2023年1月~5月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。
福岡の方からいただいた、当会へのご声援
●性別:男性
●女性専用車両に疑問を抱くものです。
私が、女性専用車両の存在を知ったのは、高校生の時に鉄道の走行動画を見てた際に、電車の窓に違和感を感じたのが、きっかけでした。(鉄道が趣味の為)
私が、女性専用車両を調べていくうちに男性は乗車できるもの知りましたが、(兼松氏の動画を見て)どうしても疑問に思ったのが、なぜ賛成派の人達は任意乗車確認をするたび、文句を言うのか?
なぜ痴漢対策だからとか、女性が安心して等の言葉を使うのかが分かりません。
それと個人的な疑問ですが、なぜ東京では女性専用車両の位置が先頭車両なのかも理解できませんし、実施時間外でもステッカーを張りっぱなしにしてるのかも分かりません。
今でも、モヤモヤが止まりません。
最後になりましたが、陰ながら応援しています。
頑張ってください!
当会からの回答
※当会にご意見投稿くださいましてありがとうございます。
女性専用車両がなぜ男性も乗車可能になっているのかといえば、(兼松さん※の動画などですでにご存じかもしれませんが)本当に禁止すれば日本国憲法が禁止する差別に当たりかねないからです。
そこで、名前だけ「❝女性専用❞車両」にしておき、男性は乗車禁止のように見せかけておきながら、実際には任意協力ということにして憲法などの問題に抵触しないようにしているのです。
しかもその上、「小学生以下のお客様、お体の不自由なお客様とその介護者の方等の男性のお客様もご乗車いただけます。」などという案内で、見る人にあたかも「それ以外の男性は乗車禁止」と思い込ませるという、非常に姑息なことをしています。
賛成派にもいろいろいますが、少なくとも「女性専用車両を守るのが目的になっているような賛成派」は女性専用車両を正当化しようとあの手この手を使ってきます。
一部の賛成派が言う「女性専用車両は被害者を隔離するシェルターだから痴漢が減る・減らないは関係ない」という言葉も、女性専用車両を導入した結果「痴漢が減らない」と分かったため、痴漢が減らなくても女性専用車両を正当化できるように、理由を「後付け」したものです。
首都圏の女性専用車が先頭なのは、様々な考察があるため断定的なことはいえないのですが、女性専用車内に男性がいるなど、何かあったときに乗務員の目が届くようにと端になったという考察があります。
一方で関西のJR西日本などは「女性が利用しやすいように」とあえて中間車両に設定したりしています。
(関西でも車両の増解結がある路線では、先頭や最後尾になっていることがあります)
ステッカーの貼りっぱなしも、乗客の誤解を招くとして過去に止めるよう何度も申し入れたのですが改善する気はないようです。
ですが、関西の阪神電鉄や関東の京成電鉄・京急電鉄などでは車体の女性専用車の表示は着脱式になっているようです。
今後もまた何かありましたら、当会にご意見投稿ください。
今後とも当会サイトをよろしくお願いいたします。
神戸電鉄に女性専用車両についての抗議をされた方からのご投稿
●性別:男性
●「当会に寄せられたご意見2022年8月~2022年12月」の「神戸電鉄についてのご意見投稿※」について、神戸電鉄(以下「神鉄」という。)の女性専用車両(以下「専用車」という。)に問題を感じている一人です。
通勤ラッシュの時間帯は専用車にも一定の利用があるが、平日の昼間は利用客そのものが少なく、専用車も他の車両も空席が多いです。
改札から近い1両目にゆったり乗車していましたが、たまたま高校生の下校と重なり混雑。
男女のグループはもちろん、女子高生だけのグループも気にせずに多数が1両目に乗車。
当時はコロナ流行期であったため、少しでも空いた車両に移動したかったのですが、世間の目のため、明らかに空席だらけの専用車(2両目)や専用車を通り抜けて3両目、4両目に移動できませんでした。
一番のターゲットである女子高生にさほどの需要がないことが分かりました。
利用の少ない専用車を温存することで、コロナを避けて他の車両に移動することの妨げになるため、導入時間帯を見直してほしい(本来は全廃が望ましいが、利用客の多いラッシュ時はともかく、昼間の時間帯は弊害だけしかない)ことを神鉄に伝えましたが、申し訳ございませんしか言わない。突っ込んだら、機会があれば高校などに「もっと専用車を利用するよう呼びかける」と。
制度の目的や効果よりも制度を守ることを大事にしている。本末転倒である。
中高年男性がコロナを避けるために空いた車両に移動することよりも、専用車の存在を守ること(現状維持)のほうが大事なのかと苦情を言いました。
話は真摯に聞いていただきましたが、よっぽど強い力が働かないと、神鉄を初めとした鉄道業界は動かないと思います。鉄道業界は公務員のよう(保守的で官僚的)だと思います。
貴会の「任意協力の確認のための乗車」活動は理念は素晴らしく、我々小市民にはなかなかできない活動エネルギーを持っていると思います。
しかし、残念ながら、そのはっきりとした主張を曲げず、抗議をするという意味で、声が大きくなりがちで、鉄道業界などから見れば、「クレーマー」のように感じて取り扱っていると推察されます。貴会の今までの活動は否定するものではなく、世の中に知らしめるという意味で一定の効果があったと感じておりますが、専用車をなくしていくという目的のため、実現可能なところから段階的に削減させていきたく思います。(最終的には全廃させたいが)
そのため、利用客が少なく弊害もあまり目立たない(弊害を受ける人の割合は多いが、絶対数が少ない)神鉄に働きかけていただけないものかと思いました。
小市民が声を上げても絶対数が少ないため、大きな動きにならないのです。
神鉄を動かすには、「性差別反対」ではなく、例えば私のような小市民、中高年男性がコロナを避けることができない弊害がある一方、専用車があまり利用されず、ターゲットである女子高生でさえ多数が1両目に乗る(1両目に改札が近い駅が多いのと、高校生はグループで行動するという行動特性)という実態を見ていただいて、神鉄に働きかけていただくのはどうでしょうか。
いったん「性差別反対なので全廃」とは言わずに(全廃に言うと「反対派」とか「クレーマー」と扱われる恐れがある)、明らかに効果や需要よりも弊害が多い時間帯を狙い撃ちにして削減してもらうのが、現実的だと思いました。
明らかに他社と比較して極端な専用車を設置している会社のうち、阪急がとりあえずは他社なみになりましたので、次は神鉄が動かしやすいと思います。
当会からの回答
※当会へのご意見投稿ありがとうございました。
いただきましたご投稿について、当会内でもメンバーに見てもらいましたが、特に投稿者様が神戸電鉄に「女子高生の女性専用車両の利用率が低いため、導入時間を見直してほしい」ことを申し入れた際の神戸電鉄側の「女性専用車両を利用するよう高校に呼びかける」という回答には皆、驚くというより「トンチンカンだ」と呆れていました。
しかしながら、阪急京都線が大幅に縮小されたので、その次は神戸電鉄というのは今、私達も思っているところです。
当会のサイトに今年2月の神戸電鉄と神戸市営地下鉄の活動報告、そして今年5月の神戸電鉄での活動報告を公開しておりますが、今後とも神戸電鉄については当会としても重点的に活動する路線の一つとしたいと考えております。
関西は終日実施路線が多く、仰るようにいきなり全廃を求めるよりも、痴漢対策という大義名分が成立しにくいと思われる日中などから削減していくよう働きかけるのも一つの方法かと思います。
もちろん、最終的には全廃が目標ですが。
またよろしければ、いつでも当会にご投稿ください。
今後とも当会サイトをよろしくお願いいたします。
女性専用車両への疑問
●性別:男性
●女性車両についてです。
ハッキリ言って何が安心安全なのかわかりません。警備員が同乗している訳でも無いですからね。
確かに痴漢は女性車両については無くなっても他の車両で増えている他、女性車両を狙ったスリや盗撮犯が居るのにどこが安全なのかわかりません。
だったら警備員同乗させて1回500円徴収する有料とすれば良いのです。乗車時に性別確認書類であるパスポート提示を義務付けての乗車とすべきです。定期券であれば月1万円の追加料金でいいと思います。
そうすれば警備員が居るので安心安全です。
料金徴収列車での痴漢被害はサンダーバードの強姦やグリーンアテンダントへの暴行位でしょう。
アテンダントは深夜早朝は男性中心にしたらしいですが、安心安全を求めるなら相応の料金を払うべきです。
ミッツマングローブやはるな愛やカバちゃんや金八の鶴本直の様なミスターレディや性同一性障害、女装男装などのコスプレの事例もあるので、性別確認書類の確認提示は必要でしょう。
痴漢痴漢だけで盗撮犯やスリ、暴れるについては無頓着な気がします。
当会からの回答
※ご投稿ありがとうございます。
女性専用車両があっても、女性専用車両以外の車両で痴漢やその他の犯罪は発生しますので、結局全体としては「痴漢が移動するだけ」なのですが、どうも「女性専用車両があれば、女性専用車両以外の車両のことは知ったことではない」という人がいるようです。
また、スリや盗撮、暴力等の犯罪は女性同士でも十分あり得ますので、女性専用車両だから安全安心というわけでもないのですが、どういうわけか「男性が存在しないことこそ安全安心」だといわんばかりの極端な考え方をする人もいるようです。
実際に、過去に何度か女性専用車両専門のスリが捕まっています(当会ニュースでも記事にしています)し、また女性しかいない場所で女性が女性を盗撮するというようなことも実は結構あります。
これは、盗撮した画像や動画を売りさばけば結構な小遣い稼ぎになる上、世間にも警察にも「女性は盗撮などしない」という誤った先入観があり、捕まりにくいということで結構やりたい放題出来てしまうからのようです。
しかし、なぜかそれらは問題にならず「特定の車両(女性専用車両)で、男性による犯罪が起きなければそれでOK」になってしまっているようですね。
結局、そういう人々は「犯罪対策を切望している」のではなく、女性専用の領域を少しでも多く獲得するため、男性による犯罪を理由にしているだけなのではないでしょうか。
だからそういう人々にいくら「効果的な防犯対策」を提示しても全く無関心だったり、場合によっては「そんなもの何の役にも立たない」などと強く拒否したりするわけです。
2009年に「監視カメラがJR埼京線で痴漢6割減」という素晴らしい痴漢抑止効果を発揮したときも、「監視カメラごときに何が出来る」などと、【痴漢6割減】の実績は完全に無視で、監視カメラ叩きに鼻息を荒くしている女性専用車両賛成派がいました。
今では、賛成派は「監視カメラが導入されてもそれによって女性専用車両が廃止されることはない」と分かったので、女性専用車両賛成派の監視カメラ叩きは収まり、「女性専用車両と併せて監視カメラの設置も推進しよう」と言い出しています。
こういうことを言う人は一見、痴漢対策に真剣に取り組んでいる(本気で痴漢対策を望んでいる)ように見えますが、実は「監視カメラで女性専用車両が廃止されることはない」と分かっているからこのように言えるわけです。
しかしながら結局、そういうことを言っている賛成派が「痴漢対策をちゃんと考えている」ということになり、反対派が「考えていない」ということにされてしまうんですよね。
当会としても、車内監視カメラを含め、当会サイトで効果的な痴漢対策の案を提示するだけでなく、鉄道事業者に対しても過去、何度となく提案してきたりしているのですが・・・
こちらがいくら効果的な痴漢対策を提案しても「痴漢対策と言いながら実は女性専用車両を拡大したいだけ」の人々には通じないようです。
いつも当会サイトをご覧くださっている方からのご意見投稿
●性別:男性
●貴団体のページを定期的に閲覧しています。
最近は女性専用車両における声かけやトラブルが減少傾向にあり、女性専用車両の状況も昔と比べ「多少」は改善しているとは思いますが、一向になくなりませんね。
また、女性専用車両を廃止する動きも見られません。
しかし、最近は「LGBT」などの問題もありますし、女性専用車両自体が確実に時代錯誤であることは言うまでもありませんが、それでもしぶとく残り続けるのは、やはり某政党の圧力が関係しているのでしょうか。
加えて、熊本市交通局のように、「話題作り」「減収対策」のために導入したいい加減なケースもあるため、女性専用車両自体、「女性へのウケ狙い」のための存在でしかないようにも感じます。女性専用サービスを設け、男性客を懇ろにした結果経営に悪影響が及んだら、元も子もありませんが…
今年3月に開業した東急新横浜線にも女性専用車両が導入されたそうですが、導入理由も「東横線で実施しているから」など、大した理由ではないと思います。
今後、女性専用車両を廃止する事業者が現れれば、それに同調し廃止する事業者も出てきそうな気がしますが、それも、「甘い考え」なのでしょうか。
「女性専用○○=サービス」という考え方が覆ってくれることを願うばかりです。
当会からの回答
※いつも当会サイトを閲覧いただきまして、ありがとうございます。
反対派の活動により、声かけやトラブルなどは以前に比べると格段に少なくはなりました。
しかし、まだまだ女性専用車両を形骸化させるところまでは行っていません。
しかしながら、粘り強く活動していくことにより、鉄道事業者に対して「この問題はセンシティブだ」という認識を持っていただくことも反対運動を進めていく上で重要かと思っています。
実際、この問題は男女差別の問題はもちろん、その他にも男性の障がい者の扱いや、ご指摘のLGBTのことなど、いろいろな要素が絡む結構センシティブな問題のはずなんですが、初期の頃は
「女性専用車両を設けると会社のイメージが良くなる」(女性に優しいとか、先進的だと思ってもらえるなど)
「他の鉄道会社がやっているのだからウチもやらなければ・・・」
といった考えを持つ鉄道事業者も少なくなかったようです。
(最近でも「女性専用車両をやっていないと女性客が離れていってしまう」といった考えが一部の鉄道事業者の中にあるという話も聞きます)
その一方、反対派の声は初期の頃は「ごく少数」「しばらく放置すればそのうちいなくなる」と考えられていたようで、当会に寄せられた古い体験談でも駅で女性専用車両に抗議しただけで小馬鹿にされたというような事例もありました。
そんな中、関西のJR西日本などは女性専用車を意図的に主要駅の階段等、一番便利な位置に停車するようにし、さらに2011年に女性専用車を「毎日・終日」に拡大して、その上ポスターやモニターなどで「これからはいつでも女性専用車」「乗ってますか?女性専用車」「私は乗る!女性専用車」などと女性専用車を”売り出す”始末で、もはや痴漢対策という大義名分はどこへやら・・・という感じでした。
首都圏の鉄道事業者や各都市の地下鉄などは政党の関与が大きかったようで、各都市の市議会議事録などを見ると「導入を渋っている事業者をごり押ししている政党」という構図が見えてくるのですが、やはり世間では「痴漢対策のため導入された」という認識の人が大半のようです。
現在でも東京都交通局に対し、公明党や共産党がかなり圧力をかけていますね。
そしてその結果、大江戸線への導入が強行されてしまいましたが、導入後の大江戸線では女性専用車への男性の乗車が多いという口コミが多々見受けられるにも関わらず、その実態には無関心のようで、実態に全く言及しないまま、まだ未導入の他の路線にさらなる導入拡大を要求しているようなので、結局利用実態はどうでもよく、とにかく「導入させること」が目的になっているように見受けられます。
熊本市交通局についてはすでにご存じかとは思いますが、コロナ禍で乗客が減り、財政が苦しくなったために、熊本市のお偉方が現場の乗務員達に対し「何か良い考えはないか」と投げかけたのに対し、ある運転士が女性専用車両の導入を提案し、交通局がそれを本当に実行に移したことが熊本市議会の議事録に記されています。(下記資料参照)
つまり、コロナで乗客が減って財政が苦しくなったために、話題作りと女性客を引き寄せる目的で女性専用車両(後に「女性優先車両」)導入の話が出てきたわけで、「痴漢対策」とか「車内における迷惑行為防止」などは最初から、真っ赤なウソだったわけです。
しかも同交通局は自らのサイトで「女性優先車両試験導入の背景」というウソ記事をわざわざ出し、マスコミも「痴漢対策・迷惑行為防止」の一点張りで、その偏向ぶりといえばそれはもうひどいものでした。
もちろんこの記事はほんの一例で、近年の女性専用車両にまつわるマスコミ記事はその多くがこうした賛成派寄りの偏向報道です。
しかし、このような現状だからこそ、反対運動も地道でも良いから根気よく取り組むことが大事だと思います。
こうした風潮に異を唱える者がいなくなれば、いずれこうした偏向報道に疑問を持つ人もいなくなってしまうでしょう。反対の声を絶やしてはならないのです。
女性専用車両問題は、すぐ目に見えて動き出すようなことは通常あまりありません。
しかし、女性専用車両における声かけやトラブルが少なくなってきたのも、反対派が活動を継続してきたからだと思います。
この先、活動する人数を増やしていくことが出来ればさらに状況は変わってくるかも知れません。
人数を増やすことは当会も以前から課題として認識はしております。
そして、投稿者様のようにこの問題への関心を持つ人が存在し続けることもまた、重要なことだと思います。
まだまだ道のりは長いですが、今後とも当会サイトをよろしくお願いいたします。
女性専用車両は時代に合わないとのご意見投稿
●性別:男性
●女性専用車はもう時代に合わないのではないでしょうか。
私は、「見た目」と「性別」を結びつけることがタブーとされている時代だと認識しています。それにも関わらず、見た目が男性らしい人が近くにいると不安を感じたり、女性らしい人だけだと安心する人がいるようです。
男性はスーツ、ネクタイ、革靴、耳にかからない短髪。
女性はスカートを履く、ハイヒールを履く、髪が長い、ヒゲやムダ毛がない、化粧をする。こういったことを当たり前に思うこと自体がハラスメントとなりうる時代です。
一方で、女性専用車というシステム自体がこれらタブーを前提として成り立っているものと思います。
周りが「女性らしい」見た目の人なら安心だというのは、錯覚ではないでしょうか。
よく、男性が怖い女性のために女性専用車を設けていると説明する会社もありますが、「背が高い」、「スーツを着てる」、「ひげが生えている」等の人に迷惑行為を受けた経験がある人は、その特徴から固定観念にある男性像に結びつけ、「怖い」とするのではないでしょうか。
本来の性別は、生物的な特徴を確認しない限り誰にもわからないはずです。
当たり前のように見た目で何かを判断すること、止める時だと思います。
優先席に座っている人、駐車場の優先スペースに止める人、見た目ではわからない事情があるかもしれません。でも、まだまだおかしな正義感で「お前の場所じゃない」等と感じる人がいる状況だと思います。
見た目で性別を判断する心理は、相当深いレベルまで個人の中に染みついているものと思います。ジェンダー意識についていろいろと議論される世の中にあっても女性専用車がなくならないのは、都合よく利用することでビジネスが成り立つ(鉄道会社にとっての女性専用車の広告収入や、導入を進めた政党の選挙の票集め等)背景があるように感じます。
世の中から、あらゆる差別や偏見がなくなるよう願っています。
当会からの回答
※当会にご意見投稿くださいましてありがとうございます。
今の世の中「見た目と性別を結びつけてはならない」と言われる一方で、「男性(に見える人)がいると怖い、女性だけなら安心」というダブルスタンダードが当たり前のようにまかり通っているように思います。
本当に過去に何かがあって、男性(に見える人)にトラウマがある人も中にはいるのかも知れませんが、他方で女性専用を正当化し、さらに増やしたいがために
「女性は男性にこんなにも恐怖を感じている」
「女性ばかりの領域は絶対安心安全」
などと吹聴している者も少なくないと思います。
仰るように「都合よく利用することでビジネスが成り立つ」のです。
女性専用車両を推進することで、女性専用車両が存在することで得をする者がいる以上、そして世間では痴漢対策の一環という認識が一般的である以上はなかなかそれを動かすのは難しいものがありますが、やはりここは私達も活動の根を絶やしてはならないということと、そして投稿者様のようにこの問題に関心を持ち、問題意識を持つ方が存在し続けることも重要です。
よろしければ、また当会にご投稿ください。
今後とも当会サイトをよろしくお願いいたします。
女性専用車両賛成派の女性からのご投稿
●性別:女性
●女性専用車両についての記事を読んで、確かに納得することもありました。
女性専用車両は痴漢対策の根本的な解決策ではないと思います。女性専用車両は、誰かが大きな利益を得ているから存在するのかもしれません。しかし、痴漢被害に遭った身としては、実際女性専用車両があることで、精神的にストレスが緩和されます。
人が混雑している電車内で、真後ろに男性がいると、もしかしたら痴漢に遭うかもしれない、と恐怖でパニックになってしまいます。だから、私の場合は、女性専用車両に乗ることによって安心感を得られるので、なるべくなくさないで欲しいと思います。
私は女子高校生ですが、私の周りにも被害に遭っている子が沢山います。私は普段から母親に、性被害に遭った時は警察に行け、と言われていたの� �、被害に遭った時も、大泣きしながら駅員さんに被害に遭ったことを伝え、警察に被害届を出すことが出来ました。しかし、私の周りで被害に遭った子達は、痴漢に遭った時にどうすればいいか分からなかった、だから結局警察の元へは行けなかった子達ばかりです。むしろそういう子しかいません。なので、データに出ている被害件数よりも、実情はかなり被害者は多いはずです。だから私と同じように、女性専用車両に乗ることによって精神的に安心する人がかなり多くいらっしゃるのではないでしょうか。
目的は何であれ、女性専用車両が存在することによって心が救われる人も沢山いると思うので、根本的な解決策ではないと思いますが、痴漢被害に遭った者としては、今の段階ではなくすべきだとは思えません。痴漢という犯罪が既に存在してしまった以上、仕方のないことなのかもしれません。しかし監視カメラの増設はかなり効果があると思うので、鉄道会社にはできればそっちの方向でもっと進めて欲しいですね。そしていずれかは女性専用車両がなくなって、性別関係なく快適に過ごせる社会になって欲しいと思います。
当会からの回答
※当会にご投稿ありがとうございます。
女性専用車両についての記事を読んで、確かに納得することもありました。
女性専用車両は痴漢対策の根本的な解決策ではないと思います。女性専用車両は、誰かが大きな利益を得ているから存在するのかもしれません。しかし、痴漢被害に遭った身としては、実際女性専用車両があることで、精神的にストレスが緩和されます。
仰るように、女性専用車両は痴漢対策と言いつつ、実は誰かが得をするから推進されているわけです。
そして世間では、女性専用車両は絶対唯一の痴漢対策であるかのように思われているフシがありますが、実際には痴漢が他の車両に乗ってそこで好き放題出来る上、女性専用車両があることによって、他の車両での痴漢の存在はあまり問題にされなくなり、軽視されてしまいます。
投稿者様も女性専用車両は「根本的解決策ではない」と仰っていますが、「根本的解決策でない」どころか、実は痴漢にとっても「願ったり叶ったり」になってしまうわけです。
実に皮肉な話ではありますが・・・
人が混雑している電車内で、真後ろに男性がいると、もしかしたら痴漢に遭うかもしれない、と恐怖でパニックになってしまいます。だから、私の場合は、女性専用車両に乗ることによって安心感を得られるので、なるべくなくさないで欲しいと思います。
当会では、警察官の付き添い乗車なども提案しています。
現在でも警察官が被害者に付き添い乗車することはあるようですが、これをもっと広めるべきでしょう。
車内では痴漢だけでなくスリや盗撮などの被害もありますし、またスリや盗撮は女性が女性に対してやることもあります。
警官が付き添えばそういった被害も防げるので女性専用車両よりもより効果的と言えるでしょう。
あと、それ以外に「見せる警備」として警察官を駅に立たせたり、場合によっては車内にも乗車するなどするのも効果的かも知れません。
私達は当サイトで何度も申し上げている通り、女性専用車両には反対していますが、「痴漢対策をするな」とは決して申しません。
しかし世間にはこういう代替案を示すと、真っ赤になって「そんなもの何の役にも立たない!」などと否定してくる者がいます。
監視カメラについても同様にJR埼京線で痴漢6割減という実績はまるっきり無視して「監視カメラごときに何が出来る!」と大騒ぎ。
こうなると痴漢対策を望んでいるのか、ただ痴漢対策を口実にして、実は女性専用車両を守りたいだけなのか分かりませんね。
もちろん投稿者様はそんな人ではないと思いますが。
私は女子高校生ですが、私の周りにも被害に遭っている子が沢山います。私は普段から母親に、性被害に遭った時は警察に行け、と言われていたので、被害に遭った時も、大泣きしながら駅員さんに被害に遭ったことを伝え、警察に被害届を出すことが出来ました。しかし、私の周りで被害に遭った子達は、痴漢に遭った時にどうすればいいか分からなかった、だから結局警察の元へは行けなかった子達ばかりです。むしろそういう子しかいません。なので、データに出ている被害件数よりも、実情はかなり被害者は多いはずです。
「データに出ている被害件数よりも、実情はかなり被害者は多いはず」とのことですが、女性専用車両を導入しても被害件数は減りません。
つまり、【データに出てこない被害件数も含め】女性専用車両を導入しても実情は変わらない(=泣き寝入りは減らない)と言うことです。
表に出てこない被害が多いままだからこそ、表に出てくる被害件数も減らないのです。
このことから、女性専用車両を導入しても痴漢は他の車両で全く抑止力が働かずにやりたい放題で何も困らないということが分かります。
しかも先ほども述べた通り、女性専用車両が存在することで他の車両での痴漢の存在が軽視されてしまう問題もあります。
さらに、女性専用車両を増やすこと、あるいは女性専用車両が存在することで得をする・利益を得る者がいるから、それ(女性専用車両以外での痴漢が軽視されてしまうこと)が問題視されないのです。
また、鉄道会社としても女性が被害を申し出ても「なぜ女性専用車両を利用しなかったのか」と、責任を逃れることが出来ます。
つまり、「女性専用車両があるのに利用しなかったのが悪い」ということにされてしまうわけです。
近年では監視カメラの設置が進んできたせいか、痴漢件数も(少なくとも表に出ている件数は)かなり減ってきています。
恐らくは表に出ていない件数も減っていることでしょう。
痴漢にとっては女性専用車両よりも監視カメラの方がずっと「困る」わけです。
悪いことをする人間は「見られること」を気にしますから。
だからこそ当会は痴漢が減らない上に差別にもなる女性専用車両は廃止し、監視カメラの設置の徹底と監視の強化・希望者には警察官の付き添い乗車などもするべきと当会は主張しています。
目的は何であれ、女性専用車両が存在することによって心が救われる人も沢山いると思うので、根本的な解決策ではないと思いますが、痴漢被害に遭った者としては今の段階ではなくすべきだとは思えません。
痴漢という犯罪が既に存在してしまった以上、仕方のないことなのかもしれません。
しかし監視カメラの増設はかなり効果があると思うので、鉄道会社にはできればそっちの方向でもっと進めて欲しいですね。
そしていずれかは女性専用車両がなくなって、性別関係なく快適に過ごせる社会になって欲しいと思います。
まだ高校生で、かつ痴漢被害に遭ったあなたにここまで考えろというのは少々酷かも知れませんが、女性専用車両によって痴漢ではないのに排除される人がいることも、どうか忘れないでください。
特に足腰の弱ったお年寄りの男性や視覚障がい者などを追い出すようなことは決してあってはならないことです。
(鉄道会社は障がい者については乗車を認めていると言い、高齢者については「他の車両にも優先座席がある」などと屁理屈を言いますが)大体こうした「弱者」であっても男性であるというだけで排除されるのであれば、公共交通機関においてこれは大きな問題です。
また、女性専用車両を利用している乗客の中には痴漢対策以外で利用している人が多いのも事実で、当会が乗車活動を行っている時にも座席狙いの女性客がよく声をかけてきます。
それも、痴漢被害にはあまり遭わないと思われる(実際に40代以上になると、痴漢被害に遭う確率は非常に少なくなるというデータがあります)中高年の女性客が多いです。
それでも、まだ座席狙い程度なら痴漢対策とは外れた利用をしているとは言え、まだましな方ですが、ひどいのになってくると女性専用車両を自分の特権的領域と勘違いして、平気で男性に対するヘイトを垂れ流し、差別をする者が出てきます。
もちろん、こういう輩は決して珍しい存在ではありません。
上記ツイートはその一例ですが、これなど「女性専用車両」を「白人専用車両」に、「じじいを黒人」(じじいでも十分問題ですが・・・)に置き換えると、大変な差別発言であることが分かると思います。
(「黒人が乗ると白人専用車両が汚れるやろうが・・・」なんて言えば、とんでもない暴言ですね。これを「男が痴漢するから悪い」で片付けようとする人間は上記ツイート主と大差ないでしょう。)
女性専用車両をどんどん増やせば、こうした輩もどんどんわいてきますし、また「(痴漢などの犯罪者でなくても)男は危険な生き物だから排除されて当然」という風潮も「当たり前のこと」として広まります。
もちろんそうなれば、男性側も黙ってはいないでしょう。
当会はあくまで「男女が憎しみあわない社会」を目指しつつ、こうした問題に取り組んでいる団体ですが、世間にはこうしたことから「女性憎し」になってしまう男性も出てくると思われます。
そして当会はそれを非常に憂慮しています。
投稿者様も女性であると言うだけでそうした男性からヘイトを向けられる社会に住みたいですか?
恐らく投稿者様も含め大抵の人は「そんな社会は嫌だ」と普通は言うと思います。
当会としてもこの社会がそんな風になってほしくはありません。
何度も申し上げている通り、当会は痴漢対策そのものに反対しているわけではありません。
しかし、女性専用車両はあまりにも問題・弊害が多すぎるし、また推進派・賛同派の中に下心のある者が多すぎるのです。
そんな中で当会は「女性専用車両によらない痴漢対策を」と提案しているわけですが、やはり女性専用車両で得をする者がいる以上、結局は「女性専用車両を拡大することが目的」になってしまうし、またそうした人々に当会が何を主張しても、聞く耳を持たないのです。
先にも少し触れましたが、JR埼京線で痴漢6割減の絶大な効果を示した監視カメラでさえ、女性専用車両推進派は当初、
「監視カメラにごときに何が出来る!」
「監視カメラには死角がある」
「カメラ設置に莫大な費用がかかるから非現実的」
「監視カメラを設置しても痴漢はゼロにならない」
などと猛反対しました。
本当に推進派が効果的な痴漢対策を望んでいるのなら「監視カメラで埼京線の痴漢が6割も減った」というニュースに喜ぶはずですが、実際には「監視カメラのせいで女性専用車両が廃止されたら大変」とばかりに監視カメラを叩きに叩いたのです。
そしてその後、「監視カメラの導入が進んでも女性専用車両の廃止にはつながらない」とわかると、今度は「痴漢対策として女性専用車両と併せて監視カメラも推進しよう」と言いはじめました。
つまり女性専用車両推進派にとって「痴漢対策」など実はどうでもよく、結局は「女性専用車両さえあればそれで良い」のです。
投稿者様には被害に遭われたうちの一人として、そうした風潮に騙されたり流されたりするのではなく、本当の意味での痴漢対策を望む人になっていただきたいと思います。