当会に寄せられたご意見(2010年8月~12月)

ご意見・体験談の紹介

2010年8月~12月の間に頂きましたご意見投稿の中から、投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見について、一部ここで紹介させていただきます。


女性専用バスに疑問を持つ方からのご意見

●性別:男性

●こんばんわ。

いつも貴サイトを拝見しております。

私は、この専用車を無理やり導入させた某政党が嫌いな人間です。

それと同時に僕自身もなんら痴漢対策にもなっていない専用車については疑問を感じております。

以前田舎に住む父親が上京した際に、平日の昼間にも関わらず、中央線の女性専用車をみて慌てて乗車を避けようとしたのをみて、やはり専用車のことをよく知らない地方の人間はあの派手な表示をみて自然と避けてしまうものなのかと思い、とても嫌な気分になりました。

いつも会員様たちが抗議乗車の際、例え国家権力を乱用しようとした警察官相手でも怯むことなくこれはおかしいんだと堂々と発言なさることは非常に素晴らしいことだと思います。

これからも撤廃に向け頑張って下さい。応援しています。

前置きが少し長くなりましたが、ひとつ質問があります。

最近出てきた夜行バスの女性専用シートやレディースカー、急行能登号の女性専用車についてはどうお思いでしょうか?

3列独立シートならまだしも、4列シートのバスの場合、見ず知らずの異性と隣同士で寝るということになります。

私は、万が一寝ぼけてうっかりして女性が嫌がることをしたらどうしよう・・・。

こんな不安があるので上に書いたこととは、矛盾してしまうんですが、これに関しては導入しても構わないような気がするんです・・・。

ご回答の程よろしくお願い致します

当会からの回答

いつも当会サイトをご覧頂き、ありがとうございます。

さて、ご質問についてですが、これはよく考えて頂ければお分かりいただけるかと思いますが、女性専用が出来たところで女性との接触がなくなるわけではありません。

あくまで「女性はどこでも選べる」わけですから、4列シートで隣に異性が来ることは決して珍しくありません。

完全に男女別にして、一切接触がないようにしてしまわない限り、あなたが不安に感じているようなことはいくらでも起こり得ます。

別に女性専用を設けなくても、事業者の側でバスのチケットの予約を受ける際に性別をチェックして異性同士が隣り合わせにならないようにすることは不可能ではありませんし、また車両を完全に男女別にしてしまうという方法もあります。

あなたが不安に感じているようなトラブルを回避するためであれば、そのようにした方が女性専用「のみ」設けて、それ以外の場所でそうしたトラブルが発生する可能性を残したままにするよりも確実でしょう。

但し、交通事業者は面倒がってまずやろうとはしないと思われます。

なぜなら、バスの女性専用は営利目的であり、「女性専用とそれ以外の方法で、どちらが防犯・トラブル防止に有効か?」などということとは全く別次元の話であるからです。

つまり、女性の特権意識に訴えかける、あるいは「男性がいないので安心」と訴えかけることにより、客寄せを図ろうとしているのです。

「男性がいないので安心」というと、もっともらしく思ってしまう人もいるかもしれませんが、実際には駅などで女が刃物を振り回して人を殺傷するような事件も発生していますから、「男性がいないから安心」というのは実は「男性だけが危険である」というとんでもない偏見であるわけです。


つい先日も名古屋の地下鉄の女性用トイレで、刃物を持った女が他の女性客を刺殺する事件があったばかりです。

(2010年9月5日の朝に、名古屋の地下鉄金山駅の女性用トイレ内で、刃物を持った女が近くにいた他の女性客を突然刃物で切りつけ、刺し殺すという事件が発生しています。)

鉄道の通勤列車の場合、公明党などの政治的圧力の関与が大きいですが、バス等の女性専用はそのほとんどが営利目的であると思われます(マスコミでは「防犯対策」と報道されていることが多いようですが・・・)。

また、鉄道で女性専用が増えているのを見て、それを真似ている事業者も多数存在すると思われます。

鉄道は一般のサービス業と異なり、公共性の高い事業でもあるので、安易に女性専用を設けること自体、本当は非常によろしくないことなのですが、実際には「他がやっているから構わない」という状態になってしまっていると思われます。

つまり、「女性専用があると男性も安心」と考えている時点ですでに交通事業者に完全に騙されていることになります。

あくまで営利目的であり、男性の保護ではありませんから・・・


女性専用席に疑問を持つ方からのご意見

●性別:女性

●初めまして。質問です。

先頃、ひとりで国内旅行してました。JRは確かですが、どの電車だかは憶えていません。

指定席でひとり座っていました。周囲一帯誰もいず、空いてるな、と思っていました。

そしたら前の方の空いている席に中年男性が来て座っていました。

しばらくして彼は乗務員の女性に「そこは女性専用だから座ってはいけない」と注意され、頭をかいて元の席に戻りました。

それで初めてそこは女性専用座席なのだと知り、立ち上がって自分が座っている席の後ろを見たら、たぶん一車両の3/4くらいが混合座席なのでしょうか? びっしりと男性客が座っていました。

驚きでした。

よくよく見てみれば私が座っていた席のカバーがピンク色になっている。

これは酷いとビックリしました。

その前の女性席に座っていた男性だって、その座席の人が来たらどけばいいだけの話だと思います。

私だって、正直汗臭い(ごめんなさい!)男性の隣とかイヤですし、痴漢にあったこともあります。

だけど、どう見てもギュウギュウ座っている男性たちは仕事のようですし、対して私は好き勝手に旅行しているだけなのです。その「優雅な」私がガラガラのゆったりした席に座っていて、毎日働いている男性軍が、それでなくても身体が大きいのに、ギュウギュウ詰めで座らなきゃならないなんておかしいです。

お聞きしたいのは、こういう女性専用席も「男性は任意」なのでしょうか?

もしそうであれば、もしいつか同じような場面に出会ったら、男性側について乗務員に一言言ってやろう、と思っているのですが…。

別に、その席が空いているのだから、その席の乗客が来るまで座っていても構わない、と。

彼は別の座席の指定券はちゃんと買って乗っているのですから。

男女平等だったら、それこそ女性専用席なんてなくすべきです。

宜しくお願いします。

当会からの回答

(以下のコメントは上記の投稿者の方宛のコメントではなく、当サイトをご覧の皆様へのコメントです。)

この投稿者の方とは、この投稿に対する返信だけでなく、その後もメールで何度もやり取りを行いました。

普段は海外に在住されている方で、このときは一時帰国して、JR西日本の特急「サンダーバード」を利用されていたようですが、どうやら女性専用席とは知らずに利用されていたようです。

恐らくJR西日本が指定券を発売する際に女性専用席を(本人には告知せず)割り当てたのでしょう。

当会からは「法的には任意のはずだが、事実上男性は指定券を購入できない」という回答をいたしました。

JR西日本の女性専用席は特急サンダーバード車内で発生した女性乗務員への暴行事件が大きくマスコミで報道された直後に導入されたため、世間では防犯対策と思われているようですが、実際には導入の発表の際にJR西日本自身が「サンダーバードでの事件とは直接関係ない」と自ら防犯対策ではないことを明かしていました。

明らかに女性客への人気取りを狙った女性優遇サービスですが、例えば他の座席が満員でも女性専用席のみ空いていることがあるため、今では窓口に直接指定券を買いに来た女性客に女性専用席の指定券を(無断で)割り振っているものと思われます。

要はそれだけ、女性専用席は「必要とされていない」「設定しているだけ無駄」ということなのですがJR西日本の女性優遇好きには正直なところ、驚くほかありません。

他の鉄道事業者が政治的圧力などから女性専用車を渋々ながら導入せざるを得なかった状況の中で、自ら進んで女性専用車をどんどん導入し、女性専用車内に化粧直し用のものと思われる鏡を設置した(痴漢対策に鏡が必要なのか?)のもJR西日本です。

(さらにJR西日本はその後、2010年11月になって今度は「女性専用車を毎日・終日化する」と発表しました。JR西日本の女性優遇はどこまで行くのでしょうか・・・)

当会の回答に対し、この投稿者の方からは、
「それにしても女性専用席、異常すぎです。これだけではありませんが日本へ帰るたび、どんどん変な方向へ動いている・・・。」
という返信メールをいただきました。


違う痴漢対策の方法を考えられている方のご意見

●性別:女性

●はじめまして。

貴会のホームページを見て女性専用車の裏側の事情と政治的な背景や圧力があったことも理解できました。

混雑が嫌なら早めの電車を利用するか、空いている種別の電車を利用すればいいと思っています。

差別を優遇で解消するというやり方は在日特権や同和利権となんら変わらない手口であると思っています。

貴会の代案である監視カメラの設置等のやり方で防犯対策を行うのがスジであり女性専用車は不必要だと思っています。

貴会の活動を応援しています。

当会からの回答

この度は当会にご意見投稿くださいましてありがとうございました。

マスコミで専用車関係の記事が紹介されても「女性専用車は痴漢対策であり、必要なものである」というニュアンスで報じられることが多く、そのため現在も世間の人々の多くは女性専用車の裏側の事情を知りません。

私たちはそうしたことも含め、問題を社会に訴えて行くべく活動しておりますが、実際のところ賛同者を増やしていくことはなかなか容易なことではありません。

そんな中で、このようなご意見投稿をいただき、大変心強く感じました。

今後も頑張ってまいりたいと思います。


通勤列車以外の女性専用車に対する当会のスタンス

●性別:男性

●御会のサイトを拝見させていただきました。うまく言えないのですが、「女性専用車両」というのは物事を歪めているんだなと思いました。その事を考えるととても腹立たしく思い、女性専用車両の撤廃と根本的な痴漢対策と通勤ラッシュ対策を願うようになりました。

質問なのですが、 御会のご意見を拝見させていただく限り、朝夕の 「通勤列車」を想定して「女性専用車両」に反対しているのでは感じました。
しかし、公共交通機関の中には、ラッシュ時の通勤列車だけでなく、バスや夜行列車などにも「女性専用車両・席」というのがあります。
それらの「女性専用…」についてはどうお考えでしょうか?やはり反対でしょうか?
もし反対ならばその理由もご回答くださりますようお願いします。

参考までに、私が知っている「女性専用…」の交通機関を紹介します。
・JR北海道バスの札幌市内路線で、朝に女性客しか乗車を認めない路線バス便があったように思います
(ナニコレ珍百景という番組で知った)
・JR九州の「ドリームにちりん」という夜行特急に「女性専用席」という指定席があります(指定席の一室を「女性専用」にしたもの)
・福岡県の博多と宮崎県の宮崎を結ぶ高速バスに「女性専用便」というのを見た記憶があります。
・(すでに列車自体廃止されていますが)寝台特急の「あかつき」という列車に、寝台ではない座席車(レガートシートと言います)があり、そのうち半分が「女性専用席」となっていました。

当会からの回答

この度は当会にご意見投稿ありがとうございます。

当会は主に通勤電車の女性専用車両についての反対運動を行っておりますが、バスや夜行列車の女性専用についても現在のところ当会としての正式な統一見解ではないのですが、以下のような理由から反対の会員が多数おります。

  • 防犯対策を建前にしているだけで、実際には営利目的と思われる。公共性の高い交通事業において、このようなことはするべきではない。
    (通勤電車の女性専用は政治的圧力が関与していることが多いが、バス等の女性専用はそのほとんどが営利目的であると思われる。防犯対策なら他の方法を考えるべき。)
  • 「一両(一本)だけだから」「朝だけだから」と言って少しでも認めてしまうと、そこからどんどんエスカレートする可能性がある。

男性専用車両に対する当会のスタンス

●性別:男性

●名前は匿名希望にしていますが、実は、だいぶ昔に入会したことがある者です。

会自体は、東京、大阪、名古屋が中心の活動であまりお手伝いできなさそうなことや、少しだけ考え方の違いがあったので、放置しているうちに退会してしまいましたが、退会してからも、陰ながら女性専用車両に反対する会のことは応援しておりますし、活動してくれている皆さんには感謝しています。

先ほど述べた考え方の違いについてなのですが、私は「男性専用車両」もできれば、それは、「差別」ではなくて「区別」になると考えています。

女性専用車両に賛成する人の意見は大概、感情的で理論的に矛盾している意見ばかりなのですが、「痴漢にあったことがあり、電車に乗るのが怖いという女性だっている。そういう人にはなくては困るものだ」という意見だけは反論のしようがありませんでした。

しかし、男性も人生を台無しにされる痴漢冤罪に恐れて毎日電車に乗るのをビクビクしてる人もいます。

よって、男性女性両方に専用車を同数ずつ設置するようにするというのが、万人が満足でき、方向性としては正しいような気がします。(女性専用車両の混雑率が低いことに対する不公平感もなくなると思います)

また、もし、それにより一般車両の混雑率が上がり、専用車がガラガラという状況になり、それが問題となるようならば、男女両方から自然と『専用車両をなくそう』という動きになると思います。

この会に参加してから公明党が女性専用車両を進めてきたということを知りましたし、それで私は、今まで公明党を何とも思ってなかったのが一気に嫌いになりました。

公明党はホームページに実績として、「女性専用車両」を掲げる始末です。

あんな政治利用に負けないように頑張ってください!!不愉快極まりない!!

繰り返しになりますが、貴会のことを応援しております!!

当会からの回答

この度はご意見投稿ありがとうございます。

さて、あなたは男性専用車も作るべきというご意見とのことですが、男性専用車両を実現するのは相当に難しいと思います。

なぜなら、男性専用車は「女性専用車が痴漢対策である」という前提の延長線上にあるものですが、実際には女性専用車自体、現状ではおよそ痴漢対策とは言えないようなものであり、「痴漢対策の延長線上の、痴漢冤罪対策の男性専用車」は現状では考えられないからです。

「女性専用車は痴漢対策」という前提が頭にあると、痴漢冤罪の被害も相当問題になっているため、何となく男性専用車の実現もそう難しいことではないような気がしてしまいますが、実際には女性専用車推進派の政党・政治家は女性票集めや実績作りが目的で女性専用車を推進していると思われ、男性専用車の併設を推進しようとはしないでしょう。

「男性専用車も作れば票になる」と政党や政治家などが考えるようになれば話は別ですが、現状ではまず考えられません。

JR西日本など一部の女性専用車推進派の鉄道事業者も同様で、やはり自分たちの得になると思うから女性専用車を推進しているようなフシがあります。

男性専用車を作っても面倒なだけで何の得にもならず、費用もかかるので、やはりやろうとはしないでしょう。

また、それ以外の多くの鉄道事業者についても「政治的圧力などがあるから仕方なく」、あるいは「他でもやっているから」といった理由でやっているところがほとんどと思われ、現状の「仕方なしに(あるいは、他でもやっているから)やっている女性専用車」の上に、さらに男性専用車を併設することなどやはり面倒がってやらないでしょう。

つまり、「どこも痴漢対策(およびその冤罪対策)を真剣に考えて女性専用車をやっているわけではない」のです。

こんな状況で男性専用車の併設を求めたところで、まず実現はしないと思われます。

「男性専用車も設置すればよいのに・・・」という意見は女性専用車の賛否を問うアンケートなどでよく見られますが、「女性専用車が痴漢対策とは言えない」「男性専用車はまず実現しない」という現状を知らずに、男性専用車の設置を前提にして「女性専用車に賛成」と答えている人が少なからずいるということです。

また、そうした意見は女性専用車のみの設置に無条件に賛成しているのと同じ扱いにされ、「アンケートで賛成圧倒的多数という結果が出た」ということにされてしまう場合があります。

男性専用車を望む考え方にはこうした落とし穴もあるわけです。

あなたは元当会会員とのことですが、当会のことは今も応援してくださっているとのことで、ありがとうございます。

今後も頑張ってまいりたいと思いますので、もしよろしければ今後もまた、ご意見投稿などしていただければと思います。


当会に一定の理解をもつ賛成派からのご意見

●性別:女性

●私は、女性専用車両の設置に賛成する者です。

 こちらの会のサイトの情報などから、痴漢の件数は減っていない、また冤罪もなくならないという現実を知りました。しかし、専用車両が作られたことで、痴漢に恐怖を抱いていたが救われた方々も少なからずいるはずです。

被害に遭いたくない、人が、被害に遭わないようになる、とても為になっている制度ではないかと私は思います。 普通車両に乗車する女性の方々も、痴漢に遭ってもかまわないと考えている訳ではないでしょう。

私は常々、混んでいる駅のホームの中で、専用車両まで行き着くのは困難だと感じています。そのため普通車両に乗車します。これも解決されるべき問題なのでしょう。

もう一点、私は女性専用車両に賛成していますが、一方でこちらの会の主張も筋が通っていると感じます。しっかりと世間に表明していくのは大切なことだと思います。それだけに、こちらの会での行動内容に、少々気になる点があるのです。

実際に専用車両に乗り込んでアピールをする、とありますが、これはそこに乗車している他のお客さんからするとどうなのでしょうか。

きっと不快な感情を持たれてしまうのではないでしょうか。あくまでも私見で、私には詳しいことは分かりませんが、そのようなアピールより、直接鉄道会社のほうへ意見を表明するほうが効果的なような気がします。

筋の通っている、決して間違ってはいない主張をなさっているのですから、多くの人に理解してもらえるような活動をなさってほしいのです。

大々的に知らしめることも良いのかもしれませんが、誠実に意見を伝えることも、最後の目標へと近づく大きな土w)タ罎世隼廚辰討い泙后・・錫鮠・碵雹錫鮠 こちらとは反対の意見の者ですが、活動自体は応援しております。がんばってください

当会からの回答

この度は当会にご意見投稿くださいまして、ありがとうございました。

さて、「非協力乗車を行うのではなく、鉄道会社に直接抗議した方が良いのでは?」とのことですが、当会は鉄道事業者に対して、これまで何度も直接抗議しております。

しかしながら、実際にはそのくらいのことで考えを改めるような相手ではありません。

直接、本社に出向いて抗議しても「暖簾に腕押し」状態で、質問状を提出しても一切回答をしてこなかったり、質問とズレた回答だったり、また鉄道事業者によっては私たちと直接会うことすら拒絶するようなところ(例えばTX)もあります。

こういう状況ですから、単に鉄道事業者への意見表明だけの活動しか行わないのであれば、鉄道事業者にいくら抗議したところで「その場をうまくやり過ごされるだけ」で終わってしまいますし、また私たちの活動の存在そのものも、社会にはほとんど知られないままになってしまいます。

公共交通機関において、生まれ持った属性である「性別」を理由に、同じ運賃を支払っている乗客に対し、乗る車両を制限したりするのは許されないことであり、だからこそ鉄道事業者も男性の乗車を禁止してはいない(というより出来ない)のですが、利用客にはそれを告知せず、強制(禁止)であるかのように思わせて、法的な問題に触れないようにしながら(少なくとも日本の)公共交通機関では許されない女性専用を、半ば世間をだました形で続けているのが実際のところです。

私達はそうした鉄道事業者の欺瞞をいつまでもまかり通らせないために、非協力乗車活動を行っています。

こうした活動は「他の乗客が不快な感情を持つのでは?」とのことですが、そもそも女性専用車自体が任意協力に過ぎないものであり、男性であるというだけで排除されなければならない理由など、本当はないはずのものです。
(非協力乗車に対し、女性乗客が不快な感情を持ってしまうことについては、任意であることを告知せずに隠している鉄道事業者にも問題があると思います。)

もちろん、犯罪行為などを行うような輩は排除されても仕方ありませんが、男性であるというだけで「男は存在しているだけで迷惑・不快・(公共の場から)排除されて当然」という感覚が女性客の中に当たり前のように広がっているのであれば、これはある意味、恐ろしいことだと思います。

私達はそうした弊害をもたらさず、またJR埼京線で痴漢件数を半減させた監視カメラこそ、今後痴漢対策として進めていくべきものであり、女性専用車は廃止するべきであると考えています。

あなたが本当に「有効な痴漢対策」を願っていらっしゃるのであれば「痴漢件数が減らない上に、問題だらけの女性専用車」ではなく、すでに痴漢で悪名高い埼京線で「痴漢件数半減」という実績を出した、車内監視カメラの設置を支持する方向で考え直してみてはいただけませんか?

痴漢件数が大幅に減ったということはそれだけ多くの女性客が救われているということでもありますから。

以下のコメント欄では当会会員以外も、どなた様でもコメントができます。

なお、コメントが当会にご意見・ご回答を求められている内容の場合には当会はコメント欄での返信は行わず、別途「ご意見・体験談の紹介」ページで当会公式の返答として掲載させていただく場合がございます。

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