差をそのままにして引き上げるのではなく、男女統一したと言うことで一歩前進と捉えてもよいのかもしれません。


大阪メトロに情報提供された方からのご報告

●性別:男性

●お久しぶりです。

私事もあって、以前のようには活動できないものの、ネット上で軽く炎上していた事例があったため(おそらくは、反対する会でも共有済みかもしれませんが)大阪メトロに、メールにて情報提供をさせていただいております。

内容は、以下になります。

このところ、御堂筋線ならびに直通運転をしております北大阪急行線内において、中ほど6号車(女性専用車両)に乗車し、車内の男性客や、同様に車内で化粧をする女性客、また、女性の下半身(主に脚の部分)を盗撮し、X(旧twitter)にて写真を複数、常習的に投稿する女性がいるようです。

****(アカウント名)
おそらく女性、千里中央付近から大阪市内を通勤などで乗車していると思われる。
@****_****

※注:当会でアカウント名等を伏せました

#女性専用車両#クソ#ブス男
というハッシュタグをつけて、女性専用車内の男性客を誹謗したり(2023年10月30日午前5時32分など)

#便所 でやれ
#便所女
#電車 #車内 #迷惑行為 #化粧 #ブス
という内容で、車内で化粧をする女性客を誹謗したり(2023年9月27日午前5時35分など)

どういう意図かわかりませんが、このアカウントの投稿者は、女性の下半身、特に脚の部分を
執拗に撮影、投稿しています(2023年6月8日午前0時15分など)。

まず、申し上げたいのは、2023年ごろより、特定の女性客が、女性専用車両で常習的に盗撮行為をしているということです。

刑事告訴等を行うか否かは、管理者であります、貴社ならびに北大阪急行電鉄にお任せしたいと思います。私は被害にあってはいないとは思いますが、平日ダイヤに御社の女性専用車両に乗車することは(協力しないという意味もあり)ありますので、このような行為を御社が黙認されますと、女性専用車両はあくまで男性利用者の任意の協力によって成立するものであり、その協力を断り、男性が女性専用車両を乗車することができる権利を侵害するものになりかねないと認識します。

貴社に置かれましては、かかる犯罪行為につき、適切な措置をとっていだきたく思います。
そのうえで、女性専用車両はあくまで男性利用者の任意の協力によって成立するものであり、その協力を断り、男性が女性専用車両を乗車することができる権利にも配慮していただきたいです。

更に申し上げれば、女性専用車両は、廃止が望ましいですが、それが難しいのであれば(交通局時代に公明党の圧力で導入させられたいきさつ等、政治が関係している)阪急京都線のように、終日設定から事実上朝のみに縮小するなどの見直しをしていただきたいです。

少なくとも、情報提供した悪質行為につきましては、刑事告訴等の法的措置も視野に、厳正かつ毅然たる対応をお願いいたします。

車内・駅構内の盗撮行為は、性犯罪に限られず、近年では、個人的に気に入らないというだけで盗撮し、インターネットに投稿する事例があります。このような行為につきましても、貴社におかれましては、快適な地下鉄を実現するために、毅然とした対応を期待したいところです。

すくなくとも、御堂筋線での女性客の蛮行は許し難いものです。

御堂筋線は、たしかに私がよく乗車する路線ですので、今回ばかりは少し動きました。

なお、この盗撮女は大学職員と噂され、通勤経路から○○の○大あたりではないかと推測します。(※注:当会で大学名等を伏せました)

すくなくとも17時30分ごろには帰宅するため、当該時間帯に、千里中央付近から中百舌鳥方面に乗車してる可能性がありそうです。

現在も、御堂筋線などで非協力乗車することはありますが、「女性専用車両は任意」「男性も乗車できる」という事実は、まだ浸透し切れていないようには思います。

しかし、ネット上では、それが共有されていること、ここ10年でも、差別や人権に対する考え方が少しは進んできており、多様性の尊重などによって、今後も社会は世界規模で変化していきます。

反対する会は、まちがいなく、女性専用車両に関しては、その活動と見識において、その追随を許さない唯一の団体と認識しております。

私も、かつては、差別や人権をめぐって首を突っ込み、その思いを少しはもちながらも、自分が持つ目標に向けて精進してまいりたいと思います。

当会からの回答

※ご投稿者様。

お久しぶりです。当会へのご報告および、大阪メトロへの情報提供、ありがとうございました。

私も当該アカウントを見ましたが、どうやら女性専用車両に乗車する男性だけでなく、自分がマナー違反だと思ったもの(女性専用車両に男性が乗ってはいけないというマナーなど最初から存在しませんが…)について、正義の鉄槌を下しているつもりになっている、いわゆる「正義マン(いや、ウーマンか?)」と思いました。

映った人物の顔に塗りやぼかしなどを入れるのなら、(私達からすればそれでも快くは思わないものの)まだ分からなくもないですが、映った本人の許可無く無処理で画像を晒しているのはまずいのではないでしょうか。

いずれにしても自分の正義に酔っているような印象を受けますね。

女性専用車両は専用と名前がついていても、実は性別にかかわらず誰でも乗れる(女性専用と言う文言に強制力は無い)ということも、以前に比べれば比較にならないくらい多くの人々が知るところとはなったと思いますが、まだまだ女性専用車両という名前に騙されてこういうことをする者は後を絶ちませんね。

今後とも地道な活動ではありますが、頑張っていきたいと思います。

今後とも当会をよろしくお願いいたします。


地方在住の30代男性からのご投稿

●性別:男性

●よくこのサイトを拝見させていただいてます

田舎の車社会の人間のため都市部の電車とは縁がないのですがこんな考えた方の人もいるんだと思いながら見させています

さて質問なんですがこの会の皆様は高速バスの女性専用シートはどのように考えているのでしょうか?

よく高速バスを利用していているのですが他の路線を見てたらたまにレディースシートなんていうのもありました

自分自身は女性車両も高速バスの女性専用シートなんかは直接お目にかかることがないため特に不自由なこともなくそれほどきにしてないのですがよかったら回答をお願いします。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

当会はその活動対象を通勤列車の女性専用車両に限定しており、高速バスなどの女性専用シートは本来活動対象外なのですが、女性専用シートなどの話が出てきましたので以下、このサイトをご覧の皆様へ女性専用シートについて、当会のある会員が個人的に国交省に問い合わせた際、国交省から得られた回答(国交省の見解)を以下に示します。

国土交通省の見解

 ・「高速乗合バス」の女性専用席には法的根拠は無く、各バス会社において「サービス」として設けてある場合がある。

 ・本来バスの座席に空きが有る限り、「性別」は利用を断る根拠とならない。

 ・よって、バスの座席の残席が女性専用席しか無い場合で、そこに男性の利用希望がある場合はバス会社は「最大限の配慮」を行う必要がある。

 ・但し、上記「配慮」の具体的内容については、各バス会社に委ねられており、場合によってはバス会社に「指導」が行く場合がある。

 ・女性専用席の設置理由については種々あるが、主な理由は「女性の安心」である。

以上が、当会の会員が国交省に問い合わせた、国交省の見解です。

高速乗り合いバスの女性専用シート、或いは女性専用バスについては、問題の性質は女性専用車両以上であると思います。

通勤列車の場合、本数も多く、女性専用と称する車両があるのみで、実際に男性が移動そのものを妨げられることはありません。(もちろんそれで問題ないというわけではありませんが)

一方でバスの場合は本数は限られており、「女性と男性で利用可能な席数が異なる」というのは、明らかに男性の移動の自由を妨げてしまう場合があります。

夜行バスの場合、車内が暗くなり、ほぼ必然的に就寝という行為が生じます。男性のみが不利益を被らない防犯を考慮するのであれば、3列独立シートのバスをより普及(隣客と密着リスクが無いので女性専用席は無し)させたり、車内カメラの設置の周知等を広く行っていく(防犯啓発)べきでしょう。

しかしながら一方で、当会ニュースでも取り上げた、明光バス(和歌山県白浜町)と西武観光バス(埼玉県所沢市)が共同運行する白浜東京線のように、「コロナで乗客が激減したので利用を促進するため」などといった「客寄せ目的」でそうした座席が設けられることもあり、これは公共交通機関として、非常に問題があるといえるでしょう。

もっと言えば他の夜行高速バスや、さらには鉄道の女性専用席・車両も少なからず、防犯対策と言いつつ、実は客寄せ目的で設けられている可能性があります。

鉄道でも当会サイトでたびたび取り上げているJR西日本の女性専用車や熊本市電の女性優先車両などは、明らかにやむを得ない痴漢対策ではなく、客寄せサービス化しているといえるものです。(詳細は当会ホームページ「活動履歴」などの中で何度も繰り返し述べているので、ここでは割愛します)


賛成派の男性からのご意見投稿

●性別:男性

●活動内容を読ませていただいて疑問に思ったのですが、女性専用車両廃止に向けてあなたがたはそれほどまでのエネルギーをお持ちなのに、なぜそれを痴漢撲滅運動に向けないのかということです。

女性専用車両が存在するのは、「男性が加害者で、女性が被害者という構図をもつ」痴漢防止という実際的な目的のためです。女性優遇でも男性差別でもありません。

確かに他車両での痴漢被害など、女性専用車両が痴漢撲滅という目的を完全に果たしているとは言えないと思いますが、男性がいない、痴漢被害に襲われる心配のない、女性専用車両に乗る女性たちの心理的な安心感は計り知れないことは考えなくても明白であり、これだけでも大きな意義があるといえるでしょう。

「自分は絶対に痴漢をしないのに痴漢予備軍のように扱われるのが許せない」という主張はまあ分からなくもないのですが、見かけ上だけでは痴漢かどうか判断できるわけがないのはあなたがたもわかるでしょう。

繰り返しになりますが明白なのは、痴漢という犯罪の大多数は、「男性が加害者で、女性が被害者という構図をもつ」ということだけなのです。

私を含め、多くの痴漢などしないような男性は、痴漢被害におびえている女性たちのことを慮り、女性専用車両の取り組みを理解し一般車両に乗り込むのです。多くの男性はこのように考えているのですが、どうしても許せないとあなた方がいうのならば怒りの矛先に向けるべきなのは、罪のない女性や女性専用車両ではなく、そのような原因を作った痴漢犯罪者です。あなたたちの活動とやらでどれほどの女性が恐怖をおぼえたことでしょうか。活動の目的をもう一度考え直し、社会の発展に貢献する団体に生まれ変わってください。長文駄文失礼しました。

当会からの回答

※とりあえずご投稿ありがとうございます。

冒頭からこういうことを言うのもなんですが、文章の端々に自己中心的な性格がにじみ出ているように思います。

活動内容を読ませていただいて疑問に思ったのですが、女性専用車両廃止に向けてあなたがたはそれほどまでのエネルギーをお持ちなのに、なぜそれを痴漢撲滅運動に向けないのかということです。

「女性専用車両に反対する会は女性専用車両反対ばかり熱心で、痴漢撲滅には目もくれようとしない」と言わんばかりですが、本当に当会の活動内容をきちんと読めてますか?

当会は、痴漢防止のために「車内防犯カメラの設置推進」や警備員・警官による「見せる警備」などを鉄道事業者の本社・本局に直接出向いて提案し続けていますし、そのことはサイト(活動報告など)にも度々詳細に書いていますが、お気づきになりませんでしたか?

おそらくは当会サイトの内容を上っ面しか読んでいないのではないかと思いますが、批判なさるのならキチンとサイトをお読みになってからなさってくださいますようお願いします。

女性専用車両が存在するのは、「男性が加害者で、女性が被害者という構図をもつ」痴漢防止という実際的な目的のためです。女性優遇でも男性差別でもありません。

それは投稿者様が「勝手にそう思っている」だけで、実際には「男性が加害者で女性が被害者だから設けられたもの」ではありません。政党の人気取りや実績作りのため導入されたものであり、痴漢防止はうわべの建前です。まあ百歩譲って「女性が被害者だから痴漢対策で設けられたもの」だとしても、性別という「属性」を理由に人間を排除している時点で差別であることに変わりはありません。

確かに他車両での痴漢被害など、女性専用車両が痴漢撲滅という目的を完全に果たしているとは言えないと思いますが、男性がいない、痴漢被害に襲われる心配のない、女性専用車両に乗る女性たちの心理的な安心感は計り知れないことは考えなくても明白であり、これだけでも大きな意義があるといえるでしょう。

残念ながら、実際は「臭いオヤジがいなくて快適」「すいているから楽」などの理由で利用している利用者が少なくありません。

また下右のポストのように、女性専用車両を「女性の特権」と勘違いしている女性客がいるのも残念ながら事実です。

「痴漢被害者が安心できるから」と言うのは「何が何でも女性専用車両を温存したい」または「女性の味方ぶりたい」人間がよく引き合いに出してくる口実です。

実際に女性専用車両のことをあまり良く思っていない女性の投稿なども珍しくありませんからね。

「女性専用車両=安心」というのは一種のステレオタイプ(固定観念)というべきでしょう。

「自分は絶対に痴漢をしないのに痴漢予備軍のように扱われるのが許せない」という主張はまあ分からなくもないのですが、見かけ上だけでは痴漢かどうか判断できるわけがないのはあなたがたもわかるでしょう。

「痴漢の被害者がいるはずなのに、女性専用車両反対運動をするのは許せない」という主張はまあ分からなくもないのですが、見かけ上だけで判断できないのなら、属性(性別)を理由に一律に排除して良いわけがないのは投稿者様もわかるでしょう。

繰り返しになりますが明白なのは、痴漢という犯罪の大多数は、「男性が加害者で、女性が被害者という構図をもつ」ということだけなのです。

台詞を「ビシッ!」と決めたところ申し訳ございませんが、どちらが被害者だろうと加害者だろうと差別をして良い理由にはなりません。

そして当会は「痴漢対策をするな」とは言っておりません。女性専用車両によらない痴漢対策をどんどん強化しろと言っているんですが、これらも当会サイトをきちんと読んでいれば分かるはずです。

私を含め、多くの痴漢などしないような男性は、痴漢被害におびえている女性たちのことを慮り、女性専用車両の取り組みを理解し一般車両に乗り込むのです。

「ボクも含め、他の多くの痴漢などしない男性も痴漢被害におびえている女性たちのことを慮って一般車両に乗り込んでるはずなんです! ボクがそう思うんだからみんなそうなんです!」と言っているようなもので、これも自己中心的思考ですね。

単に「女性専用車両に乗り込んでトラブルになったら面倒だから乗らない」という男性も少なからずいると思いますが、違いますか?

多くの男性はこのように考えているのですが

「多く」というのは全体の何%ですか? そしてそれはどうやって調べましたか?

一体何を根拠に「多くの男性はこのように考えている」と仰っているんですか?

「自分がそう思うからそうなんだ」になっていませんか?

どうしても許せないとあなた方がいうのならば怒りの矛先に向けるべきなのは、罪のない女性や女性専用車両ではなく、そのような原因を作った痴漢犯罪者です。

当会は怒りの矛先を女性に向けているのではありません。

女性ではなく、女性専用車両を「痴漢対策」などという表向きのきれい事で推進・運行している鉄道事業者や推進者に対して(怒りをぶつけるのではなく)社会に対する問題提起として活動を行っています。

「痴漢対策を理由にして女性専用車両という差別を正当化するのではなく、本当に痴漢対策をしろ」と。

あと、痴漢犯罪者にいくら怒りをぶつけたところで、女性専用車両はなくなりません。

痴漢が卑劣な犯罪なのは言うまでもありませんが…

あなたたちの活動とやらでどれほどの女性が恐怖をおぼえたことでしょうか。

女性専用車両にたどり着くまでに(男性が当たり前のようにいる)駅のホームや通路・階段を「普通に」通ってきていながら、女性専用車両にいるときだけ「男性が怖い!怖い!」といってもそれは信用できませんね。

投稿者様は女性が「コワいコワい…」と言っていると全て真に受けてしまう人ですか?

そんなことでは詐欺師や悪い女に引っかかったときに簡単に騙されてしまうのではないでしょうか。

活動の目的をもう一度考え直し、社会の発展に貢献する団体に生まれ変わってください。長文駄文失礼しました。

当会に「生まれ変わってください」などと上から目線で言う前に、当会のサイトをもう少しきちんと読んでいただけませんでしょうか?

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ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見(2023年1月~5月)

2023年1月~5月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


福岡の方からいただいた、当会へのご声援

●性別:男性

●女性専用車両に疑問を抱くものです。

私が、女性専用車両の存在を知ったのは、高校生の時に鉄道の走行動画を見てた際に、電車の窓に違和感を感じたのが、きっかけでした。(鉄道が趣味の為)

私が、女性専用車両を調べていくうちに男性は乗車できるもの知りましたが、(兼松氏の動画を見て)どうしても疑問に思ったのが、なぜ賛成派の人達は任意乗車確認をするたび、文句を言うのか?

なぜ痴漢対策だからとか、女性が安心して等の言葉を使うのかが分かりません。

それと個人的な疑問ですが、なぜ東京では女性専用車両の位置が先頭車両なのかも理解できませんし、実施時間外でもステッカーを張りっぱなしにしてるのかも分かりません。

今でも、モヤモヤが止まりません。

最後になりましたが、陰ながら応援しています。

頑張ってください!

当会からの回答

※当会にご意見投稿くださいましてありがとうございます。

女性専用車両がなぜ男性も乗車可能になっているのかといえば、(兼松さんの動画などですでにご存じかもしれませんが)本当に禁止すれば日本国憲法が禁止する差別に当たりかねないからです。

※兼松さん=差別ネットワーク元代表。HN:ドクター差別。

そこで、名前だけ「❝女性専用❞車両」にしておき、男性は乗車禁止のように見せかけておきながら、実際には任意協力ということにして憲法などの問題に抵触しないようにしているのです。

しかもその上、「小学生以下のお客様、お体の不自由なお客様とその介護者の方等の男性のお客様もご乗車いただけます。」などという案内で、見る人にあたかも「それ以外の男性は乗車禁止」と思い込ませるという、非常に姑息なことをしています。

賛成派にもいろいろいますが、少なくとも「女性専用車両を守るのが目的になっているような賛成派」は女性専用車両を正当化しようとあの手この手を使ってきます。

一部の賛成派が言う「女性専用車両は被害者を隔離するシェルターだから痴漢が減る・減らないは関係ない」という言葉も、女性専用車両を導入した結果「痴漢が減らない」と分かったため、痴漢が減らなくても女性専用車両を正当化できるように、理由を「後付け」したものです。

首都圏の女性専用車が先頭なのは、様々な考察があるため断定的なことはいえないのですが、女性専用車内に男性がいるなど、何かあったときに乗務員の目が届くようにと端になったという考察があります。

一方で関西のJR西日本などは「女性が利用しやすいように」とあえて中間車両に設定したりしています。

(関西でも車両の増解結がある路線では、先頭や最後尾になっていることがあります)

ステッカーの貼りっぱなしも、乗客の誤解を招くとして過去に止めるよう何度も申し入れたのですが改善する気はないようです。

ですが、関西の阪神電鉄や関東の京成電鉄・京急電鉄などでは車体の女性専用車の表示は着脱式になっているようです。

今後もまた何かありましたら、当会にご意見投稿ください。

今後とも当会サイトをよろしくお願いいたします。


神戸電鉄に女性専用車両についての抗議をされた方からのご投稿

●性別:男性

「当会に寄せられたご意見2022年8月~2022年12月」の「神戸電鉄についてのご意見投稿」について、神戸電鉄(以下「神鉄」という。)の女性専用車両(以下「専用車」という。)に問題を感じている一人です。

※注:リンク先のページ内、上から3番目のご投稿

通勤ラッシュの時間帯は専用車にも一定の利用があるが、平日の昼間は利用客そのものが少なく、専用車も他の車両も空席が多いです。

改札から近い1両目にゆったり乗車していましたが、たまたま高校生の下校と重なり混雑。

男女のグループはもちろん、女子高生だけのグループも気にせずに多数が1両目に乗車。

当時はコロナ流行期であったため、少しでも空いた車両に移動したかったのですが、世間の目のため、明らかに空席だらけの専用車(2両目)や専用車を通り抜けて3両目、4両目に移動できませんでした。

一番のターゲットである女子高生にさほどの需要がないことが分かりました。

利用の少ない専用車を温存することで、コロナを避けて他の車両に移動することの妨げになるため、導入時間帯を見直してほしい(本来は全廃が望ましいが、利用客の多いラッシュ時はともかく、昼間の時間帯は弊害だけしかない)ことを神鉄に伝えましたが、申し訳ございませんしか言わない。突っ込んだら、機会があれば高校などに「もっと専用車を利用するよう呼びかける」と。

制度の目的や効果よりも制度を守ることを大事にしている。本末転倒である。

中高年男性がコロナを避けるために空いた車両に移動することよりも、専用車の存在を守ること(現状維持)のほうが大事なのかと苦情を言いました。

話は真摯に聞いていただきましたが、よっぽど強い力が働かないと、神鉄を初めとした鉄道業界は動かないと思います。鉄道業界は公務員のよう(保守的で官僚的)だと思います。

貴会の「任意協力の確認のための乗車」活動は理念は素晴らしく、我々小市民にはなかなかできない活動エネルギーを持っていると思います。

しかし、残念ながら、そのはっきりとした主張を曲げず、抗議をするという意味で、声が大きくなりがちで、鉄道業界などから見れば、「クレーマー」のように感じて取り扱っていると推察されます。貴会の今までの活動は否定するものではなく、世の中に知らしめるという意味で一定の効果があったと感じておりますが、専用車をなくしていくという目的のため、実現可能なところから段階的に削減させていきたく思います。(最終的には全廃させたいが)

そのため、利用客が少なく弊害もあまり目立たない(弊害を受ける人の割合は多いが、絶対数が少ない)神鉄に働きかけていただけないものかと思いました。

小市民が声を上げても絶対数が少ないため、大きな動きにならないのです。

神鉄を動かすには、「性差別反対」ではなく、例えば私のような小市民、中高年男性がコロナを避けることができない弊害がある一方、専用車があまり利用されず、ターゲットである女子高生でさえ多数が1両目に乗る(1両目に改札が近い駅が多いのと、高校生はグループで行動するという行動特性)という実態を見ていただいて、神鉄に働きかけていただくのはどうでしょうか。

いったん「性差別反対なので全廃」とは言わずに(全廃に言うと「反対派」とか「クレーマー」と扱われる恐れがある)、明らかに効果や需要よりも弊害が多い時間帯を狙い撃ちにして削減してもらうのが、現実的だと思いました。

明らかに他社と比較して極端な専用車を設置している会社のうち、阪急がとりあえずは他社なみになりましたので、次は神鉄が動かしやすいと思います。

当会からの回答

※当会へのご意見投稿ありがとうございました。

いただきましたご投稿について、当会内でもメンバーに見てもらいましたが、特に投稿者様が神戸電鉄に「女子高生の女性専用車両の利用率が低いため、導入時間を見直してほしい」ことを申し入れた際の神戸電鉄側の「女性専用車両を利用するよう高校に呼びかける」という回答には皆、驚くというより「トンチンカンだ」と呆れていました。

しかしながら、阪急京都線が大幅に縮小されたので、その次は神戸電鉄というのは今、私達も思っているところです。

当会のサイトに今年2月の神戸電鉄と神戸市営地下鉄の活動報告、そして今年5月の神戸電鉄での活動報告を公開しておりますが、今後とも神戸電鉄については当会としても重点的に活動する路線の一つとしたいと考えております。

関西は終日実施路線が多く、仰るようにいきなり全廃を求めるよりも、痴漢対策という大義名分が成立しにくいと思われる日中などから削減していくよう働きかけるのも一つの方法かと思います。

もちろん、最終的には全廃が目標ですが。

またよろしければ、いつでも当会にご投稿ください。

今後とも当会サイトをよろしくお願いいたします。


女性専用車両への疑問

●性別:男性

●女性車両についてです。

ハッキリ言って何が安心安全なのかわかりません。警備員が同乗している訳でも無いですからね。

確かに痴漢は女性車両については無くなっても他の車両で増えている他、女性車両を狙ったスリや盗撮犯が居るのにどこが安全なのかわかりません。

だったら警備員同乗させて1回500円徴収する有料とすれば良いのです。乗車時に性別確認書類であるパスポート提示を義務付けての乗車とすべきです。定期券であれば月1万円の追加料金でいいと思います。

そうすれば警備員が居るので安心安全です。

料金徴収列車での痴漢被害はサンダーバードの強姦やグリーンアテンダントへの暴行位でしょう。

アテンダントは深夜早朝は男性中心にしたらしいですが、安心安全を求めるなら相応の料金を払うべきです。

ミッツマングローブやはるな愛やカバちゃんや金八の鶴本直の様なミスターレディや性同一性障害、女装男装などのコスプレの事例もあるので、性別確認書類の確認提示は必要でしょう。

痴漢痴漢だけで盗撮犯やスリ、暴れるについては無頓着な気がします。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

女性専用車両があっても、女性専用車両以外の車両で痴漢やその他の犯罪は発生しますので、結局全体としては「痴漢が移動するだけ」なのですが、どうも「女性専用車両があれば、女性専用車両以外の車両のことは知ったことではない」という人がいるようです。

また、スリや盗撮、暴力等の犯罪は女性同士でも十分あり得ますので、女性専用車両だから安全安心というわけでもないのですが、どういうわけか「男性が存在しないことこそ安全安心」だといわんばかりの極端な考え方をする人もいるようです。

実際に、過去に何度か女性専用車両専門のスリが捕まっています(当会ニュースでも記事にしています)し、また女性しかいない場所で女性が女性を盗撮するというようなことも実は結構あります。

これは、盗撮した画像や動画を売りさばけば結構な小遣い稼ぎになる上、世間にも警察にも「女性は盗撮などしない」という誤った先入観があり、捕まりにくいということで結構やりたい放題出来てしまうからのようです。

しかし、なぜかそれらは問題にならず「特定の車両(女性専用車両)で、男性による犯罪が起きなければそれでOK」になってしまっているようですね。

結局、そういう人々は「犯罪対策を切望している」のではなく、女性専用の領域を少しでも多く獲得するため、男性による犯罪を理由にしているだけなのではないでしょうか。

だからそういう人々にいくら「効果的な防犯対策」を提示しても全く無関心だったり、場合によっては「そんなもの何の役にも立たない」などと強く拒否したりするわけです。

2009年に「監視カメラがJR埼京線で痴漢6割減」という素晴らしい痴漢抑止効果を発揮したときも、「監視カメラごときに何ができる」などと、【痴漢6割減】の実績は完全に無視で、監視カメラ叩きに鼻息を荒くしている女性専用車両賛成派がいました。

今では、賛成派は「監視カメラが導入されてもそれによって女性専用車両が廃止されることはない」と分かったので、女性専用車両賛成派の監視カメラ叩きは収まり、「女性専用車両と併せて監視カメラの設置も推進しよう」と言い出しています。

こういうことを言う人は一見、痴漢対策に真剣に取り組んでいる(本気で痴漢対策を望んでいる)ように見えますが、実は「監視カメラで女性専用車両が廃止されることはない」と分かっているからこのように言えるわけです。

しかしながら結局、そういうことを言っている賛成派が「痴漢対策をちゃんと考えている」ということになり、反対派が「考えていない」ということにされてしまうんですよね。

当会としても、車内監視カメラを含め、当会サイトで効果的な痴漢対策の案を提示するだけでなく、鉄道事業者に対しても過去、何度となく提案してきたりしているのですが…

こちらがいくら効果的な痴漢対策を提案しても「痴漢対策と言いながら実は女性専用車両を拡大したいだけ」の人々には通じないようです。


いつも当会サイトをご覧くださっている方からのご意見投稿

●性別:男性

●貴団体のページを定期的に閲覧しています。

最近は女性専用車両における声かけやトラブルが減少傾向にあり、女性専用車両の状況も昔と比べ「多少」は改善しているとは思いますが、一向になくなりませんね。

また、女性専用車両を廃止する動きも見られません。

しかし、最近は「LGBT」などの問題もありますし、女性専用車両自体が確実に時代錯誤であることは言うまでもありませんが、それでもしぶとく残り続けるのは、やはり某政党の圧力が関係しているのでしょうか。

加えて、熊本市交通局のように、「話題作り」「減収対策」のために導入したいい加減なケースもあるため、女性専用車両自体、「女性へのウケ狙い」のための存在でしかないようにも感じます。女性専用サービスを設け、男性客を懇ろにした結果経営に悪影響が及んだら、元も子もありませんが…

今年3月に開業した東急新横浜線にも女性専用車両が導入されたそうですが、導入理由も「東横線で実施しているから」など、大した理由ではないと思います。

今後、女性専用車両を廃止する事業者が現れれば、それに同調し廃止する事業者も出てきそうな気がしますが、それも、「甘い考え」なのでしょうか。

「女性専用○○=サービス」という考え方が覆ってくれることを願うばかりです。

当会からの回答

※いつも当会サイトを閲覧いただきまして、ありがとうございます。

反対派の活動により、声かけやトラブルなどは以前に比べると格段に少なくはなりました。

しかし、まだまだ女性専用車両を形骸化させるところまでは行っていません。

しかしながら、粘り強く活動していくことにより、鉄道事業者に対して「この問題はセンシティブだ」という認識を持っていただくことも反対運動を進めていく上で重要かと思っています。

実際、この問題は男女差別の問題はもちろん、その他にも男性の障がい者の扱いや、ご指摘のLGBTのことなど、いろいろな要素が絡む結構センシティブな問題のはずなんですが、初期の頃は

「女性専用車両を設けると会社のイメージが良くなる」(女性に優しいとか、先進的だと思ってもらえるなど)

「他の鉄道会社がやっているのだからウチもやらなければ…」

といった考えを持つ鉄道事業者も少なくなかったようです。

(最近でも「女性専用車両をやっていないと女性客が離れていってしまう」といった考えが一部の鉄道事業者の中にあるという話も聞きます)

その一方、反対派の声は初期の頃は「ごく少数」「しばらく放置すればそのうちいなくなる」と考えられていたようで、当会に寄せられた古い体験談(「京王線利用の男性客より」参照)でも駅で女性専用車両に抗議しただけで小馬鹿にされたというような事例もありました。

そんな中、関西のJR西日本などは女性専用車を意図的に主要駅の階段等、一番便利な位置に停車するようにし、さらに2011年に女性専用車を「毎日・終日」に拡大して、その上ポスターやモニターなどで「これからはいつでも女性専用車」「乗ってますか?女性専用車」「私は乗る!女性専用車」などと女性専用車を”売り出す”始末で、もはや痴漢対策という大義名分はどこへやら…という感じでした。

首都圏の鉄道事業者や各都市の地下鉄などは政党の関与が大きかったようで、各都市の市議会議事録などを見ると「導入を渋っている事業者をごり押ししている政党」という構図が見えてくるのですが、やはり世間では「痴漢対策のため導入された」という認識の人が大半のようです。

現在でも東京都交通局に対し、公明党や共産党がかなり圧力をかけていますね。

そしてその結果、大江戸線への導入が強行されてしまいましたが、導入後の大江戸線では女性専用車への男性の乗車が多いという口コミが多々見受けられるにも関わらず、その実態には無関心のようで、実態に全く言及しないまま、まだ未導入の他の路線にさらなる導入拡大を要求しているようなので、結局利用実態はどうでもよく、とにかく「導入させること」が目的になっているように見受けられます。

熊本市交通局についてはすでにご存じかとは思いますが、コロナ禍で乗客が減り、財政が苦しくなったために、熊本市のお偉方が現場の乗務員達に対し「何か良い考えはないか」と投げかけたのに対し、ある運転士が女性専用車両の導入を提案し、交通局がそれを本当に実行に移したことが熊本市議会の議事録に記されています。(下記資料参照)

↑熊本市議会議事録に記載された、女性専用(優先)車両導入の真相
「コロナウイルスでこれだけ人が減っておるという中で、いろいろな話題を提供したい、明るい話題を提供したいという中で…(中略)…女性専用車両というのを導入したらいかがかなというところで一つアイデアが出ました」

つまり、コロナで乗客が減って財政が苦しくなったために、話題作りと女性客を引き寄せる目的で女性専用車両(後に「女性優先車両」)導入の話が出てきたわけで、「痴漢対策」とか「車内における迷惑行為防止」などは最初から、真っ赤なウソだったわけです。

しかも同交通局は自らのサイトで「女性優先車両試験導入の背景」というウソ記事をわざわざ出し、マスコミも「痴漢対策・迷惑行為防止」の一点張りで、その偏向ぶりといえばそれはもうひどいものでした。

↑熊本市交サイトに掲載された(ウソの)「女性優先車両試験導入の背景」
本当は「コロナで乗客が減ったから」

もちろんこの記事はほんの一例で、近年の女性専用車両にまつわるマスコミ記事はその多くがこうした賛成派寄りの偏向報道です。

しかし、このような現状だからこそ、反対運動も地道でも良いから根気よく取り組むことが大事だと思います。

こうした風潮に異を唱える者がいなくなれば、いずれこうした偏向報道に疑問を持つ人もいなくなってしまうでしょう。反対の声を絶やしてはならないのです。

女性専用車両問題は、すぐ目に見えて動き出すようなことは通常あまりありません。

しかし、女性専用車両における声かけやトラブルが少なくなってきたのも、反対派が活動を継続してきたからだと思います。

この先、活動する人数を増やしていくことが出来ればさらに状況は変わってくるかも知れません。

人数を増やすことは当会も以前から課題として認識はしております。

そして、投稿者様のようにこの問題への関心を持つ人が存在し続けることもまた、重要なことだと思います。

まだまだ道のりは長いですが、今後とも当会サイトをよろしくお願いいたします。


女性専用車両は時代に合わないとのご意見投稿

●性別:男性

●女性専用車はもう時代に合わないのではないでしょうか。

私は、「見た目」と「性別」を結びつけることがタブーとされている時代だと認識しています。それにも関わらず、見た目が男性らしい人が近くにいると不安を感じたり、女性らしい人だけだと安心する人がいるようです。

男性はスーツ、ネクタイ、革靴、耳にかからない短髪。

女性はスカートを履く、ハイヒールを履く、髪が長い、ヒゲやムダ毛がない、化粧をする。こういったことを当たり前に思うこと自体がハラスメントとなりうる時代です。

一方で、女性専用車というシステム自体がこれらタブーを前提として成り立っているものと思います。

周りが「女性らしい」見た目の人なら安心だというのは、錯覚ではないでしょうか。

よく、男性が怖い女性のために女性専用車を設けていると説明する会社もありますが、「背が高い」、「スーツを着てる」、「ひげが生えている」等の人に迷惑行為を受けた経験がある人は、その特徴から固定観念にある男性像に結びつけ、「怖い」とするのではないでしょうか。

本来の性別は、生物的な特徴を確認しない限り誰にもわからないはずです。

当たり前のように見た目で何かを判断すること、止める時だと思います。

優先席に座っている人、駐車場の優先スペースに止める人、見た目ではわからない事情があるかもしれません。でも、まだまだおかしな正義感で「お前の場所じゃない」等と感じる人がいる状況だと思います。

見た目で性別を判断する心理は、相当深いレベルまで個人の中に染みついているものと思います。ジェンダー意識についていろいろと議論される世の中にあっても女性専用車がなくならないのは、都合よく利用することでビジネスが成り立つ(鉄道会社にとっての女性専用車の広告収入や、導入を進めた政党の選挙の票集め等)背景があるように感じます。

世の中から、あらゆる差別や偏見がなくなるよう願っています。

当会からの回答

※当会にご意見投稿くださいましてありがとうございます。

今の世の中「見た目と性別を結びつけてはならない」と言われる一方で、「男性(に見える人)がいると怖い、女性だけなら安心」というダブルスタンダードが当たり前のようにまかり通っているように思います。

本当に過去に何かがあって、男性(に見える人)にトラウマがある人も中にはいるのかも知れませんが、他方で女性専用を正当化し、さらに増やしたいがために

「女性は男性にこんなにも恐怖を感じている」

「女性ばかりの領域は絶対安心安全」

などと吹聴している者も少なくないと思います。

仰るように「都合よく利用することでビジネスが成り立つ」のです。

女性専用車両を推進することで、女性専用車両が存在することで得をする者がいる以上、そして世間では痴漢対策の一環という認識が一般的である以上はなかなかそれを動かすのは難しいものがありますが、やはりここは私達も活動の根を絶やしてはならないということと、そして投稿者様のようにこの問題に関心を持ち、問題意識を持つ方が存在し続けることも重要です。

よろしければ、また当会にご投稿ください。

今後とも当会サイトをよろしくお願いいたします。


女性専用車両賛成派の女性からのご投稿

●性別:女性

●女性専用車両についての記事を読んで、確かに納得することもありました。

女性専用車両は痴漢対策の根本的な解決策ではないと思います。女性専用車両は、誰かが大きな利益を得ているから存在するのかもしれません。しかし、痴漢被害に遭った身としては、実際女性専用車両があることで、精神的にストレスが緩和されます。

人が混雑している電車内で、真後ろに男性がいると、もしかしたら痴漢に遭うかもしれない、と恐怖でパニックになってしまいます。だから、私の場合は、女性専用車両に乗ることによって安心感を得られるので、なるべくなくさないで欲しいと思います。

私は女子高校生ですが、私の周りにも被害に遭っている子が沢山います。私は普段から母親に、性被害に遭った時は警察に行け、と言われていたの� �、被害に遭った時も、大泣きしながら駅員さんに被害に遭ったことを伝え、警察に被害届を出すことが出来ました。しかし、私の周りで被害に遭った子達は、痴漢に遭った時にどうすればいいか分からなかった、だから結局警察の元へは行けなかった子達ばかりです。むしろそういう子しかいません。なので、データに出ている被害件数よりも、実情はかなり被害者は多いはずです。だから私と同じように、女性専用車両に乗ることによって精神的に安心する人がかなり多くいらっしゃるのではないでしょうか。

目的は何であれ、女性専用車両が存在することによって心が救われる人も沢山いると思うので、根本的な解決策ではないと思いますが、痴漢被害に遭った者としては、今の段階ではなくすべきだとは思えません。痴漢という犯罪が既に存在してしまった以上、仕方のないことなのかもしれません。しかし監視カメラの増設はかなり効果があると思うので、鉄道会社にはできればそっちの方向でもっと進めて欲しいですね。そしていずれかは女性専用車両がなくなって、性別関係なく快適に過ごせる社会になって欲しいと思います。

当会からの回答

※当会にご投稿ありがとうございます。

女性専用車両についての記事を読んで、確かに納得することもありました。

女性専用車両は痴漢対策の根本的な解決策ではないと思います。女性専用車両は、誰かが大きな利益を得ているから存在するのかもしれません。しかし、痴漢被害に遭った身としては、実際女性専用車両があることで、精神的にストレスが緩和されます。

仰るように、女性専用車両は痴漢対策と言いつつ、実は誰かが得をするから推進されているわけです。

そして世間では、女性専用車両は絶対唯一の痴漢対策であるかのように思われているフシがありますが、実際には痴漢が他の車両に乗ってそこで好き放題できる上、女性専用車両があることによって、他の車両での痴漢の存在はあまり問題にされなくなり、軽視されてしまいます。

投稿者様も女性専用車両は「根本的解決策ではない」と仰っていますが、「根本的解決策でない」どころか、実は痴漢にとっても「願ったり叶ったり」になってしまうわけです。

実に皮肉な話ではありますが…

人が混雑している電車内で、真後ろに男性がいると、もしかしたら痴漢に遭うかもしれない、と恐怖でパニックになってしまいます。だから、私の場合は、女性専用車両に乗ることによって安心感を得られるので、なるべくなくさないで欲しいと思います。

当会では、警察官の付き添い乗車なども提案しています。

現在でも警察官が被害者に付き添い乗車することはあるようですが、これをもっと広めるべきでしょう。

車内では痴漢だけでなくスリや盗撮などの被害もありますし、またスリや盗撮は女性が女性に対してやることもあります。

警官が付き添えばそういった被害も防げるので女性専用車両よりもより効果的と言えるでしょう。

あと、それ以外に「見せる警備」として警察官を駅に立たせたり、場合によっては車内にも乗車するなどするのも効果的かも知れません。

私達は当サイトで何度も申し上げている通り、女性専用車両には反対していますが、「痴漢対策をするな」とは決して申しません。

しかし世間にはこういう代替案を示すと、真っ赤になって「そんなもの何の役にも立たない!」などと否定してくる者がいます。

監視カメラについても同様にJR埼京線で痴漢6割減という実績はまるっきり無視して「監視カメラごときに何ができる!」と大騒ぎ。

こうなると痴漢対策を望んでいるのか、ただ痴漢対策を口実にして、実は女性専用車両を守りたいだけなのか分かりませんね。

もちろん投稿者様はそんな人ではないと思いますが。

私は女子高校生ですが、私の周りにも被害に遭っている子が沢山います。私は普段から母親に、性被害に遭った時は警察に行け、と言われていたので、被害に遭った時も、大泣きしながら駅員さんに被害に遭ったことを伝え、警察に被害届を出すことが出来ました。しかし、私の周りで被害に遭った子達は、痴漢に遭った時にどうすればいいか分からなかった、だから結局警察の元へは行けなかった子達ばかりです。むしろそういう子しかいません。なので、データに出ている被害件数よりも、実情はかなり被害者は多いはずです。

「データに出ている被害件数よりも、実情はかなり被害者は多いはず」とのことですが、女性専用車両を導入しても被害件数は減りません。

つまり、【データに出てこない被害件数も含め】女性専用車両を導入しても実情は変わらない(=泣き寝入りは減らない)と言うことです。

表に出てこない被害が多いままだからこそ、表に出てくる被害件数も減らないのです。

このことから、女性専用車両を導入しても痴漢は他の車両で全く抑止力が働かずにやりたい放題で何も困らないということが分かります。

しかも先ほども述べた通り、女性専用車両が存在することで他の車両での痴漢の存在が軽視されてしまう問題もあります。

さらに、女性専用車両を増やすこと、あるいは女性専用車両が存在することで得をする・利益を得る者がいるから、それ(女性専用車両以外での痴漢が軽視されてしまうこと)が問題視されないのです。

また、鉄道会社としても女性が被害を申し出ても「なぜ女性専用車両を利用しなかったのか」と、責任を逃れることが出来ます。

つまり、「女性専用車両があるのに利用しなかったのが悪い」ということにされてしまうわけです。

近年では監視カメラの設置が進んできたせいか、痴漢件数も(少なくとも表に出ている件数は)かなり減ってきています。

恐らくは表に出ていない件数も減っていることでしょう。

痴漢にとっては女性専用車両よりも監視カメラの方がずっと「困る」わけです。

悪いことをする人間は「見られること」を気にしますから。

だからこそ当会は痴漢が減らない上に差別にもなる女性専用車両は廃止し、監視カメラの設置の徹底と監視の強化・希望者には警察官の付き添い乗車などもするべきと当会は主張しています。

目的は何であれ、女性専用車両が存在することによって心が救われる人も沢山いると思うので、根本的な解決策ではないと思いますが、痴漢被害に遭った者としては今の段階ではなくすべきだとは思えません。

痴漢という犯罪が既に存在してしまった以上、仕方のないことなのかもしれません。

しかし監視カメラの増設はかなり効果があると思うので、鉄道会社にはできればそっちの方向でもっと進めて欲しいですね。

そしていずれかは女性専用車両がなくなって、性別関係なく快適に過ごせる社会になって欲しいと思います。

まだ高校生で、かつ痴漢被害に遭ったあなたにここまで考えろというのは少々酷かも知れませんが、女性専用車両によって痴漢ではないのに排除される人がいることも、どうか忘れないでください。

特に足腰の弱ったお年寄りの男性や視覚障がい者などを追い出すようなことは決してあってはならないことです。

(鉄道会社は障がい者については乗車を認めていると言い、高齢者については「他の車両にも優先座席がある」などと屁理屈を言いますが)大体こうした「弱者」であっても男性であるというだけで排除されるのであれば、公共交通機関においてこれは大きな問題です。

また、女性専用車両を利用している乗客の中には痴漢対策以外で利用している人が多いのも事実で、当会が乗車活動を行っている時にも座席狙いの女性客がよく声をかけてきます。

それも、痴漢被害にはあまり遭わないと思われる(実際に40代以上になると、痴漢被害に遭う確率は非常に少なくなるというデータがあります)中高年の女性客が多いです。

それでも、まだ座席狙い程度なら痴漢対策とは外れた利用をしているとは言え、まだましな方ですが、ひどいのになってくると女性専用車両を自分の特権的領域と勘違いして、平気で男性に対するヘイトを垂れ流し、差別をする者が出てきます。

もちろん、こういう輩は決して珍しい存在ではありません。

上記ツイートはその一例ですが、これなど「女性専用車両」を「白人専用車両」に、「じじいを黒人」(じじいでも十分問題ですが…)に置き換えると、大変な差別発言であることが分かると思います。

(「黒人が乗ると白人専用車両が汚れるやろうが…」なんて言えば、とんでもない暴言ですね。これを「男が痴漢するから悪い」で片付けようとする人間は上記ツイート主と大差ないでしょう。)

女性専用車両をどんどん増やせば、こうした輩もどんどんわいてきますし、また「(痴漢などの犯罪者でなくても)男は危険な生き物だから排除されて当然」という風潮も「当たり前のこと」として広まります。

もちろんそうなれば、男性側も黙ってはいないでしょう。

当会はあくまで「男女が憎しみあわない社会」を目指しつつ、こうした問題に取り組んでいる団体ですが、世間にはこうしたことから「女性憎し」になってしまう男性も出てくると思われます。

そして当会はそれを非常に憂慮しています。

投稿者様も女性であると言うだけでそうした男性からヘイトを向けられる社会に住みたいですか?

恐らく投稿者様も含め大抵の人は「そんな社会は嫌だ」と普通は言うと思います。

当会としてもこの社会がそんな風になってほしくはありません。

何度も申し上げている通り、当会は痴漢対策そのものに反対しているわけではありません。

しかし、女性専用車両はあまりにも問題・弊害が多すぎるし、また推進派・賛同派の中に下心のある者が多すぎるのです。

そんな中で当会は「女性専用車両によらない痴漢対策を」と提案しているわけですが、やはり女性専用車両で得をする者がいる以上、結局は「女性専用車両を拡大することが目的」になってしまうし、またそうした人々に当会が何を主張しても、聞く耳を持たないのです。

先にも少し触れましたが、JR埼京線で痴漢6割減の絶大な効果を示した監視カメラでさえ、女性専用車両推進派は当初、

「監視カメラにごときに何ができる!」

「監視カメラには死角がある」

「カメラ設置に莫大な費用がかかるから非現実的」

※実際は赤字ローカル線でもやるところはやっている

「監視カメラを設置しても痴漢はゼロにならない」

※女性専用車両ではゼロどころか、路線によっては逆に増加した

などと猛反対しました。

本当に推進派が効果的な痴漢対策を望んでいるのなら「監視カメラで埼京線の痴漢が6割も減った」というニュースに喜ぶはずですが、実際には「監視カメラのせいで女性専用車両が廃止されたら大変」とばかりに監視カメラを叩きに叩いたのです。

そしてその後、「監視カメラの導入が進んでも女性専用車両の廃止にはつながらない」とわかると、今度は「痴漢対策として女性専用車両と併せて監視カメラも推進しよう」と言いはじめました。

つまり女性専用車両推進派にとって「痴漢対策」など実はどうでもよく、結局は「女性専用車両さえあればそれで良い」のです。

投稿者様には被害に遭われたうちの一人として、そうした風潮に騙されたり流されたりするのではなく、本当の意味での痴漢対策を望む人になっていただきたいと思います。

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ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見(2022年8月~2022年12月)

2022年8月~12月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


以前当会に投稿された方よりいただいた当会へのご質問

●性別:男性

●2回目の投稿をさせていただきます。

以前「2021年12月 首都圏の鉄道事業者の対応について国土交通省に通報」の記事について質問させていただきました〇〇です。

今回は他の乗客、鉄道職員の方々からの声かけについて二、三お聞きしたいことがあり、投稿した次第で御座います。

まず、声かけされる回数は、電車の混雑度合いや時間帯によって変るものなのでしょうか(計数機で正確に数えるような意味合いではなく、感覚としてで構いません)。

次に、過去の記事を拝見いたしますと、活動報告として記事になったもの以外の活動や、「女性専用車両に反対する会」としてではなく個人、単独での非協力乗車をなさっていると推察されますが、単独で行うよりも複数人で行う方が声かけやアナウンスが増えるのでしょうか。

因みに私は先日所用で関西に向った折、女性専用車を利用しましたがどの線区でも声かけはされませんでした(アナウンスはありましたが、機械的にアナウンスしているように感じられ、印象に残るほど多くはありませんでした)。以下に乗車した路線と混雑の度合いを記します。

東海道本線(緩行線・大阪以西)、10数人ほど、立ち客なし
阪和線、10〜20人程度、ワンボックスに1人程度、立ち客ほとんどなし
おおさか東線、10数人ほど

JR東西線、関西本線の普通電車にも乗車しましたが、女性専用車に乗車していたか記憶が不正確なので除外いたしました。

また、貴会には少数の女性の会員がいらっしゃるということですが、非協力乗車には女性の方も参加しておられるのでしょうか。活動報告をみると女性の会員の方が参加しているか判断できないので質問させていただきます。あくまでも私の意見ですが、女性の方が参加なさっていれば、声かけなどをされた際に反論しやすいと考えました。

以上、質問とさせていただきます。

宜しくお願い申し上げます。

※文中、現在の教育とは異なる送り仮名がありますが、これはミスではなく使い分けによるものですので掲載される際には訂正しないでいただければ幸いです。

当会からの回答

※当会へのご投稿、ありがとうございます。

声かけされる回数は、電車の混雑度合いや時間帯によって変るものなのでしょうか

少なくとも他の乗客からの声掛けに関しては混雑度合いや時間帯はあまり関係ないように思います。

と言うより、近年は特に関西や名古屋などにおいては声かけ自体が少なくなって来ていますね。

一方、駅員・乗務員や警備員からの声かけは各々の鉄道会社の姿勢によるところが大きいように思います。

当会サイトでも「活動履歴」などにおいて昨年(2021年)頃から一時期、東武鉄道や東京メトロ、JR東日本など首都圏の鉄道事業者が男性客への声掛けにかなり熱心であることなどを伝えてきましたが、これも声をかけてきた乗務員が「上からの指示」と発言したり、マニュアルの存在を明かすなどしていることから会社からの指示と思われます。

単独で行うよりも複数人で行う方が声かけやアナウンスが増えるのでしょうか。

こちらも単独か複数人かはあまり関係ないと思います。

会社内部で上から「男性が乗車している場合はアナウンスを増やせ」という指示が現場に出ているかどうかではないでしょうか。

その他、駅員や乗務員が個人の判断でアナウンスをしつこくやってくる場合もあるでしょう。

因みに私は先日所用で関西に向った折、女性専用車を利用しましたがどの線区でも声かけはされませんでした。

以下に乗車した路線と混雑の度合いを記します。

ご報告ありがとうございます。

JR西日本については当会サイトの「活動報告」などで過去に何度か申し上げている通り、近年では駅員や乗務員などによる直接の声かけは少なくなっています。

JR線では過去に声掛けや有形力の行使で大きなトラブルに発展した事例などもありますので、そうしたところからの変化だろうと思います。

2011年12月 JR西日本福知山線強制排除について

2014年8月 関西本部:JR神戸(東海道)線&JR東西線で非協力乗車会

関西に関して言うと、今ではJRよりも阪急や京阪などのほうが声をかけられる可能性は高いと思います。

声かけ実態調査: https://oawc.lsrv.jp/information/related-information/call/

貴会には少数の女性の会員がいらっしゃるということですが、非協力乗車には女性の方も参加しておられるのでしょうか。

活動報告をみると女性の会員の方が参加しているか判断できないので質問させていただきます。

女性会員について触れている活動報告のページはいくつかありますが、女性会員が写っている写真が掲載されているのは以下のページのみです。

2009年11月 関西本部:神戸元町での街宣活動

そもそも、近年では会員の姿が写った写真をなるべくサイトに出さないようにしている関係で、こういうかなり過去のものしかありません。


動画のご紹介をくださったご意見投稿

●性別:男性 

●貴会の活動について報道の映像を使用したうえで「100%男性側が悪い」と揶揄している動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=UTDhWsiVHXU

5:11あたりです。

これが日本社会における、女性専用車両と反対活動に対する認識なのでしょうね。

改めて、日本人に蔓延する冷笑主義を目の当たりにした思いです。

当会からの回答

※動画のご紹介、ありがとうございます。

これですが正確には当会ではなく、差別ネットワークという別団体の活動の音声ですね。

ご存知の方は分かるかと思いますが、かつてドクター差別こと兼松氏が代表を務めていた団体です。

まあ、鉄道事業者もマスコミも

  • 本当に女性専用の車両は日本国憲法下では運行できない。
  • だから女性専用車両という名前にしておいて、実際には任意協力にし、法的な問題をすり抜けながら、事実上強制している。(つまり女性専用ではないものを、女性専用であるかのように装っているだけ)
  • 痴漢対策と言うのは表向きで、実際には一部政党の人気取り政策と化しており、女性専用車両の拡大自体が目的になっている。

という事実から目を背け、あるいはひた隠ししており、世間は

  • 「女性専用車両は痴漢対策なのだから正しいし、あって当然」
  • 「女性専用と書いているのだから、立ち入った男が100%悪い」

となるわけです。

「痴漢対策」とひとこと言っておけば、世間は簡単に騙せますから鉄道事業者や女性専用車両推進派にとっては「ちょろいもの」でしょうね。


神戸電鉄についてのご意見投稿

●性別:男性

●神戸電鉄は4両編成と短いなか女性専用車両を早朝時間帯を除く平日の終日導入している。

近年、粟生線の利用客が低迷。神戸電鉄側は少子高齢化によるものだと言っているがそれだけではない。

粟生線沿線の木幡~小野間は神姫バスが平行している。

中でも三宮~恵比須駅間を走る神姫バス恵比須快速線は強豪なライバルである。

ぼくも神鉄粟生線の活性化協議会会員である。4両編成に女性専用車両を導入していることには度々批判はあるが、一向に女性専用車両をやめようとしない神戸電鉄。

痴漢対策や女性客の根強い要望、女性が安心して乗れるために導入と言っている。

しかし、どこの鉄道会社と同じように痴漢対策になっていないし、女性を呼び込もうとして女性をターゲットにして導入しているとしか言えない。

ぼくみたいに女性専用車両に乗る男性もおられる。

女性専用車両に男性が乗ってくれることにありがたく思え、そう営業担当者に強く抗議したことがある。女性専用車両は男性の任意協力により成り立っているのは事実である。

しかし、女性専用車両の協力がゆえに神姫バスを利用する男性が多数おられるのである。女性をターゲットしたとは言え、神姫バスを利用する男性が多くなった。

神戸電鉄の株主の配当金、現在は無配続きであるが、女性専用車両導入当初の2004年は前年度の状況改善傾向を見通して1.5円の配当金があった。

神戸電鉄が女性専用車両を導入したのは2004年3月である。

翌年2005年も配当金を出す予定だったが無配となった。その理由は鉄道利用客が予想以上に減少したからである。その後も減少傾向が続いている。

任意確認乗車も行いつつ、神姫バス恵比須快速線を何回か夕方恵比須まで乗ってみた。

神姫バス三宮バスターミナルで並んでバスに乗った。

夕方なので当時10分間隔で運行されていたが、バスは定員に達し、次のバスを待つほどであった。

結構男性が多かった。(今は見ていないし、コロナの影響もあるからわからないが)この神姫バス恵比須快速線であるが、新神戸トンネルを出たあと、途中藍那まで阪神高速を走る。

道路交通法により、高速を走る場合は全員着席しなければならないので、座席が埋まれば乗れない。

ただここで言えるのは、神姫バスは必ず座れる、要するに着席が保障されている。

緑が丘から恵比須間は住宅街を走るし便利。

女性専用車両は任意協力であるが、それを知らない男性は多いし、たいがいは協力するだろうから、女性専用車両が空いていて他の車両が混雑、これならもう神戸電鉄を利用するのはやめよう、神姫バスを利用しようということになる。

女性専用車両導入前は神戸電鉄を利用していた男性も多かったが、導入後神姫バスに転換する男性が多くなった。

女性専用車両に男性に協力を求める神戸電鉄、ぼくも思ったが任意は別として女性専用車両に乗らなかったらいいから、神姫バス利用は当然男性の立場としてあり得るし、神姫バスに乗ることかて神戸電鉄の女性専用車両に協力していることになる。

いわば神戸電鉄としては男性に神姫バスを利用していただくために女性専用車両を導入したと言わざるを得ない。

神戸電鉄としたら神姫バスにお客様をあげている格好となっている。

ぼくも「神姫バス利用かて女性専用車両の協力になる」、神戸電鉄の営業担当者によく言うが、このことに対し一向に感じておられず、「神戸電鉄を利用していただいた上で女性専用車両に協力してほしい」など甘ったれた回答や「神姫バス利用かて女性専用車両になるのか?」とかこんな回答が返ってくるからたまったものでない。

だから、女性専用車両反対の会に言うことにいたしました。よろしくお願いいたします。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

神戸電鉄ですが、粟生線の経営状態がかなり深刻な状況であるというのは存じております。

もともと、昭和の時代にニュータウンの開発とそれに伴う人口流入で沿線人口が増え、かつての神鉄粟生線は潤っていたもののそれから数十年経ち、そのニュータウンの住人が定年退職するなどして通勤しなくなり、利用が徐々に減ってきたというように聞いたことがあります。

1995年の阪神淡路大震災も影響したとは思いますが、その後も利用が減少し続けているところへ高速バスが登場し、神戸電鉄はますます利用されなくなっていったのでしょうね。

しかも、投稿者様のおっしゃるようにバスなら着席できる保証もありますからね。

そしてそんな状況で、4両という短編成での女性専用車両終日導入を行ったわけですね。

女性専用車両に関していえば、神戸電鉄は本当に何を考えているのかと言いたくなるようなことが多いですね。

女性専用車両を導入したのも、谷上駅で連絡している神戸市営地下鉄が2002年から女性専用車両を毎日・終日やりだしたのを見て、神戸電鉄もそれに合わせるべく動き出したものではないかと思います。

恐らく「地下鉄がやっているのだからウチもやらないと」という「横並び意識」でしょうね。

「世間体のため」とも言えるでしょう。

そこに痴漢対策の「ち」の字もありません。

神戸市営地下鉄も海岸線では、わずか4両で毎日・終日女性専用車両を運行して(しかも日中は常にガラガラ)明らかにおかしいですが、神戸電鉄は「市営も4両でやっているからウチも大丈夫」と判断したのではないかと思います。

そして2004年の春から実際に4両で終日女性専用車両を運行開始するわけですが、当時の報道によるとその直後、主に沿線の利用者などから多数の苦情が届き、また現場の職員に直接抗議する乗客の姿もあったとのことです。

(当時、まだ当会では非協力乗車活動などが本格化しておらず、神戸電鉄での乗車活動も行っていなかったため、抗議していたのは恐らく一般の乗客の方と思われます)

そして多数の抗議が寄せられたため、2004年の6月(導入後2ヶ月)から「早朝の時間帯は女性の利用が少ない」と理由を付けて、早朝のほんの少しの間だけ、女性専用車両の設定時間帯から外し、現在と同じ運行形態になりました。

これは一見、反対意見を聞き入れて改善したかのように見えますが、実際には予想以上に抗議の声が大きかったため、小手先のごまかしで沈静化を図ったものと思われます。

「女性客の根強い要望があるから」とか、「女性が安心して乗れるため」などというのは反対派をうまく丸め込むための常套句です。

反対派に必要なのはもっと人数を増やすことだと思います。

やはり一人でやるよりも多数の人間が抗議をしたほうが、すっと効果的ですから。


女性専用○○に疑問を呈する女性からのご意見投稿

●性別:女性

●日本は男性・障がい者・容姿差別はとことん推薦する癖に、「女性差別は絶対に許さない」等と女性ばかりを美化している様に過ぎないといつも感じています。

又「女性限定〇〇」「女性専用〇〇」等と女性ばかり可愛がる様なシステムを作り出す世の中もどうかと思っています。

但しトイレ・銭湯・更衣室等プライベート部分に関わる期間(※原文ママ。おそらく誤字)は絶対に男女別にしないといけないと思います。

言いたい事は必要以上に女性を優遇し過ぎていて男性が生きにくい国・日本にしているのではといつも感じています。

この世界には女性と言うだけで紛争等により迫害受けたり奴隷にされてしまう様な国も沢山あるのに、日本は一歩間違えれば腫物に触れてしまう様な程女性ばかり優遇され過ぎていると思います。

女性専用車両だって「不細工は乗るな!」「不細工の癖に痴漢に遭うと思ってるのか!」等と女性の容姿によって止め処無く罵詈雑言する人が居る限りは、結局は美人さんだけを美化している様な下心から来る発想から生まれた乗り物にしか過ぎないと思います。

因みに私は容姿にタブーを抱える当事者です。

これ等の事を考えると女性専用車両に嫌悪感を覚えて足を踏み入れるのもかなり抵抗があります。

この会を通して必要以上の女性優遇システムの撤回を求めます。どうぞよろしくお願いいたします。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

世間では女性専用○○と言えば、「女性は皆、喜ぶもの」という固定観念があるように思います。

女性専用車両の推進に熱を上げている政党や政治家なども恐らくはこうした考えのもと、「女性専用を推進すれば女性に喜ばれ、大きな支持が得られる」との考えから、痴漢対策・痴漢撲滅を唱えながら、実際には女性専用車両を推進すること自体が目的になっているのではないでしょうか。

また、「女性専用車両で増収増益を期待している(期待していた)と思われる鉄道事業者」も同様ではないかと思います。

そして世間でいわゆる「バカマッチョ」と言われる、「オレは女性にやさしいんだぞ!」とアピールしたい一部の男性が女性専用車両賛成派にやたら味方したりもしています。

しかしこれらに全て共通するのは「女性専用○○で女性は皆喜ぶだろう」「今の世の中、女性に気に入られておけば何かとトク」といった固定観念や下心であると思います。

またいわゆるバカマッチョについては、そういう態度を取ることで「女性にやさしくしてやれる、大人の男としての自分」に酔っているような所もあると思います。

表向きは「痴漢被害者救済」などという綺麗ごとでまかり通っている女性専用車両も、こうやって見ていけば気分が悪くなってくるようなウラ・オモテがあるわけですが、そんな中に実はご投稿者様のような女性のご意見もあるということで、当会としてももっと世間の「女性専用車両は社会正義である」という認識に対し、一石を投じることが出来ればと思っております。


女性専用車両の任意性についてのご投稿

●性別:男性

●女性専用車両でありますが、裁判所の判断として次のように書かれております。

  • 女性専用車両については運送契約上の義務を追わせることはなく、任意の協力で行っている
  • それは優先座席と同様のものと考える
  • つまり、男性が女性専用車両に乗っても運送契約違反でなく、一般車両に移動する義務もない。罰則もない
  • ただ、(名称を)専用車両でなく優先車両とすると、もしもの可能性を排除できない
  • 女性専用車両の導入には女性の8割弱、男性の7割弱が賛成している
  • 女性専用車両に男性が間違って乗車することは、女性の5割がやむを得ないと感じている

以上の事実から女性専用車両の導入は、あくまで罰則のない任意の協力で実施され、アンケートでも国民の多くの支持を受けている妥当性・合理性が認められることから、憲法14条の違反とはいえない。

https://207hd.com/post-4933/

裁判所としても、女性専用車両に男性が乗車しても任意であり運送約款や法律もなく違反でもない、移動する義務もなく罰則もないとしています。

女性専用車両に男性が乗車していたら、駅員や乗務員、場合によっては鉄道警察がお願いや注意をすることはありますが、従わなくても法律はありませんので拘束力や罰則もありません。

お願いや注意くらいなら裁判所も合法だと認めているケースは多いです。

しかし、強制的に女性専用車両に乗車している男性を降ろすことについては認めていません。

移動する義務もないとしています。

よって強制的に移動するような発言、例えば「降りないと発車できません」とか駅員や乗務員が言えば、脅迫して義務を行わせることになりますので強要罪になる可能性はあります。

言うだけでも強要未遂罪になる可能性はあります。時効三年、録音があればよいかと思います。

腕を掴んで降車させたなら暴行罪、怪我をさせれば傷害罪に問われる可能性はあります。

駅員や乗務員が注意するにあたり、言うだけなら法律の範囲内になりますが、肩を叩く行為や体に触れる行為は不適切な対応となりますし、ましてや鉄道警察がそのようなことをしたら強要罪と公務員職権乱用罪になる可能性があります。

肩を叩くや体に触れる行為は不適切なので、駅員や乗務員がしたら鉄道会社の問い合わせ先、ご意見担当コーナーに日時や乗車した列車、駅員や乗務員の名前を控えておき告げる、後日この件につき必ず担当箇所から回答をいただくよう要求したらよいです。

鉄道警察の場合は強要罪と公務員職権乱用罪の犯罪行為になる可能性があるので、110番通報して警察に来ていただき、被害届を出したら良いかと思います。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

  • それは優先座席と同様のものと考える
  • つまり、男性が女性専用車両に乗っても運送契約違反でなく、一般車両に移動する義務もない。罰則もない
  • ただ、(名称を)専用車両でなく優先車両とすると、もしもの可能性を排除できない
  • 女性専用車両の導入には女性の8割弱、男性の7割弱が賛成している

女性専用車両が「優先座席と同様」と言うのは、「任意協力」であるという点においてであって、何もかもすべて同じものという意味ではないのですが、時々勘違いして「女性専用車両に任意だからと言って乗る男は、体力の衰えた老人の目の前で優先座席に座って『任意なんだから譲らなくて何が悪い』と言うような人間と同じ」などと言ってくる者がいますね。

また、女性の8割弱、男性の7割弱が賛成していることについては、世間が女性専用車両を純粋に痴漢対策だと思っているからではないかと思います。

まさか一部政党の人気取り政策(選挙対策)になっているなんて、インターネットで女性専用車両関連の調べ物をするような人(または政党関係者)でなければ、ほぼ誰も知らないでしょう。

まあ、政党の人気取り政策だと知っていて賛成しているなら最悪ですが…

以上の事実から女性専用車両の導入は、あくまで罰則のない任意の協力で実施され、アンケートでも国民の多くの支持を受けている妥当性・合理性が認められることから、憲法14条の違反とはいえない。

まず、「罰則のない任意の協力で実施されている」のは、周知の通り憲法14条違反にならないようにするためであり、つまりは「強制すれば差別である」と認めているようなものです。

またアンケートの結果については先述の通りで、今でも世間では痴漢対策だと思われているから賛同する人は多いと思われます。

しかし、「賛同している人が多いから妥当性がある」とは言えないでしょう。

賛同が多ければ、白人専用車両も妥当性があるということになるのか?ということです。

強制的に移動するような発言、例えば「降りないと発車できません」とか駅員や乗務員が言えば、脅迫して義務を行わせることになりますので強要罪になる可能性はあります。

当会では乗車会の際、必ず録音はしています。また可能な限り録画もしています。

何せ、証拠がなければ鉄道事業者は平気でシラを切りますから…

肩を叩くや体に触れる行為は不適切なので、駅員や乗務員がしたら鉄道会社の問い合わせ先、ご意見担当コーナーに日時や乗車した列車、駅員や乗務員の名前を控えておき告げる、後日この件につき必ず担当箇所から回答をいただくよう要求したらよいです。

最近ではこういうケースは少なくはなってきましたが、今から5年、10年前くらいでしょうか、かつてそのようなことが良くあったころには投稿者様が仰るような、

「日時や乗車した列車、駅員や乗務員の名前を控えておき告げる」

「後日この件につき必ず担当箇所から回答をいただくよう要求する」

などは、何かあったらほぼ必ず行っていました。これは基本ですからね。

そのためか、一部の鉄道事業者を除き、最近では直接の声かけはあまりして来なくなりました。

かつて当会の会員を強制排除したり、電車を約20分も止めて会員の腕をつかんで排除しようとしたJR西日本(こちらを参照)も、今では「基本、声掛けはしない」と答えてきましたからね。

(2022年11月時点。当会サイトの「声かけ実態調査」( https://oawc.lsrv.jp/information/related-information/call/ )作成のため、お客様センターに電話したところ「基本、声掛けはしない」との回答でした)。

その分、車内や駅でのアナウンスが少々しつこくなったりはしましたが…


女性専用車両に男性が乗車することについて、公明党に問い合わされた方のご投稿

●性別:男性

●今日、こんなことがありました。ぼくは、女性専用車両に男性が乗ることについて公明党本部に聞きました。

そしたら男性の〇〇さん(注:投稿者様は実名を記載されていましたが、こちらで伏せました)が出られこんな発言がされました。ぼくが任意なのか聞いたところ公明党の〇〇さんは「強制であり、駅員が注意しても降りない場合や移動しない場合、迷惑防止条例違反になる。」と言いました。

そこで今度は国土交通省ホットラインにて公明党の〇〇さんの発言について問い合わせました。

女性〇〇さん(注:投稿者様は実名を記載されていましたが、こちらで伏せました)が出られ、公明党に指導をしておくとのことでした。公明党の本部の方が「迷惑防止条例違反」とか言うのは、強制的に女性専用車両をやっている。公明党は女性専用車両を推進している党でありますが、男性利用客に強制的してでもやるという背景が伺えました。このことは、女性専用車両に反対する会にすごく言いたかったので投稿しました。

当会からの回答

※ご投稿並びにご報告ありがとうございます。

(当会のほうで事実関係を確認したわけではないので、このような書き方をさせていただきますが)これがもし本当ならとんでもないですね。

恐らくは、ですが「女性専用車両が憲法などの絡みから強制できないこと」や、実際に運行している鉄道事業者が憲法に触れないようにするため、一応「任意協力」にしておいて、そのことを隠しながら運行をしていることなどを知らないのでしょう。(特に公営の鉄道事業者なら、強制すれば直接憲法云々の話になりますからね)

しかし、男性の乗車が迷惑行為防止条例違反とはちょっと驚きました。

そもそもこの日本において最上位の法規である日本国憲法に反する法律は作れないはず(憲法98条)です。

ましてや条例は法律よりもさらに下位のものですから、言わずもがなです。

「男性が女性専用車両から降りるように指示されたにもかかわらず降車しなかったら罰則」みたいな規定がどこかの迷惑行為防止条例にあったら、それは大問題です。というか、まずありえません。

ちなみに鉄道営業法34条2項には「婦人のために設けた車両に男子がみだりに立ち入ったら罰金」という旨の規定( https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=133AC0000000065 )があります。

これは現在の日本国憲法が制定されるはるか前、明治時代の法律なので、現憲法下では死文化しています。

もちろん男性が(現代の)女性専用車両に乗車してもこの規定が適用されることはありません。

そもそも明治の時代から存在した「婦人のために設けた車両」と現代の女性専用車両は「別物」といって良いでしょう。

話が若干それますが、時折「女性専用車両は今にはじまったものではなく、明治の時代からすでに存在していた」と言うようなことを言う人がいます。

「すでに100年以上昔からあるものだし、すっかり日本の社会に定着しているものだから、今さら差別だ何だと問題にすることはない」と遠まわしに言っているようにも取れます。

しかし、痴漢対策を錦の御旗にしながら実際には政党の人気取り政策になっている現代の女性専用車両とは、設置された理由も背景も全く異なります。


非協力乗車をやめさせようとするご意見投稿

●性別:男性

●実家に帰省し、普段乗らない千代田線を使用したところ、間違えて女性専用車両に乗ってしまい、痴漢されるはずのない中年女性から3回程、背中をタックルされる暴力を受け、腹立たしく思いました。

直ぐに気付き隣駅で降りましたが、女性専用車両はあくまで任意で、分かりにくく間違えて乗ってしまう人は多いです。

車両に少数の男性がいた所で、性犯罪は非常に起こりにくい状況は確保されてますので、ヒステリーになり暴言や暴力を振るう女性は自分の方が犯罪をしている事に気付いていない愚か者だと思います。

ただ一方で、あなた方のような嫌がらせのように車両に乗り込む方々がいることを知り、ヒステリックになっているのかもしれず、女性を責めきれないと思いました。

善良な男性諸君があなた方の様にわざと乗車していると勘違いされて、批判をされてしまう状況です。

思想を持つのは自由ですが、非協力乗車を行うのはやめて頂きたいです。

街中で抗議をしたり、政治家に、立候補したりすれば良いのです。

性差があるのは当たり前です。トイレやお風呂、脱衣所等が分かれているのはどの国も同じ。

性犯罪が女性から男性に対して行われることは圧倒的に少ないというのは事実です。

民主国家ですので、是非、政治家へ立候補して民意を問うて頂きたいですが、男性諸君のためにも非協力乗車は今日から二度と実施しないようよろしくお願い申し上げます。

抗議の手段として非協力乗車行わないで欲しい、という同じ男性からのこの要望に対してWEB上で構いませんので、ご検討の上、今後の方針について回答頂きたいと存じます。

当会からの回答

※ご意見投稿ありがとうございます。

実家に帰省し、普段乗らない千代田線を使用したところ、間違えて女性専用車両に乗ってしまい、痴漢されるはずのない中年女性から3回程、背中をタックルされる暴力を受け、腹立たしく思いました。

これは由々しき事態ですね。実は当会会員の中にも似たような体験を持つ者がいます。これは明らかに暴力行為(暴行罪に該当)ですので、速やかに警察に通報すべき事例です。

もっとも通勤・通学途中などの事情で大事おおごとにしたくないという状況もあろうかとは思いますが…。

ただ一方で、あなた方のような嫌がらせのように車両に乗り込む方々がいることを知り、ヒステリックになっているのかもしれず、女性を責めきれないと思いました。

善良な男性諸君があなた方の様にわざと乗車していると勘違いされて、批判をされてしまう状況です。

申し訳ありませんが、我々としてはこの考え方には感心できません。

暴行犯人の動機が当会をはじめとする非協力乗車によるストレスであったのかどうかは定かではありませんが、理由の如何を問わず暴力は犯罪です。

ましてや「非協力乗車をやめさせよう」との意図で暴行したのであれば、法治国家たる日本では許されない「私刑」(私的制裁)に該当します。

極端なたとえ話になりますが『彼女にふられて欲求不満や鬱憤が溜まり、痴漢しているのかもしれず、その男性を責めきれないと思いました』と言うのと発想は同じです。

暴行した件は敢えて一旦脇に置くとして、その女性客が「女性専用車両に男性が乗っていることでストレスを感じていた」ならば、それはなぜでしょうか?

鉄道事業者が本当は女性専用ではない(専用には【できない】)のに「女性専用車両」などと表記して専用と誤解させるところに、そもそもの原因があるのです。

当会がサイトでも繰り返し述べている『女性専用車両のウソ』が原因です。

思想を持つのは自由ですが、非協力乗車を行うのはやめて頂きたいです。

街中で抗議をしたり、政治家に、立候補したりすれば良いのです。

当会は街中での抗議・広報活動(街頭演説やビラ・ティッシュ配り)を、以前はよく行っていました。しかし、現在は諸般の事情から非常に行いにくくなっています。

「政治家に立候補すれば良い」という部分、これはある意味正論ではあります。

議会制民主主義の日本において、意見を強力に主張する方法として「政治家になる」というのがあります。

実際に当会内部でも「○○さん立候補したら」等という話が出たこともありました。

しかし現実問題として、今政治家として活躍している方々は地元にコネを持っている名士であったり、親や親族に政治家がいて強力な後援会が付いていたりというケースがほとんどです。

また政治家として立候補する為には多額の資金が必要である上に、多くの場合今の仕事を辞めて臨む必要があります。

普通のサラリーマン・自営業者・学生等である当会会員にとって、立候補はとても高いハードルです。

ましてや仮に仕事を辞めて立候補して落選してしまった会員がいたとして、その会員と家族の生活を経済的に支える力は残念ながら当会にはありません。

逆に、もし『そんなに非協力乗車が嫌なら、政治家になって女性専用車両を法的拘束力を持つ位置づけにすれば良い』と言われたら、投稿者様はすぐ立候補できるのでしょうか?

少々話がそれますが、かつて当会の顧問だった議員の方が保守派だったため、『反対する会は保守派だ』というような誤解をしている人が少なくないですが、当会はあくまでも「女性専用車両は差別であり反対」という共通点だけで繋がっている団体であり、右でも左でもありません。

性差があるのは当たり前です。

「(生物学的)性差があるのは当たり前」ですが、「性差があるから女性専用車両はあって当然」ではありません。

当会サイト読者の皆様はよくご存じと思いますが、『性差を埋め合わせるためだとしても、差別的手段を使うのは許されない。』と言うのが当会の主張です。

また、性別という括りにとらわれ過ぎず、個人差にもっと目を向けるべきだ、という思いもあります。

痴漢対策なら他にもっと有効な方法があるし、そもそも女性専用車両は痴漢対策を建前にしているだけで、実際には鉄道事業者の営利や政治家のアピールの道具として利用されています。

また世の中には、女性が有利になる時だけ「性差があるのだから、扱いが違うのは当たり前」と言いながら、逆の場合にはダンマリまたは「女性差別だー!!」と主張する人がいます。

いわゆるダブルスタンダードです。

トイレやお風呂、脱衣所等が分かれているのはどの国も同じ。

確かに「トイレやお風呂、脱衣所等が分かれているのはどの国も同じ」ですが、「鉄道に女性専用車両があるのはどの国も同じ」ではありませんよね。

当会サイトでも何度か書いていますが、電車は下着姿になったり陰部を露出したりする場所ではありません。

にも関わらず、「トイレやお風呂、脱衣所等と同じで、電車も女性専用が必要だ」という理屈なら、男性専用車両も必要ですし、電車のみならず女性専用/男性専用道路、女性専用/男性専用都市…いや女性専用/男性専用地球が必要という話になります(註:長くなるので省きますが、当会は男性専用車両にも反対の立場です)。

またトイレや風呂場・脱衣場については「女性専用+男女共用」とか、あるいはどちらか一方のみやたらと広くしたり豪華にしたりすれば差別になりえますが、当会は単に「トイレや風呂場・脱衣場が男女別になっていること」に反対しているのではありません。

性犯罪が女性から男性に対して行われることは圧倒的に少ないというのは事実です。

このこと自体は事実でしょう。

しかしながら女性専用車両が「性犯罪対策」というのは「ただの建前」であり、その本性は政治家の人気取り(選挙対策)・鉄道事業者の人気取りや収入源(痴漢対策してますアピールや専用車両限定広告収入)であることは、当会が何度も繰り返し根拠も添えて述べています。

また、性犯罪対策を取るにしてもその現状にどう対応していくのか、ということが大切です。

少数者(=足腰の弱った男性高齢者・見た目では分からない男性障がい者など。

あと数は少ないでしょうが男性の性犯罪被害者等も)に関する事象は切り捨てて、多数者の事象のみに対応する(少数者は切り捨てという差別的対応を行う)、これでよいのでしょうか?

これは女性専用車両問題の本質からはそれますし、性犯罪に限定したことではない話ですが、何らかの対応・対策を行うためには多大の費用と労力が必要になります。

従って少数被害者のための対応が蔑ろにされがちで、少数弱者がますます苦境に追い込まれていく現状があります。

「費用と労力には限りがあるのだから少数者を切り捨てるのも仕方がないだろう」という人もいるでしょうが、そういう人は少数派として切り捨てられる側が女性だった場合に同じことを言えるのでしょうか。

あと、女性専用車両が性犯罪対策から外れているのは先述の通りです。

民主国家ですので、是非、政治家へ立候補して民意を問うて頂きたいですが、男性諸君のためにも非協力乗車は今日から二度と実施しないようよろしくお願い申し上げます。

抗議の手段として非協力乗車行わないで欲しい、という同じ男性からのこの要望に対してWEB上で構いませんので、ご検討の上、今後の方針について回答頂きたいと存じます。

ご投稿者様は「男性諸君のためにも」と書いていて、「非協力乗車が男性対女性の対立(暴力等含む)を生み、男性諸君が困っている」と考えておられるように思えます。

しかし、男女対立を生んでいる本当の原因は「痴漢があるのなら、女性専用車両を作ればいいんじゃないの?」という安易な発想と、それを人気取りや収入源として利用している「大人の事情満載な人々」の存在なのです。

また「同じ男性からのこの要望に対して」と書いておられることから、当会が男性のみの集まり・男性の利益のみを考える団体だと勘違いされているのではないかと懸念します。

女性専用車両問題はその性質上、どうしても男性と女性で意見が割れがちなテーマではあります。

しかし当会では「男女が憎しみ合わない社会を」をスローガンに男性目線・女性目線に偏らず、差別のないよりよい社会になっていくよう、日々努力を続けています。

実際当会には女性会員や女性の賛同者もいます。

当会では女性専用車両問題の解決に向けて、今後も非協力乗車は重要な柱であり、鉄道事業者への意見提出や抗議活動、所轄官公庁への陳情や鉄道事業者の行き過ぎた行為の通報、インターネット活用をはじめとする啓蒙・広報活動などを有機的に組み合わせていくことが必要不可欠であると考えています。

カテゴリー
ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられた体験談(2020~2022年)


目の不自由な関東の方の体験談

●性別:男性

●私は子供の頃から目が見えません。この文も友人に協力してもらって書いています。

ある日、少し遠出しようとお思い普段使っている駅とは違う駅を利用しようとしたときの話です。

偶然乗ろうとした電車が女性専用車両だったらしく、乗ろうとしたとき乗っていた女性の方に、「男は乗ってくるな!」と非常に強い口調で言われ、弁明する間もなく、電車から押し出されました。

さすがにこれはやりすぎだし、暴行罪にもなるのではないかと思います。また、それ以上にこの明らかに差別ともとれる行動にいら立ち、駅員さんに事情を説明しましたが、「今忙しいから」と言われ全く取り合ってもらえませんでした。

私には国交省で働く知人がいたので相談し、その鉄道会社に抗議してもらいました。

それがどこまで効果があるのかわかりませんが、私のような出来事を経験されたことのある方もいると思います。こういったことをなくすためにも女性専用車両への乗車は任意であるという事実を広めるとともに、最終的には女性専用車両が無くなるといいなと思います。

長文失礼しました。これからも貴会の活動を支持しています。

当会からの回答

当会に体験談報告くださいましてありがとうございます。

当会のほうで事実確認したものではありませんので敢えてこのように書きますが、これが事実だとしたらとんでもない話ですね。

出来ればどこの路線のどの駅かを明記していただければ、こちらとしても確認を取りやすいですが…

鉄道事業者は数年前くらいから、建前上「男性の障がい者の単独乗車も可能である」という案内を始めました(実際には誰でも乗車可能だが…)。

しかし、実際には鉄道事業者は「女性専用車両への乗車は任意である」ということを利用客には隠したまま、相変わらず「女性専用車両」という名前で「男性禁止車両」のように装い続けています。

これまで再三言い続けていることですが、鉄道事業者は法的な問題を回避するために女性専用車両を強制にせず、建前上「任意」にしているだけで、ほぼ事実上の強制であることに変わりはありません。

逆に言えば女性専用車両は「ウソをつかないと成り立たない車両」なのです。

これだけでも女性専用車両がいかにおかしなものか良く分かろうというものです。

結局のところ「男性の障がい者も乗れる」としているのも、男性の障がい者への配慮ではなく、「男性障がい者に対する差別だ」「バリアフリーに反する」などと言われると反論ができないため、建前上「男性の障がい者は乗れる」としておいて、批判をかわせるようにしているだけです。

しかしながら、なぜこんなものが当たり前のように罷り通っているかといえば、「痴漢対策」という一見もっともらしく聞こえる「ただの建前」を、世間が全く疑っていないからです。

実際には企業イメージの向上や増収増益につながると思って(あるいは他との横並びで)このようなことをやっているわけですから、「痴漢対策のためのやむを得ない対策」ではなく、「痴漢対策を装った偽善」であり、「やむを得ない対策に見せかけた、ただの差別」です。

差別を正当化するのに「犯罪対策」や「弱者保護」を口実にするのは、差別を「する側」にとって非常に便利で有効な方法なのです。

こう言っておけば、反対する者がいても「犯罪対策に反対するのか」「お前は犯罪を正当化している」「被害者の気持ちを考えろ」「犯罪をする奴が悪いからこうなったんだろうが、文句を言うなら犯罪する奴に言え」などと、反対する側を悪者にしたり、犯罪者の存在を口実に差別を正当化したり出来ますから。

これは女性専用車両に限らず、夜行バスやプリクラなどの女性専用についても同じことが言えるわけで、だからこそ犯罪防止や弱者保護を口実にした男性排除に対しては犯罪防止のため・弱者保護のためという「うわべの口実」を真に受けないようにしなければならないのです。


名古屋の地下鉄を利用されている、内部障がい者の体験談

●性別:男性

●お世話になります。名古屋市交通局における女性専用車両の取り扱いにつきまして、大変不適切な点がありましたのでご連絡させて頂きました。私は身体障がい者手帳を保有しております。内部障がい者のため、外見では障害があることは分かりません。名古屋市交通局では女性専用車両を利用できる人の「例示」として「お身体の不自由な方」としているため、私は積極的に女性専用車両を利用しておりました。然しながら、乗務員を含めて女性客から度重なる個別の声掛けがあり、その度に障害のことを説明しなければならず、本当に不快な気持ちでした。

見ず知らずの女性客からも障害の内容について問われたり、手帳を見せるように求められたことがあります。私は思い切って、名古屋市交通局の本社に問い合わせたところ、下記のような返信がありました。

現在運行している女性専用車両につきましては、痴漢等迷惑行為の防止対策として、女性のお客さまに安心してご乗車いただけるよう、男性のお客さまにご理解・ご協力をお願いして運行しているものでございます。目の不自由な男性のお客様など、一定の配慮が必要な男性の方もご乗車いただけますが、女性専用車両の趣旨をご理解いただ き、今後ともご協力をお願い申し上げます。なお、内部疾患をお持ちのお客さまにつきましては、優先席をご利用いただけるよう車内ステッカーや車内案内放送等でご案内しておりますので、そちらをご利用いただきますようお願いいたします。

私は女性専用車両の優先席を使うべきなのか、女性専用車両以外の優先席を使うべきなのか分からなかったため、重ねてご質問させて頂いたところ、下記の返信がありました。

女性専用車両をご利用いただける「一定の配慮が必要な方」とは、目の不自由な方や足の不自由な方など、他の車両へ移動することが困難な方を対象としており、他の車両をご利用いただける男性のお客さまにつきましては、女性専用車両以外の優先席をご利用いただきますようご協力をお願いしております。

つまり、名古屋市交通局としては、内部障がい者は「一定の配慮が必要な方」に該当しないという見解のようです。

これは非常に問題がある発言かと思われます。貴会としての見解を教えて頂ければと思います。

当会からの回答

当会に体験談報告くださいましてありがとうございます。

交通局は障がい者であっても男性は可能な限り乗せないようにしているのです。

ただバリアフリー法などもありますので、男性だからと障がい者まで排除してしまうと、「女性と言うだけで障がい者よりも健常者を優先するのか?」「女性専用車両はバリアフリーに反する」などの批判を浴びることになります。

そこで、仕方なく表向きは「男性であっても障がい者は乗れる」ということにしているわけです。

しかし実際には男性を乗せたくないから、障がい者であっても何だかんだと理由をつけて、できるだけ乗せないようにしているわけです。

「一定の配慮が必要な方=他の車両へ異動することが困難な方」というのは何を根拠にしているのかが不明ですが、もちろんそのようなものに法的根拠はありませんし、またもし輸送約款などにも記載がないのであれば、これはただ単に「交通局が勝手に言っているだけ」ということになります。

そのあたりの根拠も問いただしてみる必要があるかもしれません。

ただ、交通局の回答の一文、

「女性専用車両以外の優先席をご利用いただきますようご協力をお願いしております」

の中の【お願いしております】というのが曲者(くせもの)で、交通局は「あくまでも【お願いしているだけ】で強制していないから問題ない」と、いくらでも逃げを打つことが出来ます。

何をやっても「強制してないんだから問題ないだろう」というわけです。

しかし、だからといって男性が誰も乗車しない状態が長く続くと、今度は「女性専用車両」という名前のせいで、現場の職員の中から半ば強制するような態度を取る者が現れる可能性はありますし、それでも抗議の声が上がらなければ、いつしかそれが「当たり前」になってしまいます(だからこそ、当会は女性専用車両に敢えて乗車する活動を続けているわけです)。

あなたからのご意見投稿を会の内部でも見てもらったのですが、ある名古屋地区の会員は「名古屋市交通局にはついこの間抗議したばかりなのに、まだこんな対応をしているとは開いた口が塞がらない」と言っていました。

個人に障がいの内容を尋ねたりするのは大変失礼なことですし、非常に不快だと思いますが、それによってあなたが女性専用車両に乗らなくなれば、交通局としては「それでいい」わけです。

だから、決して負けないでください。

そして、もしまた何かあれば当会にご連絡ください。


京阪電鉄で強制に近い排除を受けたという体験談

●性別:男性

●先日京阪にて(積極的な任意確認ではなくたまたま)専用車に乗車し、車掌より強硬に注意され排除され、その後いかにここが専用車で、移動しなければならないか、移動先はどこかをしつこく案内されました。

本当はここで積極的に事を構えてもよかったのかもしれませんが、私用の最中であり遅れると面倒だったので従うことに。

その終わりに私が「でも任意ですよね?」と聞き返すと「ま…まあそうなんだけどね」と急にトーンダウンして去っていきました。

そんなに口ごもるぐらい後ろめたいなら最初から導入しなけりゃいいのに、と思いました。

思うのですが、やはり鉄道職員や一般市民は専用車を社会正義だと思っているのですよね。

実態は女性優遇、男性差別にしかなっていなかったり、活動家の男性蔑視思想を広めるための道具だったりしても社会正義でやってるから、専用車に協力しない人は強制排除するのが正しいことになってしまうし、反対する人は悪人だから攻撃するのが正しいことになってしまう。

正義というのは最も強い感情なので、反駁するのが難しい。こうして専用車の存在が、社会を善悪に分断して「正義」を暴走させる思想を強固にしていると思います。

導入から20年近く経ち、もはや「あって当たり前」の専用車ですが、今一度その存在を考え直し、廃止を働きかけようと改めて思う機会となりました。

当会からの回答

当会に体験談報告くださいましてありがとうございます。

もし可能でしたら、何月何日の何時頃(出来れば発駅とその時刻も)の列車で、車掌の氏名なども分かりましたら当会までお伝えいただけませんでしょうか?

ちなみに京阪は、過去に当会が非協力乗車した時も車掌が声をかけてきて私達が移動を断ると、周囲の女性客一人一人に「男性が乗車して申し訳ございません。移動していただくように言ったのですが、移動していただけませんので…」などと頭を下げて回ったりしたことがありました。

2019年10月 関西本部:京阪本線&JRおおさか東線等 非協力乗車会

確かに仰る通り、多くの人々は女性専用車両を社会正義だと思っていると思います。

だからこそ当会はJR西日本や熊本市交通局などのような女性専用車(熊本は優先車)を女性優遇サービスと捉えている鉄道事業者が存在することや、また女性専用車両には一部の政党の選挙対策や実績作りのため利用されている側面もあるということを主張してきました。(「活動家の男性蔑視思想を広めるため」というのは、これまで当会としては主張して来なかったのですが…)

今回のことを通じて「今一度その存在を考え直し、廃止を働きかけようと改めて思う機会となりました」とのことで、やはりこういう問題は一人でも多くの方が問題意識を持って動いていくしかないので、もしよろしければ今後何らかの形でアクションを起こしていただければと思います。

カテゴリー
ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見・体験談(2022年4月~2022年7月)

2022年4月~7月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


当会へのご要望

●性別:男性

●いつもサイトを拝見させていただいております。

突然ですが、女性専用車両に乗った際の鉄道各社の対応をまとめてサイト上に載せていただけないでしょうか?

例えば、南海電鉄では声かけはない
西鉄では乗務員の付き添い乗車あり
(実際そうかはわかりませんが)
という内容です。
個人での乗車の際に参考にさせていただきたいです。
ご検討よろしくお願いします。

当会からの回答

※いつも当会サイトをご覧くださっているとのことでありがとうございます。

鉄道事業者の対応ですが、これは常に同じではなく、年月の経過によって変化します。

鉄道事業者内で上層部が入れ替わったり、世間で何か大きな出来事があってその影響で対応が変化したり、さらには反対派の抗議で声かけをしてこなくなったり(その後、上層部の入れ替わりなどで再び声かけをしてくるようになったり)と、常に変化するので表を作成しても「表を作成した時点の情報」になってしまいます。

また同じ鉄道会社内でも、エリアや路線・駅などによって対応が違ったりすることもあります。

なので、女性専用車両に男性が乗った際の鉄道事業者の対応を表にしてまとめるのはちょっと難しそうではありますが、今後実現可能か当会内で話しあって検討してみたいと思います。

こうしてご意見やご提案をくださるのは当会としてもありがたいことなので、もしよろしければ今後とも当会サイトをよろしくお願いいたします。


商業上の女性優遇についての反対意見

●性別:男性

●先日インターネットカフェに泊まったのですが、女性専用フロアってのがあってこれこそ不要なものと思います。 鍵付き個室というのがあるのでそれを利用すれば良い。ホテルなんて今時相部屋なんて稀なんだしレディースフロアって必要でしょうか?

どうしても設置したいのであれば一般料金よりも割高対応すべきだと思うだと思います。

居酒屋で女性が500~1000円安いのも合点が行きません。食事量は千差万別ですし、男性が大食いってのも偏見です。

新宿の蕎麦屋に女性席があったが、兼松氏(注:差別ネットワーク元代表)のクレームで廃止されたみたいですね。

女性車両も痴漢対策と言うので有れば警備員配置して1回500円の特別料金徴収し、利用者も性別確認のできる顔写真付きの公的証明書を持ち歩き、 提示しないと利用できませんと厳しくしてもらいたいですね。

当会からの回答

※ご意見投稿ありがとうございます。

ご投稿者様が例に出されたネットカフェだけでなく、プリクラやその他いろいろなものにもかなり女性専用が蔓延しているのは周知の通りですが、これらの多くは女性客を引き付けるための営業戦略であり、防犯対策は建前です。

まあ「営業戦略で男性を排除している」なんて言えませんから表向き「防犯対策だ」と言っておくわけですね。つまり営業戦略のための男性差別を正当化するうまい方便が「防犯対策」「迷惑行為防止策」なわけです。

(もちろんトイレや銭湯などが男女別になっているのは営業戦略による差別ではありません。ただしこれらも「女性専用+男女共用」の組み合わせにしたり、男女どちらかだけを極端に広くしたり豪華にしたりとなれば、差別になる可能性はあります。)

つい先日も女性専用駐車スペースなどというものが話題になりましたが、これなどは「防犯対策のために女性専用駐車スペースが必要ですか」という話です。

さすがにこれには防犯対策という言い訳は使いにくいのか「運転が苦手な女性の方に配慮した」ということになっているようですが、これを見てもわかるように「私達(店)は女性に配慮していますよ!!と呼びかければ女性の客足が伸びて儲かるだろう」というのがあるわけです。

そしてこれを「防犯対策のための取り組みです」(駐車場ではさすがにこの「方便」は使えませんが)と言っておけば、もっともらしく聞こえるし、また反対意見が出てきても「防犯対策なんだから仕方ないでしょう」と撃退することも出来ます。

さらには「男が迷惑行為するせいでこうなったんだから、仕方ないんだよ」と、責任をすべて男性の側に押し付けてギャフンと黙らせることもできるわけです。

あともう一つ言えるのは、そのようにして女性優遇を行う企業の多くは、先日「生娘シャブ漬け戦略」発言で問題になった吉野家の取締役のような考えをもっている可能性が高いと考えたほうが良いということです。

つまり表向き「男による被害から女性を守るため。防犯対策のため」と言っていても実際には「女なんてちょっと優遇して喜ばせておけばいくらでも金を落とすだろう」と足元を見られているわけで、本当は女性の側が怒らなければならない案件なのですが、まあ女性専用やレディースデーを歓迎し、「男性差別だ!」と反論が出ると「男が迷惑行為するせいでこうなったんだから、全部男が悪い!」「女は不利な立場にいるのだからそのくらい当然!」と反論潰しに熱を上げているような女性は、企業側のそうした下心に気づくことはないでしょうね。

もちろん当会は世の中そんな女性ばかりではないことは承知しております。

当会は女性専用車両に反対する団体なので、そちらの方にも触れておくと、当会サイトの活動報告などで度々指摘しているように、JR西日本や熊本市交通局など女性専用(優先)車両を営利目的にしている鉄道事業者は普通に存在します。

こちらは一般のサービス業と異なり公共交通機関ですからなおさらのこと、このような営利目的の差別があってはならないんですが、現実は当たり前のように痴漢対策を隠れ蓑にした差別がまかり通っているし、これを差別だと気づかない人が多いというのが実情なんですよね。

あと、一部政党の人気取り政策にもなっているのですが、こちらは長くなるのと、いつも活動報告などで述べているためここでは直接述べませんが、過去の活動報告のリンクを貼っておきますので、もしよろしければリンク先の最後の方にある【女性専用車両を巡る反対派と世間の認識のズレ】もご参照いただければと思います。

2021年9月 名古屋:市営地下鉄線(名城線&東山線) 非協力乗車会


神戸市営地下鉄をご利用の方からのご意見投稿

●性別:男性 

●(長文になります。)
貴会の活動履歴「2022年4月 関西本部:JR神戸線&神戸市営地下鉄線&JR東西線等 非協力(任意確認)乗車会」を興味深く拝読させて頂きました。

鉄道事業者による「安全でより快適な車内環境を目指した、お客様サービスの向上」に大いに役立つことでしょう。

貴会ご指摘のとおり、神戸市営地下鉄では、乗務員や駅員からの声かけは最近は見かけませんが、女性からの声かけは割とあります。

当方、声かけ自体に反対はしていませんが、ややもすれば「実質の強要」になりかねない「執拗」な声かけには、相応の対処を検討する必要はあると思っています。

平日の夕方、特に三宮・県庁前・大倉山各駅から西神中央方面行の女性専用車両の席取り合戦?には驚愕しますね。 男性が着座しようものなら、女性から「そこどけ。」と言わんばかりの声かけをされるケースも少なからずありますね(笑)。

当方、社会人歴約40年の還暦越えの男性ですが、少しお小言にお付き合い頂けましたら幸いです。

今回貴会活動の対象となった神戸市営地下鉄ですが、日頃から利用させて頂いている関係もあって、 女性専用車両の存在には導入当初から違和感があり、「性別によるサービスの隔たり」を感じていました。

日常のことですから、納得の上で快く公共交通を利用したいというのは誰でも思うことは当然でしょうし、 これはあえて痴漢被害に特化しなくても異論はおそらくないでしょう。

「わからないことは躊躇せずに尋ねること。確認すること。」これは社会人として取り返しのつかない失敗を未然防止する鉄則です。

鉄則に従って、まずは神戸市交通局ホームページ「女性専用車両のお知らせ」からの引用です。

「交通局では、より快適に地下鉄をご利用いただけるよう、痴漢・盗撮・酔客による嫌がらせ等の迷惑行為への防止対策として女性専用車両を導入しています。 今後とも、安全でより快適な車内環境を目指し、お客様サービスの向上に努力してまいります。みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。」
かなり抽象的で、少なくとも誰若しくは何に対する防止対策(つまり、誰(何)を保護対象なのか)は、この文面では解りません。

特段明記されない場合は、「全てのもの(「者」に限定されません)」をそれとするほうが自然でしょう。

そこで直接交通局にその趣旨を確認した結果、「女性を対象とした痴漢・盗撮・男性酔客等による嫌がらせなどの迷惑行為が 現実としてなくならないことを踏まえて女性を保護するという観点で男性のお客様のご協力のもと、導入に至ったもの。」旨を前提として 「女性専用車両に法的な拘束力はないが、女性専用車両に男性が乗っている等の連絡があれば声かけをする一方で、 男性に任意で協力をいただいているため、協力を得られない場合でも法的な拘束力はない。立入りや通り抜けも止していない。」などの回答を頂きました。

結局は、ホームページでは明記されてはいないものの神戸市交通局の考えは、「女性専用車両は男性客の協力のもと運用を行っている」ということでしたが、これでは、 どう贔屓目に考えても加害者?は男性であり被害者は女性?なる偏った事実を元にしたものであって、男性は制限ばかりで何のメリットもないとしか言わざるを得ませんね。

しかしながら、女性に特別な権利を認めたわけでもなく、また男性に受認義務がないことも明らかになったわけですから、 別の不法行為が伴わない限り民事・刑事をとわず男性が訴追を受ける当事者になり得ないということも言えますね。

よく聞く話として「男性が乗っているだけで迷惑」とか「電車遅延の責任がある」などは言語道断です。

さて、巷では、「賛成派」サイドと「反対派」サイドとの間で、大学のゼミの如く法的論争がなされていることもあるようで、 あらゆるご意見をお持ちの方がおられて当然ですが、法的解釈や判例を紐解くと言った難しいことを考えなくても事業主体が、「女性専用車両は男性客の協力のもと運用を行っている」以上、結局はそれが唯一の答えであり、それが正しいのではないですか?

結びとして、車両名は自由につけてもよいと思いますが、運用実体を明確にして頂かないと意味がないと思いますね。

女性の男性に対する有形力行使は当然車内暴力の対象であり、執拗な声かけや嫌がらせは車内迷惑行為であることは誰しもが認識すべきことであり、その当事者となった場合、前者は捜査機関に、後者は駅員や乗務員に躊躇なく相談しましょう。

長年社会人をやっている者として言わせて頂けるならば(老害と言われることを承知の上で、老婆心ながら)、あらゆるサービスはお客様に提供するものであり、全てのお客様に満足して頂けるものでなければその目的は遂げられません。

鉄道事業は公共性がより高い事業です。

鉄道事業者の多くに、お客様の疑問にご理解(納得されるかどうかは別として)頂けない、例えるなら「オブラートに包んだ」様な、しかもお客様自身に忖度を求めて自己責任を押し付けるようなテンプレート対応を見聞きします。このような対応は、公共のより高い事業者として説明責任を果たしたとは到底言い難く、社会人常識の観点からすれば「もはやサービスと言えるのか?」と疑念を禁じえません。

女性専用車両が設定され始めた当時はそれなりの存在意味があったのかも知れません。現在においては性差、無用な対立の原因となっているのもまた事実と思います。

すなわち、公共事業者が行う施策としては極めて法益バランスが悪いサービスと言えるでしょう。

公共事業者である鉄道事業者は、そろそろ再検討の時期が来ているのではないでしょうか?

現実に沿った良識ある判断を求めたいと思います。

当会からの回答

※当会へのご意見投稿、ありがとうございます。

今回貴会活動の対象となった神戸市営地下鉄ですが、日頃から利用させて頂いている関係もあって、 女性専用車両の存在には導入当初から違和感があり、「性別によるサービスの隔たり」を感じていました。

そこで直接交通局にその趣旨を確認した結果、「女性を対象とした痴漢・盗撮・男性酔客等による嫌がらせなどの迷惑行為が現実としてなくならないことを踏まえて女性を保護するという観点で男性のお客様のご協力のもと、導入に至ったもの。」旨を前提として「女性専用車両に法的な拘束力はないが、女性専用車両に男性が乗っている等の連絡があれば声かけをする一方で、男性に任意で協力をいただいているため、協力を得られない場合でも法的な拘束力はない。立入りや通り抜けも止していない。」などの回答を頂きました。

交通局は「痴漢がなくならないから女性を保護するため導入に至った」と言いますが、過去の活動報告でも何度か触れているとおり、実は「公明党の働きかけ」によるものです。

これは神戸市営地下鉄に限ったことではなく、札幌から関東・名古屋・関西まで全国の地下鉄の女性専用車両はほぼすべて公明党の働きかけによるものです。

そして公明党は、「女性専用車両は私達の実績!」と大々的にアピールしています。

つい先日(2022年の参議院選挙前)も、東京で公明党や共産党が都営地下鉄全線に女性専用車両を導入せよと、交通局にかなり強い圧力をかけていました。

つまり、女性専用車両は政党の人気取り・実績作りのネタとなっており、女性専用車両を拡大すること自体が目的化してしまっています。

「痴漢がなくならないから女性を保護するため導入した」というのは表向きの理由です。

しかし、世間の多くの人々は「痴漢がなくならない中、女性を保護するために設けられたのだから仕方ないし、差別だと文句を言う男性は受け入れられなくて当然」という考えを持っているのではないでしょうか。

交通局の趣旨からすれば、男性乗車だけを理由にトラブルが生じた結果、例え電車遅延が生じたとしても、それはそのような運用をし、またトラブルを予想し、その発生時の解消を効率よく処理出来ない事業者側の専属責任ではないでしょうか?

当事者に一言「男性も御乗車頂けます。」と言えば済む場合も多いと思います。

そもそも本当は任意協力なのに「女性専用」などと表示を出しているわけですから、車内に男性がいれば「本当に女性専用だと思っている女性客」などが文句を言った場合、トラブルになることは十分に予想できるはずです。

しかしながら(これは神戸市交に限ったことではないのですが)鉄道事業者はとにかく「女性客がクレームしてくるから」と、男性を乗せないようにすることに一生懸命なのです。

こんな状態ですからもちろん「男性もご乗車いただけます」の一言もなかなか言おうとしません。

当会からも何度か「男性も乗れると正直に言えば良いのに」と言ったこともあるのですが、たいてい「それは出来ない」という返事が返ってきます。

さて、巷では、「賛成派」サイドと「反対派」サイドとの間で、大学のゼミの如く法的論争がなされていることもあるようで、 あらゆるご意見をお持ちの方がおられて当然ですが、法的解釈や判例を紐解くと言った難しいことを考えなくても事業主体が、「女性専用車両は男性客の協力のもと運用を行っている」以上、結局はそれが唯一の答えであり、それが正しいのではないですか?

結びとして、車両名は自由につけてもよいと思いますが、運用実体を明確にして頂かないと意味がないと思いますね。

公共交通機関である以上、男性だからというだけで強制排除は出来ないから建前上「男性客の任意の協力のもと、運用を行っている」として責任逃れをしつつ、実際には任意協力であることを隠しながら女性専用車両という名称で「男性は立ち入り禁止」だと思い込ませておこうとしているわけです。

要するに、騙して協力させ続けようとしているわけですが、鉄道事業者はそれを「男性が自分の意思で協力しているのだから問題ない」と片付けるつもりであると思われ、非常にアンフェアと言えます。

だからこそ、私達は実際に乗車する活動を行い、任意協力であることを鉄道事業者に隠し通させないようにしてきたわけです。

鉄道事業は公共性がより高い事業です。
鉄道事業者の多くに、お客様の疑問にご理解(納得されるかどうかは別として)頂けない、例えるなら「オブラートに包んだ」様な、しかもお客様自身に忖度を求めて自己責任を押し付けるようなテンプレート対応を見聞きします。このような対応は、公共のより高い事業者として説明責任を果たしたとは到底言い難く、社会人常識の観点からすれば「もはやサービスと言えるのか?」と疑念を禁じえません。

女性専用車両が設定され始めた当時はそれなりの存在意味があったのかも知れません。現在においては性差、無用な対立の原因となっているのもまた事実と思います。

すなわち、公共事業者が行う施策としては極めて法益バランスが悪いサービスと言えるでしょう。
公共事業者である鉄道事業者は、そろそろ再検討の時期が来ているのではないでしょうか?
現実に沿った良識ある判断を求めたいと思います。

投稿者様の仰ること、まさに正論だとは思います。

しかし、設定され始めた当初から、女性専用車両の存在意味については怪しいと言わざるを得ない(当初から政治が絡んでいた)状況でしたが、今もこういう対応をしていることからもわかるように鉄道事業者にそのような説明責任を果たそうとする気はないと思います。

鉄道事業者も最初は「女性専用車両に対する苦情(反対意見)が来ても適当にやり過ごせばそのうち、そのような声も出なくなり定着するだろう」とタカをくくっていたのかもしれません。

当会のような団体が現れるとは夢にも思っていなかったのでしょう。

こんな状況ですから、鉄道事業者に「現実に沿った良識ある判断」を求めても、多分そのようには動かないと思います。


女性専用車両に強い違和感を抱き続けている方からのご意見投稿

●性別:男性

●何か特定の負の思いをしたわけではないです。

しかしながら強い違和感を抱き続けています。

私はこの先も女性専用車は日本の政治の発展の負の遺産として残り続けると思います。

女性を大事にする方策を示せば認められる政治の象徴的対応です。

仮に無くならなかったとして、

①なぜ、同料金を支払っているのに優遇される存在があるのか。
②編成によっては、女性専用車が乗降・乗り換えに有利な場合がある(不公平)
③女性専用車前後の車両は男性が逃げ込むため、密度は上がる。現在の情勢に合わない。

などと様々な懸念があります。

やっとけば、ある程度の国民から支持されるから、やっていく方策。

そんな腐りきった根拠で残り続けるなら早く無くして欲しいです。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

投稿者様のように女性専用車両に違和感を感じている方は(実数としては)少なくないでしょう。

賛成派が「女性専用車両に反対しているのはわずか○%」などと統計を用いて言ってくることがありますが、日本には約1億2000万の人間がいるわけですから、その1%でも120万人。5%なら約600万人が反対している計算になります。

また、反対派以外全て賛成派かというとそういうことでもなく、一番多いのは無関心層と思われます。

仰る通り、今のこの世の中では企業も政治家も「女性を大事にしてますよ」というメッセージを発すれは認められるというような風潮があると思います。

以前から賛成派には「痴漢対策なのだから女性優遇でもないし差別でもない」などという主張をする者が多かったように思いますが、つい先日、ツイッター等の個人的書き込みなどではなく、マスコミの記事としてそのような内容の主張が取り上げられました。

女性専用車両は「男性に対する不当な差別」「男性蔑視」なのか? そうではないと言える理由(堀田 義太郎) | 現代ビジネス | 講談社(1/8) (ismedia.jp)

これなどもやたら長々と「女性専用車両の正当性」とやらを説いていますが結局のところ、内容をひとことで言えば「痴漢対策なのだから女性優遇でもないし差別でもない」以外の何物でもありません。

「痴漢対策」と言っておけば、差別を正当化できるのです。

当会がいつも言っているように「痴漢対策」は公共交通機関での差別を正当化するための「便利な方便」なのです。

記事文中の個々の内容についてコメントするとかなりの長文になってしまうのでここでは割愛しますが、ツイッター上では

「素晴らしい記事!」

「女性専用車両についての反対意見をヒステリックに喧伝する人に是非とも読んでほしい記事…でも届かないんだろうな…」

など記事を絶賛する声が続々と上がるという状況でした。

(余談ですが、私達は「ヒステリックに喧伝」したつもりはないんですけどね…さも当たり前のようにシレっと反対派に対する印象操作をしているのでしょうか)

しかしながら後日、記事のコメント欄を見ると、ツイッターのような絶賛のオンパレードではなく、女性専用車両問題について、

同じ料金を支払っているにもかかわらず同じサービスを受けられないということなので、全く問題がないわけではないでしょう。

そこは女性専用車両はあくまで名称だけで 実際は男性が乗っても問題ないというルールでカバーしている。法律でも運送約款でも男性が女性専用車両に乗ることを禁止しているものはない。 なのでサービスで差をつけてないという理屈になっている。

ルールの優先順位から言えば、お願いと契約文書である約款のどちらが上かと言えば、約款だろう。契約上の専用車として存在していない事になる。つまり「正規ルールにない『専用車と呼称されているもの』が運行しているだけ」です。

女性専用車両は、何人も区別することなく乗車させなければならない趣旨である鉄道関連規制に整合的ではなく、法的には問題があるから鉄道会社はルールではなくお願いベースでずっとやっている。


など、問題を結構正しく認識していると思われるコメントが見られ、

また記事自体についても

引用を多くして理論を纏めようとしているが、それによって幾つかの文に矛盾が発生している。

長々と書かれているが、根拠が主観に基づくものしかない。

極論と感想のカクテルが強すぎて悪酔いする記事。

など、批判のコメントが寄せられていました。

もちろん、女性専用車両に賛成のコメントや、女性専用車両問題を正しく理解していないコメントもありますが、それでもコメント欄を見る限り、昔と比べると女性専用車両問題を正しく認識する人は増えたように思います。

投稿者様も女性専用車両について「やっとけば、ある程度の国民から支持されるから、やっていく方策。そんな腐りきった根拠で残り続けるなら早く無くして欲しいです」と仰っていますが、ここは地道ではあるものの、やはり反対派として根気良く情報発信を行い、痴漢対策とか表面的な綺麗ごとに騙されず、女性専用車両のどこが問題なのかきちんと認識できる人を少しでも増やして行くことが、将来につながっていくと思います。


当会の存在に気づいた反対派の方からのご投稿

●性別:男性

●もうちょいなんかしてください、未だ女性専用車両とか普通にあるしスカスカなのになにこれってなります。

〇〇〇(注:放送禁止用語のため伏せ字にしました)ついてるだけで毎日乗らなきゃいけない電車で嫌な思いしなきゃいけないし、無力感、差別されて当然みたいな風潮になりつつあるのを黙認するのってありえないと思います。台湾はバカだから廃止したんでしょうか?

もうちょいアクション起こしてほしいです。このような会があること自体知りませんでした。

民衆にあまり悪いイメージを抱かせず目立つのは今更難しいことなのかもしれませんが、それでもうまくやり方を考えて、がんばってほしいです。

よろしくお願いします。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

以前は駅前などで街頭宣伝活動などもしていたのですが、コロナの流行によりそれも行われなくなり数年が経ちました。

今では何か「女性専用車両があって当たり前」みたいになってしまっていて、関西などでは仰るとおり(これはコロナ前からですが)昼間や休日のガラガラの列車に当たり前のように女性専用車両が運行されていたりします。

当会としても、いつまでもこのままにするわけにもいかないということで、徐々に非協力(任意確認)乗車活動は再開させていますが、やはりまだ活動全体としてはコロナ前のようには行きません。

社会に大きな悪影響をもたらしたコロナは当会の運動にも影響を及ぼしています。

一方で女性専用車両を推進する勢力はコロナで鉄道の利用客が減り、列車の混雑が緩和されたのを良いことに「この機を逃さず女性専用車両の拡大を…」と、さらに女性専用車両を拡大させようとしています。

痴漢対策だったら本来、混雑の激しい路線にこそ必要なわけで「混雑が緩和されて導入しやすくなったから導入しよう」というのは本末転倒なのですが…

女性専用車問題に関して言えば、コロナは完全に推進派に味方したといえるでしょう。

ちなみに台湾は女性専用車両を設けても誰も守らない(守る必要もありませんが…)ので、廃止になったと聞いています。

そういう意味では日本人ももっと女性専用車両のおかしさに気づかなければなりませんね。

今後どのようにアクションを起こしていくか、今すぐに結論は出ませんが、時代と言うか世の中は常に変化し続けています。

私達もそれに対応して変化していかなければならないと思っています。


勘違いをしていると思われるご投稿

●性別:男性 

●田園都市線女性専用車両に高津から乗り込む女が迷惑客です。

女性だからと言って甘やかすからこのようなバカを生み出します。

この女を徹底的に躾してください。
https://*****(注:リンクを掲載するわけにも行きませんので伏せ字にしました)
朝9時ごろ各駅停車渋谷行きです。

※何か勘違いされているようですが、当会は鉄道事業者に物申す団体であって「女性叩き団体」ではありません。

わざわざ画像のURLも貼っておられますが、クリックして覗いて見たところ電車内に着席している女性の画像に「高津から乗ってくるキチガイばばあ」などと字幕が入っています。

これだけではこの女性が何をしたのか分かりませんし、また迷惑行為を行うような女性客だったとしてもこちらからわざわざ出向いていって叩きに行くようなこともいたしません。

私達が女性専用車両に乗車活動するのは鉄道事業者が女性専用車両を「任意協力といいつつ事実上強制」にしないようにするため(最終的には女性専用車両を全廃するため)であって、女性を攻撃するのが目的ではありません。


当会に男性専用車両を作るように提案するご意見投稿

●性別:女性

●女性がこのような場に意見するのは場違いかと存じますが、言わせていただきたくコメント致しました。

貴会が『女性専用車両の全廃』を提示していることについてですが、私は賛成出来ません。

「男性は一般車両に乗るべき」と述べている訳ではありません。

女性だけ専用車両があるのは私も納得できません。男女平等である必要があるのです。

つまりのところ、男性専用車両も作ればいいのでは?と考えた次第です。

『女性専用車両の全廃』をうたうばかりでは世間からの反感を買うばかりです。

『男性専用車両の制作』を提示してみてはいかがでしょう?

当会からの回答

※ご意見ありがとうございます。

当会には女性会員もいますし、何も女性だから意見するべきではないとかそういうことは決してございません。

ただ、当会は会則にも明記しております通り2003年の設立当初から女性専用車両だけでなく男性専用車両についても一貫して反対の立場です。

当会は基本的に「鉄道は公共交通機関である以上、同じ運賃を支払えば誰でも公平にサービスを受けられるべきである」という考えに基づき活動しています。

これは当会が勝手に言っているのではなく、公共交通機関の大原則とも言えるものです。

ですから当会は女性専用車両には協力しないのはもちろんですが、女性専用車両以外の車両にいる女性客に対して「女性専用車両に行け!」などと言うようなことも一切行っていません。

女性客も同じ運賃を支払っているのですから、女性だというだけで女性専用車両以外の車両から追い出される筋合いはないし、また私達が女性客を追い出す権利もないわけです。

「女性専用の全廃をうたうだけでは世間の反発を買うばかり」とのことですが、男性専用車両を設置しろと主張してもやはり反発されます。

恐らく過去のことをご存知ないのだと思いますが、今「男性専用車両が欲しい」と言ってもほとんど誰も表立って反対しないのは、鉄道事業者に男性専用車両をやる気が1ミリもないことが分かっているからです。

先の投稿者への返信の中で紹介した記事のコメント欄では男性専用車両を求める声も結構多いようですが、もし何かの間違いで本当に男性専用車両が実現しそうになったら、雨後の筍のごとく、次々と男性専用車両叩きの輩が出てくることでしょう。


今ではもう残っていないかもしれませんが、もし見ることが出来れば「男性専用車両を求めている人」が立てた、昔のネット掲示板のスレッドの書き込みをご覧になってみてください。

「男性専用車両なんて、キモイ・臭い・むさくるしい」等、ひどい叩かれようですよ。

中には「男性専用車両を作ると女性が引きずりこまれてレイプされる」などという、本気で言っているのかどうかも分からないような意見まであったりします。

昔は「要請すれば男性専用車両も実現するかもしれない」と思う人がいたからインターネット掲示板にも「男性専用車が欲しい」という書き込みがされたし、またそういった声に対し「男性専用車両は絶対に実現させない!」と言わんばかりに攻撃したりする人間もいたわけです。

今、ツイッターなどを見ていると「反対派は何で女性専用車両を廃止することしか頭にないんだろう。男性専用車両を求めたらいいのに。誰も反対しないよ」などという意見がありますが、上記で述べた通り、(女性専用車両に賛成しながら)男性専用車両に反対する者はいます。

また、鉄道事業者に男性専用車両を作る気が1ミリもない以上、仮に反対派が男性専用車両の実現に舵を切ったとしても、いつまで経っても男性専用車両の実現はないでしょう。

反対派がひたすら男性専用車両を鉄道事業者にお願いしても半永久的に無視され続ける一方、女性専用車両は「誰も反対する者がいなくなって安泰」となる可能性が高いと思われます。

まあ、それ以前の問題としてラッシュ時の激しい混雑時に無理して女性専用車両を設けている上へさらに男性専用車両を設けることなど、物理的にも難しいのではないでしょうか?

特に首都圏など、女性専用車両が1両あるだけでもラッシュ時の安全対策のネックとなっているうえ、時々「混雑が激しすぎるので」と解除されたりしている状態では男性専用車両などとても無理ではないでしょうか?

そもそも首都圏の女性専用車両も、鉄道事業者の多くがラッシュ時の混乱を嫌って難色を示していたものを一部の政党や当時の国交省が強く推したため渋々導入したようなものです(2005年の一斉導入)。

その上から男性専用車両をもう一両なんて考えられますか?

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ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見(2021年12月~2022年3月)

2021年12月~2022年3月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


福岡県の方からのご投稿

●性別:男性

●会のHPを見ての感想

自分は大学生ですが、数年前までは女性専用車は痴漢防止のためにあるから仕方ないと思っていました。しかし、数年前に特急サンダーバードに女性専用席があると知り違和感を感じました。また、寝台列車 WEST EXPRESS銀河に女性専用車を設けたり、熊本で2両編成の列車に女性専用車が導入されると知りますます違和感が大きくなりました。また、マスコミの女性専用車関連の報道にも女性寄り過ぎるなと違和感を感じるようになりました。そんな中この会の存在を知りサイトを見たのですが女性専用車は痴漢防止目的から乖離しており、また政治的なことが絡んでいると知り驚きました。それ以降自分は女性専用車反対の立場でいますがこの事を家族に言ったらそんな過激思想に騙されるなと怒られてしまいショックを受けました。どうして家族は女性専用車反対派を主張も見ずに過激思想と決めつけたのか分からずモヤモヤしていますが、世間からは女性専用車反対派は過激派であると誤解されているのかなと考えてしまいました。そうだとしたら残念です。それ以降家族にはその話はしていませんが自分は女性専用車反対の立場でいるつもりです。これからも活動を頑張って下さい。

当会からの回答

※当会に応援のメッセージをいただき、ありがとうございました。

まず、あなたが女性専用車両への疑問をご家族に勇気を持ってお話しされたことは素晴らしいことだと思います。

女性専用車両が孕む問題点は数多くありますが、その根本は日本国憲法にも謳われている男女平等の精神から逸脱したものであるということです。

まして、鉄道のような公共交通機関において行われるような施策としてはふさわしくなく、近年重要視されているダイバーシティ、多様性社会の実現に向けた潮流の中で、女性専用車両が不自然・不平等な物に映ることは至極普通であり、正当性の有ることと言えます。

ですから、現在のご自身のお考えに一層の自信を持っていただければ幸いに存じます。

私達は当会サイトにも記載しております通り、あくまでも合法の範囲でのみ活動する市民団体であり、違法な行為が無いよう意識して活動しています。

しかし女性専用車両が表向き「痴漢対策」という、もっともらしい理由で世間にまかり通っている以上、「それに反対すること自体過激思想に決まっている」という先入観でしかものを見られない人が多いのも無理はないとは思います。

さらにこのところマスコミも、女性専用車両のことを取り上げる際ですら私達の言っていることはおろか、私達の存在さえ黙殺しているような状況です。

福岡県にお住まいとのことですが、福岡では西鉄が天神大牟田線で女性専用車両を運行していますね。
当会でも年に数回ほど、関東や関西・名古屋などから会員が福岡を訪れ、地元福岡の会員と共に西鉄で女性専用車両への乗車活動を行ってきました。

そしてその際、前日の夜などに福岡県内の居酒屋などで楽しくワイワイと歓談しながら交流を深めたりというようなこともしていました。

既にお読みになられたかも知れませんが、当会の福岡での活動報告です。

2019年7月 福岡:西鉄天神大牟田線で非協力乗車会

現在九州地区で活動している会員の数が少なく、またこれからもまだまだ「女性専用車両が差別であり、実は正義の車両などではない」ということを少しずつでも社会に知らせていく必要があります。

当会は活動を行うだけでなく、同じような社会問題に関心を持つ者どうしで交流を深め仲間の輪を広げて行くことも目的としています。

当会は関東や関西など本州の会員が多いですが、福岡や熊本の方々にももっと入会していただけたらと思っております。


昨年12月の「活動報告」をご覧になった方からのご意見投稿

●性別:男性

●会のHPを見ての感想

貴会の「2021年6月 関東本部:東武鉄道本社訪問&抗議文提出の報告」を拝見させていただきましたが、係員の対応がかなりひどく、対応を硬化させている現状に啞然(注:原文ママ。文字化けか?おそらくは「愕然」だと思われる)としました。

個別の声掛けどころか、当てつけのアナウンス、列車を止めて集団での声掛けを実施するなど鉄道会社が謳っている「任意」とかけ離れている行為を行っている現状に憤りを感じました。最近では声掛けすら行わなくなってきている鉄道事業者も現れており、改善に向かっているように思えましたが実際は対応が悪化しており、残念な限りです。

YouTubeでJR東日本のお客様相談室に問い合わせている動画が複数件ありましたが、いずれも男性の乗車可否を回答しなかったり、「ご協力をいただいている」とお茶を濁す回答しかしない始末です(他の会社も同様ですが)。このことから、会社側が「男性が乗車できることを隠蔽せよ」と指示を出している可能性も否定できません。

加えて現場では個別の声掛けやアナウンスを行うことで、女性専用車両に乗車した男性に恥をかかせる狙いがあると推測できます。

私も3,4年前に女性専用車両に関して各鉄道会社に問い合わせをしたことがありましたが、やはりお茶を濁す回答しかしませんでしたし、監視カメラについて提言すると「乗客のプライバシーに関わるためそこも考えなければならない」だとか「女性専用車両を無くすのではなくその役割を最大限発揮させていかなければならない」という回答ばかりで呆れました。

一方国土交通省では、一人だけ女性専用車両を擁護するような人がいましたが、その人を除き的確な回答をしてくださいました。

以後女性専用車両に対して、適切な対応がとられることを願ってやみません。

当会からの回答

※ご意見投稿ありがとうございます。

任意確認(非協力)乗車に対して強硬な態度をとり続けているのは現在のところ首都圏の鉄道事業者が主で、関西や名古屋など他の地域の鉄道事業者ではここまではやってきません。

首都圏の場合、どうやら会社の上層部からの指示みたいですね。

現場の職員たちが皆同じようなことを言ったり、職員によってはマニュアルの存在を明かしていることなどから、会社のほうでマニュアルを作成してその通りに動くよう指示していると考えられます。

しかし、2021年6月 関東本部:東武鉄道本社訪問&抗議文提出の報告でも報告している通り、当会の関東本部メンバーが東武鉄道の本社に抗議したところ、「女性専用車両は任意協力がルールだが、現場の職員が女性客のクレームで精神をやられて、無断で男性に見える人に対して声かけしている…」などと、すべての責任を現場に擦りつけてしまいました。

あと、鉄道事業者が「乗客のプライバシーに関わるためそこも考えなければならない」などと理由をつけて監視カメラに否定的な態度を取るのは、鉄道事業者自身が「実は痴漢対策を真剣に考えていない」ことの表れでもあります。

女性専用車両なら車内広告などを他の車両とは別枠で高い料金で募集できるので広告料収入源にもなるし、また中には「女性専用車両には女性客を引き寄せる効果がある(=儲かる)」と考えている鉄道事業者もあるようです(実際には女性専用車両に賛成している女性でも「わざわざ選んでまでは乗らない」という意見が少なくありませんが…)。

一方監視カメラにはそのような鉄道事業者にとっての「うま味」はほぼありません。

また、女性専用車両を廃止して監視カメラに置き換えると、女性専用車両を自分の既得権益と勘違いしている一部のクレーマー女性客がうるさいからというのもあるでしょう。

反対派がネット上などで監視カメラを推すと「監視カメラはダメだ」と(JR埼京線での痴漢6割減の実績は無視して)監視カメラ叩きをする賛成派が次々と出てきたりしていたことからも、その手の賛成派は女性専用車両をどんどん増やしたいだけで、痴漢対策としての効果には実は期待していないことが分かります。

結局のところ鉄道事業者も賛成派も、世間が「女性専用車両=痴漢対策」だと思っているのを良いことに、痴漢対策を推しているフリをしているだけではないでしょうか。


昨年12月の「活動報告」をご覧になってのご質問

●性別:男性

●会のHPを見てのご質問

お久しぶりです。本日は先日の貴会のご投稿に少々不可解なことがありましたので質問させていただきたく思います。

2021年12月 首都圏の鉄道事業者の対応について国土交通省に通報」の10月15日の報告の中で、浅草橋9時24分発の下り869B電車の運転士氏が「障がいを持った方の付き添いであれば男性が乗っても構\わない」という趣旨の発言をしていましたが、障がいを持った会員の方がいらっしゃって、当日はその方も乗車会のメンバーに入っていたということなんでしょうか?もしそうなら、法的にもそうですが、鉄道会社の公式アナウンス的にも皆様が女性専用車に乗られたことは正当なことになって、西船橋、市川両駅での声かけはどちらの意味でも不当なことになるような気がします。869B電車の運転士氏が健常者の会員の方を障がい者と誤認したのか、中野行き805C電車の運転士氏と市川駅の助役氏と駅員の方々が障がいを持った会員の方を健常者と誤認したのか、実際のところどちらなのでしょうか?どちらにせよ、見かけで人を判断したということはJR東日本に少し問題があると思いますが。

ついでにもう一つ質問させていただきますが、女性専用車に乗った、乗車口にいたことで声かけされたら無視しているのですか?ちなみに私はこの前関西方面のある路線の女性専用車に乗ってずっと下を向いていたら誰も何も言って来ませんでした。(有人駅のホームに駅員さんの姿が見えないのでそれはそれで職務怠慢なのではないかと思いましたが)

少々話が脱線しましたがこの辺りで失礼させていただきます。またこちらにご返信くださるときは「障害者」ではなく「障がい者」という言葉を使っていただけたら幸いです。(あくまでもお願いであるので、もし貴会が「障害者」の文字を使うことに意義があると考えているのであれば「障害者」の文字を使っていただいて構いません。)

以上

当会からの回答

※ご意見投稿ありがとうございます。

まず、昨年12月の活動報告について、当日の乗車会に参加していた会員に確認を取ったところ、 その乗車会には障がいを持つ会員は参加していなかったとのことです。

ただし、参加した会員の中に一見視覚障がい者に見える人がいたため、運転士が見た目で障がい者と判断したようです。

さらに会員に確認すると、869Bの運転士だけでなく西船橋や市川で声掛けしてきた職員もその会員のことを視覚障がい者と認識しており、周囲の他の会員に「この人(障がい者に見える会員)の介護者か?」などと、 尋ねてきたりしたそうです。

乗車口にいたことで声かけされた場合ですが、 これは会で「無視する・しない」を決めているわけではなく、その場その場での会員各自の判断によります。

失礼な態度で声かけしてきたような場合には『無視』でかわすこともあると思います。

ちなみに関西では、最近は駅員などが声かけをして来ないことが多くなりましたね。

以前は関西の路線でも強制まがいの対応がありましたが、このところはそうした対応はほとんどなくなっています。

なお、障がい者表記について、サイトを再確認したところ、一部「障害者」の表記がありましたので、 「障がい者」表記に改めておきました。


監視カメラで女性専用車両の役目は終わったと仰るご投稿

●性別:男性

●女性専用車両についてのご意見

ハロウインの日の服部恭太による京王線殺傷事件を機に車内防犯カメラ設置が義務付けられたので女性車両は廃止になる気配がありません。

JR東海中央線や東急目黒線8両編成統一化を機に更なる導入が見込まれてます。

コロナ禍で客減って防犯カメラ設置されたので女性車両の役目は終わったと思います。

女性車両が痴漢抑止になるどころか却って増えてますし、女性による女性車両を狙った盗撮犯やスリも多いと聞きます。

なので今後は高齢者や障害者、病人怪我人が安心して乗れる「福祉車両」とすべきだと思います。

女性車両設置で痴漢o滅は出来ずに、埼京線に防犯カメラ設置でようやく痴漢半減と言う決定的効果とプレスリリースという証拠がありますので。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

まず先に断っておきますが、名古屋のJR中央線では今のところ特に女性専用車両を導入する話はありません。

恐らく新型車導入によって、これまで列車によって長さがまちまちだったのが全て8両編成に統一されることからそのような噂が立ったのではないかと思われます。

ハロウインの日の服部恭太による京王線殺傷事件を機に車内防犯カメラ設置が義務付けられたので女性車両は廃止になる気配がありません。

「車内防犯カメラ設置が義務付けられたにも関わらず、女性専用車両は廃止になる気配がありません」ではないですか?

賛成派から「女性専用車両に反対するんだったら対案を出せ」という声があったこともあり、車内防犯カメラについては当会としても強く推してきました。

今ではかなり多くの鉄道事業者で採用されるようになって来ましたが、当初は「JR埼京線で痴漢6割減」という結果が大きく報道されたにも関わらず、女性専用車両賛成派からの反対意見が非常に多く出ました。

それも埼京線での実績を無視して「カメラごときに何ができる」「カメラには死角があるし、混んだ車内では痴漢の現場が映らない」など、何とかして監視カメラの導入を阻止しようとする意見が飛び交っていました。

つまり、監視カメラ反対の女性専用車両賛成派は「車内監視カメラの設置が進むと女性専用車両が廃止されてしまう!」と、カメラを叩いていたのです。

痴漢対策としての効果は二の次で、とにかく「女性専用車両は何が何でも守る!」というのがその手の女性専用車両賛成派のスタンスとも言えます。

所詮、痴漢対策とか弱者保護などと言うのは女性専用車両を正当化するための「方便」でしかありません。

最近は多くの鉄道路線に監視カメラの設置が広まりましたが、それによって女性専用車両が廃止になることはなかったので、あれほど車内監視カメラを叩いていた賛成派も今ではカメラの推進に何も言わなくなりました。

繰り返しになりますが、この手の賛成派にとって大事なのは「女性専用車両」であって、痴漢の撲滅や被害者の救済ではありません。

JR東海中央線や東急目黒線8両編成統一化を機に更なる導入が見込まれてます。

現在(2022年3月現在)首都圏では都営大江戸線に女性専用車両の導入を検討する発表があり、他にも相鉄との乗り入れの絡みから、都営三田線なども導入がなされるのではないかという見方がありますが、先にも述べた通り、名古屋のJR中央線の編成統一は新型車両導入によるものであり、女性専用車両絡みではないと思います。

もちろん油断は禁物ですが…。

コロナ禍で客減って防犯カメラ設置されたので女性車両の役目は終わったと思います。

ところがどっこい。

女性専用車両を推進する勢力はコロナで客が減って混雑が緩和されたのを「女性専用車両拡大のチャンス」と見ているようです。

これは公明党の慶野信一議員のツイート(公人のため、氏名や顔を隠す処理は行っていません)ですが、「コロナ禍で乗客は3割減。【この機をとらえ】女性専用車両のさらなる拡大を要望」とあります。

「今まで混雑が激しくて女性専用車両を導入できなかったが、混雑が減った今がチャンスだ!」というわけです。

痴漢対策だったら混雑する路線にこそ必要なわけで、「混雑が減ったから導入」というのはすでに「女性専用車両を拡大すること自体が目的」になっていることの表れです。

ですから、混雑がなくなろうが監視カメラがいくら増えようが女性専用車両はなくなりませんし、仮に痴漢が完全にゼロになったとしても女性専用車両はなくなりません。

女性車両が痴漢抑止になるどころか却って増えてますし、女性による女性車両を狙った盗撮犯やスリも多いと聞きます。なので今後は高齢者や障害者、病人怪我人が安心して乗れる「福祉車両」とすべきだと思います。

女性車両設置で痴漢o滅は出来ずに、埼京線に防犯カメラ設置でようやく痴漢半減と言う決定的効果とプレスリリースという証拠がありますので。

これも先ほどの話と同じで、女性専用車両を推進する政党などの勢力にとって、まずは女性専用車両を拡大することが目的なので、痴漢が逆に増えようが女性専用車両を狙った盗撮やスリが横行しようが、そんなことは関係ないのです。

そして女性専用車両の拡大が党の実績になり、また自らの政党に投票する人が増えることが、恐らくは最終の目的でしょうから。


大晦日にいただいたご声援

●性別:男性

●当会へのご声援

 2022年まで10時間程となりました。新しい年は、貴会に夜明けが訪れるように思えます。

1.在宅勤務が普及しラッシュがなくなり、時間指定の女性専用車は意味をなさなくなる。
2.車内防犯カメラの普及(場合によっては法律での義務付け)が進み、迷惑行為の摘発が容易になり、女性専用車が不要となる。
3.ジエンダー教育が「意味のない同一料金での女性優遇はおかしい」と声を上げる。ほぼ全ての国民が、政治的圧力であることを知っている。教育と圧力の矛盾は是正すべきである。
4.LGBTの男性を女性専用車から締め出すことについて、鉄道会社は頭を抱えている。

来年の貴会の飛躍を大いに期待しています。

当会からの回答

※ご声援の投稿、ありがとうございます。

とは言うものの、何か否定的な返信になってしまい申し訳なく思っております。

しかしながら、これが現在の女性専用車両問題を取り巻く現実です。

1.在宅勤務が普及しラッシュがなくなり、時間指定の女性専用車は意味をなさなくなる。

一つ上の方への返信でも述べましたが、女性専用車両を推進する勢力は女性専用車両の拡大によってより多くの(特に女性層からの)支持を得ることが目的でしょうから、在宅勤務が普及してラッシュがなくなっても「女性専用車両が意味をなさなくなった」とはならないでしょう。

むしろ先ほども述べた通り「乗客が減って女性専用車両が設定しやすくなった。今がチャンスだ!」とばかり、更なる女性専用車両拡大に弾みをつけようとするのではないかと思います。

痴漢対策など、ただの建前です。

2.車内防犯カメラの普及(場合によっては法律での義務付け)が進み、迷惑行為の摘発が容易になり、女性専用車が不要となる。

当会が監視カメラの設置を提言し、実際に監視カメラの設置が進んでも女性専用車両は廃止されることなく、逆に痴漢対策とはとても思えない「コロナで乗客が減って混雑が緩和されたから設定しやすくなった」という理由でさらに推進され続けているのです。

なので監視カメラの普及で迷惑行為の摘発が容易になったとしても、女性専用車両の廃止・縮小にはつながらないでしょう。

もっと多くの国民が「『女性専用車両=痴漢対策』などウソ」であることに気づき、「本当の痴漢・迷惑行為対策は『差別にならない方法で』」と認識する必要があります。

3.ジエンダー教育が「意味のない同一料金での女性優遇はおかしい」と声を上げる。ほぼ全ての国民が、政治的圧力であることを知っている。教育と圧力の矛盾は是正すべきである。

一部に「女性専用車両はジェンダー平等に反する」という意見があるのですが、推進勢力は「ジェンダー平等実現のための政策」と称しています。

「ジェンダー平等を唱えながらそれに逆行する女性専用車両の推進をしている」という批判の声を封じるため、推進勢力は「女性専用車両は女性の受けている不利益(痴漢など)を払拭し、社会進出を促すもの=ジェンダー平等のためのツールだ」ということにしようとしているものと思われます。

ここまで何度も述べた通り、痴漢対策自体が建前ですが…

4.LGBTの男性を女性専用車から締め出すことについて、鉄道会社は頭を抱えている。

一時このような内容がマスコミ等で報道されましたが、どうやら当の鉄道事業者はこれを否定しているようです。

以上、否定的な内容の多い返信になり申し訳ありませんが、これが実情なのです。

もちろん私達はこれであきらめるわけではありません。

今は少しでも多くの人に「女性専用車両=痴漢対策はウソ」だと、そして「本当の痴漢・迷惑行為対策は差別にならない方法で」と認識してもらえるようにしなければならないと思っております。

投稿者様もどうか女性専用車両が痴漢対策だというのはウソであるということを、そして痴漢被害者のためを思ってのものではないということを、少しでも世間に広めていっていただければと思います。

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ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見(2021年4月~8月)

2021年4月~8月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


当会サイトを古くからご覧くださっている方からのご意見投稿

●性別:男性

●はじめまして。

私も西暦2000年当初から男性差別反対の立場なので、貴会とは同志です。

何度か入会を考えたこともあります。

関西ではいろいろな路線で非協力乗車をされているようですが、関東では昔からほとんど京王ばかりのようにお見受けします。(確かに京王が諸悪の根源ではありますが。)

関東でも、他の路線でも非協力乗車会をやって頂けないでしょうか?

特に私が非協力乗車会をして欲しいと思うのは東京メトロです。

大阪の地下鉄でも2路線しかやっていないのに、東京メトロは9路線中6路線もやっていてやりすぎ
に思えます。(都営は4路線中1路線だけなのでまだいいですが。)

日比谷線は、昔は8両中1両でしたが、リニューアルして7両になっても1両は設定があるので昔よりも男性差別の比率が上がっています。

ついでに記載すると、その次に非協力乗車会をやって欲しいのは東武鉄道です。(各駅停車しかないローカルな野田線にまで設定する必要はないと思われます。)

東京都内以外でしたら関東にも関わらず時間の設定が多い相鉄です。

特定の路線に集中的に非協力乗車会をするのは、1社に対しては効果がありますが、「任意乗車を世間に広く周知する」という意味では、他の路線でも非協力乗車会をした方が良いかと思います。

あと、札幌や熊本の市営に抗議した時に、「道外・県外の人ですか?」という対応をされたとのことですが、「道(県)外の人が乗ってはいけない&意見してはいけないということはありません」「そちらの道(県)だけの人口よりも、他の都道府県の方が人口が多いのだから、他都道府県からの意見の方が多くなるのは当然」「道(県)外の人でも旅行や出張で乗ることはあります」「そういうあなたは他都道府県の電車は一切乗らないのですか?」と返せば良いと思います。

今後の活動も見守っております。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

今年(2021年)の活動報告に東武と東京メトロでの活動報告をアップいたしました。

2021年6月 東武線&東京メトロ線(半蔵門線&千代田線&有楽町線) 任意確認乗車会

関東ではコロナの関係もあり、しばらく乗車活動を行っていなかったのですが、そのせいか駅員や乗務員・警備員等の対応がひどいものになっていました。

詳しくは上記リンクのページをご覧いただければと思いますが、東武の車掌が電車を約3分止めてまで当会の会員の一人に対し、「男性ですか?女性ですか?答えてください!」などと、至近距離からしつこく問い質したそうです。

そもそも任意協力である女性専用車に乗車しただけで、男性に見えるからと性別を聞き出そうとすること自体がプライバシーに関わることでもあり非常に失礼ですが、それを列車を止めてまでしつこく行うというのはもはや常軌を逸しているとしか思えません。

世間では女性専用車があって当たり前のような感覚になっているのと、「痴漢対策」というもっともらしいうわべの理由を信じている人が多いので、私達のように敢えて乗車する男性の方が常軌を逸していると取られがちです。

しかし、そもそも「女性専用車両」などと強制的なものであるかのような名前をつけながら、法的な絡みから実は「任意協力」にし、それを隠している鉄道事業者のほうがおかしいのです。

あと、熊本や札幌の対応ですが、そもそも女性専用車両やそれに伴う差別その他の問題は、特定の地域や路線の問題ではなく、公共交通機関における普遍的な問題であるはずなんですが、物事を深く考えない人には「反対しているのは部外者だけ」と言っておけば、それだけで納得してしまうんですよね。

一言で分かりやすいですから。

要は鉄道事業者もマスコミも反対意見など何か理由をつけて無効化することしか考えていないというわけですね。

もし、これで地元からも反対多数だったら今度はどう言い訳するのでしょうね。

「これは組織票だ!」とか言い出すのでしょうか。

そういえば、過去に女性専用車両導入アンケートを取って「反対多数」の結果が出たら、「これは組織票だ」と言って、一度取ったアンケートを無効にし、再度アンケートを取って強引に賛成多数ということにして導入を強行するという茶番を演じた鉄道事業者(横浜市交通局)もありましたね。

(これを世間は「ちゃんとアンケートを取って、慎重に正当な手順を踏んで導入しているのだから、鉄道会社の対応に問題はない」などと言うわけですね。)

今後も当会は活動を展開してまいりますが、またお気が向かれましたら入会申し込みフォームからいつでも当会にお越しください。


女は全員ばかだと仰るご投稿

●性別:男性

●女性専用車両から追い出すクソババアがいますけど、そういうのがあるから男女平等社会は成立しないのです。

女っていうのは男女平等を求めているのか求めていないのかはっきりしません。

女は何を求めているのでしょうか?? 女は全員ばかです!!

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

確かに女性の中には男性を排除しようとする輩はいますが、そういう人ばかりではないですよ。

当会にも女性会員はいますから。

上記記事は少し古いですが、当会関東本部の活動を取材していただいたものです。

この世の中、少なくともご投稿者様の仰るような女性ばかりではないと思います。


パニック障害をお持ちの男性からのご投稿

●性別:男性

●社会への問題提起、ご苦労様です。

たまたま動画を拝見いたしました。

男性が女性専用車両に乗車する動画は多々ありますが、可能であれば他の検証をしてみていただけませんか?

私は女性専用車両に反対したいと思っています。

もう少し考えてみたいのですが、あと一歩踏み出せません。

以下、検証希望内容

・見た目は男性、戸籍が女性

・見た目は男性、自身の性認識が女性

・女性ではあるが、完成度の高い男装家

目的とは違いますが、

・見た目は男性健常者、実際は身体障がい者(義足など)

いずれも(本当に)そういった人を雇って女性専用車両に乗車していただき、検証できれば良いのですが、人を雇うことに費用がかかってしまうかもしれないので強くはお願いできません。

また、実際にそうでない方が演じても正しい検証にはならないと考えます。

検証に参加する方に目的、場合によっては辱しめを受けるかもしれないことを充分に説明し、必要であれば(その動画を撮ることが違法なのか)を担当弁護士?に相談の上、進めてください。

個人的には近年、インターネットから取り入れる情報が増え、もう見た目では属性を安易に判断することは無理な世の中だと思っています。

私はパニック障害(対人恐怖症)を患っているので少しでも空いている電車に乗りたいです。

普通に会話する程度は大丈夫なのですが、複数の人に触れられたりすると発症頻度が上がります。

発症すると多汗になり、呼吸数が増え、途中下車することもあります。

我慢して一般車両に乗っていますが、そんな私が女性専用車両に乗ったらどうなるのでしょう?

周囲の乗客は見た目では精神的な障害を抱えていることは分からないはずです。

女性専用車両に乗って、動画にあるような声かけをされたら、普通の会話をすることさえ恐怖を感じてしまいそうで怖いです。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

実際に検証するとなると、性認識が女性の方や女装者の方などの中で乗車に応じても良いという人を見つけてお願いしなくてはなりませんので、なかなか難しいでしょう。

折角のご提案に申し訳ありませんが、多分無理だと思います。

恐らく鉄道員も他の女性客なども、外見で男性に見えたら、性認識がどうであろうと女装者であろうと障がい者であろうと関係なく、声をかけようとする人は掛けてくるであろうと思われます。

個々の事情は完全に無視で、外見や属性でステレオタイプ化して扱う~差別事象によくある典型的な例ですね。

実際、当会の会員にも内部障がい者の人がいますが、乗車するとやはり声をかけられたりということがありますから…

そもそも、色々な事情を抱えている人がいる中で女性専用車両のようなものを設けるからこうした問題が発生するわけですが、鉄道事業者も女性専用車両を推進する勢力も都合の悪いことはスルーして今も女性専用車両を続けているわけで、私達ももっと社会に訴えていかなければならないと日々思っているところです。

投稿者様は男性でパニック障害をお持ちとのことですが、普段からいろいろと大変であろうこと、お察し申し上げます。

しかし、世間では(特に賛成派の中に)「女性は男性に比べて、電車に乗るにしてもいろいろと大変なのだから、女性専用車両を設けるなど、特別に配慮してはじめて男性と同等になる」などと言う者がいます。

投稿者様のように男性でもいろいろと事情を抱えた方はいますし、また知らずに女性専用車両に乗った高齢男性を追い出す女性客などもいます。

なので、男性と女性をそれぞれひとくくりにして「女性のほうが大変だから、女性のみに特別に配慮するべき」という考えがいかにおかしいかと言いたくなります。

しかし、世間ではそうした考えがまだ罷り通っているようですね。

もちろん痴漢被害にあう女性についても配慮しなければならないのは当然ですが、女性専用車両はそのための手段とは言えない(痴漢対策は建前)ですし、また配慮するとすればそれは監視カメラの設置や警備員の増員、また必要ならば通勤車両がどうしても怖いという人に私服警官の付き添い乗車などを進めるべきで、女性専用車両の設置を進めて「女性に配慮しています」などというのは偽善・間違いであると思います。


当会に初めてご投稿くださった方からの質問

●性別:男性

●初めてご意見投稿させていただきます。

私は首都圏に住む大学生の宮津翔と申します。(事情があって偽名を使わせていただきます。申し訳ありません)

私はあらゆる差別に反対の立場をとっており、皆様の活動も大いに賛成しているところであります。

これからも頑張っていただきたいと言いたいところですが、実は懸念しているところがあります。

それは女性差別に反対する各団体のことで、その方々は女性専用車両に男性が乗り込むことを良しとしておらず、鉄道会社をはじめ様々な方面に働きかけておりますが、その団体についてどう考えていらっしゃるのでしょうか。

長文失礼しました。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

まず仰る「女性差別に反対する各団体」についてですが、世の中には多数のいろいろな団体があります。

このご投稿からはどこの団体のことを指しているのか、少々分かりにくいのですが、ある程度こちらの推測も交えながら回答いたします。

以前、某鉄道事業者に対し「男性が乗車できないよう、男性の乗車禁止を明確な強制力を持ったルールとして定めるべき」と申し入れた団体がありましたが、まず現憲法下では男性の乗車を強制的に拒否することは不可能です。

もしそんなことが可能なら、国土交通省も各鉄道事業者も現状のように女性専用車両を「女性専用と称しつつ、実は任意協力だが、それを隠して強制のように見せかける」ようなことはせず、鉄道営業法34条2項を適用できるようにするか、もしくは女性専用車両への男性の乗車を禁止する新たな法律を作るべく動き出すことでしょう。

よって、団体が「男性の女性専用車両への乗車を禁止しよう」といくら訴えかけたところで、現状それを実現するのは「ほぼ不可能」と言って良いのではないかと思います。

それよりも、現時点では当会のように女性専用車両に反対している団体が「女性に対する嫉妬や憎悪で動いている」と誤解されてしまうことの方が「より注意しなければならないこと」なのではないかと考えています。

というのも、つい先日ですが小田急電鉄車内で無差別殺人未遂事件が起き、その犯人が「勝ち組の女性を狙った」「出会い系アプリで女性に相手にされなかった」などと話していたことから、一部で「人生で不遇な扱いを受けた男性が『自分は女性によって差別されている』と思いこんで、何の関係もない女性に”復讐”するのだろう」といった認識が広まっていると思われ、当会だけでなく男性差別を主張する者全てがそのように誤解される可能性があるからです。

(これは筆者の個人的な見解になりますが、小田急の犯人は取材に来たマスコミ関係者に「僕と握手しませんか?これから有名になると思うので…」などと言っていたことなどから、女性が憎くて犯行に及んだというよりも、大きな事件を起こすことで有名になりたかったのではないだろうかと…

つまり、「自分が有名になる=ビッグネームになる」みたいな妄想を抱いており、すっかり「有名人を気取ってしまっている」のではないか?というような気がします。)

当会サイトのトップページにも出している通り、当会は「男女が憎しみ合わない社会を」をスローガンに活動する団体であり、言うまでもなく「女性憎悪の団体」ではありません。

当会が物申す相手は鉄道事業者と女性専用車両推進派(男女問わず)であり、女性一般ではありません。

そして、当会には女性の会員も在籍しています。

この先、当会が社会から正しく認識されるよう「女性憎悪の団体ではない」ということも、さらに周知していかねばならないのではないかと考えています。


女性専用車両賛成派からのご投稿

●性別:女性

●男に痴漢されたことある人間です。

とっても不快でした。

突き出せたけど訴えも示談とかもせずもうしないでくれといいました。

警察の方からその時にこれからは女性専用車両に乗った方がいいと言われました

女性専用車両があることで痴漢とかに気を配る必要がなくなって安堵してます。

そもそも防犯カメラとか警備員設置とか言ってるけど、それならばまずそれをつけてから反対をしてください。

無くされてまた痴漢に合えば責任取れますか?

みんながみんなするわけじゃないけどそんなことは分かってるし、でも男性がそう言う生物だからこうなってるんですよ。実際の日本法規の情報でも、女性専用車両に反対してる人は僅か5%でした。

本当にあなたたちみたいな方が電車を遅らせたり、女性専用車両で盗撮したり権利ばっかり主張して、ルールを守らない。日本に住んでるなら日本のルールを守ってください。

法律に反してないならなんでもするんですか?

女子トイレ入ります??

そんな団体作るならもっと他のことしてください。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

少々長くなりますが、是非最後までおつきあいください。

男に痴漢されたことある人間です。とっても不快でした。

突き出せたけど訴えも示談とかもせずもうしないでくれといいました。

このご投稿者は痴漢されたとのことで、とても辛い思いをなさったようですね。

世の中にはどうしてこんな犯罪を犯すものが後を絶たないのでしょうか。

私たちも非常に腹立たしい限りです。

このような経験をお持ちの方々は、程度の差こそあれみなさんPTSD的な状態になっておられるのではないかと心が痛みます。

性犯罪は(かなり変わってきたとは言うものの)なかなか被害を訴え出にくい空気があり「泣き寝入り」になってしまう傾向があります。

このご投稿者も被害を訴え出て刑事事件にすることなく済ませてしまったため、余計に悔しさ・辛さが強いのかもしれません。

社会がもっと「被害者が泣き寝入りすることのない環境」そして「加害者が断罪される状況」になっていくことを私たちも切に願います。

さて、ここで女性専用車両問題に立ち返ってみましょう。

●女性専用車両問題の本質と痴漢被害者の思いについて

辛い経験をされ、PTSDあるいはそれに近い状態の方々にとって、女性専用車両は【今まで冷たかった社会がやっと救済の手をさしのべてくれた】=【神のような存在】に見えることでしょう。

私達の女性専用車両反対活動は、そのような方々の思いをいわば否定する形になってしまうので、その点においては大変心苦しく感じています。

その一方で、私達がいつも主張しているように女性専用車両は「男性という属性だけで【痴漢予備軍】とみなし【排除】する」という、大きな人権問題(性差別問題)をはらんでいます。

それをあまり苦痛と感じない方々もいますが、その一方で大変な苦痛と感じている(主に男性の)方々もいます。

また男性・女性というカテゴライズをもって行動制限をすること自体が問題ありと言わざるを得ません。

JALは2020年10月1日から「Ladies and Gentlemen」とのアナウンスを「All Passengers」「Everyone」等性別を意識させない呼びかけに変更したそうです(記事)。

また、東京ディズニーランド・ディズニーシーは2021年3月18日より、「Ladies and Gentlemen, Boys and Girls」を「Hello Everyone」にする等の対応がとられました(記事)。

どちらもLGBTQの方々への配慮のようです。

また近年アメリカでは非キリスト教者への配慮として「Merry Christmas」ではなく「Happy Holidays」を使う傾向があるとか(記事)。

いずれにせよ、少数者も含めて「相手の事も配慮」「みんなが気持ちよく過ごせるように」というのが社会の流れとなっています。

一方で女性専用車両は外見だけで赤の他人から性別を判断され、しかも公衆の面前で声かけされたり、高齢などはもとより内部障がい・病気等の外見で解らない事情は全く無視で男性(に見える人)を排除しようという、とんでもない人権侵害な代物なのです。

当初女性専用車両は「痴漢対策」との謳い文句のもと導入が進められましたし、今も多くの人がそう信じています。

ところが政治家が選挙対策のために利用したり、鉄道事業者がイメージ戦略や特別価格の広告載媒体として利用したりと、女性専用車両はそもそも痴漢対策ではありません(これは何度も当会サイト内で詳しく述べていますので、興味ある方はご覧ください)。

●女性専用車両に対する当会の立場・考え方

私たちは痴漢対策をするなとは言っていません。

女性専用車両には反対ですが、痴漢対策に反対ではありません。

しかし冒頭にも述べたように、辛い経験をさた方々にとって女性専用車両は【今まで冷たかった『社会がやっと』救済の手をさしのべてくれた】=【神のような存在】に見えてしまうため、つい【女性専用車両=唯一無二最良の痴漢対策】、【女性専用車両反対=痴漢対策反対(女性の敵、また昔に戻す気か)】と受け止めてしまいがちなんですね。

このあたりをどのように啓発していくか、私たちにとっての課題であると認識しています。

このご投稿者は

警察の方からその時にこれからは女性専用車両に乗った方がいいと言われました

女性専用車両があることで痴漢とかに気を配る必要がなくなって安堵してます。

と述べておられます。

では警察はなぜ女性専用車両を勧めるのでしょうか?

警察は「まず防犯」の立場(その他の問題は二の次)であり、残念ながら女性専用車両の真の姿(痴漢対策は建前)をよく理解できていないと思われます。

また、(こういう言い方はよろしくないかもしれませんが)やはりお役所ですから、人件費や手間暇をかけたくありません。

自分達が費用・労力をかけなくても女性専用車両で手っ取り早く痴漢犯罪防止ができるならとても好都合です。

だから女性専用車両を勧めるわけですが、警察もまた女性専用車両の本質をよく考えずに、嘘に騙されているといえるでしょう。

鉄道は公共交通機関です。

足腰の弱った男性の高齢者や移動もままならない障がい者・病人もたくさんいるわけで、そういう方々への配慮も当然必要です。

そういう方々をも事実上排除して成り立っているのが女性専用車両なのです。

健常者でかつ(遺伝子上は)男性でも心と体の性が一致しない方、男性差別や男性蔑視に対して不快に思われる方も少なからずおられます。

しかもその上、(繰り返しになりますが)鉄道事業者は女性専用車両を客寄せ・金儲け・イメージ戦略に利用しているのですから論外です。

さらに、このご投稿者は「痴漢とかに気を配る必要がなくなって『安堵』」と書いておられるのですが、とても心配なことがあります。

『痴漢【だけ】』にしか視野が向いていないと「女性専用車両で(気分的には)安堵」という面もあるでしょう。

そして以前その安堵感(気の緩み)につけ込んだ女性専用車両専門の女スリのニュースがありました。

また車内で凶器を振り回すような暴漢が現れたとき・列車衝突などの事故が起きたとき、性別でカテゴライズするのは本意ではありませんが、はたして「女性だけの空間」は本当に安堵できるものなのでしょうか?

調べてみると、山陽鉄道列車強盗殺人事件(1898)、こだま485号殺人事件(1988)、のぞみ24号殺人事件(1993)と言った凶悪事件はもとより、乗客が重傷を負うような事故も枚挙に暇がありません(日本の鉄道に関する事件)。

話を戻します。

もちろん私達は、痴漢被害者がどうなってもいいと考えているわけではないので、監視カメラや警備員の増員などを積極的に提唱しています。

「痴漢対策は女性専用車両でなければならない/女性専用車両でないとできない」という決まりはどこにもありません。

痴漢対策として、当会は鉄道事業者に監視カメラ設置や警備員配備を実際に要請していますし、実際カメラをつけている鉄道事業者も増えてきました。

さらには社会全体が大都市集中型でなくなること、時差通勤・通学などでラッシュそのものを緩和することも必要だと考えています。

しかしここでサイトをご覧のみなさまにご理解いただきたいことがあります。

【当会は「女性専用車両に反対する会」であって「痴漢をなくす会」ではありません】。

こう書くと誤解を受けてしまいそうですが、当会も痴漢犯罪がなくなることを切に願っています。

痴漢だけでなく、あらゆる犯罪や事故その他の悲しい出来事がなくなることを願っています。

しかしひとつの団体が【ありとあらゆる社会の問題点すべてに取り組み、改善する】ことは残念ながら労力・能力的に不可能です。

数ある市民団体・企業などの集団はみなそれぞれの主題(活動テーマ・理念)の基に活動しているのです。

女性専用車両賛成の方々の一部には「女性専用車両に反対するなら、まず痴漢をなくしてからにしてください。」という方がいらっしゃいますし、このご投稿者も

そもそも防犯カメラとか警備員設置とか言ってるけど、それならばまずそれをつけてから反対をしてください。

と書いておられます。

女性専用車両を【今まで冷たかった社会がやっと救済の手をさしのべてくれた】=【神のような存在】と感じておられる方からすれば、【神を奪うのなら、あなたが神の代わりをしろ!】となる気持ちは心情的にはとてもよく解ります。

しかし、何度も書いているように「女性専用車両は痴漢対策と言っていながら実は政治家の【選挙対策】や鉄道事業者の【営業戦略】である」という事実、「導入前後で痴漢被害の認知件数は『微減・横ばい・微増』」だった(痴漢防止に効果がない)という事実、「法的に『女性専用』を強制できないのに『専用』と言う名前を付けて強制であるかのように【騙している】」という事実などを見れば、【女性専用車両は神ではない】ことは明白です。

痴漢被害で苦痛を受けている人達と、女性専用車両で苦痛を受けている人達。

数的には前者のほうが多数でしょうが、当会は「少数者(マイノリティ)も声を上げるべき」という発想のもと活動をしています。

女性専用車両で苦痛を受けている人が現にいるのです。

その人達にとっては【神どころか悪魔】なのです。

さて、女性専用車両賛成の方々からこの【痴漢をなくしてから反対せよ】【カメラをつけてから反対せよ】と言う声をよく聞きます。

このご投稿者も「無くされてまた痴漢に合えば責任取れますか?」と書いておられるのですが、そもそも「痴漢をなくす」「カメラをつける」責任・役割を負っているのは誰でしょうか?

社会全体が(構成員一人一人が)、社会から痴漢を含めてあらゆる犯罪をなくす責任・役割を負っていることは言うまでもありません。

そういう意味では当会会員個々人も責任・役割を負っています。

実際、当会にもドア付近にいる女性にじわじわ距離を詰めて行った挙動不審な男に近づいて睨みつけ、退散させたという強者会員もいます。

優先席に座っていた女性に「ここはあんたらの座る場所じゃないんだよ!」と執拗に絡む人物に「なんで座ったらあかんのや!他になんぼでも席空いてるやろ!!」と怒鳴りつけて撃退した強者会員もいます。

しかし、これらは【たまたま居合わせたからできた事】にすぎません。

直接的に犯人を検挙・刑事告訴するのは警察・検察の責任・役割、防犯カメラその他を設置して対策するのは鉄道事業者の責任・役割です。

「反対する会」の責任・役割ではありません。

当会にできるのは世論に訴え、働きかけることです。

また民事上の賠償責任となると、責任を負うのは加害者(犯人)です。

これも「反対する会」の責任・役割ではありません。

日本は法治国家ですので、このあたりは法に則った解釈が必要になります。

要は『刑事・民事ともに、痴漢のように加害者(犯人)がいる場合、【直接的な責任を負うのは加害者】』なのです。

そしてもし、痴漢対策のために増税が必要・運賃値上げが必要と言うことになれば、当会会員達は社会の一員として惜しみなく協力します。

尤も以前当会が某弁護士に相談をしたときに『女性蔑視・敵視の集団ではないか』と色眼鏡で見られたこともありますので(話していくうちに誤解は解けました)、痴漢被害経験者の方が同様の目で見る気持ちは心情的には理解できますが…そこははっきり否定しておきます。

●ありがちな差別のパターンと、女性専用車両の「怖さ」について

当会のロゴマークには「男女が憎しみ合わない社会を」というフレーズが入っています。

これは当会の重要な理念のひとつです。

【女性専用車両が怖い】のは「追いつめられた【被害者】」が知らず知らずのうちに「差別の【加害者に転じてしまう】」ところです。

差別にありがちなパターンとして『ある属性を持つ人たちが○○な傾向にある』との事実が『ある属性を持つ人たちは○○である』に変わり、さらに『だからその属性の人たちはダメなんだ』にまで暴走してしまう、というのがあげられます。

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会元会長のM氏が「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」と述べて「女性蔑視だ」と大問題になったのは記憶に新しいところです。

様々な属性それぞれに「ありがちな傾向」というのは存在するでしょう(特に顕著というわけではないのに、先入観念により思いこみが生じている場合もあるが)。

その「傾向」には「長所的なもの」も「短所的なもの」もあります。

「短所的な傾向」をもって、「この属性はそういうもの」だから「ダメなんだ」「制限を加えられても当然だ」というような発想につながってしまうことが差別なのです。

(少数ですが女性の性犯罪者も居るのに)このご投稿者の弁によると「男性がこういう生物だから」と、男性だけが生まれながらに十字架を背負っているかのような認識です。

「みんながみんなするわけじゃないけど」と添えてはいるものの、【男性がこういう生物だから(制限を加えられて当然)】と残念ながら上記パターンに当てはまっていて、差別の【加害者側】にまわってしまっています。

このようにして女性専用車両のせいで「男女の憎しみ合い」が生じています。

「痴漢の大部分は男性だが、男性の大部分は痴漢ではない」

このことを私たちはまずしっかり伝えたいと思います。

女性専用車両は「男性がこういう生物だから」ではなく、「女性専用車両を推進すると得をする者達がたくさんいる」という大人の事情が、上記のような「差別の基本的発生パターン」に合致して生じたものなのです。

また「民主主義=多数決」と思われがちですが、衆愚制という言葉もあるように賛成多数であったとしても「賛成が多いから正しい/適切な判断」とは限りません。

少数者が踏みにじられてしまうからです。

まずは少数者の立場・考えも理解してもらうべく、啓発活動が必要なのです。

私たちの活動はこれに当たると認識しています。

●女性専用車両関連アンケートデータに関しての考察

さて、このご投稿者は

実際の日本法規の情報でも、女性専用車両に反対してる人は僅か5%でした。

と述べておられます。

5%という数字が『僅か=とるに足らない』かどうかの議論の前に、注意しなくてはならない点があります。

【数字というのは怖いもの】で、我々は『数字で示されると【客観的事実】=【正しい】』と思いがちです。

しかしアンケート結果はその「取り方」「データ処理方法」によって大きく変わってきます。

女性専用車両の賛否の統計では、いわゆる「無関心層」も「反対でない=賛成」とみなして賛成が大多数であるかのように装うものも見られます。

また、かつて試験実施中の女性専用車両位置で電車を待っている人達にアンケート用紙を配って「賛成多数」の結果を導き出したとんでもない鉄道事業者もありました。

賛否調査データをネットで少し見渡してみると、

国交省調査(2002年) 男性2613人、女性2535人。反対は男性22%、女性9%。→全体で反対は15.6%(当会計算)。

熊本市交通局アンケート(2020年) 反対は17.2%。

日本法規は2018年発表(調査年不明) 反対5%。

等が見つかります。

ご投稿者が指摘しておられるのは、おそらくこの3つ目のデータでしょう。

私たちには日本法規がどのような調査方法・データ処理方法を行ったのか、詳細は解りません。

しかし、

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『セクハラ・パワハラ相談サポート』『モラルハラスメント対策相談サポート』の運用情報やアンケートを元に、「女性専用車両に関するアンケート調査」について発表しました。

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とあることから想像するに、無作為ではなく「女性専用車両が充実していないことに不満を持つ層が多い母集団が選ばれている」可能性が考えられます。

国交省も熊本市交通局も女性専用車両推進側であるため、これらデータも鵜呑みには出来ないのですが、私達は他の結果等も考慮して「女性専用車両反対はおよそ20%弱前後であろう」と見ています。

日本法規の5%は余りに低すぎます。

●女性専用車両賛成派の、ありがちな『不満・要求・質問』

(1)◆電車を遅らせるな◆

このご意見はよく聞きます。

このご投稿者も「あなたたちみたいな方が電車を遅らせたり」と書いておられます。

女性専用車両について詳しくない方や、女性専用車両賛成の方から見れば、【反対派の男性が女性専用車両に乗らなければ電車は遅れない】=【電車が遅れるのは女性専用車両に乗車する反対派男性が悪い】と見えるでしょう。

『反対派の男性が女性専用車両に乗らなければ電車は遅れない』というのは正しいですが、【電車が遅れるのは女性専用車両に乗車する反対派男性が悪い】は【誤り】です。

目の前で起こっていることだけを見ていると解りにくいですが、【悪いのは誰】でしょうか?

解りやすく書いてみます。

①鉄道事業者は男性乗車禁止に出来ない(差別になる)ので「男性の任意の協力」とした。

しかし、本心は乗せたくないので「女性『専用』車両」という、あたかも強制力を伴うような名前を付けて乗客を騙した。

②【「任意協力(どうするか自分で決めていい)」と言われた男性が「じゃあ協力しないよ、差別に屈するのは屈辱だからね」と決めて乗車】した。

③係員の中には「おまえが降りなきゃ発車させないぞ!」と言って強硬手段に出る者も現れた。

また、周りの(本当に専用だと騙されている/乗って欲しくないから騙されたふりをしている)一部の女性客が騒ぎ出し、鉄道事業者が「車内トラブル」として発車を見合わせて処理せざるを得ないケースも起こった。

④結果、電車が遅延する。

「悪い」のは

  • 「任意協力」だと言いながら強制であるかのように見せかけて、乗客を騙している鉄道事業者。
  • 「任意協力」なのに、おとなしく乗っているだけの男性客に対し強硬手段をとる係員や騒ぎ立てる乗客。

だと見えてきます。

(2)◆盗撮するな◆

最近ニュースなどでもこの「盗撮」という言葉がよく聞かれるようになったため、安易に「盗撮」という言葉を使う人が増えてきたように思います。

「盗撮」の意味はどうなっているでしょうか?

「こっそり撮影すること」としか書かれていませんね。

漢字が表す通り、本来「盗撮」とは「こっそり撮影すること」という意味でしかなく、イコール違法行為とは限らないのです。

では、違法行為になる「盗撮」の定義はどうなっているでしょうか?

「盗撮」は法律用語ではありませんので曖昧な部分は存在しますが、
弁護士法人 渋谷青山刑事法律事務所
弁護士法人 ALG&Associates 姫路法律事務所などの見解
を読めばよく解ります。

「『通常衣服で隠されている身体又は下着』をカメラ等で撮影する/しようとする行為」と定義されています。

上述のことから、電車内で普通に撮影するのは(相手の承諾を得ていなくても、スカートの中でもない限り)違法行為で言うところの盗撮には該当しません。

これが違法行為の盗撮なら、世の中にあふれかえる防犯カメラや報道カメラもみな違法行為の盗撮ということになります。

尤も本人の承諾を得ず個人特定できる形で一般公開すれば、盗撮でなくてもプライバシー侵害や肖像権侵害に該当する可能性が大きいですが、私たちはそういうことはしません(当会の場合)。

そもそも車内で撮影する目的は防犯カメラなどと同じで「証拠保全」です。

車内で不適切な言動や時には暴行(接触を伴う有形力の行使)を受けることがあった場合、正確な事実を記録しておくためなのです(当会の場合)。

実際に女性乗客から蹴られたとか、傘で突かれたという例もありました。

さらに「男性の任意の協力」と位置づけられているのに、過去には御幣島駅(JR西日本 東西線)で当会メンバーが駅員らに手や衣服を引っ張られ、実力行使(暴行)をもって降車させられたということがありました(2014年8月 関西本部:JR神戸(東海道)線&JR東西線で非協力乗車会)。

このときはJR西日本の対応があまりにも横暴だったため、被害届を提出しましたし、弁護士相談も行いました。

それらの際、【録画記録は大いに役立ちました】。

私達ももちろん、見知らぬ人が車内撮影していたら快く思わない人がいることは承知しています。

ですので撮影データの目的外使用はしない・乗車終了後できる限り速やかに消去するなどの対応をとっています(当会の場合)。

また、車内の動画・静止画をホームページなどに載せる場合でも個人特定できないようモザイクをかけるなどプライバシーには十分配慮しています(当会の場合)。

(3)◆法律に触れなければ何でもありか◆

★OKとNGの境界線って?

法に触れない範囲で「何がOKで何はNGか」の判断は、各自の意識(感性、価値観、その他)に委ねられるため、明確な線引きをすることは出来ません。

ある行為の「OK/NG度合い」は、個人によって違うのです。

「多数の人がNGと判断するか否か」という目安もありますが、これとて一歩間違えば前述の衆愚制になりかねません。

私達は「単に【粛々と】男性メンバーが女性専用車両に乗車する」ことについては「OKな範囲」と認識しています。「NG」と認識すればやりません。

女性専用車両賛成の方達は「男性が乗車するのは、法には触れないものの限りなくNGな行為」と認識し、私達は「あくまで任意の協力で、差別を受けることを拒否するためのものなので、全く問題ない(むしろ好ましい)OKな行為」と認識している…価値観がそもそも違う、ということです。

★権利を主張するのは悪いことなの?

このご投稿者は「権利ばっかり主張して、ルールを守らない」と書いておられるのですが、権利を主張するのは悪いことなのでしょうか?

「権利を主張できる」のは人権を守る(人としての幸福を守る)上でとても大切なことなのです。

戦時下の社会、戒厳令下の社会、独裁政権下の社会、その他諸々非常事態下の社会では権利を主張することは出来ません。

権利を主張できるのは社会が健全な証拠なのです。

何らかの権利主張は利害の反する立場の人から見ると、どうしても「わがままだ、勝手なことばかり言うな!」と受け止められがちです。

その気持ちは誰しも同じで自然なこと、ご投稿者の心境はとてもよく解ります。

しかし視点を変えれば、女性専用車両賛成派の方達の主張は「権利(女性だけの空間が欲しい)ばかり主張して、ルール(憲法に示された両性の平等)を守らない」となります。

女性専用車両という罪な存在が「憎しみ」「対立」を生んでしまっており、とても悲しいことですね。

★ルールってなに?

最近は「ルール」などの言葉を安易に(きっちりした認識の下ではなく、何となくのイメージで)使う方が多いように思います。

そうすると話し手と聞き手の間で意味の解釈がズレて、誤解・拡大解釈などの混乱が生じてしまいます。

ルール(rule)は「規則」「規定」などと訳されますが、明文化されている必要があるか否かなども含め、言葉そのものにも幅があります。とても難しいですね。

女性専用車両に限定して述べるなら、各鉄道事業者の監督官庁に当たる国土交通省が

=====

現在各鉄道会社で導入されている女性専用車両については、あくまでも利用者のご理解と任意のご協力のもとに行われているものであり、法的な根拠はありません。

女性専用車両はあくまでも男性利用者の任意のご協力のもとに実施されているものであることから、実際の運用に際して、駅係員等が誤乗車された方に対して呼びかけ、ご協力をお願いすることはあると考えます。

しかしながら、強制的に降車させるような行為は不適切と判断されることから、そのような事実があれば指導して参りたい。

=====

という見解を示しています(参照)。

これが今の日本の『女性専用車両に関する【ルール】』であると私達はそう認識しています。

少なくとも「ルールに従う」=「同調圧力に屈する」ではないと考えています。

国交省の示した「男性利用者の任意のご協力のもとに実施されている」という「ルール」を私達はしっかり守り、その結果「協力しない」という意志決定をしているのです。

また、「主張しなくても基本的人権が守られるのが日本のルール」(憲法で保証)なのに、女性専用車両はじめそうなっていない例が多数あるのは『社会が「ルール違反」している』ということです。

少々古い話ですが、アメリカにローザ・パークスという人物がいました。

バス車内で「白人に席を譲るのを拒み、人種分離法違反の容疑で逮捕」されました。

女性専用車両のような私人の定めたものではなく、明確に【(当時の)法律に違反する行為】です。

「運転手の命令に背いた」とのことなので、(詳細は解らないですが)一悶着あってバスは遅れたと想像に難くありません。

当時のアメリカの白人の多くからは非難囂々だったでしょう。

しかしこれを契機に公民権運動が起こり、アメリカのみならず世界の人権意識は大きく前進しました。

私達は法律はもちろん「ルール」にも従っていますが、時には法律に反する行為さえ高い評価を受けることもある(法律が「悪法」であった場合)という事実も、サイト読者のみなさまに知っていただけたらと思います。

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ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見(2021年1月~3月)

2021年1月~3月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


「反対する会は間違った主張をしている」と仰るご意見投稿

●性別:男性

●この会の主張で、女性専用車両ができても、痴漢件数は減っていないどころか、むしろ増えているから、女性専用車両は効果はない、というものがあった。この考えには重大な欠陥がある。この会の主張に異論はないが、間違いを広めるのはよろしくないと考えるので、訂正させていただく。

痴漢を始め性犯罪は、被害にあっても、被害者は、声を上げにくい、被害届を出しにくいという傾向がある。なので、実際の犯罪件数は、警察に出されている被害届よりも、さらに多いはずである。また、痴漢は、凶器や、盗品などがないので、これといった証拠がなく、警察に言っても、信じてもらえない、という諦観から、被害届を出さないケースも考えられます。現在は科学技術が発達して、微物検査やdna鑑定で、触ったかどうかわかりますが、昔のdna鑑定は不正確で1990年に、足利事件で菅家さんが、dna鑑定の結果誤認逮捕されています。現在は性犯罪・痴漢は、よくないという意識が広まってきて、以前に比べたら被害届が出しやすくなってきていると思います。なので、痴漢が増えているのではなく、以前より被害届がきちんと出されている、ということです。

よく誤解されますが、事件発生数と警察の認知件数は同じではありません。例えば、被害者が気づかないくらい上手に財布を盗む「すり」がいたとします。そうしたら、「窃盗」という事件は発生しますが、被害者はどこかで財布落としたな、、くらいで、警察に届けません。ここで、ずれが発生するわけです。

自殺だと思ったら、実は殺人だった、というのも、このケースですね。

これと同じで、被害者は言い出しにくい、という気持ちから、警察に届け出ないだけで、実際はもっと痴漢件数はあると思います。痴漢はダメ、ということが世間で言われるようになって、痴漢を女性が警察に届け出ることは、恥ずかしいことでも、間違ったことでもない、という雰囲気が女性の中に芽生えたのではないでしょうか。

また、警察も以前は「たかが痴漢だろ」と取り合ってくれなかったが、近年きちんと対応してくれるようになった、ということも背景にある可能性はあります。

以上、痴漢件数は、警察が発表している数字は、あくまで警察が把握している数で、警察が把握していない(認知していない)犯罪は、含まれていないので、そのデータをもとに議論してもあまり意味はない、ということです。このデータが嘘だ、と ?言わないが、必ずしも正確ではない、ということはご理解ください。

この会の主張で、痴漢がむしろ増えている、とあるが、その理屈は間違っている。なので、女性専用車両に反対するのは構わないが、この主張は撤回したほうがいいと思う。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

この会の主張で、女性専用車両ができても、痴漢件数は減っていないどころか、むしろ増えているから、女性専用車両は効果はない、というものがあった。この考えには重大な欠陥がある。この会の主張に異論はないが、間違いを広めるのはよろしくないと考えるので、訂正させていただく。

このご投稿は「当会の考え方に重大な欠陥がある」とのご指摘です。

ここで「当会がどのように考えているか」をサイトをご覧のみなさまにご紹介しておきたいと思います。

まず最初に、当会のスタンスとして大切なことをお話しします。

それは「女性専用車両に痴漢対策の効果があるか否か」は重要ではなく、【男性という属性で一括りに『痴漢予備軍』扱いする仕組み(女性専用車両)は人権侵害・男性差別だ】という理念で反対している、ということです。

昔のアメリカのバスで「白人に席を譲る事を拒否した人物が逮捕される」という差別的な事件があり、公民権運動が広がるきっかけとなりました。

昔の南アフリカ連邦では「アパルトヘイト」と呼ばれる有色人種差別政策が行われ、世界から非難されました。

最近の日本でも「外国人お断り(Japanese Only)」とした北海道の銭湯が問題になりました。

肌の色、生まれた国や地域、性別…そういったもので差別的扱いをしてはいけません。

【痴漢の大部分が男性だが、男性の大部分は痴漢ではない】のです。

その属性(男性)を持つ一部の人が犯罪(痴漢)を犯したからといって、その属性(男性)の人みんなを犯罪(痴漢)予備軍扱いする・排除することは明らかに差別・人権侵害であり、あってはならないことなのです。

この理念を基本としているので「女性専用車両に痴漢対策効果があるか否か」は重視していません。

しかしながら、色々な状況から見て殆ど効果が無さそうなので「それなら、なおさら大大大反対!」ということです。

では、ご投稿にある痴漢件数の話に戻ります。

現在は性犯罪・痴漢は、よくないという意識が広まってきて、以前に比べたら被害届が出しやすくなってきていると思います。なので、痴漢が増えているのではなく、以前より被害届がきちんと出されている、ということです。

よく誤解されますが、事件発生数と警察の認知件数は同じではありません。

当会も認知件数と実数(発生件数)の違いについては、勿論承知しています。

そして「実数と認知件数の差」というのは、いわゆる「泣き寝入り」数であり【誰にもわからない】事も承知しています。

女性専用車両がいろいろな鉄道事業者に導入され始めてから、残念ながらおよそ20年が経過してしまいました。

この20年間でたしかに人々の意識も変わり、ご投稿にあるように「痴漢被害の届けを出す人が増えた(泣き寝入り率が下がった)」という変化はあるのかもしれません。「しっかり被害届を出し、声を上げる」ということ自体は望ましいことだと、当会も考えています。

しかし残念ながら、今も昔も「実数はわからない」=「泣き寝入り率もわからない」のですから、ご投稿のように「痴漢が増えているのではなく、以前より被害届がきちんと出されている、ということです。」とまで断言するのは、かなり理論の飛躍があると思います。

そして当会が着目している「認知件数の増減」は、10年20年といった長期間での変化ではなく、主に「女性専用車両導入前後の短期間での変化」です。

短期間で人々の意識が大きく変わるとは考えにくく、つまり泣き寝入り率が大きく変化するとは考えられず、【認知件数と実数には相関関係がある】と当会では判断しています。

20年近く前あちこちの路線に女性専用車両が導入されましたが、その前後で痴漢被害の認知件数は「ほぼ同じ」「微増」「微減」等で、大きな変化はありませんでした。

「微増」を見た国土交通省は「女性専用車両の影響で、被害者が勇気を持って届け出るようになったからではないか」(実数は減っているが、泣き寝入り率が下がったから認知件数が増えたのではないか)と、【慌てて言い訳】しました。泣き寝入り率が急に変わる筈もなく、これはどう考えても無理があります、詭弁です。

導入前後で『認知件数に大差がなかった』という結果は『女性専用車両に殆ど効果はない』ということに他なりません。

少し考えてみれば、痴漢の犯人は別の車両で犯行に及ぶだけですから、認知件数も実数も減る訳がありません。

また、路線や時間帯にもよりますが「女性専用車両以外の車両より女性専用車両の方が空いている」というのはよく見かける光景です。

「その分他の車両が混んでいる」ということです。

犯人は「混雑に紛れて他の乗客に分からないよう痴漢する」訳ですから、ほかの車両ではむしろ痴漢が発生しやすい状態(犯人が喜ぶ状態)になっていると言えるでしょう。

この部分も見逃してはいけません。

さて、国交省の言い訳や、このご投稿のように【誰にもわからない「泣き寝入り率」が変化したからだという論法】を使えば

  • 痴漢認知件数が減った=減ったのだから、女性専用車両には効果がある!
  • 痴漢認知件数が増えた=実数は減ったが、泣き寝入り率が減少したので認知件数が増えたのだ。女性専用車両には効果がある!

となります。

【増えても減っても「女性専用車両には効果がある!」との結論づけ】が出来てしまいます!

女性専用車両賛成派にとってはとても都合の良い論法なのです(減った時「実数は増えているが、泣き寝入り率も増えたので認知件数が減ったのだ」とは絶対言わない)。

このご投稿や、国交省の言い訳にある「被害届がきちんと出されているから認知件数が増えてきた」という理論展開が、実はとんでもないトリックになっているという事がお分かりいただけたのではないでしょうか。


当会へのご提案

●性別:男性

●1. 本文ではトランスジェンダがどうのこうのと主張しているのにこのフォームで男女の2択しかないのはどういうことなのか?

2. 女性の定義は各社どのように規定しているのか?(声の周波数、外観、性器等)

3. 痴漢の定義は?諸法令には痴漢という語句は一切登場しない。
仮に接触を伴うことが痴漢の必要条件とすれば1m以上の間隔を厳守すれば問題解決である。

4. カメラが火消(その他犯罪を阻止)することはないのに防犯カメラと名乗るのはおかしい(カメラ単体が言動しなくても自動的に消火活動や警告を行うのならともかく)。

実態は傍観カメラである。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

  1. 元々男女で大きく意見が分かれることの多いテーマなので性別欄を設けました。
    しかし当会内部からも同様の意見があがっており、色々検討していきたいと思います。
  2. 各社とも「見た目」という回答をしてくることが多いです。
  3. それは当会に聞くことではないでしょう。
    また通勤電車で1m以上の間隔を保つなど、ほぼ不可能です。
  4. 痴漢だけでなく何らかの犯罪を行う者は見られるのを嫌う傾向があります。
    完全とは言えないまでも抑止効果はあるでしょう。

千葉県の方からのご投稿

●性別:男性

●あの…女性専用車両は男性のためにあると思います。

なぜなら、女性がいると、わざとじゃなかったとしても、痴漢(冤罪もありますしね…)は時には犯罪になってしまいます。

それに、わざわざ女性専用車両に乗る必要がないじゃないですか…特別混んでいたら別かもしれませんが…(それでも、十分おかしいですよ…)

まずまず、女性専用車両に男性は乗らないって言うのは人権以前にマナーだと思うんですね、女性専用車両に乗っている男性が白い目で見られるのは当たり前だと思います…

人権、人権って言ってますけど、男性は残りの5両に乗るという権利があるじゃないですか…

そんなに女性専用車両に不満があるならば、その鉄道には乗らないでください。

私達はその鉄道を利用させてもらっているだけなので…

なにか、反論あったらどうぞ♪

当会からの回答

※以下の通り回答させていただきます。

あの…女性専用車両は男性のためにあると思います。

なぜなら、女性がいると、わざとじゃなかったとしても、痴漢(冤罪もありますしね…)は時には犯罪になってしまいます。

女性専用車両が出来てすべての女性がそこに乗り、他の車両に女性が一人もいなくなれば冤罪はなくなり、男性のためになるでしょう。

しかし実際はそうでなく、冤罪は発生します。

まして示談金目当てでわざと痴漢容疑をふっかけてくるような輩は絶対に女性専用車両には乗りません。

「女性専用車両があってもわざわざそこまで行かず、乗降する駅の階段やエスカレータに近い車両を利用する」という女性の意見もしばしば耳にします。

善良な女性であっても、すし詰めの女性専用車両以外の車両に女性がいれば、男性の「冤罪が怖くて両手を上げて吊革を掴みビクビクしている」状態は、女性専用車両があっても何ら改善されません。

それに、わざわざ女性専用車両に乗る必要がないじゃないですか…特別混んでいたら別かもしれませんが…(それでも、十分おかしいですよ…)

肌の色、生まれた国や場所、性別などの属性によって差別的扱いをすることは許されません。

歴史を見てもアメリカの公民権運動、南アフリカのアパルトヘイト解消など様々な「差別との戦い」が繰り広げられ、徐々にではありますが社会は変わってきました。

私達がなぜ乗車しているのか。それは新たに生まれた「性別という属性による排除」という差別と戦うためです。

そういう「必要性」から乗っているのです。

まずまず、女性専用車両に男性は乗らないって言うのは人権以前にマナーだと思うんですね、
女性専用車両に乗っている男性が白い目で見られるのは当たり前だと思います…

「マナー」の捉え方は個人差も大きいところですが、今では鉄道会社自身(本社)が「女性専用車両はマナーではない」と言っています。
(※ただし、鉄道会社の職員の中には未だに男性客が女性専用車両に協力する事を【マナー】だと勝手に思い込んでいる人もいるようですが、それは鉄道会社による教育が十分に行き渡っていないのかという疑問が残ります…。)

そして「人権」という言葉の解釈にも幅がありますが、日本では「基本的人権」は憲法(法律)で保障されています。

法律の裏付けがない「マナー」よりも法律で規定された「人権」が上位の概念であり、強い拘束力を持って守られているのです。

マナーの押しつけは単なる同調圧力にすぎません。

女性専用車両は法律にも輸送約款にも記載されたものではなく、どの鉄道会社も「男性の任意の協力で」と位置づけています。

憲法にも反するので輸送約款等で規定できないのです。

それを「マナーだ」と言って「同調圧力を使って強制しよう」という考えが一部にあるのは、とても悲しいことです。

男性は残りの5両に乗るという権利があるじゃないですか…

数の問題ではなく「性別という属性によって、行動が制限される」という【状態】が問題なのです。

平成11年3月までの労基法では女性の深夜労働は原則禁止でした。

しかし、男女平等の観点から平成11年4月1日以降はこれらの制限が廃止になりました。

これにも「深夜労働のある職種を選ばなくても女性が就ける仕事は他にもいくらでもあるじゃないか。女性を守るための仕組みなのに制限廃止なんてするな!」という意見もあったのではないかと思います。

しかしそういうことではなく「性別という属性によって、選択が制限される」という【状態】が問題だったのです。

参考「女性の深夜勤務や残業は認められるのか?」

https://www.loi.gr.jp/law/wplaw09-04/

そんなに女性専用車両に不満があるならば、その鉄道には乗らないでください。

私達はその鉄道を利用させてもらっているだけなので…

当会は「男女が憎しみあわない社会を」をスローガンに、ユニバーサルデザインとして誰もが気持ちよく利用できる社会インフラの実現を願っています。

誰かが誰かに「乗らないでください」と求めて互いにいがみ合うような状態は当会の目指すところではありません。

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ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見(2020年10月~12月)

2020年10月~12月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


当会サイトをご覧になり、思うところを書いてくださった女性からのご投稿

●性別:女性

●はじめまして、〇〇と申します。

(※注:この方は本名で投稿してこられましたが、こちらで氏名を伏せました。)

この度サイトを拝見させて頂き、この会の皆様のお考えも読ませて頂きました(^^)

初めてこの活動を知った時は、「多くの人に迷惑をかけてまで頑なに電車を降りない」「女性専用車の否定をしてる」という部分しか周りには見えなかったので、とても悲しい気持ちになりました。

ただ活動をするくらい何か理由があるのかなとも思いこちらのサイトに伺い、それにより皆様の意向も少しは理解できましたので、より良い方向に向かえればと思いまずはご連絡してみようと思いメッセージを送りました。

結論として私の現在の理想の気持ちとしては、すべての車両で思いやりがあり、公共機関の利用という点においては平等であればそれが一番良いと思っております。

しかし悩ましいと思う部分もありますので、よろしければ少しお話を聞いてください。

自身の話になりますが、小学生のよくわかっていない時から毎日違う人から痴漢を受け、中高に上がってそれが痴漢と理解してからも、男の人の力で足で動けないように押さえつけられたりしましたので、恐怖ですくんでしまっていました。

私は全てにおいて男女平等というのは、無理だと思っております。

なぜなら生物として、身体の作りが違うからです。

力もそうですし、毎月の痛みと不具合があり、命がけの出産も女性だけのものです。

ただこれは女性が弱者だから守るということではなく、男性の得意な事、男性に感謝したい事、女性の得意な事、女性に感謝したい事、これらの内容は、同じにはなり得ませんが、それぞれに感謝してそれぞれの得意不得意があるのを尊重し、そこに感謝する。

そういう思いやり受け入れる気持ちを男女共に平等に持てる事が、男女平等という事だと思っております。

車両の件に戻りますが、その車両ができた時、私はほっとした気持ちを正直感じました。

ただ、いくつかの事例を見る中で女性専用車という権利を傘に、男性に必要以上に敵意を向けるような
女性がいたのも記憶に新しいです。確かその男性は間違って乗っただけでした。

明確に区切りをつけることにより、男性と女性の違いを尊重するというよりは、それぞれの権利を主張するような意識が強くなっている傾向もあるかと思います。

一方で、本当にひどい事をされて精神を病んだ女性の知人もいますので、安心していられる空間、?いうのに(※注:原文ママ。文字化けと思われる)救われている人がいるのは確かです。

少しでも救われる人がいるのなら、その施策に意味はあるとも思います。

ここまで、私の考えを長々と書かせて頂きましたが、皆様の活動やこのサイトに書いてある活動理由や思っている事を知って、少なくとも私は少し考え方が変わりました。

ただ、女性専用車両に嫌がる人がいると理解して上でわざわざ乗るというのは、得策ではないと思います。

皆様のように深く考えて乗車している人がいるわけではないと思いますし、嫌がる人、怖がる人、迷惑がる人、トラブルが起き話題を狙おうとしてると思う人、そういう人が大半だと思います。

目的が自分たちの活動を理解してもらう事にあるのであれば、ただ理想の状態を押し通しやりたい事をやるのではなく、目的達成のためにもう探し適切なやり方を考え、協力しあって活動できたらもっと深く考える方が増えるのではないでしょうか?

例えば男女の間で、どうして私の気持ちをわかってくれないの!?

と本音で話し合っても深刻な雰囲気を重ねれば重ねるほど、関係は良くなるどころか、別れにつながってしまいかねないのが人の心です。

相手が正しくても相手が感情的であったり、不穏な空気になれば心を閉ざしてしまいがちになる。という感じでしょうか。

相手に耳を傾けてもらえるような言葉選び、手段は本意でなくても、目標が相手に理解してもらうことであるなら必要なのかなと。

ただ自分たちが正しいからと、「今だけ女」であったり、「無理無理無理」と頑な態度を取るのは、正統性のある皆様の考えの部分も、伝わらないどころかただの迷惑で怖い人としか伝わりません。

このページを拝見し、より多くの人に、女性にも今一度考えるきっかけを持って欲しいと思ったか轤?そ(※注:原文まま。文字化けと思われる。恐らく「思ったからこそ」だろう)、今後の活動や乗車するにしても、その際に思いやり車両の件について資料を渡せるよう持ち歩くなど、考えを押し付けるような形以外の手段で、きっかけという手を差し伸べてあげられると良いのではないでしょうか?

差し出がましいこともたくさん書きましたが、みんなが安心して、男女それぞれが思いやれるような社会になれれば嬉しいです。

資料作りやイラストなど、必要があればお手伝いはできますので、少し今後の活動についてお考え頂ければ幸いです。

ありがとうございました。

当会からの回答

※当会へご意見投稿くださいまして、ありがとうございます。

この度サイトを拝見させて頂き、この会の皆様のお考えも読ませて頂きました(^^)

初めてこの活動を知った時は、「多くの人に迷惑をかけてまで頑なに電車を降ない」「女性専用車の否定をしてる」という部分しか周りには見えなかったので、とても悲しい気持ちになりました。

ただ活動をするくらい何か理由があるのかなとも思いこちらのサイトに伺い、それにより皆様の意向も少しは理解できましたので、より良い方向に向かえればと思いまずはご連絡してみようと思いメッセージを送りました。

恐らくなぜ女性専用車両に反対派がいるのか、なぜそのような活動をしているのか、を知らないとたいていの人は恐らくあなたと同じような感想を抱くのではないでしょうか?

つまり私達は世間に理解されにくいことをやっているわけで、そのあたりのことを踏まえ、サイト上でなぜ反対しているのかなどもできるだけ詳しくまた分かりやすく、読む人にご理解いただけるようにしています。

しかし元々女性専用車両に反対の方はともかく、そうでない人であなたのように当サイトをきちんと読んでくださる方は実際のところそう多くありません。

そういう意味でも「当サイトをきちんと読んでくださり、本当にありがとうございます」と申し上げたいです。

結論として私の現在の理想の気持ちとしては、すべての車両で思いやりがあり、公共機関の利用という点においては平等であればそれが一番良いと思っております。

しかし悩ましいと思う部分もありますので、よろしければ少しお話を聞いてください。

自身の話になりますが、小学生のよくわかっていない時から毎日違う人から痴漢を受け、中高に上がってそれが痴漢と理解してからも、男の人の力で足で動けないように押さえつけられたりしましたので、恐怖ですくんでしまっていました。

当サイトをお読みいただいてすでにご承知かもしれませんが、当会が主張しているのは「鉄道事業者は本当に被害者のことを慮って女性専用車両をやっているのではなく、そこに様々な下心や思惑(客寄せや金儲けになるだろう、社会から良い目で見てもらえるだろう等)がある」ということです。

また鉄道事業者に対し、かつて大々的に女性専用車両を設置するよう強く働きかけた政党がありましたが、こちらも選挙戦を有利に進めるため、そして自らの実績作りのため、女性専用車両をその道具にしてきたという経緯があります。

女性専用車両の拡大自体が目的になっていたとも言えるでしょう。

もちろん当会は痴漢対策をするなと言っているのではなく、女性専用車両は実際には痴漢対策から外れてしまっているということと、その上で女性専用車両は差別であり不適切だということ、及び監視カメラや警察官の付き添いなど、他にもっと有効な方法があると申し上げているわけです。

私は全てにおいて男女平等というのは、 無理だと思っております。

なぜなら生物として、身体の作りが違うからです。

力もそうですし、毎月の痛みと不具合があり、命がけの出産も女性だけのものです。

ただこれは女性が弱者だから守るということではなく、男性の得意な事、男性に感謝したい事、女性の得意な事、女性に感謝したい事、これらの内容は、同じにはなり得ませんが、それぞれに感謝してそれぞれの得意不得意があるのを尊重し、そこに感謝する。

そういう思いやり受け入れる気持ちを男女共に平等に持てる事が、男女平等という事だと思っております。

以下、会としての公式見解ではなく、筆者の個人的意見になりますが…

そもそも、何をもって男女平等とするかは個人によっても価値観が違いますし、また性差だけでなく同性間でも個人差は非常に大きいですから、男女平等という概念自体が実際にははっきりと「これ」といったものは存在しないとも言えるでしょう。

しかしながら、どうしても不公平を生じさせざるを得ないというのならばまだしも、世間には自分の扱いが有利になる時だけ性差を主張する人間が存在し、そうした人間が男女対立の原因となっているというのも、一つの問題としてあるかとは思います。

女性専用車両についていえば、ざっとうわべだけ見れば「どうしても不公平にせざるを得ないのだから…」と考えがちですが、本当に痴漢対策がしたいのなら他に方法はいくらでもあります。

実際にJR埼京線の監視カメラは2009年の導入後、痴漢6割減という素晴らしい効果を発揮しましたし、その後他路線にもカメラが拡大され、警察庁などの資料によると、近年痴漢の認知件数は20年前の半分程度まで減ったとのことです。

また積極的に時差通勤通学を推し進め、ラッシュそのものを緩和していくことも必要と思われます。

長くなったのでまとめると「絶対的な男女平等や全員に平等というものは存在しないが、だからといってそれを理由に不公平をどんどん正当化するのではなく、きちんと見極める」ことが必要かと考えております。

車両の件に戻りますが、その車両ができた時、私はほっとした気持ちを正直感じました。

ただ、いくつかの事例を見る中で女性専用車という権利を傘に、男性に必要以上に敵意を向けるような女性がいたのも記憶に新しいです。

確かその男性は間違って乗っただけでした。

明確に区切りをつけることにより、男性と女性の違いを尊重するというよりは、それぞれの権利を主張するような意識が強くなっている傾向もあるかと思います。

一方で、本当にひどい事をされて精神を病んだ女性の知人もいますので、安心していられる空間、 ?いうのに救われている人がいるのは確かです。

少しでも救われる人がいるのなら、その施策に意味はあるとも思います。

結局「男性を排除する権利」だと勘違いしている人がどうやら一部にいらっしゃるようです。

鉄道事業者が実は男性乗車禁止でもないのに「女性専用車両」という名前をつけるから悪いというのもありますが、そのあたりのところを意見しても鉄道事業者は各社局とも全く聞き入れる様子はありません。

先ほどの繰り返しになりますが、女性専用車両だけが絶対唯一の痴漢対策ではありません。

女性専用車両は「男女対立のもとになる・差別になる」といった問題のほか、高齢者や障がい者など男性の交通弱者まで「男性だから」と排除しているという問題点があります。

言い訳のために「障がい者は男性も乗れる」ということに一応なっていますが、実際にはこれをあまり大きくは告知せず、また「自分で移動できる人には移動していただいている」などと、障がい者であってもできるだけ男性を乗せないようにしている鉄道事業者が少なくありません。

さらに、知らずに女性専用車両の優先席に座っていた男性の高齢者を駅員や車掌がとなりの混んだ車両に移動させたりというようなことも度々発生しています。

男性でも弱者はいるのに、そして知らずに乗った男性を激しく攻撃する”強い女性”もいるのに、なぜこのような極端な女性偏重に走るのか…

世間では「女性は弱者なのだから守るのは当然」という程度の認識しかない人が残念ながら多いようです。

しかし女性専用車両は政治目的や広告収入を狙い、あるいは鉄道事業者の「ちゃんと女性のこと考えてますよ」アピールとして推進され、痴漢対策は世間を納得させるための建前でした。

また鉄道事業者は痴漢対策を表向きの理由にしながら、防犯対策としてではなくサービス上の観点(=「女性のお客様からクレームが来る」「女性のお客様のサービス満足度が下がってしまう」)で、男性を一人たりとも乗せないように一生懸命になっています。

さらに高齢者に関しては、障がい者のようなバリアフリー法などの後ろ盾がないため、「高齢者は男性でも乗れる」などの言い訳さえすることもなく、「男性だから」と痴漢でもないのに排除しているのです。

ひどいことをされた女性への救済は必要ですが、それを理由に「他の弱者」が蔑ろにされ、排除され、苦しまされるようなことがあってはなりません。

まして鉄道事業者は女性専用車両については実は痴漢対策・防犯対策に真剣に向き合っていない(女性専用車両をイメージ戦略や営利目的サービスとして捉えている)のですから、なおさらです。

ここまで、私の考えを長々と書かせて頂きましたが、皆様の活動やこのサイトに書いてある活動理由や思っている事を知って、少なくとも私は少し考え方が変わりました。

ただ、女性専用車両に嫌がる人がいると理解して上でわざわざ乗るというのは、得策ではないと思います。

皆様のように深く考えて乗車している人がいるわけではないと思いますし、嫌がる人、怖がる人、迷惑がる人、トラブルが起き話題を狙おうとしてると思う人、そういう人が大半だと思います。

目的が自分たちの活動を理解してもらう事にあるのであれば、ただ理想の状態を押し通しやりたい事をやるのではなく、目的達成のためにもう探し適切なやり方を考え、協力しあって活動できたらもっと深く考える方が増えるのではないでしょうか?

当会はまだ社会的な影響力という点では決して大きいとは言えません。

当会もかつてオンライン署名活動を展開したことがありますが、何万・何十万の署名を集める組織力は残念ながらありませんし、私達の呼びかけで動いてくれる政治家なども見つからない状況です。

そのため鉄道事業者の本社・本局などに直接抗議しようとしてもそもそも面会を断られたり、面会にこぎつけても質問・抗議に対して「回答しない」と言ってきたり、面会時間を早々に打ち切られたりします。

酷い場合だと「馬の耳に念仏」「糠に釘」「暖簾に腕押し」で「軽くあしらっておけばそのうち諦めるだろう」という態度を取ってきます。

そして、私達の存在は無視され、反対意見はないことになってしまいます。

なので、乗り合わせた乗客などが私達に良い印象を持たないのは承知していますが、実際に乗車することで鉄道事業者が私達の存在を無視できないようにするのが、今のところ鉄道事業者に牽制をかける最も有効な方法なのです。

もちろん、乗車しなくても鉄道事業者を動かすことができる方法があれば私達もそうしたいですが、実際にはなかなか難しいと思います。

しかし将来のことを考えた場合、そういうことは出来ないか、すぐに結論は出なくとも常に考えていく必要はあろうかと思っています。

例えば男女の間で、どうして私の気持ちをわかってくれないの!?
と本音で話し合っても深刻な雰囲気を重ねれば重ねるほど、関係は良くなるどころか、別れにつながってしまいかねないのが人の心です。

相手が正しくても、相手が感情的であったり、不穏な空気になれば心を閉ざしてしまいがちになる。という感じでしょうか。

相手に耳を傾けてもらえるような言葉選び、手段は本意でなくても、目標が相手に理解してもらうことであるなら必要なのかなと。

ただ自分たちが正しいからと、「今だけ女」であったり、「無理無理無理」と頑な態度を取るのは、正統性のある皆様の考えの部分も、伝わらないどころかただの迷惑で怖い人としか伝わりません。

このページを拝見し、より多くの人に、女性にも今一度考えるきっかけを持って欲しいと思ったか轤?そ、今後の活動や乗車するにしても、その際に思いやり車両の件について資料を渡せるよう持ち歩くなど、考えを押し付けるような形以外の手段で、きっかけという手を差し伸べてあげられると良いのではないでしょうか?

差し出がましいこともたくさん書きましたが、みんなが安心して、男女それぞれが思いやれるような社会になれれば嬉しいです。

資料作りやイラストなど、必要があればお手伝いはできますので、少し今後の活動についてお考え頂ければ幸いです。

私達は「今だけ女」ということで乗車しているわけではなく、あくまでも「男性」として乗車しています。

鉄道事業者が「本当は女性専用ではない車両」に女性専用車両と名前をつけ、そのまま「男性は乗車禁止」であるかのように世間を騙し切ろうとしているから、「そんなウソを罷り通らせるわけには行かない」ということで、男性として乗車しているのです。

つまり鉄道事業者に対する牽制という意味合いが大きいのですが、ご投稿を見るにあなたは私達が同乗した女性客に訴えかけるために乗車しているというように捉えられたのではないかと思いました。

当会に賛同してくれる女性もいらっしゃいますが、女性からの支持や理解をより一層多く得られれば、それは非常に大きい力となります。

しかし、〇〇様のように私達の主張にも耳を傾けてくださるような方は実際のところ少数派です。

それでも、少しでも支持や理解をいただけるよう考えていくことは決して無駄ではないと思います。

是非よいアイディアがあれば色々教えてください。

より一層の努力を重ねたいと思います。

いろいろ申し上げましたが、この度は本当に貴重なご意見をいただけたと思っております。

ありがとうございました。


常連投稿者の方からのご投稿

●性別:男性

●※以前も投稿したものです。

2020年10月 関西本部:JR線(大和路線&おおさか東線&学研都市線) 非協力乗車会を拝見させていただきました。新型コロナウイルスの第3波に突入しているというのに、未だに声掛けを行っていること自体唖然です。そもそも女性専用車両は男性の任意協力のもと成り立っているというのに、いちいち「女性専用車両なので協力してください」と言われれば任意ではなく強制に等しいものとなります。そのため声掛けは断じて容認できません。

それにただでさえ駅員や乗務員の新型コロナウイルス罹患者も発?しているというのに声掛けするということは、乗客側にも感染リスクを与えることになります。そのため自ら新型コロナウイルス感染対策を破っていることになります。

また貴会のご意見投稿のページをよく閲覧していますが、賛成派の発言は大方ステレオタイプ丸出しのものが多く呆れます。

最後に質問になりますが、こちらが投稿した意見は貴会の複数の会員様が閲覧したうえで返信するのでしょうか、それとも担当者のみが閲覧して返信しているのか、どちらでしょうか?

当会からの回答

※当会にご投稿ありがとうございます。

声かけについて、少なくともJR西日本についてはどうやら上から「女性専用車に男性がいたら必ず声をかけるように」という指示が出ているようですね。

それも、駅員や乗務員だけでなく、清掃員や警備員にまでそのような指示が出ているものと思います。

JR難波駅の清掃員や警備員などの反応から、恐らく普段男性が女性専用車にいても声をかければほぼ100%近い確率で移動するので、それが当たり前のような感覚になっていたのでしょう。

そして女性専用車が完全に女性しかいない車両になれば女性客の側もいつしか「それが当然」と認識するようになります。

JR西日本の幹部連中は男性を排除し続ければいずれ「男性が一切乗らないのが当たり前」になり、「任意協力云々もそのうち世間から完全に忘れ去られるだろう」と踏んでいるのだと思います。

要は私達のような反対派のことをごく少数派と考えており、女性専用車をいつまでも続けていれば「反対派などそのうちいなくなる」とタカをくくっているのでしょう。

だからこそ、私達としては乗車活動を絶やしてはならない、乗車活動に参加する人を少しでも増やさなければと思っています。

さて、最後のご質問についてですが、ご意見投稿があった場合、担当者が(投稿者の氏名や住所などは伏せた上で)会の内部に「ご意見投稿がありました」ということで文面を告知し、ほぼすべての会員が閲覧しています。

さらにサイト掲載に際しては担当者が書いた返信原案を複数の会員で吟味し、意見を出し合ったり校正した後、掲載OKの承認が出てから掲載という流れになっています。


女性専用車両が痴漢冤罪防止になると思いこんでいる方からのご投稿

●性別:男性

●痴漢冤罪が多発しており、特に示談金や慰謝料目的の、「この人痴漢です」攻撃は、意外とある。それを防ぐために、女性専用車両を創設することで、女性が女性専用車両に乗車し、女性の割合を減らすことで、冤罪を作りにくくすることができる。なので、男からは女性専用車両が必要なのである。ちなみに、私は男性専用車両の創設を訴えている。別に、あなた方を憎んでいるわけではない。ただ、痴漢冤罪の脅威を知ってほしいのだ。拘留という制度、長い裁判による精神疲労、社会的信用の失墜、など痴漢冤罪の後には、様々な不幸がある。また、女性にとって、痴漢の恐怖(トラウマ、心的外傷後ストレス障害)は、計り知れない。そりゃあ、男女仲良く電車に乗れれば、それがいちばんいいのですが、痴漢する人がいる以上、痴漢冤罪&恐喝をする人がいる以上、女性専用車両が一番の解決策ではないでしょうか?

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

しかしながら、かなり事実誤認があると思われますので、僭越ながらもう少し調べてみることをお勧めいたします。

痴漢冤罪が多発しており、特に示談金や慰謝料目的の、「この人痴漢です」攻撃は、意外とある。

女性専用車両を創設することで、女性が女性専用車両に乗車し、女性の割合を減らすことで、冤罪を作りにくくすることができる。なので、男からは女性専用車両が必要なのである。

示談金・慰謝料目的のいわゆる「当たり屋」が獲物(男性)のいない女性専用車両に乗るのかどうか、よく考えてみてください。

本当に女性専用車両の設置で女性がそちらに行き、女性専用車両以外の車両に女性が少なくなるのなら、痴漢の件数も大きく減るはずですが、実際はどうなのかというと、

JR中央線=女性専用車両導入前年(2004年)188件 → 導入後(2005年)217件 =29件増

京王線=女性専用車両深夜のみ運行時(2004年)121件 → 朝ラッシュ時拡大後(2005年)146件 =25件増

2006年8月8日朝日新聞より

女性専用車両が拡大しても全体での痴漢件数が減るどころか逆に増加しています。

しかも女性専用車両ができた分、男女が一緒に乗る車両が1両減っているわけですから、女性専用車両以外の車両1両あたりでは痴漢の発生率がかなり増加しているということになります。

これでは冤罪が減るどころか、むしろ逆効果です。

ちなみに、私は男性専用車両の創設を訴えている。別に、あなた方を憎んでいるわけではない。ただ、痴漢冤罪の脅威を知ってほしいのだ。拘留という制度、長い裁判による精神疲労、社会的信用の失墜、など痴漢冤罪の後には、様々な不幸がある。

男性専用車両など、まず実現しません。

ここで紹介していると長くなるので詳しくは書きませんが、過去に西武鉄道に男性専用車両を実現させようとした株主の話を調べてみてください。

株主の提案は見事に却下されました。

鉄道事業者は痴漢や痴漢冤罪問題を何とかしようとして女性専用車両をやっているのではないのです。

痴漢冤罪が恐ろしいことは当会も「百も承知」ですが、「女性専用車両に痴漢冤罪を防ぐ効果がある」というような根拠のない思い込みをしたところで、冤罪問題は解決しません。

女性専用車両を自らの既得権のように捉えている、一部の女性専用車両賛成派を喜ばせるだけです

女性にとって、痴漢の恐怖(トラウマ、心的外傷後ストレス障害)は、計り知れない。そりゃあ、男女仲良く電車に乗れれば、それがいちばんいいのですが、痴漢する人がいる以上、痴漢冤罪&恐喝をする人がいる以上、女性専用車両が一番の解決策ではないでしょうか?

一見、女性の痴漢被害に寄り添っているようなご意見ですが、現実問題として女性専用車両を利用している女性の多くが痴漢とは関係のない「臭いオヤジがいなくていい」「空いてて楽」等の理由で利用していること、そして鉄道事業者が痴漢の件数が減らないと分かっているのに、いつまでも営利目的や人気取り策と化した女性専用車両を続けていることから、到底「一番の解決策」などとはお世辞にも言えないと思います。

100%完璧ではないとは言え、まだ監視カメラのほうがずっと効果的でしょう。

時差通勤・通学の促進なども社会全体が積極的に取り組むべきです。

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ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見(2020年7月~9月)

2020年7月~9月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


熊本市交通局に抗議された方からのご投稿

●性別:男性

●以前も投稿した者です

熊本市交通局が9月14日より女性専用車両を試験導入していますが、やはり本格導入される可能性が高く、導入されれば「2両中1両が女性専用」という異例な事態が発生してしまいます。しかも現在は新型コロナウイルスが流行しているため、女性専用でない側の一般車両の混雑率が格段に上昇することは言うまでもありません。

女性専用車両形骸化及び世間への任意周知のためには非協力乗車が最適な手段ではありますが、現在は集団での乗車は控えなければなりません。(個人で乗車する分にはいいかもしれません)

また、熊本市交通局が女性専用車両を本格導入した際は、下記のような事態も発生するでしょう

1、女性専用車両の商用利用(割高な広告掲載費を徴収)

2、乗務員が男性利用者個人に声掛け

3、女性客からの声掛け

熊本市交通局は税金で運営されている公共機関です。ステッカー掲示費用などもすべて税金から拠出するのでしょう。これこそ熊本市の「愚策」であり、税金の無駄遣いだと言えます。それに、市電の車両には客室側も写せるドライブレコーダーも導入されているそうですから、それで十分でしょう。令和の新時代になぜこんな女性専用車両という代物を導入しようという話が出たのでしょうか?不思議で仕方がありません。

熊本市交通局に対しては既に電凸済です。

もし本格導入されれば熊本市交通局の評判もさらに落ちるかもしれませんね。

このような代物が導入されないことを願ってやみません。

当会からの回答

※熊本市交通局への抗議及び、当会へのご報告ありがとうございます。

2両に1両が女性専用というこれまでにない高比率での女性専用車両設定ですが、実際には女性専用車両の設定のない「1両編成」の列車が大半で、女性専用車両のある2両編成の本数が非常に少ないことと、朝のラッシュ時は運転頻度がかなり高いため、女性専用車両のある列車が来ても男性客が列車を一本見送るなどして、極端な混雑格差にはなっていないようです。

しかし、これはたまたま2両編成の列車が非常に少ないために全体として女性専用車両の割合が低くなっていること、そして運転本数が多いため男性客が列車を一本見送っても、それほど大きなタイムロスにはならないという、偶然の重なり合った結果であると思います。

というのも、熊本市交通局は9月14日の導入前に、あるマスコミの取材に対し

今まで男女関係なく乗車していた利用者が、女性専用車両導入によって、それぞれ男性女性に分かれて乗車するということなので、残りの車両の混雑度にはそれほど変化はないのではないかと考えています。 ただ、別の時間帯を利用していた女性が、専用車両を利用したいと考えることで、女性専用車両の混雑度が少し上がるのではないかとも思っています。

2両編成の1両を“女性専用車両”に…路面電車に試験導入する熊本市に聞いた(FNNプライムオンライン)

などと、「女性専用車両ができると女性がすべて女性専用車両に行くはず」と思いこんだ、トンチンカンな見解を示しており、実際に極端な混雑格差にならなかったのも、決して計算の上での結果ではないでしょう。

実際は女性専用車両があっても他の車両にも女性は普通に乗車してきますし、また「女性専用車両には賛成していても、わざわざ選んでまで乗らないという女性客が多い」というデータもあります。

すでに女性専用車両が導入された路線で痴漢が減っていないのがその何よりの証拠です。

しかし、どういうわけか「女性専用車両ができると、女性がすべてそっちに行く」と何の根拠もなく思いこむ人が少なくありません。

※念のために申し上げますが、本来は男女問わずどの車両に乗ろうと各自の自由なので、当会としては女性が女性専用車両に乗らないこと自体を問題だと言うつもりはありません。
むしろ「女は女性専用車両に行け!」と女性専用車両以外の車両に乗る女性に敵意を向ける男性の方が問題であると思います。

もし記事に書いてあることが交通局の総意であるなら、熊本市交通局も「女性専用車両が出来れば女性がみんなそちらに行く(はず)」という根拠のない思い込みを既にしていることになります。

そんな感覚だから2両に1両女性専用車両を設定しても、問題ないと判断したのでしょう。

また、「別の時間帯を利用していた女性が、専用車両を利用したいと考えることで、女性専用車両の混雑度が少し上がるのではないか」というのもこれまたトンチンカンですが、これも「女性専用車両ができると、女性がすべてそっちに行く」という思い込みはもちろん、それと同時に「女性は皆、女性専用車両にものすごく乗りたがっているはず」という思い込みも透けて見えます。

交通局は女性専用車両の設定によって「女性から絶大な支持を受けることができる」と思っているのではないでしょうか?

そしてそこから、女性専用車両を設定すると「女性にやさしい鉄道事業者」として「交通局の印象が良くなるだろう。女性の利用が増えて、増収増益につながるだろう」という「変な期待」をしているようにも見えます。

余談ですが「女性専用車両を設けると痴漢防止だけでなく、痴漢冤罪の防止にもなるから男性にとってもメリットがある」などとデタラメなことを言う人が世間には散見されますが、これも根拠なく「女性専用車両があれば女性は皆、そちらに行くはず」と思いこんでいるが故のことです。

つまり、「女性専用車両を設ける」と

  • 女性がみんなそちらに行くので、男女が別々になり、痴漢が減るだろう
  • 痴漢が減るから痴漢冤罪も減るだろう

という、【合成の誤謬】なのです。

もちろん実際には痴漢は減っていませんし、冤罪対策にもなりません。

若干話がそれましたが、熊本市交通局がもし本格導入した際には女性専用車両限定広告もやり始めるかもしれませんね。

あと、女性客からの声掛けも発生するでしょう。

乗務員の男性への個別声掛けについては今のところないみたいですが、これも男性客が乗らない状態が長く続くと、そういう事象が発生するかも知れません。

仰る通り、これは熊本市交通局の愚策だといえると思いますが、先ほども述べたようにここまでの状況を見る限り、どうも熊本市交通局自体が女性専用車両に「変な期待」を寄せているようにも見えます。

恐らく(本格導入によって)評判が落ちるなどとは、全く考えていないでしょう。

あなたをはじめ、交通局に抗議の電話やメール、手紙その他をしてくださった方々には感謝しております。

もし本格導入されたなら、これはメールや電話だけでなく、実際に乗車するなどの活動も継続して行う必要が出てきます。

現在、当会は札幌・関東・名古屋・関西・福岡で活動しておりますが、何とか熊本にも当会の活動拠点を設けたいところです。


福岡県の方からのご投稿

●性別:男性

●熊本市電のことを聞きました。ジェンダー平等も叫ばれている時代に、まだ女性専用車両導入というのがまかり通るのかと、憤りを感じずにはいられません。

ジェンダーハラスメントという言葉も広まってきつつあるのに、こんな専用車両があること自体、時代遅れだと思います。熊本市電はまさに時代のそして世界の流れにも逆行しています。もっと反対の声が上がるように願っています。そもそも、差別であるのは明らかなのに、痴漢対策などといううわべだけの嘘に世間は騙され過ぎです。

あと、ソフトバンクホークスの本拠地でのタカガールVートがテレビに映る度にいやになります。純粋に応援できないですね。無くして欲しいのは言うまでもありません。

当会からの回答

※当会にご投稿ありがとうございます。

熊本市交通局の突然の女性専用車両導入発表、正直なところ私達も首をかしげざるを得ません。

あなたの仰る「ジェンダー平等も叫ばれている時代に…」というのもそうですが、すでに他の多くの鉄道事業者で痴漢が減らないことが分かっている(だから「女性専用車両はシェルターだ」といって、痴漢が減らなくても女性専用車両を正当化できるよう、女性専用車両導入の理由を変化させてくる)とか、女性専用車両が痴漢対策以外の理由(営利目的など)で運用されており、また利用している乗客も「空いてて楽」「臭いオヤジがいなくて快適」などの痴漢対策とは全く関係ない理由で利用している者が多数という状況があるにも関わらず、しかもこのコロナ禍で3密回避がうるさく言われている中で2両編成の一両を女性専用車両にするという熊本市交通局の不自然な動きには何かウラがあるのだろうと思わざるを得ません。

ただ、熊本市交通局のこうした不自然ともいえる動きから「今まで多くの鉄道事業者に女性専用車両導入の働きかけを行ってきた公明党がまた圧力をかけたか?」と思い調べてみたのですが、熊本に関してはその形跡はありませんでした。

恐らくは熊本市交通局の幹部クラスの中に女性専用車両に「変な期待」(女性専用車両の導入で「女性にやさしい交通局」として、交通局のイメージが良くなるだろう・女性の利用が増え、増収増益につながるだろう 等)をしている者がいるのでしょう。

あるいは、「女性専用車両の導入で熊本も東京や大阪と同じ、都会の仲間入り」という感覚でもあるのでしょうか?

しかしこんなものでも、表向き「痴漢や盗撮を防ぎ、女性に安心して乗車いただくため」などと言えば、私達のようなこの問題に普段から取り組んでいる、あるいは普段から関心を持っている者ならともかく、多くの人は「痴漢対策」と言われればそれだけでコロッと騙されてしまって、「痴漢がいる以上、仕方がない」とか「差別ではない」などと思ってしまうでしょう。

実際はあなたも仰る通り「痴漢対策など、うわべの嘘」なわけですが。

そういう意味でも反対派は活動を継続しなければなりませんね。

女性専用車両=痴漢対策で罷り通っている限り、鉄道事業者がどれだけふざけたことをしようとも、全て罷り通ってしまうばかりか、反対する側が「痴漢被害者の気持ちも考えようとしないで、自分が不愉快だからと女性専用車両に反対する奴」ということにされてしまいますからね。


当会へのご提案

●性別:男性

●女性専用車両へ任意確認乗車をたまにしています。(男性)

誰でも乗れるというのを利用し、反対するみなさん集団で(30人程度)その様子をメディアまたはSNSで拡散してもらえば、誰でも乗れることの周知や、男性乗客の利用がルールの範囲内ということ、そして女性専用車両は男性利用することにより意味のない車両であることが周知できると思うのですがいかが?

当会からの回答

※当会にご意見投稿ありがとうございます。

ご存知かも知れませんが、当会と同じように女性専用車両反対運動を行っている団体「差別ネットワーク」がこれまでyoutubeで数々の動画を公開し、中にはマスコミで大きく取り上げられたものもありましたね。

当会も30人くらいで非協力乗車(任意確認乗車)ができたら素晴らしいのですが、現在のところ当会の乗車会で最も参加者数が多かったのは2015年4月の関西でのJR線乗車会の時で、参加者は17人でした。

https://oawc.lsrv.jp/activities/article-1466/

当会も全国に百数十人の会員がおりますが、中には仕事が多忙とかその他の理由であまり活動に参加できない者もおり、また普段乗車会に参加している人間でも人によって動ける日がまちまちであること、さらには女性専用車両が運行されるのは関西の一部の路線を除きすべて平日で、その多くが朝ラッシュ時であることなどから、一度の乗車会に参加できる人数はどうしても一ケタ(多くて7~8人程度)になることが多いです。

たまに任意確認乗車をしておられるとのことですが、もしよろしければ当会にお越しください。

当会としても、乗車活動に参加できる人というのは貴重ですので…


フォームの入力がめんどくさいというご投稿

●性別:男性

●フォーム入力面倒くさすぎ

賛否問わず誰でも気軽に意見を交わせるよう改善してほしい

専用車両に限らず不当な差別は全て許せない

協力できることがあればしたいのですが何をすればいいでしょうか?

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

フォーム入力が面倒臭いとのことですが、要は5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)のように誰でも即書きこめる掲示板のようなところで意見を交換できるようにしてほしいということでしょうか?

もしそうだとすれば、これは【敢えてそのようにはしておりません】

そのようなことをすれば、悪意のある者による荒らしや誹謗中傷、さらには意図的なデマの垂れ流しなど、やりたい放題になるのは目に見えています。

ですから、こちらで内容を確認しない限り公表されることのない、フォームでご意見を受け付けるという形を取っております。

「協力できることがあればしたい」とのことですが、フォームに入力することすら「面倒くさすぎ」というのならば、非協力乗車はもちろん、鉄道事業者に抗議のメールや電話をしたりすることも「面倒くさすぎ」ということになるでしょう。

これでは申し訳ありませんが、「協力できることがあればしたい」と仰られても、何もお勧め出来ません。


「女性専用車内で痴漢が発生しなければそれで良い」と仰る、女性専用車両賛成派のご投稿

●性別:男性

●サイトを見ていて一つ疑問に思ったのですが、女性専用車が痴漢行為を減らすことの役に立っていないという記述がありました。

しかし女性が女性専用車に乗ればかなりの確率で痴漢の被害にあうことはないと思います。(レズビアンやバイセクシュアルの痴漢魔がいるかもしれませんが…)痴漢にあっているのは普通車両に乗っている普段痴漢を気にしていない女性たちといえます。

いわば女性専用車は安全地帯でもあると思います。女性専用車があることで痴漢に遭いたくない女性の安心材料になっていると思います。女性専用車は女性を安心させるためのサービス・安心材料という考え方はできないものでしょうか?女性専用車が痴漢行為を減らすことの役に立っていなかろうが、この車両があることで痴漢を怖がっている女性たちを安心させることができるのですから。この車両に乗るだけで99%痴漢に合わないのですよ!

だから私はその逆で痴漢に間違われる可能性がほぼない(ゲイの痴漢魔がいるかもしれませんが…)男性専用車両の導入にも大賛成なんですけどね

まぁ一つ確実に言えることは痴漢魔どものせいで貴団体も含め皆が苦労させられているのですよね…。

当会からの回答

※当会ご意見投稿ありがとうございます。

サイトを見ていて一つ疑問に思ったのですが、女性専用車が痴漢行為を減らすことの役に立っていないという記述がありました。

しかし女性が女性専用車に乗ればかなりの確率で痴漢の被害にあうことはないと思います。(レズビアンやバイセクシュアルの痴漢魔がいるかもしれませんが…)痴漢にあっているのは普通車両に乗っている普段痴漢を気にしていない女性たちといえます。

いわば女性専用車は安全地帯でもあると思います。女性専用車があることで痴漢に遭いたくない女性の安心材料になっていると思います。女性専用車は女性を安心させるためのサービス・安心材料という考え方はできないものでしょうか?

ご投稿の内容から、女性専用車両は「絶対の安全地帯」で「女性が絶対的な安心を得ることができる、素晴らしい場所」だと考えておられるように見えます。

しかし現実には色々な理由で女性専用車両をあえて避けている女性も少なくありません。

女性専用車が痴漢行為を減らすことの役に立っていなかろうが、この車両があることで痴漢を怖がっている女性たちを安心させることができるのですから。この車両に乗るだけで99%痴漢に合わないのですよ!

そもそも、女性専用車両の利用者の多くが「臭いオヤジがいなくていい」「空いてて楽」など、
痴漢とは全く関係ない理由で利用していますが、それはさておき…

「この車両に乗るだけで99%痴漢に合わない(※「遭わない」では?)のですよ!」とのことですが、
「その車両で痴漢が起きなければ、他の車両で痴漢がやりたい放題になっていてもそれは一向に構わないのでしょうか?

ご投稿の文中で「痴漢にあっているのは普通車両に乗っている普段痴漢を気にしていない女性たちといえます」と述べられていますが、仮にそうだとしても「気にしていない人に対してなら、痴漢をしてもいい/されても仕方ない」とはなりません。

このご投稿の趣旨は実は「痴漢を憎んでいる」「その撲滅を願っている」というわけではなく、「女性専用車両は非常にすばらしいものである」という誤解のもとで痴漢の減らない女性専用車両の正当性を訴えるために、反対派を論破しようとするものだといえます。

だから私はその逆で痴漢に間違われる可能性がほぼない(ゲイの痴漢魔がいるかもしれませんが…)男性専用車両の導入にも大賛成なんですけどね

男性専用車両はまず、作られることはないでしょう。

そもそも女性専用車両は痴漢対策で作られたものではありません(それを導入の口実にしただけ)。

だから痴漢対策の延長線上である「冤罪対策の男性専用車両」など初めからありえないわけです。

公明党が女性専用車両をゴリ押ししたように、男性専用車両をゴリ押しする政党でも現れれば話は別ですが、現実的に考えてそのようなことは【ありえない】でしょう。

そんな中で、反対派が女性専用車両の廃止ではなく、男性専用車両の実現を求め続ければ、男性専用車両がいつまで経っても実現しない一方で、女性専用車両の廃止を言う人がいなくなり、「女性専用車両だけがいつまでも安泰」ということになります。

「男性専用車両もあった方が男女とも安心出来て合理的なのに」とお考えなのかもしれませんが、私達が女性専用車両だけでなく、男性専用車両にも反対するのは、上記以外にも高齢や体の不自由な女性への差別になる、男女の溝をますます深くしてしまうなど色々な理由があります。

まぁ一つ確実に言えることは痴漢魔どものせいで貴団体も含め皆が苦労させられているのですよね…。

当会サイトでは「女性専用車が痴漢対策というのは建前」だと繰り返し述べています。

つまり、女性専用車両問題の根元は「痴漢魔のせい」と言うわけではなく、ジェンダーのあり方の問題や、様々な利害や利権の絡まり合った社会構造の問題であると私達は認識しています。

もちろん痴漢魔が存在しなければ建前にすらならず、「今の形の」女性専用車両は存在しなかったでしょうけれど…。

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ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見(2020年4月~6月)

2020年4月~6月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


東京メトロ半蔵門線利用客の方からのご投稿

●性別:男性

●半蔵門線の1番後ろの車両は渋谷で降車する際に1番便利な位置であるのに男性というだけで利用できないことに納得がいきません。毎日毎日、大変不快です。このような男女差別を何とも思わない風潮にも腹が立ちます。被害者の気持ちもよくわかりますが他の手段で解決すべきであり、こんなものを導入していること事態を疑問に思うべきだと思います。ともかく早く廃止してほしい!大変不便です。

当会からの回答

※当会にご意見投稿ありがとうございます。

「男女差別を何とも思わない風潮に腹が立つ」とのことですが、実際のところ世間が女性専用車両を痴漢対策だと思いこんでいるから、これを男女差別だと思わないどころか「反対する奴は痴漢被害者のことを考えられないバカ」などと本気で思いこんだりするわけです。

実際には「痴漢対策など建前」で、実は女性専用車両を推進する一部政党・政治家の人気取り政策だったり、鉄道事業者の金儲けだったりするわけですが、世間はそれを全く認識していません。

よく、「痴漢被害者のことを考えろ!被害者がどれだけひどい思いをしているか知っているのか!」と主張する賛成派がいますが、こういう人に女性専用車両で痴漢が減っていないことや、監視カメラのほうがはるかに痴漢減少効果があることを説明すると、今度は全力で監視カメラを否定し始めたりすることがよくあります。

この時点で痴漢被害者のことを思っているのではなく、女性専用車両という自分の既得権益を守るために痴漢被害者を盾に取っているだけなのがバレバレです。

「痴漢被害者のことを考えろ」と言いながら、JR埼京線で痴漢が6割も減った監視カメラを否定し、痴漢の減らない女性専用車両を全力で推しているわけですから。


「自粛警察」と「女性専用車両賛成派」の類似性について述べられたご投稿

●性別:男性

●今回のコロナウイルスの問題で出てきた「自粛警察」と、「女性専用車両は法律でOKでもマナーとして男性は乗るな」という賛成派が似てると感じました。

・自粛警察…行政が決めた自粛の基準を超えた過剰な意見を主張し、飲食店などに対して脅迫や名誉棄損などの違法行為に至る。

・女性専用車両賛成派…法律や運送約款という公式の規則とは異なる主張をし、乗っている男性を無理やり下ろそうと違法行為に至る。

あれだけ批判された自粛警察ですが、女性専用車両をめぐっては似たような状況が十数年間繰り返されているということです。しかも、多くの人が「女性専用車両版・自粛警察」のほうが正しいという。
まさに異常な、あの車内だけ日本じゃなくて異国の地かと疑いたくなるレベルです。

当会からの回答

※当会にご意見投稿ありがとうございます。

いわゆる「自粛警察」の中には、あなたの仰る脅迫や名誉棄損(刑法222条・230条)や、その他にも他府県ナンバーの車に傷をつけたり(刑法261条・器物損壊罪)という、明らかな犯罪行為に走っている者もいるようですが、自分が正義だと思うとこうした犯罪行為でも「自分は正しいのだから」とやってしまうのでしょうね。

私達が取り組んでいる鉄道に話を移すと、女性専用車両の場合、本当は専用でもないのに鉄道事業者が「女性専用車両」などと、本当に専用であるかのように表示・案内するものですから「男性が乗車してはいけないルールがある」と思いこんで変な正義感を振り回す人がいます。

以前、当会の関東本部が京王線で乗車活動を行った際、一人の女性客が「男性が乗っている」と言って、電車を止めた上、当会メンバーの一人を両手で突き飛ばすという暴力行為(刑法208条・暴行罪)に及んで、警察沙汰になったことがありました。

2011年1月 関東本部:京王線で非協力乗車会

この女性客も「ここは女性専用なのだから男性は入ってはいけないのが当然!」と思いこんでいたのでしょう(もちろん、実際には女性専用車両は名前だけで男性の乗車を禁止できないし、逆に本当に禁止すればそちらの方が大問題)が、結局自分が正しいと思っていたがゆえに、電車を止めた上に暴行まで働いてしまったわけです。

そのあと警察に通報されて、初めて自分がやらかしたことに気づいて、慌てて逃げ出したものの捕まり、結局最後は泣いて私達に謝りましたが、自分が正義だと思うと周りが見えなくなってしまうというか、自分が犯罪に走っているのにそれに気づかずやってしまうということでしょうね。

この女性客の場合、「専用」という表記に騙されたという点ではある意味、この女性客も被害者と言えなくはないのかも知れません。

もちろん当会やその他反対派が行っている非協力乗車(任意確認乗車)は、法に触れる行為ではなく、また私達も法に触れないよう気をつけながら活動を行っています。

正義のつもりでこちらが犯罪者になるようなことだけはあってはいけませんから…


女性優遇に憤っておられる方からのご投稿

●性別:男性

●霞ヶ関カンツリー倶楽部という男性専用のゴルフ場があり、友人が会員です。

しかし数年前に東京五輪開催地に決定したが、小池百合子らが男性専用である事でクレームを付けて女性にも解放する羽目になってます。しかし、鉄道やバスの女性車両や映画館や飲食店の女性割引、図書館のや飲食店の女性席、就職転職セミナーでの女性専用には「男性差別、女尊男卑」と騒ぎ立てないのが不思議でたまりません。マイナビでも女性向きのセミナーはありますが男性の入場を拒否はしてません。キャリアデザインセンターのものは男子禁制を敷いてます。

荒川区や葛飾区の図書館で女性席というのも公共施設では言語道断だと思います。

女性優遇、女尊男卑は排除すべきです。

女性車両によって痴漢って減ったのでしょうか?私は減ったとは思えませんし、同性間の痴漢だってあるはずです。

タクシーであれば個別輸送なので予約配車の時点で女性運転士をリクエストすれば良いのですが、流しで女性専用と言って乗車拒否したら問題だと思います。また運転手が男性だから乗りませんはOKだとは思いますが、頻繁に行えば業務妨害になるでしょう。

将棋や囲碁でタイトルや階級を男女別にする意味分かりません。スポーツの場合は体格差があるので致し方ないとは思いますが、囲碁や将棋や麻雀などは男女関係無いと思います。

何でもかんでも男女別にするのは良く無いと思います。

女性車両導入前にラッシュ運賃を設定して割増にして乗客を分散化させるのが先決だと思いますし、平日ラッシュ時だけ割増運賃ならば値上げでも文句は少ないでしょう。現にバスは深夜バスは割増運賃になっているので。

私は女性車両や女性バス女性席は反対です。厳しく取り締まるのなら全員からパスポートの提示確認をすべきです。現在の写真付きの公的証明書で性別書いてあるのは旅券だけですからね。保険証は顔写真ないし社員証は偽造が容易ですし、免許証は性別書いてませんからね。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

数年前に東京五輪開催地に決定したが、小池百合子らが男性専用である事でクレームを付けて女性にも解放する羽目になってます。しかし、鉄道やバスの女性車両や映画館や飲食店の女性割引、図書館のや飲食店の女性席、就職転職セミナーでの女性専用には「男性差別、女尊男卑」と騒ぎ立てないのが不思議でたまりません。マイナビでも女性向きのセミナーはありますが男性の入場を拒否はしてません。キャリアデザインセンターのものは男子禁制を敷いてます。

荒川区や葛飾区の図書館で女性席というのも公共施設では言語道断だと思います。

結局、「男性専用は女性差別だ」と言いつつ、「女性専用」は何かと理由をつけて守りたい人が少なくないのでしょうね。

よくレディースデーやその他もろもろ世間にあふれる女性優遇について、「企業が金儲けのためにやっているだけだからいいじゃない」と言ってくる輩がいます。

その理屈でいけば、男性専用のゴルフ場も「企業が勝手にやっているだけだからいいじゃない」となりそうですが、実際には「男性専用だけ差別になる」みたいですね。

女性車両によって痴漢って減ったのでしょうか?

私は減ったとは思えませんし、同性間の痴漢だってあるはずです。

女性専用車両では痴漢は減っていません。

この下に資料を貼っておきますが、推進派・賛成派は都合が悪いのかこのことには触れず、さらに痴漢が減っていなくても女性専用車両を正当化できるよう、「女性専用車両はシェルターだ」と言い始めました。

そもそも「女性専用」を守るのが推進派・賛成派の目的であり、痴漢対策とかシェルターという理由は後付けですね。

  • 日本経済新聞NIKKEIプラス1(2006.5.20)12面のコラム「女性専用車両の怪」の中で、JR東日本お客様サービス室の担当者のコメントとして「導入時の調査で六割のお客様が賛成。ただ痴漢発生件数は減っていません」との記事が掲載されている。
  • 朝日新聞(2006.8.8)によると、JR中央線では導入前の04年には188件だった痴漢件数が、女性専用車導入後の05年には217件に増加(+29件)。
    京王線でも深夜時間帯のみの実施だった04年には121件だった痴漢件数が、朝・夕ラッシュ時にも拡大した後の05年には146件(+25件)に増えているとのこと。
    (JR埼京線では痴漢件数が減少したと報道)
  • 2017年8月に当会で京阪電鉄本社を訪問した際、当会会員の「女性専用車両で痴漢は減ったのか?」という問いに対し、担当者が「うちは増えていますね」と、逆に増加していることを認めた。

女性車両導入前にラッシュ運賃を設定して割増にして乗客を分散化させるのが先決だと思いますし、平日ラッシュ時だけ割増運賃ならば値上げでも文句は少ないでしょう。現にバスは深夜バスは割増運賃になっているので。

私は女性車両や女性バス女性席は反対です。厳しく取り締まるのなら全員からパスポートの提示確認をすべきです。現在の写真付きの公的証明書で性別書いてあるのは旅券だけですからね。保険証は顔写真ないし社員証は偽造が容易ですし、免許証は性別書いてませんからね。

あなたが仰っていること自体は正しいと思うのですが、痴漢対策のために女性専用車両を導入したというより、「女性専用車両を導入するために痴漢対策を理由にした」ようなものですから、かつて女性専用車両を大々的に推進してきた公明党や国交省、さらには鉄道事業者にも「運賃を割増しにして分散化するのが先」という考えは恐らく全くないと思います。

実際、関西のJRや神戸の地下鉄などでは日中などガラガラでほとんど人が乗っていない状態でも女性専用車両をやっていますからね。

それに、女性専用車両の導入理由も2000年に京王が深夜時間帯に試験導入した際の理由が「深夜の酔い客対策」で、その後他の多くの鉄道事業者で朝・夕ラッシュ時に導入されるようになって「痴漢対策」に替わり、さらに関西などでの終日導入が批判されるようになると今度は(痴漢対策に限らず)「女性に安心して乗っていただくため」にすり替わりました。

これらのことから、「初めから女性専用車両ありき」で、「痴漢対策」などの導入理由は「後付け」であることが分かります。

しかし、今の世間は「痴漢対策」という、うわべの理由に見事に騙されてしまっていますね。


障がい者施設に通っておられる、三重県の常連投稿者の方から

●性別:男性

●2018年7月から9月と2019年10月から12月にも意見を言いました障がい者の施設に通所しているものです。

関西では転換クロスシートの女性専用車両がありますね。私は女性専用車のない名鉄で転換クロスシートを知りました。その時パノラマカー(名鉄に過去走っていた前面展望式の車両、2009年退役)という車両に乗りましたが名鉄の転換クロスシート車両で痴漢があった話は聞いていません。しかし関西では転換クロスシート車両が痴漢がありうる列車に使われているのを聞いて驚きました。
※注:転換クロスシート車=向かい合わせで座る座席の車両で、背もたれを手で前後に動かすことによって、座席の向きを変えられる。

それとあなた様たちは便利な位置に女性専用車両 が停車すると言っていますね。私は何度もJR西日本を利用していますが女性専用車が便利な位置に停車したことは一度もありません(けど女性専用車両の隣の車両は乗ったことがあります)。

あと私は2020年3月に叡山電鉄でアニメとのコラボがあるために淀屋橋から出町柳まで特急に乗りました。

その時女性専用車両のことは車掌の声でも自動放送でも言いましたがそれほど熱心に言いませんでした。

それにJR西日本は2020年度から225系を追加で入れて221系がおおさか東線と大和路線の201系を置き換えます。

そうなるとJR西日本の天王寺接続関連の路線すべてが3扉車両になります。3扉になるということはJR西日本も以前ほど女性専用車両(+女性専用席)には力を入れていないそうだと考えられます。

らくラクはりまが7月から全車指定席になります。らくラクはりまの女性専用席もくろしおとサンダーバードより席数がかなり減っています。ウエストエクスプレス銀河の女性専用席も席数がかなり少ないです。JR西日本以外の終日女性専用車両をしてる路線がある会社・局も以前ほども女性専用車両には力を入れていません。鉄道員は男性が乗っていても無視しています。

声もかけません。

私の地元近鉄大阪線には鮮魚専用車両(2020年3月までは鮮魚列車)が平日朝に1本だけあります。伊勢志摩で漁をして大阪で魚を売る人しか乗れない列車ですが鮮魚列車・車両は昔から鉄道ファンが撮影する人気の的です。皆様が言う廃止と違いますが女性専用車両を逆に近鉄の鮮魚専用車両のように鉄道ファンが撮影したくなる車両として女性専用車両を運行する側も近鉄の鮮魚列車と同様の制度としてみたらどうかなと思ったこともあります。私としても廃止のほうがいいとは思いますが

逆に女性専用車両を近鉄の鮮魚専用車両のように撮りたいと思う車両にした方がいいのではと思う感じもあります。知らない場合は鮮魚列車と検索すれば出てきます。

と少しあなた様たちとは違うことを言いましたが強い味方がいます。

鉄道ジャーナリストの梅原淳さんという人です。彼は鉄道ファンだけでなく利用者の意見も聞いてくれる人です。梅原淳さんに言えば何かいい答えが来るかもしれません。

以上です。あなた様の活動がBSフジの鉄道伝説(2013年から2015年まで月一放送。現在は特番シーズンにスペシャル放送。2013年から2015年までの放送分もたびたび再放送している)で紹介されることを願います。

最後に私はピンク色好きです。パソコンで鉄道車両を作ってそれもピンク色を大多数使っています。

96%の私のオリジナル鉄道車両はピンク色です。京阪電鉄にも提案したことがあります。

当会からの回答

※いつも、当会サイトをご覧いただき、ありがとうございます。

関西では転換クロスシートの女性専用車両がありますね。私は女性専用車のない名鉄で転換クロスシートを知りました。その時パノラマカー(名鉄に過去走っていた前面展望式の車両、2009年退役)という車両に乗りましたが名鉄の転換クロスシート車両で痴漢があった話は聞いていません。しかし関西では転換クロスシート車両が痴漢がありうる列車に使われているのを聞いて驚きました。

阪急京都線の女性専用車両は、なぜか転換クロスシート車限定ですね。

この他JR阪和線の一部列車にも転換クロス車で女性専用車がありますし、阪神電鉄の区間特急にも転換クロス車が入ることがあるみたいですね。

あと、いつも言っていますが、女性専用車両の設置と痴漢は関係ないです。

女性専用車を導入するために痴漢を理由にしただけですから。

それとあなた様たちは便利な位置に女性専用車両 が停車すると言っていますね。私は何度もJR西日本を利用していますが女性専用車が便利な位置に停車したことは一度もありません(けど女性専用車両の隣の車両は乗ったことがあります)。

それはこれまであなたがご利用になった駅が、たまたまそうだっただけではありませんか?

階段やエスカレーターも1カ所とは限りません。

2カ所以上ある場合、そのうちの1カ所が女性専用車両のど真ん前になっていることが良くあります。

実際に階段やエスカレーターの目の前に女性専用車両が停車している写真を当会サイトの「活動履歴」の中で何度も出しています。

また当会サイトの「関西の路線の動線調査」に詳しく掲載していますが、JR西日本の野田・福島・玉造・鶴橋・天満をはじめ多くの駅では女性専用車がエレベーター前に止まります。

エスカレーターや階段前に止まる駅はさらにたくさんあります(下の写真はJR難波駅)。

そしてJR西日本は女性専用車をできるだけ便利な位置に持ってきていることを過去に明言しています。

あと私は2020年3月に叡山電鉄でアニメとのコラボがあるために淀屋橋から出町柳まで特急に乗りました。

その時女性専用車両のことは車掌の声でも自動放送でも言いましたがそれほど熱心に言いませんでした。

「車掌の声でも自動放送でも言っている」時点で結構熱心だと思いますけどね。

ちなみに京阪は男性が女性専用車両に乗ると声掛けがかなりしつこいですよ。

それにJR西日本は2020年度から225系を追加で入れて221系がおおさか東線と大和路線の201系を置き換えます。

そうなるとJR西日本の天王寺接続関連の路線すべてが3扉車両になります。3扉になるということはJR西日本も以前ほど女性専用車両(+女性専用席)には力を入れていないそうだと考えられます。

JR西日本は阪和線で3扉車に女性専用車を入れた「前例」がありますから、おおさか東線や大和路線が3扉車になると言っても、だからといって「女性専用車が導入されない」と断定することは出来ないです。

らくラクはりまが7月から全車指定席になります。らくラクはりまの女性専用席もくろしおとサンダーバードより席数がかなり減っています。ウエストエクスプレス銀河の女性専用席も席数がかなり少ないです。JR西日本以外の終日女性専用車両をしてる路線がある会社・局も以前ほども女性専用車両には力を入れていません。鉄道員は男性が乗っていても無視しています。声もかけません。

声をかけてこなくなったのは反対派が活動を行いつづけてきたからです。

活動をやめると、また声かけが復活するのは目に見えています。

私の地元近鉄大阪線には鮮魚専用車両(2020年3月までは鮮魚列車)が平日朝に1本だけあります。伊勢志摩で漁をして大阪で魚を売る人しか乗れない列車ですが鮮魚列車・車両は昔から鉄道ファンが撮影する人気の的です。皆様が言う廃止と違いますが女性専用車両を逆に近鉄の鮮魚専用車両のように鉄道ファンが撮影したくなる車両として女性専用車両を運行する側も近鉄の鮮魚列車と同様の制度としてみたらどうかなと思ったこともあります。私としても廃止のほうがいいとは思いますが

逆に女性専用車両を近鉄の鮮魚専用車両のように撮りたいと思う車両にした方がいいのではと思う感じもあります。知らない場合は鮮魚列車と検索すれば出てきます。

まず、女性専用車両は鉄道ファンを喜ばせるためのものではありません。

そもそも女性専用車両は「同じ運賃を支払えば誰でも公平に利用できるのが大原則」の公共交通機関には、本来あってはならないものです。

しかし、これを表向き「痴漢対策」というもっともらしい理由をつけて、実際は人気取りや金儲けに利用されているものであり、伊勢志摩魚行商組合連合会が料金を払って仕立てた団体貸切列車(Wikipediaより https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AE%AE%E9%AD%9A%E5%88%97%E8%BB%8A )である鮮魚列車とは全く訳が違います。

最後に私はピンク色好きです。パソコンで鉄道車両を作ってそれもピンク色を大多数使っています。

96%の私のオリジナル鉄道車両はピンク色です。京阪電鉄にも提案したことがあります。

ご自身のパソコンの中でオリジナル車両を作って楽しまれる分には良いですが、鉄道会社に「ピンクが好きだから、女性専用車両をピンク一色に塗りつぶしてくれ」とかやめてくださいね。

カテゴリー
ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見(2020年1月~3月)

2020年1月~3月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


関東の方からのご投稿

●性別:男性

●3年ほど前の話ですが、私が従弟と共に大阪を観光中、従弟が体調を崩してしまったためホテルに戻るため急遽地下鉄を利用しました。その際、私達の目の前が丁度女性専用車両だったため、一般車両より空いていることもあって女性専用車両に誘導しました。しかし、従弟は「ここは女性専用車両じゃないか」といってより混雑率の高い隣の車両に移動してしまいました。

 大阪市交通局(現:大阪メトロ)は、女性専用車両に該当する車両は車体一面に広告を掲載し、外観も一般車両と大きく異なります。女性専用車両に該当する車両のみ広告を一面掲載するということは、女性専用車両を商用利用し、かつ女性専用車両の位置をより明確化するためにこのような政策を行っているのでしょうか。

また、女性専用車両のステッカーも、「女性専用車両Woman only」としか明記されておらず、「女性しか乗れない」という解釈を生み出しかねません。私は女性専用車両に男性も乗車できるということを承知していますが、それを知らない方からすれば「男性は乗れない」と考えるのが普通です。鉄道会社は、多くの利用者をこの表記で騙しているということになりますよね。

 私は女性専用車両を運用している鉄道事業者に対し電話及びメールにて問い合わせていますが、納得のいく答えは一つも帰ってきたことがありません。おそらくこれに回答するマニュアルがないかこのような問い合わせが来ることを想
閧?ていなかったためだと推測できます。

現状が一つも改善されない場合は、実力行使(女性専用車両への非協力乗車)をしなければならないのでしょうか。

 最後に話が変わりますが、貴会に所属されている方は鉄道愛好家の方が多いと聞きましたが、本当でしょうか。私も鉄道愛好家の一人なので、入会したらご一緒できると嬉しいです。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

当会に鉄道が好きな人が多いのは事実です。よろしければ是非当会にお越しください。お待ちいたしております。

さて、実際に鉄道事業者に問い合わせをされて、すでにお気づきかとは思いますが、専用車反対派が鉄道事業者に何を言っても、その場をかわそうとするだけで何も改善しようとはしません。

逆に、JR東日本などは「サービス改善」と称して、「男性が乗らないよう案内を強化しました」などというポスターを駅に貼りだし、「女性専用車両に男性を乗せないようにしてほしい」という意見に、「応えていますよ」というアピールをしたりする始末です。

つまり、鉄道事業者は反対派を軽く見ているわけです。

そして、(これはJR東に限ったことではありませんが)反対意見が来ても、それをクレーマー扱いして、はじめからまともに相手にしようとしないこともしばしばです。

建前上、「女性専用車両が任意」だということにして法的な問題に引っかからないようにしながら、任意であることを隠し、さらに「女性専用車両Woman only」などと、女性しか乗れないように思わせる表記を出して、合法的に男性を排除しようとしているわけですから、いつまでもそうさせないようにしようとすれば、非協力乗車するしかないわけです。

鉄道事業者に直接言っても、まともに応じようとしないわけですから…

時々、「女性専用車両に乗りこまないで、本社に文句を言え」などという人がいますが、そういう人は何も分かっていないのです。

ちなみに大阪メトロ御堂筋線の女性専用車両限定車体広告も、実は公明党が市議会で推していたものです。

平成12年(2000年)当時、公明党は市議会で当時の大阪市交通局長に対し、女性専用車両を導入するよう度々、強く働きかけ(圧力をかけ)ていましたが、ラッシュ時の安全確保の問題や、車両の混雑差が生じる可能性がある(男性客からの反発が予想される)ことなどから難色を示していました。

大阪市議会議事録によれば、女性専用車両の車体広告は、「女性専用車両をより目立たせるため」とのことですが、考えようによっては、導入を渋っていた交通局に対し、「交通局も女性専用車両に広告を出すことで金儲けができる」という「メリット」を示すことで、さらに導入を促そうとしたのではないか? という見方も(あくまで一つの見方ですが)出来ます。


女性優遇に憤っておられる方からのご投稿

●性別:男性

●近年は女性車両に乗らない女が増えたとニュースで見ました。もう廃止にしても良いと思います。

仙台に出張した時に○○○○の1Fにあったラーメン屋○○に寄った時のことです。

※注:投稿者様は実店舗名を出して来られましたが、当会で事実確認したものではないので、店舗名を伏せました。

女性席だと言われてどかされました。後から来た女性客を座らせるのは言語道断だと思います。

そもそも飲食店に女性席や女性は値引きとかおかしいと思います。

男性が多く食べるとは限りません。ギャル曽根とかはたくさん食べます。

水道橋駅近くの○○がそうでした。

飲食店の女性席や女性値引きほど理解出来ないものはありません。

こういうのにも抗議してもらいたいです。

ウチは酒飲めないので参加してなかったのですが、ウチの会社でも以前は飲み会で会費男性4000円、女性3000円としていたが、男性の新入社員からおかしい指摘され、「理由は何だ」と聞かれた上に、「男性は会費を多く払っているのに女と料理の質や内容が同じだから4000円払えない、同じにしろ、後領収証ないのか?」と言われてしまい、以後男女同額になりました。

友人が相席カフェに行ったのですが、女性無料で女性を呼んでるみたいですが、ハッキリ言ってここに来る女は交際する気はなく、食事目的で来店しているだけの乞食しか来ないとのことです。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

まず、仙台のラーメン屋の女性専用席ですが、ひどいの一言ですね。

何か、これもアパルトヘイトを彷彿とさせます。

店は「そういうことをすれば儲かる」と思ってやっているのでしょうが、「男女逆なら同じことができるのか?」と言いたいですね。

そう言うと「男性席を設けたところで儲けにならない」とか、「男性席が欲しいのか?」などと、ピントのズレた反論をする人が出てきますが、そうではなく「男性なら文句を言ってこないだろう、と思っているからこういうことができるのではないか?」ということです。

もし店が男性からのクレームを恐れていたら、たとえ儲かると思ってもこういうことはしないでしょう。

女性のみの値引きも「男性のほうがたくさん食べるから」というのは恐らく後付けの理由で、本当はやはり、女性値引きすると客足が伸びて儲かるだろうという意図ではないかと思います。

相席カフェですが、筆者は「そういうものがある」というのを聞いただけで、実際に行ったことはないですし、行く気もありませんが、タダで飲食するのが目的の女性が集まってくるであろうことは大体想像がつきます。

当会は会則で「通勤車両の女性専用車両に限定して活動する」と明記しているため、【会として】鉄道以外の女性席・女性エリアに対する抗議活動は出来ませんが、当会の会員が個人的にそうしたものに抗議活動することについては(会の活動に悪影響が出ない限り)禁止しておりません。

ですから、当会に入会の上、当会内で仲間を見つけて、そうした鉄道以外の女性席・女性エリアに対する抗議活動を行うことは可能です。

当会内にも鉄道の女性専用車両だけではなく、そうした物に対しても不満を持つ人は少なくないです。


青森県の方からのご投稿

●性別:男性

●youtubeの動画でこのような会がある事を知りました。

まるで女性が神様で、男性を皆痴漢か下僕か何かのように扱い、女性だけの特権車両かのようなこの専用車両はどう考えても明らかに差別です。

女性だけ雇用しないなどの女性差別については問題を取り上げるのに、このような男性差別については(他にはレディースデーなど)まるで棚上げのこの社会にすごく僕は納得がいってませんでした。

まるでイジメです。

小さい頃から僕はずっと疑問に思っていました。

でもこの差別に疑問を感じているのは僕だけではないのだとすごく勇気づけられました。

100円くらいの万引きくらい別にいいだろと同じレベルの専用車両くらい別にいいだろという、頭が悪く、権利の問題を全く理解できない、低知能のバカな人間が世の中には多く、批判を受けているみたいですが、これに疑問を感じてる人、目立たないだけで僕以外にも沢山いると思います。

何が何でも絶対に負けないでください。

同志がいることを忘れないでください。

もし専用車両がある東京などに行った際はぜひ協力させてください。

応援しています。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

まず、「女性専用車両は痴漢対策ではない」と覚えておいてください。

鉄道事業者は女性専用車両に女性向けの広告を女性専用車両限定で募集し、広告主からかなり割高な広告料を取って金儲けをしています。

しかし、それを表向き痴漢対策と言っておけば、公共交通機関で男性を男性というだけで事実上排除し、しかもそれで金儲けをすることが許されるのです。

しかし、反対派が女性専用車両にどんなに強い反対の意思を持っていても、それが「痴漢対策ではない」と分かっていなければ、せいぜい「だって差別なんだもん…」くらいしか言えません。

そうなれば、女性専用車両賛成派は「痴漢対策だから差別じゃない!」「痴漢被害者の気持ちを考えろ!」「そもそもそうなったのは男が悪い」「そんなに女性専用車両を無くしたいんだったら痴漢を撲滅してゼロにしてみろ!(=実際は絶対にゼロにならないのを分かっていて、「こう言っておけばギャフンと黙るだろう」と、ゼロにならないのを良いことにしている)」などと言いたい放題いうことが出来ます。

だから、賛成派の言葉に乗せられて反対派が「痴漢を撲滅出来なければ、女性専用車両もなくならない」と考えるのは、結果として賛成派を喜ばせることになります。

「絶対にゼロになるわけがない痴漢」を理由にいつまでも差別を正当化できるわけですから…

もちろん、当会は痴漢対策自体には反対しておりませんから、痴漢対策としてJR埼京線で実績のある監視カメラや、さらには警備の強化、私服警官の付き添い乗車などを提唱しています。

その上で「痴漢対策など名ばかり」で、実際には公共の場での差別にも当たる女性専用車両の廃止を主張しております。

賛成派の中には世間が「女性専用車両=痴漢対策」で思考停止しているのを良いことに、「女性専用車両に反対する奴は痴漢の味方」などと言って来る者がいますが、そういう連中に(JR埼京線で痴漢6割減の)監視カメラを提唱すると、(埼京線での実績はスルーして)「監視カメラでは死角があるからダメだ」などと否定しようとして来ることが少なくありません。

ちなみに女性専用車両では痴漢は減っていません。

しかしこのことも、マスコミなどではほとんど取り上げられず、黙殺されています。

これでお分かりいただけると思いますが、こういう賛成派は女性専用車両を正当化したいがために、うわべの「痴漢対策」を主張しているだけで、実際は効果的な痴漢対策など望んでいないのです。

あなたは青森県とのことですので、当会への直接の参加は難しいかも知れませんが、また気が向かれましたら当会にご投稿ください。

今後とも当会サイトをよろしくお願いいたします。


女性専用車両をはじめとする、女性専用への疑問

●性別:男性

●学校や図書館の女性席や女性エリア、映画館、博物館、飲食店やゲームセンターの女性席や女性料金について正直納得出来ません。

王将や居酒屋の食べ放題で女性が安い理由も分かりません。食事量は男女不当で千差万別です。

プロレスラーや関取は食事量多いはわかりますし、ギャル曽根や小原正子なども一般男性よりも遥かに多いと思います。

こういうのにも抗議活動してください。バスの女性席や女性車両も意味が分かりません。

タクシーならば個別輸送で予約であれば問題ないと思いますが、流しでそれをやれば乗車拒否となり問題ある思います。

公共交通や公的施設で女性席は問題あると思います。学校の学食や図書館の女性席の意味が分かりません。

本屋でも漫画を少年と少女で分けるのも疑問に感じます。成人漫画やエロ本は分別しないとまずいですが少年漫画と少女漫画を分ける必要はないでしょう。

極め付けは西日本サンダーバードやくろしおの女性指定席です。

和歌山に帰省する妻の為に指定席購入しに行ったらJTBは売れませんの一点張りです。

これに疑問を感じたのでここにたどり着きました。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

他の投稿者の方への返信でも申し上げておりますが、当会は会則で「通勤車両の女性専用車両に限定して活動する」と明記しているため、【会として】鉄道以外の女性席・女性エリアに対する抗議活動は出来ませんが、当会の会員が個人的にそうしたものに抗議活動することについては(会の活動に悪影響が出ない限り)禁止しておりません。

ですから、当会に入会の上、当会内で仲間を見つけて、そうした鉄道以外の女性席・女性エリアに対する抗議活動を行うことは可能です。

当会内にも鉄道の女性専用車両だけではなく、そうした物に対しても不満を持つ人は少なくないです。

結局、飲食店やプリクラなどの女性専用は女性の特権意識(または男性嫌悪)に訴えかけて売り上げを伸ばそうという思惑であると考えられます。

それを表向き、「犯罪する男がいるから」と言っておけばもっともらしく聞こえるし、また反対意見を言う者がいたとしても「男が犯罪するから悪い」などと、責任を全部男性に擦り付けることも出来ます。

実際は営利目的のために男性を差別しているのを「防犯対策」と言っておくことで、それを体よく正当化できるわけです。

鉄道の女性専用車両もそれに似たところがあり、表向き痴漢対策と言いながら、実際には鉄道事業者が金儲けや企業イメージの向上(実際には向上にならないと思いますが…)に利用しているような所があります。

特にJR西日本の特急列車の女性専用席などは明らかな営利目的です。

何せ、導入時の謳い文句が

女性専用席できました!
「あったらいいな」からできました。

ですからね。

JR西日本の女性専用席は2007年に特急サンダーバード車内で発生した性的暴行事件の直後(確か、翌日だったと思います)に設定されたこともあり、世間ではこれらを「やむを得ない防犯対策」だと思いこんでいる人がいますが、実際には当時、サンダーバードでの事件についてのマスコミ会見でJR西日本は「女性専用席はサンダーバードでの事件とは関係ない」などと明言していました。

つまり、JR西日本は性的暴行事件とは無関係に暴行事件以前から予定して女性専用席を営利目的で導入したことになります。

こうして見ていくと、「犯罪対策だから仕方ないだろう」といいつつ、実際には女性優遇による営利目的の「女性専用」はこの世の中にあふれていると言えます。

特に鉄道などは公共性が高い事業ですから、なおさらこういうことはするべきではないのですが、JR西日本は世間が「女性専用=犯罪対策」で思考停止しているのを良いことにしているのかも知れませんね。


最近になって女性専用車両問題に関心を持ち始めたと思われる人からのご投稿

●性別:男性

●初めまして、私は男性の方が(この会の方かは分かりませんが)女性専用車両に乗って騒ぎになっている動画を観て少しこの問題について興味が沸いたので自分なりに調べてこの先、この問題どうしたら良いかを意味があるか分かりませんが自分なりに提案してみたいと思います。

HPの活動報告を見る限り主な活動に女性専用車両に乗るという活動が見られましたが女性専用車両に乗ることにより女性専用車両の定義をわかっていない女性利用客に対して誰でも乗れるということを説明した後に口論などに発展してその後に駅係員や警察が来たりし非常停止ボタンを押して列車が緊急停止したりして列車が遅延をしているのが見受けられましたが(実際会の方が迷惑をかける気がないのは重々承知ですが女性専用車両に乗ったらある一定数のかたが文句を言ってくるのは目に見えてわかることでありわざわざそこに乗り込むのは)この行動は当事者だけでなく電車を待っている方後続列車、本当に警察を必要としている方だけでなく他にも色々な方に迷惑をかけています。

今女性専用車両に乗る行動をしているとただ争いや言い合い、ストレス発散だなんだと思われてしまっても仕方ありませんし会の評判を下げてしまいます。

ですので今後は会の目的を明確に決めいい印象を持たせインターネットで注目を引かせるのが良いと思います。

これからは女性専用車両に乗る際動画を常に撮り女性専用車両は誰でも乗れます、鉄道会社そして国交省にも問い合わせ済みで誰でも乗れるという返答がありましたとだけ言うようにし反論せずそれに対してイチャモンをつけてきたところを動画にしインターネットを活用してYouTube、Twitter、Instagram等々使える動画共有サイトなどに動画を上げます(ネット社会の中喧嘩や口論などは沢山の方に見られやすいです)そこの文に

「鉄道各社は、誰でも乗れる車両に対し専用でないのにも関わらず女性”専用”車両という名目で運行し、あたかも女性しか乗れないような表示をしておりこれは景品表示法違反(第5条)であり鉄道各社は表示の仕方を変えるべきで、消費者庁はしっかりと調査すべきだ」

と記し女性専用車両への理解者を増やす。そして話題が大きくなれば消費者庁も動かざるを得なくなり、女性専用車両の名前が改善され理解者も多くなりどの車両にも何も考えずに入れる環境になるのではないかと思いました

どうか今後の活動の役に立てれば幸いです

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

ただ、反対派の活動や、それを行っている理由・背景について、かなり誤解があるようにも見受けられます。

恐らくですが、あなたは最近になってこの問題に関心を持ち始めた、いわゆる「にわか」ではないでしょうか?

「女性専用車両に乗車すると会の評判を下げる」とか、「乗車することで反対派が迷惑をかけている」等は、今から約10年くらい前にもインターネットでそういうことを言う人が結構いて、議論にもなりましたが、既に結論は出ています。

当会を含め、反対派は10年以上前から非協力乗車活動を続けておりますが、現在まで当会をはじめとする反対派の評判が悪くなって、支持者がいなくなるとか、活動出来なくなるといったことにはなっておりません。

むしろ、動画を見て当会やその他、反対派の活動を知り、この運動に関心を持ってくださったり、中には入会してくださった方もいました。

つまり、賛同者や活動家が増えています。

逆に反対派が乗車活動やその動画の公開をしなかったら、評判を上げる・下げる以前に、運動の存在そのものが世間に知られることは無かったでしょう。

運動の存在そのものが世間に全く知られない状態で活動しても「社会への影響力はほぼゼロ」です。

あなたにそんなつもりはないでしょうが、過去には女性専用車両に賛成する者が反対派になりすまして「乗車活動はやめたほうがいい。反対派の評判が悪くなってますます支持を得られなくなる」などと言ってくるようなことも多々ありました。

「乗車することで、トラブルが発生して迷惑がかかる」というのも、そもそも悪いのは任意協力であり、同じ運賃を支払っていれば誰でも乗れるはずのものなのに「女性専用」などと事実と異なる表記を出しえt男性禁止のように見せかけている鉄道事業者のほうです。

私達はあくまでも正当な運賃を支払って「誰でも乗れるはずの車両」におとなしく乗車しているだけ(こちらから女性客には声をかけない)ですから、女性客や鉄道員が乗車している反対派に声をかけてトラブルに発展させたなら、悪いのはどちらかということです。

そもそも、トラブルが起きるのが目に見えていようと何だろうと、男性が乗車しなくなれば「ウソをつき通して、男性を事実上排除しようとする鉄道事業者」の思う壺です。

今女性専用車両に乗る行動をしているとただ争いや言い合い、ストレス発散だなんだと思われてしまっても仕方ありませんし会の評判を下げてしまいます。

ですので今後は会の目的を明確に決めいい印象を持たせインターネットで注目を引かせるのが良いと思います。

これからは女性専用車両に乗る際動画を常に撮り女性専用車両は誰でも乗れます、鉄道会社そして国交省にも問い合わせ済みで誰でも乗れるという返答がありましたとだけ言うようにし反論せずそれに対してイチャモンをつけてきたところを動画にしインターネットを活用して…

とのことですが、私達は明確な目的もなしにただ乗車しているわけでもないし、言い争いやストレス発散をする目的でやっているわけでもありません。

乗車活動関係の動画をいくつか見ただけで、思い付きでものを言っているのではないですか?

私達は長年活動を続けてきて、その経験から現在のところベストだと思える活動をしているのであって、あなたが「自分が正しい」と思うなら、あなたがご自身で「自分が正しいと思う活動」をすれば良いのです。

あなたにそんなつもりはないかもしれませんが、こういうのは当会のような運動に限らず、世間のありとあらゆる場面で嫌われるもとになるので気をつけたほうがいいですよ。


当会にアドバイスしているつもり(?)のご投稿

●性別:女性

●女性専用車両を無くしたいなら同時に痴漢を無くすことへ努力をすれば二倍のスピードでなくなるはずです。また痴漢被害にあった方への支援も同時に行いましょう。

痴漢にあっても声をあげることも出来ないような方へのケアとフォローと支援、性犯罪の厳罰化など、女性専用車両を必要としなくなる社会を構築することへの最大限の努力をしない限りこの先ずっと女性専用車両は無くなりません。

なので、そういうことへの活動もおススメします。

あと、差別等の言葉が出てくることがありますが、私はそう思いません。これはあくまで弱者の?の制度だから。そしたら車イス専用駐車場があることに健常者差別とか、所得税が高所得者に高い割合でかけられることに対して高所得者差別とか、社会には数限りない差別が存在することになってしまいます。

権利や正当性を求め、差別ととらえる考え方みたいなのが先行する世の中なので世知辛い世の中なんだと思います。

この制度ができた最大の目的を考えて、弱者の側に立てる寛容さがなければ社会は良くならないと思います。

この制度に限らず、自分、もしくは自分の側の為に他を排除しようとするのではなく、誰も置き去りにしないと?う考え方が無ければ戦争も無くならないし、女性専用車両も無くなりません。

入会はしませんが、早く女性専用車両が無くなるように陰ながら応援させていただきます。

これからの活躍に期待しております。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

しかしながら、まず申し上げたいのですが、きちんと当会サイトを読んだ上でのご投稿でしょうか?

女性専用車両を無くしたいなら同時に痴漢を無くすことへ努力をすれば二倍のスピードでなくなるはずです。また痴漢被害にあった方への支援も同時に行いましょう。

痴漢にあっても声をあげることも出来ないような方へのケアとフォローと支援、性犯罪の厳罰化など、女性専用車両を必要としなくなる社会を構築することへの最大限の努力をしない限りこの先ずっと女性専用車両は無くなりません。

なので、そういうことへの活動もおススメします。

言い方が悪いかも知れませんが、あなたの仰っていることは典型的な「ド素人」のご意見です。

鉄道事業者は女性専用車両で金儲け(広告料など)をしており、痴漢対策というのは表向きの建前であるわけですから、痴漢がなくなろうと何だろうと、女性専用車両の存廃には何ら関係ありません。

「痴漢がなくなれば女性専用車両もなくなる」というのは、この問題の本質を知らない人間の言うことです。

これは当会サイトで過去、しつこいぐらいに言い続けてきたことですが、ご存知なかったのですか?

当会にご意見くださるのは結構ですが、もう少しきちんと当会サイトを読んでからにしていただきたかったですね。

あと、差別等の言葉が出てくることがありますが、私はそう思いません。

これはあくまで弱者の制度だから。

男性の身体障がい者や足腰の弱った男性高齢者を差し置いて、健常者の女性を優先する女性専用車両のどこが「弱者の制度」でしょうか?

それに、「弱者の制度だから差別ではない」というのなら、どんな差別も「弱者のため」と言っておきさえすれば全て正当化できることになります。

そもそも、女性専用車両自体、一部の政党・政治家が選挙などの人気取りのためにごり押しで推進した「政治目的車両」であり、本当に痴漢被害者のことを思って作られたものではありません。

そしたら車イス専用駐車場があることに健常者差別とか、所得税が高所得者に高い割合でかけられることに対して高所得者差別とか、社会には数限りない差別が存在することになってしまいます。

女性専用車両が差別だと言われるのには、それなりの理由があります。

あなたの言う、車イス専用とか・所得税の税率などと女性専用車両の間には決定的な違いがありますが、この様子だと恐らくお分かりではないでしょうね。

権利や正当性を求め、差別ととらえる考え方みたいなのが先行する世の中なので世知辛い世の中なんだと思います。

世の中が世知辛いのを反対派のせいにしないでください。

この制度ができた最大の目的を考えて、弱者の側に立てる寛容さがなければ社会は良くならないと思います。

この制度ができた最大の目的は、先述の通り「政党の人気取り・実績作り」のためであって「痴漢対策」ではありません。

そして、それを鉄道事業者は金儲けに利用しています。

女性専用車両が「偽善」であることに気づいてください。

この制度に限らず、自分、もしくは自分の側の為に他を排除しようとするのではなく、誰も置き去りにしないという考え方が無ければ戦争も無くならないし、女性専用車両も無くなりません。

身体障がい者や足腰の弱った高齢者の男性を「置き去り」にして、男性を排除する「女性専用」を主張しているのは他でもない女性専用車両賛成派なんですが?

女性専用車両がなくならないのは、先述の通り「鉄道会社が女性専用車両で金儲けをしているから」です。

そして世間が「痴漢対策」という聞こえのいい、「うわべの口実」にいつまでも騙されているからです。

「反対派が痴漢被害者を置き去りにしているから」ではありません。

先にも言いましたが、痴漢がなくなっても女性専用車両はなくならないのです。

言っておきますが、当会はきちんと痴漢対策を提唱していますよ。

それも痴漢の減らない女性専用車両と違って、JR埼京線で「痴漢件数6割減」の実績のある、監視カメラという痴漢対策を。

あなたはそれも見落として、「反対派は女性専用車両に反対だけして、痴漢被害者を置き去りにしている」などと思っているのでしょうか?

逆に、その「痴漢件数6割減」の実績のある監視カメラの設置を否定しているのが女性専用車両賛成派なんですが。

入会はしませんが、早く女性専用車両が無くなるように陰ながら応援させていただきます。

これからの活躍に期待しております

このご意見投稿のカテゴリー記事に投稿された方に、こちらから入会を勧めることはありますが、基本はあくまで「反対派で個人的に活動をするなどしている方」に対してです。

また、そういった方でも入会の意思がなければそれ以上は言いません。

誰かれなしにしつこく入会の勧誘をするといったことはいたしませんので、念のため。

あなたのご投稿を見る限り、「女性専用車両=痴漢対策」という前提でしかものを言わない賛成派やマスコミなどの言うことを鵜呑みにし、「何も分かっていない反対派に『痴漢を減らす努力をすれば女性専用車をなくせますよ』と、大人な自分が言ってあげている」つもりになっているように見えます。

投稿する際に「そんなに女性専用車両をなくしたいなら、痴漢をなくせばいいのに、何でそんな当たり前のことも分からないの?」と思っておられたのではないですか?

もしそう思っていたなら、あなたも「女性専用車両=痴漢対策」で思考停止しているということです。

当会やこの女性専用車問題に関心を持たれたのなら、マスコミや専用車賛成派の主張しか見ないのではなく、(ほぼ、インターネットでしか見ることが出来ない)反対派の主張もよくお読みになったうえで、この先どうあるべきかを考えていただきたいと思います。

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ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられた体験談(2018~2019年)


女性専用車両に乗車活動された、内部障がい者の男性の体験談(2018年5月)

●性別:男性

●貴会の活動報告、拝見させていただきました。

拝見させていただいたうえで、自分でももしや乗れるんじゃないか?と思い、複数路線で乗車しました。以下はその結果ですので、今後の貴会の活動に何か役立てばと思います。(全て朝ラッシュです)

  • 中央線快速電車(通勤特快東京行) 八王子→東京

八王子で乗車する際に待っているとき、乗車後共に声掛け等一切なし。八王子駅には警備員はいませんでした(おそらく中央線は全駅にいないようです)

乗務員室すぐ後ろで動画を撮影しており、乗務員も2人乗務だったので確実に気づいているようでしたが、乗務員の方は交代時含め終始ノータッチでした。

  • 都営新宿線(各駅停車笹塚行) 馬喰横山→小川町

他の車両より明らかに女性専用車の方が余裕がありました。が、それ以外では特になにもなく、声掛け等もされませんでした。

ホームには警備員はいませんでした。

  • 同線(各駅停車本八幡行) 小川町→本八幡

男性も平然と乗車してきましたので、一応建前上は女性専用車ではあるものの、ほぼ終了とみなされているようでした。本八幡着が10時過ぎの電車なのでなんとなく合点はいくところです。

  • 京王線(区間急行新宿行・八王子7:13発) 京王八王子→笹塚

唯一女性専用車が一般車両より混雑している路線でした。声掛け等は特になく、平穏に乗車できました。ただ、設定車両と出口階段の位置の関係で隣の車両で積み残しが発生しそうになっているような状況だったのが少し気になりました。

  • JR総武線(東西線直通電車)~東京メトロ東西線 津田沼→(西船橋)→茅場町

この電車だけ唯一例外で、津田沼駅で2本前の電車から並んでいたのにも関わらず列から抜けさせられ、「男性は乗れない」と言われた挙句、半ば乗車拒否のような扱いを受けました。

対応したのは警備員でしたが、JRの見解を持ち出した途端「駅務室で聞いてくれ」と言い続けてこちらの話に聞く耳持たなくなったので強行突破しましたが、素直に駅務室まで聞きに行っていたら電車に乗り遅れるような死活問題でした。

なお、この件については既にJR東日本にメールで問い合わせています。

全然隠すことではないのでいいのですが、私は見た目が健常男性の障がい者なので、見た目だけで乗車拒否のような扱いをされるのは流石に心外でした。

事の顛末と詳細はブログ(http://kyobate.blog.so-net.ne.jp/2018-05-28)に上げています。

  • 東京メトロ千代田線(各駅停車向ヶ丘遊園行・北千住7:27発) 北千住→町屋(女性専用車解除)→大手町

女性専用車が解除される町屋から男性客が一気に乗ってきました(当然と言えば当然)。が、解除される旨の放送等が一切なかったため、そこに関してはちょっと紛らわしいと感じたのも事実です。

  • 埼京線(通勤快速新木場行・川越7:51発) 川越→大崎

女性専用車はかなり余裕があるのに対し、他の車両はかなり混雑しているようでした。駅のホームで待っている乗客の人数からも明らかな様子でした。

声掛け等は全くなかったものの、(おそらくご存知の方もいらっしゃるかと思われますが)埼京線のE233系電車の車内LCDは、他の路線ではまず見ない「女性専用車」の案内が流れました。おそらく運用列車では終点まで流しているようです。

現時点では以上です。(貴会の活動記録との比較になってしまいますが)昔に比べだいぶよくなったとは感じていますが、津田沼駅の一件がかなり衝撃的だったので、この際ですのでこちらに投稿させていただこうと思いました。

立場上本来であれば乗れるはずの障がい者ですら見た目で判断され、乗れないとまで言われたので、私のような二次被害者をこれ以上出さないためにも、正直なところ早くこんな車両は廃止していただきたいと思っています。

私は音酔いや人酔いしやすいのでどうしても混雑した車両よりかはより空いている車両を選びたいですし(これは私に限らずだれだってそう思うはずなのですが)、たまたまそこが女性専用車だったとしてもこれからは遠慮なく乗らせていただこうと思います。

理不尽な意見も多いかと思いますが、負けずに女性専用車への反対活動を続けていただければと思います。私からも微力ながら応援させていただきます。

まだまだ言いたいことは山ほどありますが、かなり長くなってしまったのでこのあたりでやめにしておきます。長々と失礼しました。


※注:後日、JR東日本から抗議に対する回答があったとのことで、同じ投稿者の方よりもう一通、ご意見投稿をいただきましたので以下に掲載します。

『いつもJR東日本ならびにJR東日本ホームページをご利用いただきましてありがとうございます。

このたびは、弊社社員の応対により、お客さまには朝から大変ご不快な思いをさせてしまいまして誠に申し訳ございません。

女性専用車両はお客さまのご理解とご協力のもとに成り立っているものであり、強制的に乗車を禁ずるものでなく、男性のお客さまを排除するためのものではございません。

また、お身体の不自由なお客さまとその介助者の方、また小学生以下の男の子はご乗車いただくことはできますが、他のお客さまからのご意見などにより、駅係員が身体障がい者手帳をお持ちであることを確認させていただく場合もございますことにつきまして、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

弊社といたしましても、職場におけるOJTや勉強会等を通じ、日頃から接遇や業務中の態度について指導教育を行っておりますが、いただきましたご指摘を受け、指導が行き届いていないことを痛感しております。

このたび頂戴いたしましたご指摘を真摯に受け止め、お客さまの立場に立った応対をおこなうよう引き続き教育指導に努めてまいりますので、何卒ご容赦を賜りますようお願い申し上げます。

今後も、みなさまに愛され、親しまれるJR東日本をめざしてまいりますので、引き続きご愛顧賜りますようよろしくお願い申し上げます。

東日本旅客鉄道株式会社

先日お送りした、JR東日本への問い合わせに対する回答全文です。15日の夜に届きました。

乗れると言っておきながら、場合によっては身体障がい者手帳を確認させていただく、というのは、暗に「身体障がい者手帳を確認できなければ乗せないからな」と言っているようなものですし、それ以前に公共交通を(障がい者割引等を利用せずに)ごくごく当たり前に普通に利用するのに、わざわざ手帳を提示しなければならない時点ではっきり言って公共交通としては論外でしかありません。

また、JR東日本は「お身体の不自由なお客様」に対する英訳として、Handicapped passengersを使用していますが、これは障がい者全体(身体、精神、内部、知的等すべての障がい者)を指すもので、身体障がい者のみに制限するのであれば、Physical handicapped passengersなどのようにPhysicalを頭に付け加えなければ筋が通りませんし、この回答はJRがまともに対応する気が無い、ということを暗に物語ってるような気がしてなりません。

もちろん、JRはちゃんと対応しているつもりなのでしょうが、この回答ははっきり言って障がい者の乗客をバカにしているとしか言いようがありませんでした。

もし前回お送りした内容を掲載する場合、差し支えなければこちらの回答全文も一緒に掲載していただければと思います。

当会からの回答

任意確認乗車の報告、およびJR東日本からの回答の報告ありがとうございました。

やはり「男性を排除するためのものではないと」言いつつ、「たとえ障がい者であっても男性はできるだけ乗せたくない」というのがにじみ出ていますね。

障がい者手帳の提示を求める理由として「他のお客様のご意見などにより…」と書いているところを見ると、女性客の中に「障がい者でもないのに紛れ込もうとする男は乗せるな」などと、JRに対して言う者がいるということでしょうか?

だとしたら、ますますとんでもないですね。

やはり、反対派ももっと声を大きくして行かなければならないな、と改めて思います。

当会や差別ネットワークに入会せずとも、どうかこれからも活動は可能な限りお続けください。

私達以外でこうした活動をする人も徐々に増えては来ましたが、まだまだ多いとは言えませんし、また実際に乗車活動する人がいないと、鉄道事業者も反対派の存在は「無いもの」として扱いだしますから…


東京メトロ千代田線の女性専用車両に乗車された男性の体験談(2019年3月)

●性別:男性

●勤務開始時刻が10時半だったのと南北線沿線なので女性車両とは無縁の生活でした。

先月、西船橋に行く用事があり、朝8時半頃に千代田線溜池山王から乗りましたが、警備員の声掛けがウザいです。

当方、腰を痛めてコルセットを巻いており、溜池山王から大手町に行くのに1号車が近いから乗ったら、警備員の声掛けがしつこくてたまりません。腰を痛めてるだけで、障がい者手帳を求めるのもどうかと思います。

怪我してるのに乗るなって意味が分かりません。挙句、友人が、大手町駅に早く着すぎてしまい、ロマンスカーが来るのを1号車で電車を眺めて待っていただけでも「女性専用です」と声掛けされました。乗車意志の無い者に執拗な声掛けするのかって思います。

誰でも乗れる筈なのに、どうして警備員は執拗な声掛けをするのでしょうか?

腰痛めてる人に移動しろは酷です。

地下鉄の警備員って何やってるんですか?男性に見える客を追い出すのが仕事なんですか?

女装していれば声掛けないのですか?はるな愛や徳光修平やIKKOのようなニューハーフやMr.レディーは乗車OKで彼らには執拗な声掛けを行わないのでしょうか?

この3名やと木村拓哉と市原隼人と速水もこみちらイケメン著名人ならOK何でしょうか?実際に彼らが女性車両に乗車してきても文句言うのでしょうかね?

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

この警備員の対応ですが、本当ならばとんでもないですね(当会で事実関係の確認を行っていない関係で、敢えてこのように書かせていただいています。ご了承ください)。

警備員の個人的な判断なのか、それとも会社の指示なのかで大きく話は異なってきますが、もし警備員の個人的判断であれば東京メトロにはきちんと警備員にも教育を施していただきたいところですね。

もし、東京メトロが会社としてしつこい声掛けを指示しているのなら論外だと思います。

そもそも、男性であるというだけで、あるいは男性に見えるからというだけで乗せないようにする車両を公共交通において設定しようとするほうがおかしいのですが、首都圏の鉄道は特に過去、政治的な力が強く働いた関係で、各鉄道事業者とも女性専用車両を導入せざるを得なくなりました。

2005年のGW明けに首都圏のほとんどの鉄道事業者が一斉に女性専用車両を導入しましたが、普通は政治的な力が働かなければこのようなことにはなりません。

その頃のことを調べていけば分かるのですが、東京メトロも含め、当時の各鉄道事業者は一斉導入前はラッシュ時の安全確保の問題や男性客からの反発が予想されることなどから女性専用車両の導入には難色を示していました。

しかし、当時の国交省が各鉄道事業者の幹部を集めて「女性等に配慮した車両の導入促進に関する協議会」を数度にわたって行ったため、結果、各鉄道事業者ともイヤとは言えない状況になり、女性専用車両の一斉導入となりました。

そして、その国交省に対して女性専用車両の導入をどんどん進めるよう、約7万6千筆の署名を集めて当時の北側一雄国交相に提出していたのが公明党です。

そしてその公明党は今でも選挙の度に「私達が女性専用車両を実現しました!」とアピールし続けています。

そして、今では鉄道事業者も女性専用車両を女性集客や専用車限定広告など、営業戦略として金儲けに利用し、また実際に利用している女性客もその多くが痴漢対策以外の理由で利用しているわけですが、そうした中、昨年あたりからインターネット上で「女性専用車両が導入されるようになったのは1988年の大阪市営地下鉄御堂筋線での事件がきっかけ」などという情報を見かけるようになりました。

しかし、1988年の御堂筋線事件から女性専用車両が導入され出すまで約15年近くもの時間が開いており、しかも導入直前に積極的に動いていたのは「性暴力を許さない女の会」などの団体ではなく、公明党です。(御堂筋線の女性専用車両も市議会での公明党の働きかけによるものです)

「女性専用車両は痴漢対策を建前にしているだけ」という当会や一部の反対派の主張に対し、「女性専用車両は性犯罪被害者が勝ち取った正義の車両」ということにするため、このような情報が流されたものと思われますが、こうして過去のことを見ていくと、実際はどうなのかよく分かると思います。

まあ、百歩譲って御堂筋線事件がきっかけだったとしても現在の女性専用車両が痴漢対策からはかけ離れた代物になり下がっていることに変わりはありませんが…

話がそれましたが、女性専用車両の導入にはこのような経緯があり、あなたも仰る怪我人や高齢者であっても男性は男性であるというだけで排除されるようなおかしなことが起きているというわけです。


男性であることを理由に特急券の販売を拒否された方の体験談(2019年5月)

●性別:男性

●JTB飯田橋店での出来事です。

サンダーバードの3号車とらくらくはりまの1号車の特急券を買おうとしたところ、女性席だから男に売れないと言われ発売拒否されました。

JRが発売できないと言い張るので、なら今すぐにJR西日本と国交省に問い合わせろと言いましたが一向に電話すらしません。旅行会社はこんないい加減なことを言うのですか?

女性専用指定席って何ですか?性別確認書類提示しないと買えない乗れないんですか?他の車両よりも高額な料金徴収してるんですか?特にらくらくはりまの1号車は元グリーン車だったから他の指定席よりも豪華だと思っての購入です。

男性に見えるからって発売拒否できるんですか?

そんな事言ったら京急の「葉山女子旅切符」は女子しか購入出来ず、使えないですか?

実際に京急に問い合わせたらOKとの事で、実際に買えましたし使う事も出来ました。JTBはデタラメ抜かすんですか?

社員教育徹底すべきですね。まぁJTB自体女性優遇政策していますからね。男性従業員は自前のスーツで女性従業員は制服貸与していますのが何よりの証拠です。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

主にJR西日本が行っている特急の女性専用席ですが、通勤列車の女性専用車両よりもある意味ひどい差別であるといえるかもしれませんね。

当会サイトでも過去何度か紹介していますが、JR西日本は明らかに営利目的で男性を排除する席を設けており、大変悪質であると言えます。

しかも、JR西日本では自動券売機で女性専用席の指定席券が買えるのですが、その際「男性の利用はお断りさせていただきます」という趣旨の文言が画面に表示され、それに同意しないと先に進めないようになっています。

また、通勤車両の女性専用車両の場合の車内アナウンスでは女性専用車両に「ご理解・ご協力を」とは言うものの、「男性は利用出来ません」とはまず言いません。

(昔はそういうアナウンスをする車掌もいたが、女性専用車両が任意であることが知れ渡り、また反対派の抗議によってそのような「男性は乗れません」というアナウンスはされなくなった)

しかし、筆者が比較的最近に所用で乗車したJR西日本の特急サンダーバードでは車内アナウンスではっきりと「女性専用席の男性の利用は出来ません」と、明言していました。

特急列車の女性専用席とて、法的な強制力はないはずですが(というより、むしろ男性であるというだけで利用させないようにする方がよほど法的にグレーだと思われますが)通勤列車の女性専用車両と異なり、「あくまでも男性の任意協力のもとに実施されているもので、強制的に降車させるような行為は不適切」という、国交省の「公式見解」が無いのを良いことに、もはややりたい放題状態になっています。

当会は会則にもある通り、通勤列車の女性専用車両に限定して活動しているため、特急列車の女性専用席について、会として反対運動を行うことは出来ないのですが(会としてではなく)個人的にJRや国土交通省に問い合わせた会員によると、JR西については、女性専用席に法的に強制力があるのかどうかなど肝心のことには答えず、はぐらかしたりごまかしたりして、有耶無耶にするような対応のようです。

国交省としても(これは対応した職員によって違うのかもしれませんが)どうやら法的にグレーであることは一応認識しているものの、特に大きな問題が起きない限り、波風立てず、そのまま黙認しようというスタンスのようです。

こうして見てみると、「任意協力」であることを隠し通せることがいかに鉄道事業者にとって有利に働くかよく分かろうというものです。

実際、女性専用席には法的な根拠がないにも関わらず、任意確認乗車(着席?)するのは事実上ほぼ不可能な状態です。

通勤列車の女性専用車両についても国交省の公式見解がなかったら、今頃は女性専用席と同じように法的根拠がないにも関わらず、平然と「男性は利用出来ません」などと案内され、もし男性が実際に乗りこもうものなら、強制的に引きずりおろされるのが当たり前になっていたかもしれません。


JR埼京線で任意確認乗車しようとして警備員に声をかけられた方の体験談(2019年8月)

●性別:男性

●はじめまして。

突然ですがアドバイスを頂けないでしょうか。

長文失礼します。

2019年8月9日午前0時20分頃、JR池袋駅埼京線のホームの女性専用車両の位置で電車を待っていたら警備員が私の目の前にやって来て個人的に「協力お願いします」と声をかけられ、私が「こちらがすいているので」と言うと、それでも「乗車するなとは言えないのでご協力お願いします。」と言われました。どうして私に個人的に声をかけたのか聞くと、「男性の方にはみなさん声をかけています」と言われ、どうして私が男性だと判断したのか聞くと、「もういいです。」と迷惑そうに言われました。私がその警備員に名前を聞くと、答える必要ないと言われ、私がそれなら駅員さん呼んで下さいと言うと、「自分で呼んで下さい」と言われました。その後は私が何を言っても完全無視をされ、顔も向けませんでした。近くにいた別の警備員に言っても、全く同じ対応でした。そして私が何を言っても警備員二人して私を無視し続け、警備員同士で何か話ながら歩きだしたので、私は必死に「無視しないで下さい。あなたに話してるんですよ。あなたが声をかけてきたんですよ。」と少し声を大きくして言いながら警備員について行きましたがずっと完全無視されました。周りの人たちの視線も感じとても苦痛でした。結局警備員は改札の駅員のところに行き、事情を話していたので、私が自分の言葉で代わって話し始めると警備員はホームに戻る素振りを見せたので、私は「あなたもここに居てください」とその警備員が行こうとするのを止めようとして、少し手が警備員の肩に触れ、警備員から「触らないで下さい」と言われました。触ってしまったのは私の落ち度です。その後警備員はその場に残ったのですが、わざわざ少し離れた所に立って、その態度は迷惑な客に捕まったと言わんばかりの様子でした。

そして肝心の駅員も聞く耳もたずという態度で、勝手に男性だと判断して協力させるなど失礼だし人権問題だと私が言うと、私に「男性ですか?」と聞いてきたので、私が「男性です。」と言うと駅員は首をかしげ、男性を男性だと判断して何が問題なのかと言いたそうでした。

ちなみに私はある理由があり、女性と差別されたり女性と同等の権利が無いときに著しく精神的に苦痛を感じます。

私は終電があって議論してる時間がなく、駅員に後日また話しに来ると言うと、個人の案件をひとつひとつ対処しないと言われました。それでも私はとりあえずこの話をきちん話しにくると言うと、名前を聞かれたので、言いたくありませんでしたが、苗字だけ本名で伝えました。

それでもこのことを対処するかはわからないと言うので、また来ますのでよろしくお願いしますと無理やり強く言い切ってその場を去ってきました。駅員の名前は名札で確認済みです。

とにかく憤りで頭がおかしくなりそうで、後日話しに行くときはどういった所に焦点を当てて話したらいいのか、どのように相手が間違ってることを認めさせたらいいのか、何かアドバイスを頂けないでしょうか。話しに行って、また嫌な思いをすると思うと辛いのと憤りで押し潰されそうです。

どうかよろしくお願いします。

当会からの回答

※当サイトをご覧の皆様へ

以下の文章は投稿者の方への返信ではなく、皆様への説明です

この方にはまずメールを送信し、「抗議するならこうしたほうが良いと思う」というアドバイスを行いました。

しかし、こうした抗議は普段から経験を積んで慣れていないと、なかなか言いたいことが思うようにスッと出てこないですし、まして単独で抗議となるとかなりハードルが高いので、その後もこの投稿者の方とさらに連絡を取り合い、後日、当会の関東本部のメンバー達とともにJR池袋駅に抗議に行くことになりました。

しかし、応対した警備員や駅員はやはり態度が悪く、ある駅員は「男性は乗れない」と言い放った上に国土交通省の「任意」という見解文を無視して「男性は乗らないようにお願いしている」等と、傍から見ても限りなく強制と取れる発言を繰り返しました。

こちらも過去に幾度も抗議を重ねてきた面々が過去の経験を踏まえて正論で対応いたしましたが、駅員のほうが感情的というか熱くなって大声を出して声を荒げる場面が何度もありました。

結局、夜の埼京線の女性専用車両の設定時間帯が深夜23時以降のため、各自自宅に帰る終電の関係もあり、あまり抗議に時間をかけることが出来ませんでした。

もちろんその後、差別ネットワークとともにJR東日本の本社にも抗議するなどしましたし、今後もさらに抗議活動は行っていきます。

この投稿者の方の立派なところは勇気をもって自ら動かれたことです。

このような方には当会も可能な限りの協力をいたします。

時折当会に「○○線で乗車活動してください。」というご意見投稿が来ることがありますが、投稿をしている本人は何も動こうとせず、ただ当会を動かそうとしているだけという場合が結構あります。

しかし、今回の投稿者の方はそういう方ではありません。

以前にもこのご意見紹介のページで述べましたが、反対派の中で「反対する会や差別ネットワークがやってくれるだろう」という他人任せな空気が蔓延すると、ごく一部の人間が活動するだけで大多数の反対派は何もせずにただ期待するだけという状態になってしまいます。

これではいつまで経っても反対運動が拡がって行きません。

もちろん実際には動きたくても動けない人がいらっしゃるのは承知しておりますが、動ける方はどうか動いていただきたいのです。

この活動は一人でも多くの人が実際に動くことが重要なのです。

もちろん、「合法の範囲内で」が絶対条件ですが。

現在、個人的に実際に乗車などの活動をされている皆様ももし何かありましたら当会体験談フォームまでご連絡ください。

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ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見(2019年10月~12月)

2019年10月~12月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


個人でJR東に抗議し、国交省に確認された方のご意見投稿

●性別:男性

●はじめまして。恐れ入ります。

緊急の案件がありましてご連絡させていただきました。

実は、ある動画を観て、男性が乗車を拒否され、「お願いを何度もされる」動画がありました。

その駅員の話では、お願いについては、一度断ったあとで「何度お願いしても」強制にはならないそうです。

そこで、気になった私は、JR東に事実確認をしました。

その回答は、乗車は任意だが、本人が折れるまでお願いしてもよい。

またそれは、強制にはならないそうです。

国の見解を確かめるため、国交省に電話すると、拒否してる相手に言い寄ることは、逆に警察問題だとも言っておられ、びっくりされていました。

勿論乗車は可能だそうです。

国とJRの見解がちがうため、再度JRのそのことを連絡入れると、「お願いの立場です」とだけ言われ、「断る」とどうなるんですか?乗れるんですか?

と尋ねても、それ以上答える必要はありません。これが、JRのわが社としの見解ですと言われる始末です。

本当にこれがJR東の見解ですね?

これ、重要なことですよ?と言うと、またお願いという意味ですとはぶらかされました。

内容はいま端的にお話していますが、相手の態度は薄ら笑い交じりの相当な冷遇でした。

失笑交じりに、人をゴミでもみるような態度と対応でした。

冷静に話せた自分を褒めてやりたいです。

この方についても、国交省の方に報告したのですが、ひどいですねとおっしゃってくれました。

言えないのなら、言えない理由を提示するべきとのことです。

国交省は、JR東に連絡し、事実確認までしてくれて好印象です。

ですが、JR東は、権力をもった集合体なので、期待はしていません。

どうにか、JR東を是正する方法はないですかね?

貴会の実行力と正義を武器にした鉄壁の話術で、JR東に「誰でも乗れます」と言わせてもらいたいです。

ところでJR西は、乗れると今まで説明されていましたよね?

JR東はどうでしょうか?

もし、途中から見解が変わったのならそれはそれで問題です。

ちなみに、コールセンターは二人とも、女性でそのうち一人は、バリバリの男性差別派にみえました。

ゴミの対応をした方は、その方です。

悲しいですが、女性専用者の「反対論者」を異質な物体としかみていません。

話すと、気分を害されると思います。

私は、小生ながら女性専用車は、「人間の差別」と「人権問題」がからんだ、深刻な問題だと思っています。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

JR東日本への対応、心中お察し申し上げます。

しかし、今回の問い合わせでJR東日本も改めて反対派の存在を意識することになるでしょう。

やはり抗議する人がいなければ鉄道事業者は「反対派は存在しないもの」として扱い始めます。

そういう意味であなたが行ってくださった抗議は意味のあるものだと思います。

特に国交省に直接JR側のひどい対応を伝えたのは大きいでしょう。

私達もJR東日本をはじめ、鉄道事業者には何かあるたびに抗議を行いますが、一度抗議をしたからといって、何かが大きく変わるとは考えていません。

しかしながら先にも述べたように、抗議をする者がいなければ鉄道事業者は反対派の声を「無いもの」として扱い始めます。

私達は鉄道事業者に反対派の存在を忘れさせないようにするため、抗議は一度きりでなく継続して、かつ実際の乗車活動と組み合わせて行う必要のあるものと考えています。

JR東日本に「誰でも乗れます」と言わせてほしいとの事ですが、JR東日本がそういうことを言うとは思えませんし、また仮に言わせたとしても現場ではこれまでと同じように男性がいると半ば強制紛いの「お願いと称する排除」が行われることになるでしょう。

実際、当会や差別ネットワークの面々が女性専用車両に乗車しようとしても(駅員や警備員がこちらの顔を覚えているため)こちらには声をかけてきませんが、普段乗車しない人が乗車しようとするとあなたがご覧になった動画のような、しつこく「お願いと称する排除」が行われるわけです。

つまり「本当は誰でも乗れる」と知っていながら、普段から乗車活動をしている者以外の男性にはしつこく声をかけるわけです。

ですので、JR東に対しては「誰でも乗れます」と言わせることよりも実際に乗車活動をする機会や人数を増やし、世間に「女性専用車両は実は誰でも乗れる」ということを広めることのほうが有効かと思われます。

とは言え、ご投稿者様は関東でも関西でもない、女性専用車両のない地域にお住まいとのことですので、普段から直接女性専用車両に乗車する活動を行うことは困難でしょう。

しかしながら、現代はインターネットが普及した世の中です。

ですから、ご投稿者様にはこれからもインターネットを通じて、女性専用車両を運行している鉄道事業者のおかしさをどんどん発信していただきたいのです。

あなたが最後に仰っている通り、女性専用車両は「差別」と「人権」が絡んだ問題であり、このようなことが公共交通機関で当たり前のように罷り通っているのはまさに「とんでもないこと」なのですが、世間の人々の多くはまだこの女性専用車両を「痴漢対策のためにやむを得ず設けられたもの」と思い込んでいます。

そして反対派のことを痴漢対策に反対する連中だと思いこんでいます。

しかし、地道ではありますがそうした世間の人々の意識を少しずつでも変えていくことが将来につながるのではないでしょうか。

今後とも当サイトをよろしくお願いいたします。


過去にご投稿くださった、障がい者の方からのご投稿

※注:この方は当会に寄せられたご意見(2018年7月~9月)で一度、ご意見投稿をご紹介しています

●性別:男性

●前回、2018年7月から9月にご意見を言いました障がい者作業所に通所しているものです。

2019年の1月の平日に大阪環状線と阪急京都線に乗りました。

同年8月には特急くろしおにも乗りました。

特急くろしおに乗った時に女性専用席を見てきました。

あまり被害者になり得ない(?)人とあまりかわいくない人が座っていました。

そういえばらくラクはりまにも女性専用席があるみたいですね。

私は2005年4月25日の福知山線脱線事故以降、2015年から大手私鉄で行ける範囲は大手私鉄を使っています。南紀方面のように大手私鉄で行けない範囲では渋々JRを使っています。後、あなた様のサイトを見るまで知りませんでしたがTXと都営新宿線と東武野田線と西鉄と札幌地下鉄にも女性専用車があるそうですね。

私も初めて聞きました。

あと、もりやんさんという人をご存知ですか。

あの人は関西一円の女性専用車両に数えきれないほど非協力乗車をしているそうです。

あと残っている範囲の活動の報告全て見ましたが札幌や福岡など遠い地域の女性専用車にも行っているそうですね。遠くはるばるご苦労様です。

北海道では今、JR北海道の経営難が大問題になっていますが、その中でJR北海道が快速エアポートの7両化を検討しており「JR北海道も女性専用車両・席をするのか」と思いJR北海道にご意見を言いました。するとJR北海道は「今のところ女性専用車両・席をする予定はない」といいました。

あと、女性専用車両は和田宗春様が考えたそうですね。

和田宗春様が女性専用車両を考える以前、まだ私は小学校低学年でしたがそのころ、和田宗春様より前から痴漢対策を考えていました。

※注:当会では2009年6月に当時の東京都議会議員候補者で、過去女性専用車両を積極的に推進していた和田宗治氏に直接抗議を行っています。詳細はこちら

私が小4の12月であった2000年12月に女性専用車両が京王線に導入されても「関西に女性専用車両が導入されるはずがない」「終日実施もあるはずがない」と思っていました。ところが2002年7月に大阪環状線に女性専用車両が導入されその後で阪急京都線のクロスシート車で平日終日実施が行われます。

さらには神戸市営地下鉄で土休日を含む終日実施が行われます。

JR西日本では女性専用車両の毎日終日実施や北陸や南紀方面の特急に女性専用席がありますが同じJR西日本でも草津線や湖西線や米原方面や嵯峨野線といった滋賀方面の郊外線区や奈良線や関西空港線と新快速などの3ドア転換クロスシートの快速と北陸地区と岡山地区と広島地区と山陰地区と下関地区と特急ではくろしおとサンダーバードとらくラクはりま以外の特急や豪華列車トワイライトエクスプレス瑞風では女性専用車両・席はありません。なので女性専用車両に反対されている方から見ると「このまま女性専用車両が続いたらそちらにも女性専用車両・席が入るかもしれない」とか思っているのでしょうか。

私は2011年4月にJR西日本の女性専用車両が毎日終日化されて以降、乗りたい会社がなくなったと思ったら2015年9月に京阪電鉄がプレミアムカーを導入すると聞いて京阪電鉄に「逃げて」きました。京阪は女性専用車に反対する人にとって憩いの場のような鉄道です。ファミリーレールフェア(京阪電鉄寝屋川車両基地で毎年10月にやっている鉄道イベント。私は過去に7回行きました)といった鉄道イベントどころかアニメとコラボしたイベントもやっており京阪は鉄道好きにもアニメ好きにも優しい鉄道です。後、プレミアムカーといった有料座席にも熱心です。過去、京阪の職員は男性を含む(と言っても鉄道ファンは男性が多いですが)鉄道ファンに優しく声をかけてくれます。まるで鉄道ファンを歓迎しているかのようです。

過去に7回ほど 京阪電鉄の関係者に声を優しくかけてくれました。後、私の地元である近鉄も誰にも優しい職員が多いです。というか私の住む沿線の近鉄大阪線を含む近鉄王国こと三重県では女性専用車両はありません。

近鉄も京阪も女性専用車両に反対する者にとって優しいです。女性専用車両は平日朝だけですのでJR西日本と神戸市営地下鉄と北神急行と阪急京都線と大阪メトロ御堂筋線と北大阪急行と比べたら雲泥の差です。

あと京阪に女性専用車両を終日やってほしいと公明党が要望したそうですね。でも鉄道ファンに優しい京阪が女性専用車両を終日するはずが100%ないです。京阪は3000系プレミアムカーを2020年に導入して今ある8000系と合わせて昼間の特急の全てにプレミアムカーがつきます。京阪は有料座席のことで精いっぱいなので京阪が女性専用車両を拡大するはずがありません。京阪は乗客全てに優しいのでスピードではJR西日本や阪急京都線にはかないませんが職員のやさしさでは京阪が京都と大阪の間で上です。

2025年には大阪万博が開催され2027年には名古屋から品川までリニアができます。それまでには女性専用車両をなくせるように頑張ってください。今、日本テレビ系で木曜夜19時から突破ファイルという番組をやっています。

女性専用車両反対派の活動が突破ファイルで紹介されるように女性専用問題を突破してください。その日を待ってます。

私も応援しています。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

2019年の1月の平日に大阪環状線と阪急京都線に乗りました。

同年8月には特急くろしおにも乗りました。

特急くろしおに乗った時に女性専用席を見てきました。

あまり被害者になり得ない(?)人とあまりかわいくない人が座っていました。

そういえばらくラクはりまにも女性専用席があるみたいですね。

JR西日本の女性専用席は明らかな営利目的ですね。

あと、「あまり被害者になり得ない(?)人とあまりかわいくない人が座っていました」という発言は失礼ですので気をつけてください。

私は2005年4月25日の福知山線脱線事故以降、2015年から大手私鉄で行ける範囲は大手私鉄を使っています。南紀方面のように大手私鉄で行けない範囲では渋々JRを使っています。

後、あなた様のサイトを見るまで知りませんでしたがTXと都営新宿線と東武野田線と西鉄と札幌地下鉄にも女性専用車があるそうですね。私も初めて聞きました。

TXは開業当初から女性専用車両を設置していましたよ。

当時、「女性専用車両は痴漢被害が深刻なため、やむを得ず設置されたもの」ということに(表向きは)なっていましたが、開業したばかりでまだ痴漢被害件数のデータのないTXに女性専用車両が導入されたことで「やむを得ず設置されたものではない」ということが明らかになりました。

インターネット上では「鉄道会社が苦肉の策で導入したもの」と言う人はまだまだいますが。

あと、もりやんさんという人をご存知ですか。

あの人は関西一円の女性専用車両に数えきれないほど非協力乗車をしているそうです。

知ってますよ。直接会ったこともあります。

あと残っている範囲の活動の報告全て見ましたが札幌や福岡など遠い地域の女性専用車にも行っているそうですね。遠くはるばるご苦労様です。

札幌や福岡にも当会の会員がいますからね。

普段はチャットなどで会話していますが、やはり同じ会の会員ですから、たまには直接会っておかないとということで、時々行っています。

北海道では今、JR北海道の経営難が大問題になっていますが、その中でJR北海道が快速エアポートの7両化を検討しており「JR北海道も女性専用車両・席をするのか」と思いJR北海道にご意見を言いました。するとJR北海道は「今のところ女性専用車両・席をする予定はない」といいました。

あと、女性専用車両は和田宗春様が考えたそうですね。

和田宗春様が女性専用車両を考える以前、まだ私は小学校低学年でしたがそのころ、和田宗春様より前から痴漢対策を考えていました。

JR北海道の快速エアポートの7両化は札幌圏の輸送力増強のためであり、女性専用車両をやるためではないでしょう。

また和田宗治氏に限らず、女性専用車両を推進した政治家の目的は「痴漢対策」ではなく、「自らの実績作り」だと思われます。

私が小4の12月であった2000年12月に女性専用車両が京王線に導入されても「関西に女性専用車両が導入されるはずがない」「終日実施もあるはずがない」と思っていました。ところが2002年7月に大阪環状線に女性専用車両が導入されその後で阪急京都線のクロスシート車で平日終日実施が行われます。さらには神戸市営地下鉄で土休日を含む終日実施が行われます。

でも鉄道ファンに優しい京阪が女性専用車両を終日するはずが100%ないです。

「鉄道ファンに優しい京阪が女性専用車両を終日するはずが100%ないです」と思っていたら、大間違いです。

鉄道ファンにやさしいのは鉄道ファンが「お客様」だからです。

女性専用車両の運用とは関係ないですよ。

私は2011年4月にJR西日本の女性専用車両が毎日終日化されて以降、乗りたい会社がなくなったと思ったら2015年9月に京阪電鉄がプレミアムカーを導入すると聞いて京阪電鉄に「逃げて」きました。京阪は女性専用車に反対する人にとって憩いの場のような鉄道です。ファミリーレールフェア(京阪電鉄寝屋川車両基地で毎年10月にやっている鉄道イベント。私は過去に7回行きました)といった鉄道イベントどころかアニメとコラボしたイベントもやっており京阪は鉄道好きにもアニメ好きにも優しい鉄道です。後、プレミアムカーといった有料座席にも熱心です。過去、京阪の職員は男性を含む(と言っても鉄道ファンは男性が多いですが)鉄道ファンに優しく声をかけてくれます。まるで鉄道ファンを歓迎しているかのようです。

前回のご投稿で「私は痴漢対策なら有料座席だと思っています」と仰っておられましたが、残念ながら京阪は痴漢対策でプレミアムカー(有料座席)を導入したわけではありません。

他の鉄道事業者もそうですが、有料座席は「確実に着席できるサービスの提供」が目的であり、痴漢対策とは別物です。

もっとも、有料座席は追加料金を払えば誰でも乗れますから、男性は乗れないかのように偽装している女性専用車両と違って有料座席自体は問題ではないですが、「京阪は有料座席に熱心だから、女性専用車両の拡大はない」と考えるのは間違いです。

あと、鉄道イベントにやって来た「お客様」にやさしいのは京阪に限らず、どこの鉄道会社でも(JR西でも)同じです。

過去に7回ほど 京阪電鉄の関係者に声を優しくかけてくれました。後、私の地元である近鉄も誰にも優しい職員が多いです。というか私の住む沿線の近鉄大阪線を含む近鉄王国こと三重県では女性専用車両はありません。

近鉄も京阪も女性専用車両に反対する者にとって優しいです。女性専用車両は平日朝だけですのでJR西日本と神戸市営地下鉄と北神急行と阪急京都線と大阪メトロ御堂筋線と北大阪急行と比べたら雲泥の差です。

平日朝だけでも「やっている」時点で問題です。

関西のように終日実施路線が当たり前のようにあると、朝だけ実施の路線が優良路線に見えてしまうということです。

あなたが京阪や近鉄に対して持っておられるイメージを壊すようで申し訳ないですが、関係者個人のやさしさと会社の体質とは別物です。

あと京阪に女性専用車両を終日やってほしいと公明党が要望したそうですね。でも鉄道ファンに優しい京阪が女性専用車両を終日するはずが100%ないです。京阪は3000系プレミアムカーを2020年に導入して今ある8000系と合わせて昼間の特急の全てにプレミアムカーがつきます。京阪は有料座席のことで精いっぱいなので京阪が女性専用車両を拡大するはずがありません。京阪は乗客全てに優しいのでスピードではJR西日本や阪急京都線にはかないませんが職員のやさしさでは京阪が京都と大阪の間で上です。

「京阪が乗客すべてにやさしい」のなら、なぜ京阪は女性専用車両にいる高齢者の男性を(任意であるにもかかわらず)排除したのでしょうか?

あと、さっきも言いましたが「プレミアムカー=痴漢対策」ではありません。

プレミアムカーが出来ても女性専用車両は廃止になっていませんよね?

京阪も今のところ、女性専用車両を拡大せよという声には「特急以外に女性専用車両を拡大するのは無理」と回答しているようですが、かつて「女性専用車両を導入する気はない」と言っていた首都圏の鉄道事業者も公明党や当時の国交省の圧力に屈し、2005年に女性専用車両を一斉導入しました。

だから「京阪が女性専用車両を拡大するはずがない」と思っていたら、あなたが京阪に対して抱いていた「良いイメージ」を裏切られることになりかねません。

以上、一部批判的な回答になってしまいましたが、今でも決して油断は出来ないということと、そしてもし万が一、京阪などが女性専用車両を拡大してくるようなことがあった場合にあなたが絶望してしまわないよう、敢えてこのような書き方をしました。

そのあたり、どうかご了承いただければと思います。


独自のご意見をお持ちの賛成派の方からのご投稿

●性別:男性

● 女性専用車両(という名称の車両)が出現するのは、かつての日本の男尊女卑の風潮の中で、男性が女性を支配し、女性の就労の機会を奪い、女性が結婚して男性に養ってもらわなければ生きていけず、それにより日本の人口がどんどん膨れ上がり、電車が満員になり、それで女性専用車両ができる。

電車が満員になるのは、男性が女性を支配し、どんどん子どもを産ませてきたからです。

女性専用車両ができるのは、全部男性の自業自得ではないですか?

当会からの回答

※論理が飛躍していて、まるで「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな話ですが、あなたがそう思うなら、それで良いのではないでしょうか?

あなたがどのようなご意見を持とうと、それはあなたのご自由ですから。

ただ一応言っておくと、関西ではガラガラの日中でも終日女性専用車両がありますし、中には毎日・終日実施していながら、沿線でスポーツの試合など、イベントがある時【だけ】、「混雑するから」と女性専用車両を解除する鉄道事業者もあります。

女性専用車両に混雑は実は関係ありません。

首都圏などですと、ほとんどの鉄道事業者が朝のみの実施ですから「混雑するから女性専用車両があるんだ」といえばもっともらしく聞こえるのかもしれませんが…

ちなみに、首都圏でも一時、東急東横線が平日の終日、女性専用車両を運行していたことがあります。

よって、女性専用車両が出現したのはあなたの仰るような「男性が女性を支配して無理やりたくさん子供を産ませた結果の自業自得」ではありません。

女性専用車両が出現したのは一部の政党・政治家がこれを選挙戦略に利用したためです。

そしてこれらのことからも、女性専用車両が痴漢対策のためやむを得ず導入されたものではなく、「初めから導入ありき」で痴漢対策などの理由は「後付け」であることが分かります。

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ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見(2019年7月~9月)

2019年7月~9月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


日本に蔓延する女性優遇に疑問を持たれている方からのご投稿

●性別:男性

●外国の女性車両の動画ですが、これは酷すぎると思いました。

https://togetter.com/li/1346019

ここまでやりますかってのが正直な印象で傷害罪でもっていかれてもおかしくないですよね?

日本は女性優遇しすぎです。女尊男卑が浸透しています。

あとJAM国際鉄道模型コンベンションについてです。

女性料金って何ですか?これって性別確認しているのでしょうか?障がい者には手帳提示しろっておかしくないですか?女も性別確認書類であるパスポート旅券を持参提示すべきですよね?

女性料金というのであれば旅券又は戸籍謄本持参提示を義務付けるべきではありませんか?運転免許証は性別記載がないので性別確認出来ません。

見た目で決めるとなればミスターレディや性同一性障害、男装女子、男の娘はどう言う扱いになるのでしょうか?

ゲームセンターの女性専用プリクラも疑問です。意味不明です。性別確認行ってる気配はありません。

女性専用車両という言い方が良くない。デパートや大型スーパーのエレベーターには「福祉エレベーター」「思いやりエレベーター」と言うのがあるので「福祉車両」とした方が良いのではと思います。高齢者や怪我人、障がい者まで追い出そうとするならば、福祉車両とした方がよっぽど気が利いてると思いますし、「福祉車両」であれば、終日設定してもクレームは出ないと思います。

男が嫌ならばどうしてタクシーやハイヤーの女性運転手を注文して利用しないのでしょうか?

同性の盗撮犯やスリは許せるのでしょうか?

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

まず、この動画ですが

https://togetter.com/li/1346019

当初、「女性専用車両に乗車した男性の障がい者を追い出した、女性客の酷い行為」として紹介されたものの、後に「男性のほうが悪さをするために障がい者のふりをして乗りこみ、排除された」という話になったように記憶しています。

しかし、いずれの話も噂であって本当の真偽は不明のため、仮に上述した場合の内容であったと仮定してコメントいたします。

こうなると「こういう男もいるのだから、女性専用車両を法的に強制して、男はいかなる理由があろうとも絶対に乗れないようにすべき」などと言いだす賛成派も出てくるわけですが、しかし少なくとも日本の公共交通機関において、男性を男性であるというだけで法的に排除することは不可能です。

本当に男性のほうが障がい者のふりをして、悪事を働く目的で女性専用車両に乗車したのなら、それはそれで良からぬ行為ではありますが、良く考えるとこの男性も「女性専用車両だから」そこを選んで乗車したのであって、女性専用車両がこの男性の行為を誘発したとも取れます。

この男性は結局そのまま降ろされたからまだ良かったものの、もしこれがナイフを持った凶悪犯だったら…と思うと、ちょっと背筋が寒いですね。

それならまだ女性専用車両をやめて、他の男性の目がある状態にしておいたほうが少なくともこういう「悪さをするために、女性専用車両を選んで乗る」などという輩は出てこないでしょう。(当会が女性専用車両に乗車するのは、任意確認のためであって、悪さをするのが目的ではない)

もっとも、これでは「女性専用車両を維持し、さらに男性排除を強化したい賛成派」は納得しないでしょうが、こうなってくると「防犯対策がしたい」のか、単に「女性だけの聖域を強化したい」のか、分からなくなってきますね。

あと、仰っているような鉄道模型コンベンションの女性料金やゲームセンターの女性専用プリクラなどは公共交通機関ほど厳格な公平性は求められないものの、結局世間の流れに悪乗りしているようなものですね。

「今の世の中、男性を優遇したら差別だと大騒ぎになるが、女性を優遇しても、男性だったら大してクレームもして来ない(出来ない)だろうし、またそうすれば、女性客の各足が伸びるだろう」という思惑があるわけです。

鉄道模型コンベンションの女性料金も恐らくは見た目で判断しているのでしょうね(障がい者は見た目では分からないこともあるから、障がい者手帳を見せろということでしょうか?)。

また、ミスターレディや性同一性障がい、男装女子、男の娘などの扱いについては、恐らく最初から考えにないのではないでしょうか?

このあたり、見た目で判断して男性客にだけ声かけする鉄道事業者の姿勢とよく似ているようにも思えます。

女性専用プリクラについても結局は女性の特権意識に訴えかけて儲けにつなげようということではないかと思います。

しかし、これを防犯対策と言っておけばもっともらしく聞こえるし、また文句を言う者がいても「男が犯罪するから悪い」で片付けられるから、非常に都合が良いのです。

これも女性専用車両をやっている鉄道事業者の姿勢に非常に良く似ているようにも見えますね。

こういうと、「プリクラが撮れなかったといって、それがそんなに問題か?」「たかが数百円程度の差でいちいち騒ぐ男は器が小さい」だの何だのと言いだす輩が必ず出てきますが、問題は金額等ではなく、「なぜこんなことができるのか?」ということです。

要するに女性優遇をやっている側が「こういうことをしてもどうせ大したクレームは来ないだろう」と思っているからではないでしょうか?

そうした「見くびり」が一つの大きな問題なのだと思います。


関西でJRとやり合っておられる方からのご投稿

●性別:男性

●車内や駅ホームで繰り返されるの女性専用車両のアナウンスが不愉快でなりません。

とくに不愉快なのは「ご理解・ご協力をお願いいたします。」というフレーズ。

いったい何を理解して、何に対して協力するのか不明です。

理解できない者はアホだと言いたいのか。

「お願い」ということは、協力しないという選択があるはずです。

活動報告を見ると、貴会の地道な活動のおかげで、鉄道会社はあからさまに手出しすることは少なくなったように見受けられます。

JR西日本のやつらは以前、電車の運行を止めてまで貴会の会員を強制的に車外に引きずりだそうとしたこともありますが、それは攻撃以外の何ものでもない。

電車を運行せず、乗客や駅で待っている人にも迷惑をかけても意に介さない。思考停止人間の集まりです。

それと個別に注意するのは「お願い」する域を超えています。声かけなんて生やさしいものではなく、歴とした嫌がらせです。

また、女性専用車両のせいで、女性の人にも嫌な目に遭わせているのは、全く罪なことです。一般車両に乗っている女の人に「おまえは女性専用車両に行け」と罵声を浴びせる人間のクズなど。

この男は女性専用車両にはわだかまりがあるのに、どなっても反撃されなさそうな人を選んで憂さ晴らしするなんて、最悪です。

あと、障がい者なら男でも女性専用車両に乗ってもいいというのは、障がい者の男は「男性」ではないということなのか、とも言いたくなります。いや、女性専用車両に乗ることを認めるなと言いたいのではありませんが。

実は、私は両下肢麻痺で立つことも歩くこともできない車椅子利用者です。

ホームと車両の段差も少なくなってきていますし、駅のエレベーター設置には鉄道会社に感謝していますが、女性専用車両は不愉快で仕方が無い。

エレベーターからホームに出たら、女性専用車両の位置なんてときは、(なんでわざわざ避けなければあかんねん)てことで、女性専用車両に乗ることもあります。しかし、やはり圧力というものを意識してしまいます。

貴会に入会して共に活動をしたい気持ちもありますが、私は別のことでJRとやりあっていますので、そちらに専念いたします。

私鉄とはそれほど軋轢はありません。JRの連中は本当に思考停止人間が多くいます。
(いや、JRに限らず日本中がそうなっているのかもしれませんが)

もし、たまたま駅で貴会の活動に出会ったら、飛び入り参加したいなんてことも思っています。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

車内や駅ホームで繰り返されるの女性専用車両のアナウンスが不愉快でなりません。

とくに不愉快なのは「ご理解・ご協力をお願いいたします。」というフレーズ。

いったい何を理解して、何に対して協力するのか不明です。

理解できない者はアホだと言いたいのか。

「お願い」ということは、協力しないという選択があるはずです。

仰る通り、「協力しない」という選択肢があるからこそ、女性専用車両が公共交通機関で罷り通っているわけです。

しかし、鉄道事業者はこのあたりが結構狡猾ですから意識して任意協力であることを認識している者以外は強制力があるように勘違いさせられてしまうんですよね。

活動報告を見ると、貴会の地道な活動のおかげで、鉄道会社はあからさまに手出しすることは少なくなったように見受けられます。

JR西日本のやつらは以前、電車の運行を止めてまで貴会の会員を強制的に車外に引きずりだそうとしたこともありますが、それは攻撃以外の何ものでもない。

活動報告をご覧になってすでにご存知かと思いますが、2014年にはJR東西線の御幣島駅でJRの職員が車内に乗り込んできて、会員の腕をつかみ、車外に引きずり出そうとしましたし、その前の2011年にはJR塚口駅で実際に当会の会員を力づくで降ろした駅員(達)もいました。

現在では関西はもちろん、札幌・名古屋・福岡などでも男性を強制的に降ろそうとするようなことはなくなりましたが、最近では首都圏の鉄道事業者が何とかして男性を一人も乗せないようにしようと声掛けをうるさくしているようですね。

関西でも女性専用車両を終日やっているようなところは最近になってあまり声掛けしてこなくなりましたが、平日朝だけのところだとやはり何とか男性を乗せないようにしようと声掛けがしつこいことが結構あります。

また、女性専用車両のせいで、女性の人にも嫌な目に遭わせているのは、全く罪なことです。

一般車両に乗っている女の人に「おまえは女性専用車両に行け」と罵声を浴びせる人間のクズなど。

男性の中にこういう考えの者がどうやらいるようですが、「女性は女性専用車両に行け」と言うのは実は女性専用車両に反対する行為ではないんですよね。

女性専用車両の存在を前提に、「そちらに行け」と言っているわけですから…。

もちろん、同じ運賃を支払っている以上、男性が(女性専用車両という名の付いた車両も含め)どの車両に乗ろうと自由でなければならないのと同様に女性専用車両という名の付いた車両があるからといって女性に「そっちに行け」と強制することもできません。

あと、障がい者なら男でも女性専用車両に乗ってもいいというのは、障がい者の男は「男性」ではないということなのか、とも言いたくなります。いや、女性専用車両に乗ることを認めるなと言いたいのではありませんが。

実は、私は両下肢麻痺で立つことも歩くこともできない車椅子利用者です。

ホームと車両の段差も少なくなってきていますし、駅のエレベーター設置には鉄道会社に感謝していますが、女性専用車両は不愉快で仕方が無い。

結局のところ、本来優先するべき高齢者や障がい者などよりも女性というだけで健常者まで男性の障がい者以上に優遇した結果、話がおかしくなっているわけですね。

で、「障がい者や高齢者よりも、女性の健常者を優先するのか?」という批判をかわすために後付けの言い訳のように「障がい者は男性も乗っても良い」ということにしているわけです。

ですから、これはもう不愉快というより、それ以上のレベルの話だと思います。

貴会に入会して共に活動をしたい気持ちもありますが、私は別のことでJRとやりあっていますので、そちらに専念いたします。

私鉄とはそれほど軋轢はありません。JRの連中は本当に思考停止人間が多くいます。
(いや、JRに限らず日本中がそうなっているのかもしれませんが)

もし、たまたま駅で貴会の活動に出会ったら、飛び入り参加したいなんてことも思っています。

別のことでJRとやり合っておられるとのことで、どうぞそちらの方で頑張ってください。

この先もお互い「おかしなものはおかしい」と、声を上げていきましょう。

やはり、黙っていたら何も変わりませんから…。

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ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見(2019年4月~6月)

2019年4月~6月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。

今回も多数のご投稿、誠にありがとうございました。


静岡県の方からいただいたご投稿

●性別:男性

●初めて投稿させていただきます。

私は静岡県在住の鉄道マニアです。

私は幼少の頃から電車が大好きで、運転士さんや車掌さん、駅員さんなど、鉄道業界に憧れ、大人になったら鉄道会社で働こう!という夢がありました。

高校3年の就活で、JR東日本の東京支社を受験しましたが、不採用という残念な結果になり、小さい頃からの夢がかなわなかったせいか、自暴自棄になったことがありました。(鉄道業界は諦め、現在は警備業に就職)

社会人になってから数年が経ち、私はYouTubeでとある動画を発見しました。

もりやんさんという方の女性専用車両に男性が乗っている動画です。

この時の私は、女性専用車両は男性が乗ってはいけないと思っており、「なんでこの人はわざと女性専用車両に乗るんだろう?」と考えてました。

私はそれから女性専用車両に疑問を持つようになり、いろいろ調べてみることにしました。

そして見つけたのが、女性専用車両に反対する会です。

女性専用車両に反対する会のホームページを見させてもらい、女性専用車両の真実の内容が段々と分かってきました。

他にも、差別ネットワークさんのブログや任意確認乗車や街頭演説の動画なども見て、私も鉄道会社に対して怒りを感じてくるようになりました。

今の私は正直、あの時、鉄道会社に就職しなくて良かったと思っています。

この女性専用車両のウソに気付けなかったら、私は今も鉄道会社から騙され続けていたかもしれません。

昨年2月、差別ネットワークさんの大騒動がニュースで報道され、女性専用車両は任意であることが拡散されましたが、1日でも早く、この女性専用車両問題を解決し、平和な鉄道業界に戻ってほしいと願っております。

鉄道会社は、女性専用車両が任意だという事を隠し、専用と謳ってたせいで、男性は乗れな?い、男性は乗らないのがマナーとか、勘違いした乗客がいます。

一度ウソをつき始めると、なかなか治らないと思います。

痴漢対策は差別に当たらない方法で実施し、(車内に防犯カメラの設置や警備員などを配置)服装に気をつけるなど自衛をしていけば、痴漢に遭う確率も減らす事はできると思います。

女性専用車両問題について私はまだ素人ですが、今後も勉強していきたいと思っています。

私は女性専用車両に反対する会の今後の活動に期待しております。

応援しています、頑張って下さい!

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

今回初めてのご投稿ということで、今後とも当会サイトをよろしくお願いいたします。

女性専用車両について、特に深い関心のない人々からすると

  • 女性専用と書いてあるのだから男性は乗れなくて当然。
  • 痴漢対策なのだから、あって当然(あるいは仕方がない)
  • 反対する者は痴漢被害者のことを考えていない。

という考え方になりがちですが、実際は「痴漢対策」とはとても思えない、とんでもないウラ側があるのはこれまで当会サイトで度々紹介してきた通りです。

しかし、鉄道事業者は「痴漢対策」という、非常に分かりやすくて、しかももっともらしく聞こえるウソで世間を騙し続けており、またマスコミなども「女性専用車両が任意」であるということは言うようになりましたが、しかしながら当会が指摘してきたような

  • 最初から政治目的で推進されたフシがある。
  • 鉄道事業者の多くが女性専用車両を営利目的に利用している。
  • 導入後も痴漢は減っていないし、男性の冤罪対策にもならない。
  • 痴漢対策以外の理由で女性専用車両を利用している乗客が大半である。

などのことについては、ほぼ黙殺されています。

そのため、今でも女性専用車両に反対する私達のことを「痴漢対策に反対する連中」と思っている人が少なくありません。

また近年では、痴漢対策とは言わずに「女性が安心して乗れるのは大きなメリット」などと、当たり前のように、さも女性専用車両が良いことづくめであるかのように言う者もいるようです。

しかし実際には、女性専用車両で不快な思いをしたという、女性のツイッター投稿が後を絶たないわけですが…。

そして、そんなもののために男性客はもちろん、高齢者や障がい者の男性まで男性であるというだけで事実上、半ば排除されているわけですが、そんなものをいつまでも続けている今の世の中がおかしいのです。

しかし、そういうところもまた、今のこの世の中ではほぼ黙殺されています。

とは言え、現状表立って女性専用車両に異を唱える人間はまだまだ少ないのが現実です。

そうした中、投稿者様がこうして当会やその他、反対派の主張に関心を持ってくださるのは大変ありがたいことです。

この女性専用車両問題については少しでも多くの人が真実を知る必要がありますから…

投稿者様は昔、鉄道員に憧れておられたとのことですが、筆者も子供のころは運転士に憧れたりしたものでした。

しかし結局、筆者も鉄道とは全く関係のない業界に就職しました。

その後、しばらくしてJR西日本での尼崎での脱線事故が起きたのですが、その後明らかになったJR西日本の内部実態、その他もろもろを見るにつけ、鉄道業界を選ばなくて良かったと思うようになりました。

しかしながら元々、筆者も鉄道好きだっただけに、女性専用車両のことも含め、こうした鉄道会社の現状を大変残念に思います。

ちなみに当会には、やはり鉄道好きだという人がとても多いです。

乗車会や集会などのあと、あるいは乗車会の途中で下車して飲食店などに行くことがよくあるのですが、やはり鉄道の話題になると盛り上がるし、話のネタもつきません。

投稿者様は静岡県とのことですが、伊豆地域など東の方なら関東に近く、浜松など西の方なら名古屋に近いので、もしよろしかったら当会メンバー達と鉄道談義してみませんか?

もしお気が向かれましたら、当会入会申し込みフォームよりお願いします。


内部障がい者の方からいただいた、女性専用車両への疑問のご投稿

●性別:男性

●私は貴会の活動に賛成の立場からメッセージいたします。私は内部障害を抱えている身体障がい者です。

内部障害なので外見からは障害がある事が分かりません。

毎日の通学において女性専用車を利用していますが、その度に不快な気持ちになり大変困っております。

一部の女性客や駅員からは個別の声掛けをされて、その度に見ず知らずの人たちに身体障がい者であることを告知しなければなりません。先日は女性客からの声掛けに対して無視したところ、叩かれて警察沙汰になりました。

鉄道会社が「乗れる」と言っている女性専用車を利用しています。それなのにあのような声掛けで不快になるのは非常におかしな話です。なぜ見ず知らずの人たちに、逐一、身体障がい者であるというプライバシーに関わることを説明しなければならないのでしょうか。そもそも女性専用車は一般旅客車両であるが故に、運賃さえ適切に支払えば年収や門地、趣味、趣向、信条、そして当然ながら性別にも関わらず誰でも乗れるというのが基本なはずです。

一部の女性客はステッカーやアナウンスを鵜呑みにして、誤った正義感を放っています。

駅員も駅員で「ご協力」と言えば何でも許される免罪符のように「ご協力」を強制してきます。
こちらが論理的な説明を求めても全く以て誠実な対応がありません。

そもそも現状の女性専用車の運用自体が二枚舌のようなものですから、論理的な説明が出来ないのは当然です。

わざわざ例示としてステッカーやアナウンスで「お身体の不自由な方もご乗車いただけます」なんて言っていますが、実際は身体障がい者であっても男性である限りは易々と利用できるものではありません。

鉄道会社は女性専用車の実施意義について、痴漢対策を挙げていますが、鉄道会社に聞くところによると、導入効果が分かる客観的なデータは存在していないようです。つまり街頭の募金活動において、寄付金の行方が不明である団体が募金の「ご協力」を求めるのと何ら変わりありません。誰がそんなものに「ご協力」するでしょうか。

女性専用車の表向きの理由は痴漢対策かもしれませんが、本当の理由は商業目的であることは車内の中吊り広告を見れば一目瞭然だと思います。女性専用車の中吊り広告は明らかに他の車両と異なります。つまり営利目的です。

仮に本当に痴漢対策であると言うならば、女性専用車を利用しているおばさん連中に対して、男性に個別に声掛けしているのと同様に「あなたは痴漢される恐れがなく、女性専用車の趣旨にそぐわないから、他の車両に移動してください」と「ご協力」を求めなければ筋が通りません。なのに鉄道会社は何故かそのような事はしません。

ましてや痴漢被害は女性だけの特権ではありません。私は男性ですが、私も痴漢被害を受けた経験があります。

私は身体障がい者の立場からも断固として女性専用車に反対します。

1日も早く女性専用車なる男性差別車両が撤廃されるよう貴団体の活動を応援して参ります。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

結局のところ、鉄道事業者は男性の障がい者まで排除してしまうと「女性というだけで男性の障がい者よりも女性の健常者を優先するのか?」「バリアフリーに反する」「男性障がい者への差別だ」などと言われるので、それをかわすために建前上「男性の障がい者や介護者も乗れる」としているだけで、実際には障がい者であっても男性はできるだけ乗せないようにしているわけです。

つまり、男性の障がい者に配慮しているのではなく、批判や抗議をされた際の逃げ道として、表向き「障がい者は男性も乗れる」としているだけで、鉄道事業者からすれば男性の障がい者が女性専用車両のせいでどれだけ不快な思いをしようが、不利益を被ろうが、それらが表立って問題になりさえしなければ「それでいい」わけです。

こういうところからも、鉄道事業者がいかに男性客を蔑ろにしているかよく分かろうというものです。

いろいろお辛いこともあるかもしれませんが、これからもどうか負けずに乗車はお続けください。

やはり、女性専用車両に表立って異を唱える者がいなくなれば、それは鉄道事業者の思う壺ですから。

そしてもし、乗車していて鉄道会社の職員や他の乗客に何かひどいことをされたりした際には当会や差別ネットワークにご相談ください。


非女性専用車両に乗っていて、「女性専用車に行け」と言われた女性の方からのご投稿

●性別:女性

●今朝の出来事ですが、通勤中にいきなり知らない男性から「女性専用の方行けよ」と怒鳴られました。

その時は素直に降りましたが、混んでてイライラしてたのが原因でしょうけど、すごく嫌な気分でした。

私自身は普段痴漢に遭わない(高校生の時に一度だけありましたが)ので、私には必要ないと思っていたので、普段普通の車両利用していました。

前々から女性専用車両に対しては疑問を持っていましたが、改めて思ったのが女性専用車両って実は男女間の不信感をかえって煽っているのではないでしょうか。

ツイッターでもいろいろ検索したのですが、今回の男性みたいなタイプみたいな考え方が少なくないのに驚きました。

男性=痴漢をする可能性がある 女性=痴漢をでっちあげる可能性がある とでも思っているのでしょうか。

皆様がおっしゃる通り、痴漢問題は別のやり方ですべき(監視カメラなど)というのは納得できます。

他には小池都知事が推奨する「時差biz」がもっと広まればいいのかなと思います。

やはり異常な混雑は様々なトラブルを誘発するでしょうから。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

まずはご不快な思いをなさったこと、心中お察し申し上げます。

当会は「同じ運賃を支払えば、誰でも自由に利用できるのが公共交通機関である」という考えのもと活動しております。

ですから、非女性専用車両に乗る女性に「女性専用車両に行け」などと言うようなことは決していたしません。

また、このような言動を取る男性がいるのは大変よろしくないことだと思っております。

なぜなら、非女性専用車両に乗る女性に「女性専用車両に行け!」というのは、女性専用車両に乗る男性に「男は出て行け!」と言っているのとやっていること自体は(男女入れ替わっただけで)ほぼ同じだからです。

そして、そうした行為は女性専用車両という制度自体への疑問や反対意識ではなく、女性への敵対心からそうした行動に出ていると取られても仕方のないことです。

女性専用車両が原因でこのような男女のいがみ合いが起きるのであれば、これは当会サイトに「男女が憎しみ合わない社会を」と掲げている当会としても、憂慮するべきことであると思います。

もちろん、私達が女性専用車両に乗車するのは鉄道事業者のウソ(「任意協力」なのに事実上強制したり、「女性専用」と表示するなど)を許さないようにするためであって、女性に対する敵対心からではありません。

今後も地道ではありますが、おかしなものはおかしいと言い続けていきたいと思います。

そして、もしよろしければ今後とも当会サイトをよろしくお願いいたします。


当会への依頼

●性別:男性

●お願い。

毎日JR東日本総武線各駅停車を使ってるのですが、一般車両に比べ女性専用車両の混雑率が低いことが非常に納得がいきません。さらに駅によっては女性専用車両のホームに駅員を配置し強制的に男性を排除しています。このような行為は間違いなくそちらの会が主張している男性の女性専用車両に乗る権利を侵害してます。

特に予定が迫っている状況で女性専用車両にしか乗るスペースがない時には男性だからと言うだけで女性専用車両に乗れず、予定に間に合わない事がありました。もちろん家を早く出なかった自分に非がありますが、女性であればその電車に乗れて予定に間に合ったと思うと辛いです。

女性専用車両を廃止したいのですが、私の力ではどうにもできないので是非そちらの会が行っている女性専用車両への非協力乗車を女性専用車両が設定されている朝夕の時間帯にJR東日本総武線各駅停車にて行っていただけませんか?

突然の意見(依頼)を謝ると共に、混雑緩和や男性の権利保障の為に是非お願い申し上げます。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

当会への「お願い」とのことですが、あなたご自身は非協力(任意確認)乗車するなどの活動は行っているのでしょうか?

あるいは、「一人ではちょっと乗車するのを躊躇しているが当会や差別ネットワークがついてくれたら一緒に乗車したい」ということでしょうか?

投稿内容からして恐らく一人では女性専用車両への乗車はなさっておられないと思いますが、もしあなたが「一人ではちょっと勇気が必要なので当会とともに乗車活動したい」ということであれば検討はいたします。

しかしながら少々厳しいことを言わせていただければ、もしあなたが「自分は何もしないが、反対する会には総武線で乗車活動してほしい」ということでしたら、それはちょっとお受けいたしかねます。

当会がいつも言い続けているように、少しでも多くの人が動かないとなかなかこの運動は先に進みません。

まだまだ人手不足なのです。

そんな状況の中で反対派の間に「反対する会や差別ネットワークがやってくれるだろう…」という、「他人任せ」な空気が蔓延すればどうなるでしょうか。

私達も人数や各メンバーの活動可能な日時などに制限がある中、今できることを何とかやっているというのが現状です。

もし本当にあなたが女性専用車問題を何とかしたいとお考えなら、当会に入会するなど、ご自身も積極的に動いていただきたいと思います。


以前、ご投稿くださった方からのご投稿

●性別:男性

●以前「考察」という形で、貴サイトに紹介していただきました。

その際は、非常に丁寧にご対応いただいたと記憶しており「ネット空間にもしっかりとした言論の場があるのだな」と思わされました。

(注:この方は過去の2018年4~6月分で「女性専用車両とそれをめぐる議論について、考察くださったご意見投稿」として、ご投稿を掲載した方です)

さて、私の居住する広島ではいまだに女性専用車両の導入はされていませんし、今後もしばらくはされる様子はなく、安堵しています。

※女性専用車両の実物を見たい気もしますが、見たくもない気がします。

新しい「令和」の時代には、多少なりとも「ステレオタイプ」が解消される方向に行くことを祈ります。

また、貴会の継続的でかつ詳細な活動内容にも頭が下がります。

ただ、読んでいて少し疑問に感じる点もありましたので、何点か付け加えさせてください。

1.「欲求」の前に「正義」はどこまで有効か

女性専用車両賛成派の方の中には「男性と一緒にいたくない」という「シェルター論」を持ち出される場合もあるのは、貴会も重々承知のことと思います。それが何に対するシェルターであるにせよ、それは何らかの法的根拠を持たない「欲求不満」であると思っています。

例えば女性にとっては「男性が嫌である」「女性だけだと何となく安心できる」というものかもしれませんし、鉄道会社としては「広告収入で儲けられる」というものかもしれません。

確かに「欲求不満」を否定するのは簡単です。

法的な方面のほか、宗教的、倫理的、あるいは生物学的といった観点からも批判しようと思えばできるでしょう。

しかしながら、とりわけ「正義(公平、公正)」といった点からの批判は、時として無力であると思うことが多々あります。

とりわけ「好き・嫌い」といった生理的な欲求が、経済的利益と結びついた場合などは、その実相が意図的な誤謬によって隠蔽されがちです。

そして「女性専用車両反対論」のみがなぜか「政治的」な発言に見え、「ノンポリ」層からの関心が薄れてしまうのではないか、ということも恐れています。

※ノンポリの「政治性」についても言いたいことはあるのですが、割愛します。

こういった動きに対するためには日本人の「みんなやっているから、自分もやってよい」という不道徳性(≒道徳性)に訴えかけることしかないのではないか、と考えています。

※あるいは、各鉄道会社の株主になって(株主総会などで)資本主義の側面から改革するのもありだとは思いますが・・

この点について、貴会はどのようにお考えですか。

私は、かつて「マキャベリ」について読んだことがあるのですが、状況の変革のためには、多少狡猾な部分があるくらいでなければだめだと思っています。

一方で、貴会が「公平・公正という正義を訴えかけ続ければ、わかってくれるだろう」という純粋な側面を強調されるのであれば、そこが私との一番の違いだと思います。

2.性別の多様性と女性専用車両

この前、世田谷区議員でトランスジェンダーの上川あやさんの『変えていく勇気』という本を読み、二者択一というわけではない男女の多様性という点について考えさせられました。

実は、私自身も自身の中の男性性と女性性について悩む時があり、それと女性専用車両は最悪の組み合わせでした。

女性専用車両は、非常に公共的でかつ日常的な空間で、「男女二元論」を体現するものだとみています。

そのため、LGBTといった観点からしても、女性専用車両は不適だと思います。

また、当然ですが各人には生まれてくる性別を選べない(女性専用車両のために性転換というのもおかしいと思います)点も加味する必要があります。

貴会のHPのすべてに目を通しているわけではないのですが、性同一性障害と女性専用車両の関係性についてはどのように評価されていますか。

3.準「公益性」というフレームワーク

貴会は、よく電車と個人の邸宅の違いとして「公共性」や「公益性」という概念を持ち出されます。

個人的には、(実態や歴史などを見ても)もっともだとは思うのですが、純粋な法律や憲法の議論として、より多くの理解を得るためには「何か」が足りないような気もしています。

それは、JRが現在民営化されているということに尽きるでしょう。

そこでJRが「女性専用車両」というサービスを「選択」する自由を批判するためには、既存の法体系のみで十分だとお考えでしょうか。

また、新たな立法がなければ「ご理解とご協力」の側面からてこを入れていくしかないとお考えでしょうか。

私はもし既存の法体系で行くのであれば準「公共性」というフレームを(実務や学説の世界でも)定着させる必要があると思っています。ただ、理想は立法で明確に禁止することだとも思います。

以上になりますが、もしよろしければお返事お待ちしております。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

1.「欲求」の前に「正義」はどこまで有効か

「公平・公正という正義を訴えかけ続ければわかってくれるだろう」と、私達が純粋にそう思っているわけではありません。

実際はそれ以前の問題で、まずこれを言わないと、分かってくれる・くれない以前に私達のような主張ははなから相手にすらしてもらえません。

世間では、まだまだ女性専用車両のことを痴漢対策だと思っている人が大多数です。

そんな中で反対を唱えても「痴漢被害者のことも考えてやれない情けない奴らの戯言だろう」で片付けられるのがオチです。

ですから、まずは私達がそれなりの考えがあってこうした活動を行っているということを言う必要があるわけです。

その上で、分かってくれるかどうかの話になるわけですが、今のままでは不十分なのは承知しております。

しかし、だからといってどんな手でも使えば良いというわけにも行きません。

筆者はマキャベリの思想について詳しいわけではないのですが、大雑把に言えば「目的を果たすための方法がたとえどんなに汚い・あくどい方法であったとしても、結局は目的を果たしたものの勝ちだ」ということですね。

確かに女性専用車賛成派の中には世論を自分たちの有利に持っていくために、巧妙なウソをつく者がいます。

つい最近もツイッターで「女性専用車両は1988年に痴漢を注意した女性が逆にレイプされた、御堂筋線事件がきっかけでできた」などというデマを流した者がおり、それを一部のマスコミが事実であるかのように取り上げ、拡散されました。

つまり、某政党の実績作りや女性票集めで推進され、また鉄道事業者もそれを営利目的に利用している女性専用車両のことを「痴漢被害者が声を上げ、勝ち取った正義の車両だ」と世間に思い込ませ、真実を見えなくさせる狙いがあったと思われますが、だからといって私達が同じように世論を誘導するためのウソ・デマを故意に垂れ流すわけには行きません。

そもそも当会を含め、反対派は世間に理解されにくいことをやっているわけで、私達のような主張をする者が信用を得て、広く世間の理解を得ようとすれば並大抵ではありません。

賛成派・推進派は少々ウソやデマを(故意に)流したりしてもそれで信用を失って何もできなくなってしまうということはまずないと思われますが、私達はそうは行きません。

たとえ地道でもフェアプレーに徹しなければならないと、そう考えております。

もちろん、単なる「バカ正直」になってしまってもいけませんが、実際のところなかなか難しいものだなと思います。

株主総会については過去に実際に鉄道会社の株主になって株主総会に出た会員もおりましたが、鉄道会社を動かすのはそう簡単ではなさそうです。

過去に(当会とは無関係ですが)西武鉄道に対して「男性専用車両を設けよ」と提案し、必要な数の賛同も集めたのにも関わらず、会社(西武)からそれを拒否された株主がいました。

当会は男性専用車両にも反対の立場ですが、恐らく仮に当会メンバーの中に鉄道会社の大株主になれる人がいたとしても、そして「女性専用車両を無くせ」と提案しても、恐らくはこれと同じような結果になるのではないだろうかと思われます。

2.性別の多様性と女性専用車両

当会が発足して既に15年以上経ちますが、当時はまだ今ほど性的少数者のことについて議論される世の中ではなかったように記憶しています。

当会も発足当初はそのような観点はありませんでした。

しかし現在、性的少数者のことが世間で議論されるようになり、実際に当会にもそうした人々が入会してくるようになりました。

当会の(自身も性的少数者の)あるメンバーは「性別は自分で選べない。自分にとって女性専用車両はいじめみたいなものだ」と言っています。

今の世の中、高齢者や障がい者に対してもそうですが、それらの人々に「配慮するべき」という世論はあるものの、なぜかそこに「女性」が絡むと、たとえ障がい者や高齢者であっても「男性は後まわし」になってしまうんですよね。

本当におかしな世の中だと思います。

3.準「公益性」というフレームワーク

もちろん私達の立場からすれば、明確にJRをはじめとする鉄道事業者が女性専用車両・席を導入することを禁止する法律などが出来ればそれに越したことはないですが、まずそれは(少なくとも近いうちには)ないのではないでしょうか?

結局は既存の法体系の下で、てこ入れしていくしかないと思います。

しかしながら、いくらJRが民営化されているといっても、やはり鉄道は生活インフラであり、またその公共性の高さゆえ、一般の商店などと同じように見なすわけには行かないでしょう。

ただ、女性専用車両の問題については世間ではやはり、うわべだけを見て「痴漢対策なのだから」と、深く考えず容認している人がまだまだ多いのではないかと思います。

そうした状況の中ではなかなか「公共性の高い鉄道において、女性専用車両のようなものが痴漢対策を理由にして、当たり前のように営利目的で運行されているのはおかしい」という方向に世論は向いて行きません。

あなたの仰る、「準「公共性」というフレームを(実務や学説の世界でも)定着させる必要がある」というのはまさにその通りだと思います。

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ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見(2019年1月~3月)

2019年1月~3月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。

当記事は4月上旬に公開させていただく予定でしたが諸事情により4月22日の公開となりました。

なお、4月に入ってからいくつかご投稿をいただきましたが、これらについては次回の掲載対象とさせていただきます。

ご了承ください。(今回掲載分は3月末までにいただいたご投稿です)


女性専用車両反対派の方からいただいたご投稿

●性別:男性

●前に一度投稿した者です。

貴会がいつも批判していらっしゃるように、女性専用車両が続けられる理由というのは、やはり「金」でしょうね。

広告収入と女性への利便性向上、(安全安心をかたって)企業イメージの向上という意図が見え透いています。

貴会の皆様、全国の反対派の皆様は本質を見抜いていらっしゃいますが、一般レベルではやむを得ない痴漢対策だと思い込んでいる人が多いでしょう。

「女性専用車両を否定するなら痴漢を無くせ」と言う賛成派は多いですが、今の鉄道会社は痴漢が無くなったとしても続けるでしょう。金儲けに主眼をおいているんですから。

鉄道会社が本気で痴漢対策を考えるなら、平等で合理的な対策を採るべきでしょう。むしろ、そうさせるために、貴会や私たち反対派は女性専用車両にNOと言い続けなければならないと思います。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

すでにご存知かとは思いますが、現在の日本の女性専用車両は一部の政党・政治家の女性票集めや実績作りのために推進されてきた経緯があり、また仰る通り鉄道事業者も女性専用車両を金儲けや企業イメージの向上(本当に向上になるのかどうかはともかく)に利用しておりますが、マスコミ等が女性専用車両のことを取り上げる際にまずそういったことに触れられることはありません。

そのため、やはり特に女性専用車問題に関心のない一般の人々は、恐らくその多くが今でもやむを得ない痴漢対策だと思っていることでしょう。

そういった状況の中では女性専用車両の実態がいかに「痴漢対策」からかけ離れていても、専用車両賛成派は「女性専用車両をなくしたいんだったら痴漢を撲滅しろ!」などと、いくらでも反対派をやりこめることが出来ます。

つまり、「どう転がっても痴漢が完全にゼロになるわけはないだろう」と踏んで、それを良いことにしているわけですが、「女性専用車両=痴漢対策」だと反対派が認めてしまったらそこで反対派はぐうの音も出なくなってしまいます。

もちろん仰る通り、実際には鉄道事業者は女性専用車両を金儲けの道具にしているわけですから、仮に痴漢がゼロになっても女性専用車両をやめることはまずないでしょう。

そういう意味でも「女性専用車両は痴漢対策ではない」「痴漢対策は建前である」ということをもっと広めていく必要があると思います。

そして、「鉄道事業者が本気で痴漢対策をしているわけではない」ということももっと世間に知らしめていく必要があると思います。

「女性しかいない場所に女性向け広告を出すと宣伝効果が高い」ということで、他の車両の広告とは別枠でかなり高い広告料を設定している「女性専用車両限定広告」

初めて当会にご投稿くださった方のご意見

●性別:男性

●いつも抗議活動ご苦労様です。

私は神奈川県に住んでいる会社員です。

私も女性専用車両は男性差別だと思っております。

本当は活動に参加したい気持ちではありますが、小心者のため、皆様の抗議活動を陰ながら応援しております。

女性専用車両に対する私の意見は二つあります。

一つはもし男性の乗車を禁止するのなら、鉄道会社はその旨をはっきりと明記するべきだと思います。
男性は女性に危害を及ぼす存在なので、女性専用車両に乗ってはいけない、と。

そのようにはっきり主張して批判されるのが嫌だから、ご協力という言葉で濁しているのでしょう。

本当にやり方が汚いと思います。

二つ目は、女性と男性、完全に隔離するべきだと思います。

一両目は女性専用車両、二両目は男性専用車両、と言ったように。

通勤ラッシュの時間帯に電車に乗ると、女性専用車両の方はガラガラなのに、一つとなりの車両ではサラリーマンが窮屈そうに電車に乗っている様子がしばしば見受けられます。

痴漢対策としてあまりにも中途半端なやり方をしているが故のことだと思っています。

最後に、女性専用車両に限らず、今の日本社会には女尊男卑の傾向が顕著に見られます。

例えば、性別に限らず暴力は犯罪なのに、女性が男性に暴力を振るう描写は笑い話とされ、CMでもそういった描写を目にします。

人間は性別に限らず誰しもが平等です。

(体格差による)弱いものいじめも強いものいじめもやってはいけないことです。

日本社会が本当の意味で平等な社会になるよう、皆様の活動を陰ながら応援しています。

これからも頑張ってください。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

まず男性の乗車についてですが、「男性は女性に危害を及ぼす存在なので、女性専用車両に乗ってはいけない、と表示して、その結果、批判されるのが嫌だからご協力という言葉で濁している」というよりも、どちらかというと「国交省からの指導があるから」といった方が近いと思います。

本当に強制するのは法的にもまずいですから。

あと、男女完全分離は事実上ほぼ不可能と思われます。

首都圏では朝のラッシュ時など、女性専用車両を一両設けただけで混雑時の安全確保が困難になるため解除されることもしばしばですが、そんな状況で完全男女分離などしようものなら、たちまち大混乱に陥るでしょう。

それに、各鉄道事業者とも男性専用車両を設ける気はサラサラありません。

そんなものを設けたところで何の得にもならないからです。

先に述べたラッシュ時の安全確保の問題もありますが、それ以前の問題として鉄道事業者は痴漢対策を真剣に考えて女性専用車両を運行しているのではありません。

(女性専用車限定広告など、女性専用車両が鉄道事業者の金儲け・営業戦略になっているのはこれまで当会が繰り返し述べてきた通りです)

ですから鉄道事業者が完全な痴漢対策を目指して完全男女分離を行うことなど、まずありえないでしょう。

「痴漢対策としてあまりにも中途半端なやり方をしているが故のことだと思っています」と仰っていますが、この時点で実はすでに「女性専用車両=痴漢対策」という鉄道事業者のウソに騙されているわけです。

あと、男性専用車両や男女別車をあまり望んでいると狡猾な賛成派にうまく騙されるリスクが生じます。

最近になって、一部の女性専用車賛成派のほうが「男性専用車両」を言い始めているようですが、先にも述べた通り男性専用車両などまず実現しません。

しかし、反対派の動きを、女性専用車両の廃止」から「男性専用車両の実現」に切り替えさせれば反対派の動きによって、女性専用車両が廃止されることはなくなります。

つまり、女性専用車両を廃止させないようにするために実現しそうもない男性専用車両を引き合いに出して反対派を誘導しようとしているのではないでしょうか。

もちろん、本当に「男性専用車両や男女別車も実現できる」と思って、そう言っている賛成派も居るでしょうが、現状は男性専用車両や男女別車はまず無理だと考えておいたほうが良いでしょう。


女性専用車両は任意協力であることをもっと広めるべきというご意見

●性別:男性

●男性が女専用車両に乗っても法的に何ら問題ないことをもっと広める考えはないのか。

男性の協力の上で成り立っていることをもっと理解させた方がいいと考える。

女は正しいことを知らないものが多く、増す増す図に乗る。

当会からの回答

※ご意見投稿ありがとうございます。

私達は任意周知のために敢えて乗車し続けているわけですが、実際は任意協力であると知っていて声をかけてくる女性客も中にはいます。

このような「分かっていて声をかけてくる女性客」には何を言っても話が通じないことが多いので、本当はやり合ってもムダなのですが、向こうから話しかけてくるので応対せざるを得ません(もちろん、手を出してきたりするなどした場合はそれ相応の対応はします)。

もちろん、任意だと知らずに声をかけてくる相手に対して、任意であることを周知することは効果的であり、それについてはこれからも継続して行こうと思います。


女性専用車両を守りたいだけなのが見え見えの賛成派の投稿

●性別:女性

●こういった財団があるのは存じ上げませんでした。今日、女性専用車両で写真撮影をして、居座っていました、終始落ち着かず、挙動不審な男性が乗り合わせていました。そこから、女性専用車両ができたキッカケ、反対の団体があることを知りました。

貴財団が反対のために、わざわざ、女性専用車両に乗り込むようなキャンペーンをする必要はありません。それこそ男女が憎しみ合わない社会をですよ。なぜこの車両ができたかご存知ですよね。女性専用車両は生かしたまま、監視カメラをつけるなり、私服警備員の配置など、貴財団が窓口に痴漢防止策案として、提案をされてはいかがでしょうか。

実際、圧倒的に痴漢の被害に合うのは女性や子供です。私は、幼い頃市営プールで痴漢されたことがあります。その足は水中でそっと近づいてきました。まだ5才でした。何もわかりませんでしたが、不快だったのは覚えています。また別の時は通学中、電車内でストーカーされたことがあります。車両を変えてもついてきて、手を握りかけられそうになりました。家の途中までついてこられそうになったこもあります。自転車もマークされ、隣に置かれていました。それが数ヶ月にも渡りました。

?だ高校生でした。幸い、その頃には護身術を身につけていたので、何かあれば吹っ飛ばせるくらいの心身を持ち合わせていましたが、世の中そんな女性、ましては子供ばかりではありません。

女性専用車両に助けられてる人たちがいます。安心して電車に乗れる人たちがいます。密室の空間で嫌な思いをした人の気持ちがわからないとお察しいたします。男性も冤罪防止になりますよね。乗車率120%以上の都会では必要な制度だと思いますよ。

差別、不公平ってなんでしょうか。女性専用車両は公平だと思いますけどね。差別でもないのですよ。
ライオンとウサギを同じおりで飼育できますか。ウサギの気持ちはご理解いただだけますか。もしわが子がウサギだったら?

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

まず当会は財団(財団法人)ではありません。

申し上げたいことは多々ございますが、以下の通り回答させていただきます。

今日、女性専用車両で写真撮影をして、居座っていました、終始落ち着かず、挙動不審な男性が乗り合わせていました。

そこから、女性専用車両ができたキッカケ、反対の団体があることを知りました。

まず、「今日、女性専用車両で写真撮影をして、居座っていました」などと仰っていますが、その日(投稿をいただいた日)当会は乗車活動を行っておりません。

また、「終始落ち着かず、挙動不審な男性が乗り合わせていました」などと書いておられますが、当会ではもしそんな人間がいたとしても乗車活動には絶対に参加させません。

女性専用車内でそういうことをされると、こちらが困りますので…。

まあ、それでも「その日、反対する会の乗車会がなかったからといっても私は見たんです!」などと仰るかもしれませんが、それなら動画など証拠を示していただかないと信用できませんね。(まあ、真実だったとしても当会の関係者ではないでしょう)

なぜ反対派が車内で撮影をするかといえば、証拠押さえのためです。

車内で女性客から手を出されたり、痴漢でっち上げをされても、証拠がないと信用してもらえませんからね。

貴財団が反対のために、わざわざ、女性専用車両に乗り込むようなキャンペーンをする必要はありません。

当会の勝手です。

あなたが決めることではありません。

それこそ男女が憎しみ合わない社会をですよ。

だったら、痴漢対策にかこつけて鉄道事業者が(一部の)女性の男性嫌悪や特権意識を利用して金儲けするような女性専用車両は即刻廃止しましょう!

なぜこの車両ができたかご存知ですよね。

その言葉、逆にこちらからあなたに問いかけたいです。

女性専用車が痴漢対策だと未だに本気で信じておられるのですか?

実際は公明党など一部政党の女性票集め・実績作り、そして鉄道事業者の金儲けのためです。

痴漢対策は嘘っぱちですよ。

女性専用車両は生かしたまま、監視カメラをつけるなり、私服警備員の配置など、貴財団が窓口に痴漢防止策案として、提案をされてはいかがでしょうか。

痴漢防止策とか言いつつ、本当は「女性専用車両を守りたいだけ」なのがバレバレですね。

まあ、あなたのような人は監視カメラの設置や私服警備員の配置をいくら進めようと、そしてそれらがどれだけ効果を上げようと、そんなことには一切関係なく、女性専用車両がなければ納得しないんですよね。

逆に女性専用車両さえあれば、監視カメラや私服警備員の配置については「別にどうでもいい」のではないでしょうか?

女性専用車両を守りたいだけだから。

実際、圧倒的に痴漢の被害に合うのは女性や子供です。

だから、防犯対策や痴漢対策を建前にしているだけで実際にはそこからかけ離れている女性専用車両が必要だとでも言いたいのでしょうか?

私は、幼い頃市営プールで痴漢されたことがあります。その足は水中でそっと近づいてきました。まだ5才でした。何もわかりませんでしたが、不快だったのは覚えています。また別の時は通学中、電車内でストーカーされたことがあります。車両を変えてもついてきて、手を握りかけられそうになりました。家の途中までついてこられそうになったこもあります。自転車もマークされ、隣に置かれていました。それが数ヶ月にも渡りました。

?だ高校生でした。幸い、その頃には護身術を身につけていたので、何かあれば吹っ飛ばせるくらいの心身を持ち合わせていましたが、世の中そんな女性、ましては子供ばかりではありません。

その話、本当ですか?特に護身術のくだりなど何か作り話臭いですが…

正直なところ、「防犯対策にかこつけて、実は女性専用車両を守りたいだけなのが見え見え」のあなたにそんな話をされても信用できません。

あと、当会は「痴漢対策など名ばかり」の女性専用車両には反対ですが、痴漢対策も含め、防犯対策自体には反対ではありませんのでお間違えなきよう。

女性専用車両に助けられてる人たちがいます。安心して電車に乗れる人たちがいます。
密室の空間で嫌な思いをした人の気持ちがわからないとお察しいたします。

女性専用車両のせいで排除される足腰の弱ったおじいさんがいます。

男性の目がないのをいいことに傍若無人に振る舞う、バカな女性客がいます。

そして、そのバカな女性客のせいで女性専用車両に嫌気がさし、「次から乗らない」という女性客がいます。

女性専用車両で嫌な思いをした人の気持ちが分からないとお察しいたします。

男性も冤罪防止になりますよね。

女性専用車両で痴漢は減らないのですから、冤罪防止になるわけがありません。

乗車率120%以上の都会では必要な制度だと思いますよ。

いいえ。乗車率に関係なく、あなたにとっての既得権益だからこそ必要なのでしょう。

関西のJRではガラガラの昼間や休日も含め、毎日・終日実施が当たり前になっているのはご存知ですよね(注:この投稿者も関西です)。

これだけで、乗車率云々は「女性専用車は必要」と主張したいがための、単なる口実であることが分かります。

差別、不公平ってなんでしょうか。女性専用車両は公平だと思いますけどね。差別でもないのですよ。

防犯対策を口実にして実際は自らの既得権益を保持したいだけなのがバレバレの人が言うと説得力がありますね。

ライオンとウサギを同じおりで飼育できますか。

男性=ライオンでもありませんし、女性=ウサギでもありません。

ただのステレオタイプ(固定観念)です。

それに、あなたの理屈でいけば女性専用車両以外のすべての車両でライオンとウサギが一緒にいることになりますよ。

ウサギの気持ちはご理解いただだけますか。

弱者保護を口実に自らの既得権益を守ろうとする賛成派はウサギではありません。

「ウサギの仮面を被ったハイエナ」のようなものです。

もしわが子がウサギだったら?

先にも申し上げた通り、当会は防犯対策自体には反対ではありません。

防犯対策の名をかたった差別に反対しているだけです。

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ご意見・体験談の紹介

当会に寄せられたご意見(2018年10月~12月)

2018年10月~12月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


女性専用車両反対派の方からいただいたご投稿

●性別:男性

●女性専用車両反対派の一人として、このたびコメントさせていただきます。

女性専用車両は、「痴漢を減らす」という表向きの目的を果たせず、ただ一部の女性を喜ばすこと(男性と乗りたくない人のニーズに応えること)にだけ意義がある車両となっています。痴漢対策であれば貴会が提言しておられるような、男性排除とならない様々な方法が考えられます。もちろん、そうした痴漢対策であれば私も賛成します。

それにもかかわらず専用車両を固守するのは女性優遇、男性差別ではないかと思います。女性を「痴漢から守る」という大義名分のもとに優遇し、男性には「任意協力」と言いつつ実質的に排除しているからです。

それとテレビ番組の女性専用車両に関する報道もひどかったですね。2月にあった差別ネットワークさんの件。

それらの報道を見ると、「痴漢に苦しむ女性の気持ちを無視し、自分たちの都合しか考えない身勝手な連中がいる」という世論に誘導したいように思えました。ある芸能人から出た「ちっちぇえ男だよ」という一言が、そのことを物語っているように感じます。

最後に、より多くの人が鉄道各社やメディアが隠そうとする女性専用車両の真実に気づき、女性専用車両の全廃が現実のものとなるように、私もできることから始めていこうと思います。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

仰る通り、鉄道事業者や多くのメディアは今も女性専用車両について都合の悪いことを隠し続けております。

そうした中、私達も地道ではありますが、そうはさせないよう日々活動を続けております。

当会でも過去何度も申し上げている通り、「痴漢対策」は女性専用車両の導入を世間に「当然」と思わせ、反対意見を封じ込めるための、いわば「方便」のようなものですが、2018年2月の差別ネットワークの活動を取り上げたマスコミ報道にも、その多くにあなたも仰るような「痴漢に苦しむ女性の気持ちを無視し、自分たちの都合しか考えない身勝手な連中がいる」という誘導があったように思います。

あなたは女性専用車両問題をメディアの誘導に騙されることなく、正しく認識されていますが、テレビで「ちっちぇえ男だよ」などと放言した例の芸能人は女性専用車問題の本質もろくに知らず、「俺は男として、女性に配慮も出来ない情けない野郎どもにガツンと言ってやった(俺かっこいい!)」などと、今でも思っているのかもしれません。

いつも申し上げておりますが、こういう活動は一人でも多くの方が実際に実践活動を行わないと、なかなか状況は変わって行きません。

ですから、あなたも是非、何かできることから始めていただきたいと思います。

また実際に何か活動をなさって、もし何かありましたらまた当会までご報告いただければ幸いです。


脱・女性専用車両に向けたご提案

●性別:女性

●女性専用車両推進派からは「痴漢のトラウマとなった女性や、痴漢から逃れたい女性の避難所だ」という意見も多く見られます。

しかし私が思うには、いつまでも避難所に頼った方法をとるのではなく、痴漢を防げるように他の車両を「復興」しなければならないと考えています。その「復興」とは、防犯カメラや警乗などによる防犯体制です。

また、個人的にトラウマを持っている女性に対しては、女性警官・女性警備員の活用という解決策が考えられます(貴会もたしか似たような提案をしていらっしゃいましたね)。そうした強い女性がそばにいるだけで心強いものがあると私も感じます。

「女性を守る」のスローガンのもと、ただ女性だけが安心を享受できる(しかも目的外の利用も多い)方法ではなく、「誰もを守る」ですべての利用客が平等に安心を享受できる方法が必要だと思います。

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

女性専用車両推進派からは「痴漢のトラウマとなった女性や、痴漢から逃れたい女性の避難所だ」という意見も多く見られます。

よく世間で言われる、「シェルター論」ですね。

一見もっともらしく聞こえますが、簡単に言ってしまえば女性専用車両では痴漢が減らないと分かったので、それでも女性専用車両を正当化できるよう推進派が後から持ってきたのがシェルター論です。

(既に読まれたかもしれませんが)2018年7月 関西本部:JR大阪環状線で非協力乗車会 の後半部分でそのあたりところについて詳しく述べています。

結局、鉄道事業者も女性専用車両に賛成している利用客の多くも「痴漢対策」などといいつつ、実際には違った方向を向いているといえるでしょう。

仰るように、痴漢云々とは全く関係のない「目的外利用」が多く、また鉄道事業者も痴漢云々とは関係なく、男性を乗せないようにすることに一生懸命になっており、「女性だけでなく、誰もが安心して利用できるようにするには…」という方向には話が行きません。

本当はこういうところも何とかしたいところですが、実際問題表向き痴漢対策を装いながら、実は女性専用車両を金儲けの道具にしている鉄道会社が少なくない現状ではこういうことを言ってもなかなか難しいでしょうね。

まずは世間が「痴漢対策というウソ」に気付かなければいつまで経っても鉄道会社は「痴漢対策」を隠れ蓑にして「男性がいないこと自体」をウリにした公共交通機関にあるまじき制度をサービスとしていつまでも続けることができるでしょう。


女性専用車両とそれをめぐるネット上でのやり取りへの疑問

●性別:男性

●初めて投稿させていただきます。

私も女性専用車両には強い疑問を持っており、女性専用車両の存在が男女間の対立に拍車をかけているのではないか、そのように感じます。実際、ネット上にある女性専用車両がらみの書き込みを見ていると、男女間のいがみ合いや敵視、不信を露わにする書き込みが多いです。

例えば「男性が汚いから一緒に乗りたくない」や、逆に「女性は一般車両じゃなくて専用車両に乗れ」とか、そうした排他的な意見すら見られる始末です。人々が排他的な思想を持ってしまえば、やがて人権侵害につながるのではないでしょうか。

女性専用車両反対を表明する書き込みは、ツイッターやYahoo知恵袋でも多く見られます。

ですが、そういった発言に対しては「女性を思いやれない小さい男」だの「ただのクレーマー」といった決め付けや感情論による返答がとても多いです。

専用車両反対派が何を問題視して何を求めているのか、そこを調べたり考察したりする人は少数です。

結局、まるで賛成派こそが絶対的正義とばかりに話が進み、ただの人格攻撃になってしまっているのが残念でなりません。

まあ、大衆のほとんどは正義感に動かされやすいのは仕方ないとも思いますが、女性専用車両を妄信せずにもっと深く考えてほしい、とも感じます。

まとまりのない文章になりましたが、以上が私の今の考えです。皆様のことは応援しております。

当会からの回答

※今回、初めてのご投稿ということで、ありがとうございます。

仰る通りで、女性専用車両をめぐってはそれが元で男女の対立やいがみ合いが助長されているような部分があります。

もちろん、当会はそうしたところにも配慮して当会サイトには「男女が憎み合わない社会を」と掲げておりますし、また「女性は女性専用車両に乗れ」などという主張も行っておりませんが、それでも世間にはまだ私達のことを「女性を憎悪している集団」だと思いこんでいる者がいるのかもしれません。

もちろんあなたはご承知かと思いますが、私達は鉄道事業者に対して異議を唱えているのであって、女性が憎いから活動しているわけでもなければ、女性を攻撃したいから活動しているわけでもありません。

ネット上で女性専用車両反対派を攻撃してくる者については女性専用車両を妄信しているというより、どちらかというと女性専用車両を自らの既得権益として捉え、意地でも守ろうとする者(これは女性に多い)や女性専用車両そのものの賛否よりも、反対派を攻撃すること自体が目的になっている者(これは男女問わず存在する)のほうが多いような気もします。

また、「私は女性に配慮ができる人間なんだ!反対派とは違うんだ!こいつらよりは上なんだ!」と主張したいがために、女性の味方ぶる者も少なくありません。(これは男性に多い)

いずれにしても匿名でものが言うことができ、しかも(法に触れるなどしない限り)その責任を取る必要もないインターネット上ではなかなかまともな議論は成立しません。

そんな中ではありますが、私達はたとえ地道でも世間に対し、「おかしなものはおかしい」と言っていけるような団体でなければならないと思っています。

もしよろしければまたご投稿ください。

今後とも、当会サイトをよろしくお願いいたします。


当会の活動への疑問

●性別:男性

●女の転職フェア、アリオ西新井の食べ放題の店の料金差、サンダーバードやいしづち等の座席指定女性席、夜行バスについてはなぜ抗議乗車されないのですか?

当会からの回答

※当会サイトにも掲載している「会則」に明記しておりますが、当会は通勤車両の女性専用車両のみに対象を限定して活動しております。

しかし、当会に所属している会員が個人的に(会の活動とは別に)女性専用車両以外の男性差別について抗議活動することについては、当会の運営に悪影響が出ない限り、禁止はしておりません。

なお、特急いしづちの女性専用席はすでに廃止されております。


鉄道員の方からのご投稿

●性別:男性

●主義・主張と質問を確認しましたが、今ひとつ腑に落ちない所があるので質問をしたいと思うのですがよろしいでしょうか?

1、「女性専用車があたかも男性が乗れないように表示している=男性差別だ」と感じてしまうのですが、これが公共交通機関の政府主導の企業努力の一つで、今まで鉄道が男社会の象徴で女性専用車は女性がより多く利用して貰うためのもの、本来は利用するにあたり、追加の料金を頂かないといけないのですが女性コミットの広告を通常よりも多くの契約金をもらう事で追加の料金なしで乗車いただけるように配慮しています。なので、男性のお客様は主旨を理解して乗車をお控え下さい。
と言われればこのような活動はおこなわないのですか?民間の会社なら尚の事収益を上げる為に企業努力をすると思うのですが?

2、「女性専用車」が男性を完全に乗ってはいけないとしているのは、身体障がい者などのその車両に意識なく乗車してしまった人の救済に思えるのですが、全て裁判の結果だといわれますか?

3、鉄道会社に質問した時に、「できれば乗車して頂きたく無い」という文言がでてきていますが、これは鉄道会社がマナーなんです。罰則ないですが「まもってね、お願いしますね」と聞こえます。マナーは運営をしている鉄道会社が鉄道営業法や営業規則を元に、円滑に運営を行うためにある程度は決めてもいいと思うのですが、だめなのでしょうか?

4、活動家の皆様が普段の生活で自分以外の誰かに「それはマナーだろ!!」といった事や、思った事はないのですか?あれば具体的に教えてほしいのですが?質問の中にマナーが法治国家の一番後ろに来ていますが、これだけ熱心になおかつ関心が持てる主張をされる方々が法に触れなければ、マナーはどうだっていいんだと感じてしまう行動をとられているのは非常に残念でなりません。

5、最後に、例え活動家の方々が非常に素晴らしい行動でもそれを鉄道会社内でましてや車内で「法律に触れていませんから大丈夫です」、企業努力の一環をあたかも人権問題にすり替えてるのは政治活動の一つなので鉄道は利用できないのではないでしょうか?

6、他の利用者の事や鉄道事業者のことを考えた事はないのでしょうか?公共交通機関である事はわかるのですが、一方では鉄道事業者の企業努力を見せろ、一方では法律通り運営しろと言われても、国鉄時に戻り私たちの税金が支払われるだけで、私個人としては非常に嫌なのですが、鉄道事業者や女性が声をかけるという事は、マナーが発生した事でそれを逆なでする行動は、勇気がいる事だとは思いますが穏便にすまそうという気はさらさらないのですか?

当会からの回答

※ご投稿ありがとうございます。

いただきましたご質問にひとつずつご回答差し上げます。

少々言い方がきつくなっている部分もあるかもしれませんが、予めご了承ください。

1、「女性専用車があたかも男性が乗れないように表示している=男性差別だ」と感じてしまうのですが、これが公共交通機関の政府主導の企業努力の一つで、今まで鉄道が男社会の象徴で女性専用車は女性がより多く利用して貰うためのもの、本来は利用するにあたり、追加の料金を頂かないといけないのですが女性コミットの広告を通常よりも多くの契約金をもらう事で追加の料金なしで乗車いただけるように配慮しています。なので、男性のお客様は主旨を理解して乗車をお控え下さい。

と言われればこのような活動はおこなわないのですか?民間の会社なら尚の事収益を上げる為に企業努力をすると思うのですが?

男性も乗れるのに「女性専用」などとウソをついてはいけませんね。

これは差別云々以前の問題です。

また、今まで「痴漢対策」だったのがいつの間に「鉄道が今まで男社会の象徴だったから、女性がより多く利用していただくためのもの」に変わったのでしょうか?

仮に今まで鉄道があなたの言う通り男社会の象徴だったとしても、だからといって女性を優遇すれば良いというものではないでしょう。

そもそも男性でも高齢者もいれば障がい者もいるし、病弱な人もいます。

あなたのご意見は「『男=強者/女=弱者』というステレオタイプ(固定観念)でしかものを見れていない」と言われても仕方がないのではないでしょうか。

それに、もし「女性は弱者だから保護するべき」というのなら、それこそ「男社会」の発想そのものです。

それとも、「女性を弱者として保護するとは言っていない。今まで鉄道は男社会だったから、女性をこのくらい優遇してもいいと言っているだけだ」ということでしょうか?

もしそうだとしても、これは「『Aは差別されていた』と称して、Bへの差別を正当化する」というやり方そのものです。

また、民間なら収益を上げるために何をやっても許されるというものではありません。

小樽市の温泉施設が外国人入浴禁止にして訴えられ、敗訴したのはご存知ないのでしょうか?

ましてや鉄道は民間(公営除く)とはいえ、非常に公共性の高い事業です。

女性専用車両が導入された当初は「深刻な痴漢被害から女性を救済するためのやむを得ない措置」ということになっていたかと思いますが、当会はそれを「女性専用車両を正当化するための建前であって、本当の理由ではない」と批判してきました。

あなたは、
「女性専用車は、女性がより多く利用して貰うためのもの」
「民間の会社なら尚の事収益を上げる為に企業努力をすると思うのですが?」

と仰っていますが、これは『「女性専用車両は女性の利用を増やし、収益を上げるための営業戦略であって、やむを得ず実施している痴漢対策ではない」と、鉄道会社の社員であるあなたが認めた』という解釈でよろしいでしょうか?

2、「女性専用車」が男性を完全に乗ってはいけないとしているのは、身体障がい者などのその車両に意識なく乗車してしまった人の救済に思えるのですが、全て裁判の結果だといわれますか?

『「女性専用車」が男性を完全に乗ってはいけないとしているのは』ではなく、「していないのは」の間違いではないでしょうか?

その前提でお話しさせていただきますが、あなたの仰る「女性専用車両が男性乗車禁止になっていないのは、意識せず乗ってしまった人を救済するため」というのは、何か根拠のようなものはあるのでしょうか?

そもそもなぜ、女性専用車両に関する裁判(=大阪高裁 平成15(ネ)第3002号)で被告となった鉄道事業者が「女性専用車両は任意協力で男性の乗車を禁止していない」と主張したのでしょうか?

「女性専用車両は差別には当たらない」と主張するためではないのでしょうか?

公共交通機関において、「性別」という本人の意思や努力ではどうすることも出来ない、生まれつきの「属性」を理由に男性を「男性である」というだけで排除したり、不利益を与えたりすることがどれだけまずい事かという認識があなたにはないように思われます。

3、鉄道会社に質問した時に、「できれば乗車して頂きたく無い」という文言がでてきていますが、これは鉄道会社がマナーなんです。罰則ないですが「まもってね、お願いしますね」と聞こえます。マナーは運営をしている鉄道会社が鉄道営業法や営業規則を元に、円滑に運営を行うためにある程度は決めてもいいと思うのですが、だめなのでしょうか?

鉄道事業者の多くは、問い合わせても「女性専用車両に男性が乗らないのがマナーだとは認識していない」という回答をしてきます。

そもそも公共交通機関は法的にも公平性が強く求められていますし、「法>マナー」ですから女性専用車両をマナーと称して正当化することは出来ません。

法に矛盾しない「禁煙」や「整列乗車」などをマナーとして啓発するのとは根本的に話が異なるのです。

仮に女性専用車両を「マナーだから守れ」という鉄道事業者があったなら、それは「黒人は白人専用車に乗らないのがマナーだから守れ」と言っているのと大差ありません。

4、活動家の皆様が普段の生活で自分以外の誰かに「それはマナーだろ!!」といった事や、思った事はないのですか?あれば具体的に教えてほしいのですが?質問の中にマナーが法治国家の一番後ろに来ていますが、これだけ熱心になおかつ関心が持てる主張をされる方々が法に触れなければ、マナーはどうだっていいんだと感じてしまう行動をとられているのは非常に残念でなりません。

私達からすれば、女性専用車両をマナーだと仰るあなたのほうが残念でなりません。

先にも述べた通り、「黒人は白人に遠慮するのがマナー」と言っているのと同じようなものです。

もちろん、私達は整列乗車には協力しますし、禁煙の場所で喫煙したりもしません。

私達は「マナーはどうだっていいんだ」という考えの集団ではありませんし、そもそも女性専用車両に男性が乗らないことがはマナーではありません。

誤解されているようですが、当会サイトの質問のカテゴリー記事に書かれている「憲法>法律>政令>条例>ルール>マナー」は「それらが矛盾しあった場合の優先順位」を述べているだけで、「マナーなどどうでもよい」という意味ではありません。

5、最後に、例え活動家の方々が非常に素晴らしい行動でもそれを鉄道会社内でましてや車内で「法律に触れていませんから大丈夫です」、企業努力の一環をあたかも人権問題にすり替えてるのは政治活動の一つなので鉄道は利用できないのではないでしょうか?

私達はあくまで正規の運賃を支払って、(実は誰でも乗れる車両に)乗車しているだけであり、政治活動などは行っておりません。

周りが話しかけてこなければ私達はあくまで「おとなしく乗車しているだけ」です。

また、「企業努力の一環をあたかも人権問題にすり替えている」と仰いますが、実際にはあなたが「人権問題を企業努力にすり替えている」のではないでしょうか?

「『外国人が増えて車内の治安が悪くなるのでは?』と心配の声をいただいているので日本人の乗客の方に安心して乗車いただくため、日本人専用車両を作りました。これも日本人のお客様により多く乗車いただくための企業努力の一環です」などと言って、それが通用するのかどうか考えればすぐ分かることです。

6、他の利用者の事や鉄道事業者のことを考えた事はないのでしょうか?公共交通機関である事はわかるのですが、一方では鉄道事業者の企業努力を見せろ、一方では法律通り運営しろと言われても、国鉄時に戻り私たちの税金が支払われるだけで、私個人としては非常に嫌なのですが、鉄道事業者や女性が声をかけるという事は、マナーが発生した事でそれを逆なでする行動は、勇気がいる事だとは思いますが穏便にすまそうという気はさらさらないのですか?

「企業努力を見せろ」と言われるとしてもそれが女性専用車両でなければならない理由は何でしょうか?

「国鉄時に戻り」という発言などから考えて、あなたは恐らくJRの方ではないかと思いますが、他社でも女性専用車限定広告を出しているところはあるものの、営利目的としての女性専用車両にここまで固執しているのは全国見渡してもJR西日本ぐらいのものです。

何度も申し上げているように、公共交通機関である以上、鉄道事業者には法的にも公平性が強く求められています。

「民間だから」「企業努力だから」と言って法律通り運営しなくていいという理由にはなりません。

当会サイトの「活動報告」でも過去、度々触れていますが女性客と同じ運賃を支払って乗車している男性客をあまりにも蔑ろにし過ぎです。

女性専用車両がマナーではないのは先に述べた通りですし、声掛けされてそれに従って移動すればそれは差別に屈したことになります。

そもそも、任意協力なのに「女性専用」とウソをついていること自体が問題ですし、なぜ本来は乗っても良いはずの車両に乗っているだけで移動を要求され、さらに「穏便に済ます」ためにそれに従わなければならないのでしょうか?