当会に寄せられたご意見(2013年8月~9月)

ご意見・体験談の紹介

2013年8月~9月の間に頂きましたご意見投稿の中から、投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見について、一部ここでご紹介します。

このところ、当会にもご意見投稿をくださる方が増えてきました。

ありがとうございます。

イタズラや支離滅裂な投稿でなければ、可能な限り返信(メールまたは、サイト掲載)はさせていただくようにしておりますが、返信が遅くなったり、ご意見投稿が一時に集中した場合など、対応しきれなくなったりしていることについてはお詫び申し上げます。


乗車活動に対するご提案

●性別:男性

●北海道在住30代男性です。北海道では現在札幌市営地下鉄で女性専用車両が導入されております。
自分は札幌に住んでいないため直接影響はありませんが、女性専用車両には反対しております。こちらの会の活動はいつも応援しておりますが、抗議行動の仕方について提案があります。現在、女性専用車両に乗り込み男性が乗車することに法律的な問題がないことをアピールしているようですが、女性専用車両の乗客は賛同する人や利益を得られる人であり、この方々を相手にアピールしても衝突が生まれるだけではないでしょうか?敢えて一般車両に乗り込みそこにいる女性に、「女性の痴漢被害防止のために女性専用車両が接続されている」、「男性の痴漢冤罪防止のため、および混雑緩和のため」を理由に女性専用車両に移動するようにアピールする方がいいのではないでしょうか?

一般車両に乗っている女性は女性専用車両に賛成ではない人が多いでしょうし、その点は申し訳ないですがその方々に女性専用車両が存在すると自分に迷惑だ、なくしてもらいたい、という方向に世論を誘導した方がいいと思います。鉄道各社も女性専用車両の運用に協力してる人に文句を言えないのではないでしょうか。

当会からの回答

ご提案くださいましたことには感謝いたしますが、「当会やその友好協力団体がなぜ女性専用車両に乗り込む活動をしているのか、その狙いや目的は何なのか」ということについて、どうも良く分かっておられないようですので、基本からお話しいたします。

まず、私達は女性専用車両の女性客にアピールするために女性専用車両に乗車しているのではありません。

鉄道事業者は女性専用車両が差別だとして法的に問題にされるのを回避するため、建前上「任意協力」ということにしておいて、それを利用客には知らせず、本当は女性専用でもない(任意協力である)のに「女性専用」という表示を出して利用客に強制的なもの(男性乗車禁止)と思わせているわけですが、私達はそうした鉄道事業者の「ウソ」を許さないようにするため、活動をしているのです。

なぜ、「公共の」交通機関が法的な問題をかいくぐりながら、女性専用車両のようなアパルトヘイトまがいの「差別」をいつまでも維持できるのかといえば、「任意協力だから差別には当たらないし、法的にも問題ない」と逃げを打っているからです。

お分かりいただけましたでしょうか?

鉄道事業者は女性専用車両を「ウソをつくことによって維持している」のです。

しかし、そのあたりのところを鉄道事業者に直接抗議してもテンプレート回答でさっさと片付けようとするだけで、全く改めようとはしません。

そこで、鉄道事業者がウソを改めないのなら、実際に乗って鉄道事業者のウソを許さないようにしようという話になります。

私達はあくまでも「任意協力」というルールに従って乗車しているだけで、法律上も規則上も何の落ち度もないわけですから、鉄道事業者も私達を強制的に降車させることは出来ませんし、また強制的に降車させようとすれば大きな問題となります。

結果として、鉄道事業者は現場の職員に対して「女性専用車両は男性の任意協力だから、強制排除は出来ない」と社員教育せざるを得なくなります。(以前は、現場の職員でも女性専用車両が任意協力であることを知らない者が多かった)

また、こういう面倒なことが続けば鉄道事業者も以後のさらなる女性専用車両拡大を躊躇するようになるでしょう。

次に「一般車両の女性客にアピールした方が良い」とのご提案についてですが、先にも述べた通り、女性乗客にアピールするのが目的で私達は乗車活動をしているわけではありません。

これも基本からお話しする必要がありますが、なぜ私達が女性専用車両に乗車してトラブルが発生し、電車が遅延しても私達がその責任を問われないか、分かりますでしょうか?

「女性専用車両が任意協力だから」というのはもちろんですが、それに加え「トラブルを起こしたのが相手方の乗客や鉄道員などであるから」です。

私達は女性専用車両に乗車活動中、相手方から話しかけられない限り、こちらから他の乗客等に話しかけるような事は(原則として)いたしません。

しかし、もし私達が女性専用車両でない車両にいる女性客に「女性専用車両に行け」とアピールして、その結果トラブルになればどうなるでしょうか?

これでは「私達がトラブルを起こした」ことになってしまいます。

また、女性客や鉄道員などが女性専用車両に乗っている男性客に降車・移動を強制すれば「強要罪」になる可能性があるのと同様、私達から女性客に「女性専用車両でない車両に乗るな」と言えないのも現状で、これも下手をすると私達の方が強要罪に問われかねません。

それらのことから、当会といたしましては非女性専用車両の女性客を女性専用車両に行かせるという活動は出来ないと認識しております。

よって、せっかくのご提案ですが、これらのご提案については当会としてはお受けいたしかねますことを悪しからずご了承ください。


効果的な痴漢対策のご提案

●性別:男性

●はじめまして。

女性専用車両に反対する立場の一人として投稿させていただきます。

女性専用車両が初めて導入された路線は存じ上げていないのですが、導入されて幾年も経っていることと思います。

私は女性専用車両の導入について、常々以下のことを思っていました。「女性専用車両の導入は、他の車両の混雑を助長するだけではないのか」と。

さらに乱暴な言い方をさせていただくなら「全車一般車だった時代は苦痛でも無理をすれば乗れた。しかし女性専用車両が導入されてから、以前は乗れた列車に(混雑率が高くなり)乗れなくなった」という現状があるのではないかと推測しています。

埼京線の監視カメラは女性専用車両よりも効果が高いみたいで、私としては「女性専用車両を廃止する代わりに監視カメラを設置する」

これが痴漢対策として有効ではないかと思います。

話は変わりますが、JR東日本の京葉線は朝ラッシュ時間帯に、通勤快速以外の快速をすべて各駅停車にしましたが、混雑率を均等化する対策として有効だと思います。小田急以外は分からないのですが、最混雑時間帯を明示して、当該時間帯を避けて通勤・通学をするように促している会社もありますので、会社の努力だけでなく、利用客自身が最混雑時間帯を避けるという選択をすれば、一番混雑する列車の混雑率も下がると思います。

長文になりましたが、最終的には監視カメラの設置、通勤時間帯の各駅停車化、利用客の「最混雑時間帯をさけて通勤・通学をする」という選択。その他にも方法があればいいのですが、これらを組み合わせることで痴漢の件数が減るのではないかと思います。

当会からの回答

現在の女性専用車両が最初に導入されたのは京王線で2000年のことです。

インターネットや新聞記事などでは、はるか以前に存在した「婦人子供専用車両」を現在の女性専用車両と同列に論じている論考が存在するのですが、導入された背景の違いなどから考えれば、現在の女性専用車両とは別物と考えて良いのではないかと思います。

痴漢件数の減少に効果的な策についてご意見いただきましたが、私達といたしましても鉄道事業者が混雑緩和や監視カメラ設置などで痴漢対策をしてくれるのであれば、大いに結構なことだと考えております。

しかしながら、女性専用車両の問題は現実には痴漢対策云々とは全く外れたところにあります。

実際のところ、鉄道事業者に対し、

  • 女性専用車両導入後も痴漢件数が特に減っていないこと
  • 監視カメラの方が女性専用車両よりもはるかに有効であること

などをはっきり示しても、鉄道事業者は女性専用車両をやめようとしません。

それどころか、痴漢件数が減っていないことを隠蔽するため、「うちでは痴漢件数のデータは取っていない」などとウソをついて女性専用車両を続けているような状態です。

さらに監視カメラについても何かと理由をつけてやろうとしません。

さらに言えば、女性専用車両を政治目的で強力に推進してきた(鉄道事業者に圧力をかけてきた)政党が存在し、また女性専用車両限定で女性向けの広告を(他車両より割高な広告料で)募集して、女性専用車両を広告料収入源にしている鉄道事業者も存在します。

これらのことから分かるように「痴漢対策」というのは世間を納得させるための表向きの理由で、実際には痴漢対策などでは全くないということです。

ですから、あなたが示された「策」を鉄道事業者に提示しても鉄道事業者は、まずやろうとはしないでしょう。

よく女性専用車両に賛成する者からは、『反対派は痴漢被害者のことを考えていない』などという批判がありますが、上記で説明してきたように鉄道事業者が女性専用車両をやっているのは「痴漢対策ではない」という事を考えあわせれば、鉄道事業者と女性専用車反対派のどちらが痴漢対策を真剣に考えているか、そして賛成派の『反対派は痴漢被害者のことを考えていない』という批判がいかに的外れであるか、よくお分かりいただけるかと思います。


当会への応援と改名のご提案

●性別:男性

●女性専用車はおかしいです。社会規範に反しています。ビジネスの基本常識に反しているとも言えます。

1.同一料金をとりながら女性はグリーン車、男性は普通車に乗せていることと同じです。別料金ならこの限りではありませんが。

2.鉄道会社は、自らがすべき仕事である女性保護をせずにお客様(男性)にさせていることです。仕事をお客様にさせて金をとるのは鉄道会社以外にありますか?金は仕事をするからもらえるのですよ。

貴会へ提案します。
「女性専用車両に反対する会」という名称は何となくネガティブな印象を与えます。
「男女にとって安全で快適な鉄道を提案する会」というポジティブな名称を使用しては、と考えます。貴方たちを応援します。

当会からの回答

当会への応援のメッセージありがとうございます。

なるほど、確かにそういう見方も出来ますね。仰ること、ごもっともだと思います。

会の名称については当会内でも意見がいろいろあり、簡単には変えられないのですが、今後もよりよい活動を目指して行きたいと考えております。


動画をご覧になった方からの声

●性別:男性

●最近、動画サイトで偶々ドクター差別氏の投稿動画を視聴し女性専用車両の真実を知り大きな衝撃を受けました。

鉄道会社があの様な大嘘を広めて利用客を騙そうとしてたとは。

こんな嘘をついて男性差別をする車両に賛成できるわけがない!!!

嘘も100回繰り返せば真実になると思ってる鉄道会社を野放しにして良い日本になるわけがない!

これからは堂々と女性専用車両にも乗車しようと思います。

当会からの回答

ご意見投稿ありがとうございます。

当会が以前から申し上げている通り「女性専用」はウソ、「痴漢対策」もウソです。

当会やドクター差別氏の差別ネットワークなどの団体はそうしたウソを許さないために活動しています。

ただ、一人で女性専用車両に乗車するのは十分ご注意下さい。

備えあれば憂い無しと申しますが、最低限、録音等するなどして、何かあった際のための証拠保全はしておく必要があるでしょう。


横浜女学院OGからの意見

●性別:女性

●横浜女学院中学・高校のOGです。

女性専用車両に反対する運動があることは以前から知っていましたが、最近私の母校がやり玉に上がっているようなので少し意見を言わせてください。

私も朝の根岸線下りの横浜と石川町の間ではしばしば痴漢に遭いました。腕を掴んで「この人、痴漢です」なんて言える人はごくごく一部です。ほとんどの人は黙って耐え、泣き寝入りしているのが実情です。

私もそうでした。恥ずかしいし、逆ギレされたら怖いし、周囲の人が助けてくれるという保証もないからです。車両を変えても痴漢はついて来ます。そんな時に最後の避難所として女性専用車両があれば助かると思います。

私の場合、毎日家に帰ると、「今日はお尻を触られたわ」「いや、あれは当たっただけよ」などと、なるべく自分が痴漢の被害に遭っていないと自分自身に言い聞かせるようにしていました。痴漢されたと認識するのが、なんだか惨めで情けなくて耐えられなかったのです。こんな気持ち、あなたがたにわかりますか。

私はこんな惨めな思いを後輩たちにはさせたくありません。おそらく先生方もそういう思いでおっしゃっておられるのだと思います。だから母校の先生方をあまりやり玉に上げないでください。

女性専用車両そのものに対しては私は賛成でも反対でもありません。先にも述べましたように、最後の避難所としての価値はあると思います。しかしあなたがた善良な男性の方々にご迷惑をお掛けしているのも事実です。それは申し訳なく思います。それに女性専用車両を設置することで痴漢対策完了とされるのは心外です。もっと抜本的な痴漢対策をお願いしたいです。

当会からの回答

今年(2013年)の春ごろ、あなたの出身校である横浜女学院を含む4校で、女性専用車両拡大要請の署名運動が行われていたことは当会としても知ってはおりました。

しかし当会が「会の活動」として、署名活動に参加していた高校の教師や関係者をやり玉に上げるというようなことは行っておりません。

恐らくインターネット上で、あなたの母校の教師や関係者を批判するような書き込み等を見られたのではないかと推測しますが、当会が会の活動としてそのようなことを行っていない以上、「母校の先生方をあまりやり玉に上げないでください」と言われても、当会としては何とも申し上げようがございません。

ただ、あなたの投稿を拝見させていただいて気になったのは「女性だけが通勤電車の中で嫌な・恐い・不快な思いをしている(=男性にはそれがない分、楽をしている)」とお考えではないのか?ということです。

もちろん違っていたらお詫びしますが、あなたの投稿を見ていると、どうもそんな気がいたします。

混雑した通勤電車の中では男性もいつ痴漢に間違われたり、でっち上げられるか分かったものではありません。

そしてやってもいないのに逮捕され、職を失い、家庭を失い、人生を台無しにした男性がどれだけ悲惨な思いをするか、あなたには分かりますか?

そして、混雑する通勤電車の中で「もし痴漢にされたら」と怯えながらも仕方なく毎日電車を利用している男性の気持ちが分かりますか?女性だけが被害者ではないのですよ。

そういう意味でも、痴漢撲滅は当然です。

しかしながら女性専用車両では痴漢は減っていません。

当然、冤罪も減りません。

そもそも女性専用車両は政党・政治家の人気取り・実績作りの手っ取り早い手段として、政治目的に利用されてきた経緯があります。

また、政党・政治家に言われて導入した鉄道会社もその後、女性専用車両限定で女性向けの広告を割高な広告料で募集し、女性専用車両を広告料収入源に利用するなど、とても痴漢対策とは思えない代物に成り下がってしまっています。

当会が女性専用車両反対運動を行っているのは女性専用車両が痴漢対策とは思えないような推進のされ方をしているからであって、痴漢対策そのものに反対しているわけではありません。

あなたの高校の先生方はそうした実状を知らなかったのかもしれませんが、私達からすれば「痴漢の件数が減らない上に、男女差別にもなりかねない女性専用車両になぜこだわるのか?」「痴漢被害を減らしたいということならJR埼京線で『痴漢6割減』という大きな成果を出した監視カメラの方が差別にもならないし、余程良いのではないか?」と言いたいのです。

もっとも、私達が(痴漢件数6割減の)監視カメラを奨励したところで、女性専用車両賛成派は強く反対しますし、鉄道事業者も何かと理由をつけてやろうとはしませんが・・・


専用車両に賛成という女性からの意見

●性別:女性

●専用車賛成派からの投稿youtubeの動画でこのサイトを知りました。

私は女性専用車両にはどちらかというと賛成です。

もちろん、『任意の協力だから強制力はない』という意見も理解できます。

ただ、『チカンにあわないような人は女性専用車両に居るのはおかしい』と言う方がいらっしゃいますが、人の性的趣味は様々なのです。

ご年配やふくよかな方々だってチカンにあわないとは断言出来ません。それも立派な差別じゃありませんか?

『駆け込み乗車をしようとしたら女性専用車両のため入ることが出来ず、電車を一本見送る羽目に』という意見もよく目にしますが、女性専用車両にひとまず乗り込み、電車が発車してから移動すれば済む話です。

女性専用車両を選んで乗っている人の中にはトラウマを持った方をはじめ、何かしらの男性に対するアレルギーを持っている方も居ると思います。(それの程度については精神科の専門ですので反対派の方の常識を超えたものもあると思います)

なにもチカンだけじゃない。スマホが普及してから盗撮も容易になりました。一言盗撮と言っても、正面から全体的に撮影するものから、下からスカートの中をというものまで様々です。知らない男性からカメラを向けられた時の気持ちはわかりますか?トラウマで、携帯電話を操作している男性の正面に座ることも嫌になりますよ。

そのような方々が安心して乗れる場所を鉄道会社の主導で実施されているものであるため、利用している女性側から見て、わざと健常な男性が乗り込んでの抗議活動…というのはどうなのかな?と思うのです。

反対派の男性の方々に不利益を与えているのは鉄道会社ではありませんか?

だったら電車内やホームに掲げてある『女性専用車両』というステッカーを見て、選んで乗っている人に対し不愉快な思いをさせるのは筋違いだと思うのです。少なくとも乗る事に反対はしませんが、係員や乗客に言われたら大人しく移っていただきたいのです。

ひとつ、お尋ねしたいのですがこの会の方々は優先席についてどうお考えでしょうか?

最近の携帯電話の電波はペースメーカーに対し2.3cm程度の至近距離まで近づけないと誤作動を起こしません。隣で携帯電話を弄っても何ら問題ないので、当然優先席に座り、ペースメーカーを使用している方の隣で携帯電話をいじっていても問題はないのです。

電車内が空いていて全員が着席出来ている状態の時は優先席しか空いていなければそこに座ることもあるでしょう。

しかし、正義感の強い方は声をかけてきます。

その時あなた達はどうしますか?

これも法的根拠がないと言って戦うのかもしれませんね。

法治国家の日本ですが、各々のマナーによって維持されている部分が多いのもまた事実です。

人の嫌がる事をしない、その場の意見かNOなら、少数派であることを理解し折れる余裕のある大人になっていただきたいものです。

当会からの回答

当会にご意見投稿ありがとうございました。

以下の通りコメントさせていただきます。

ただ、『チカンにあわないような人は女性専用車両に居るのはおかしい』と言う方がいらっしゃいますが、人の性的趣味は様々なのです。

ご年配やふくよかな方々だってチカンにあわないとは断言出来ません。それも立派な差別じゃありませんか?

『駆け込み乗車をしようとしたら女性専用車両のため入ることが出来ず、電車を一本見送る羽目に』という意見もよく目にしますが、女性専用車両にひとまず乗り込み、電車が発車してから移動すれば済む話です。

当会が会として『チカンにあわないような人は女性専用車両に居るのはおかしい』という主張をしているわけではございません。

そもそも当会は女性専用車両が痴漢対策だとは考えておりませんが・・・

駆け込み乗車云々も言っている本人に言っていただきたいですね。

もっとも、女性専用車両に男性が一歩でも足を踏み入れようものなら、気が狂ったように噛み付いてくる女性客もいることを考えると、ひとまず乗り込むのも(反対派でない男性客からすれば)勇気がいると思いますよ。

女性専用車両を選んで乗っている人の中にはトラウマを持った方をはじめ、何かしらの男性に対するアレルギーを持っている方も居ると思います。(それの程度については精神科の専門ですので反対派の方の常識を超えたものもあると思います)

なにもチカンだけじゃない。スマホが普及してから盗撮も容易になりました。一言盗撮と言っても、正面から全体的に撮影するものから、下からスカートの中をというものまで様々です。知らない男性からカメラを向けられた時の気持ちはわかりますか?トラウマで、携帯電話を操作している男性の正面に座ることも嫌になりますよ。

ならば、そのような人は精神科で治療を受けるべきでしょう。

痴漢や盗撮魔は当然悪いですし、それらに対する対策を取ること自体は否定しませんが、少なくとも公共の場に次々と女性専用を設けて対処するべきことではないと考えます。

「男性が居るだけで嫌」という理由で公共の場に女性専用を作ることが許されるのなら、世の中の公共の場所全てに緊急性のない女性専用をいくらでも作って良いことになります。

トラウマは女性だけではありません。

痴漢冤罪で人生を棒にふった、あるいは棒に振りかけた男性も相当なトラウマを持っていると思いますよ。

また、盗撮は男性だけがするものではないということはご存じないのですか?

撮った画像を売る目的で女性を盗撮する女性も少なからずいますよ。

そのような方々が安心して乗れる場所を鉄道会社の主導で実施されているものであるため、利用している女性側から見て、わざと健常な男性が乗り込んでの抗議活動…というのはどうなのかな?と思うのです。

反対派の男性の方々に不利益を与えているのは鉄道会社ではありませんか?だったら電車内やホームに掲げてある『女性専用車両』というステッカーを見て、選んで乗っている人に対し不愉快な思いをさせるのは筋違いだと思うのです。少なくとも乗る事に反対はしませんが、係員や乗客に言われたら大人しく移っていただきたいのです。

鉄道会社が主導ではありません。

国交省が主導です(そして、その国交省を牛耳っていたのが某政党)。

鉄道事業者の多くはラッシュ時の安全確保が困難になることや男性客からの抗議苦情を予想し、導入に難色を示していましたが、それを押し切って導入させたというのが真相です。

また、ある調査では女性専用車両に賛成している女性の70%以上が「空いていて楽」「臭いオヤジがいなくていい」などの理由で賛成しているという結果がすでに出ております。

さらに、「女性専用車両は身勝手な女性が多くて不快」と言って、あえて他の車両に乗る女性も実際に存在します。

ですから、もし「女性専用車両の乗客の全て、あるいは多くが女性専用車両のおかげで安心して利用できるようになった人々」とお考えなら、それはある種の「幻想」であると言われても仕方がないでしょう。

私達は女性専用でもないのに「女性専用」とウソをつく鉄道会社に対して、それを許さないよう「任意」であることを周知し、また実際に乗車する活動をしています。

女性客に対する嫌がらせが目的ではありません。

また、公共の場である以上、「男性の存在自体が不快だから出て行ってほしい」などという言い分は通用しません。

『女性専用と書いてあるから乗っているのに・・・』と言うのなら、これは私達ではなく「女性専用という虚偽表示」を出して乗客をだましている鉄道会社に言っていただきたいものです。

ひとつ、お尋ねしたいのですが
この会の方々は優先席についてどうお考えでしょうか?

電車内が空いていて全員が着席出来ている状態の時は優先席しか空いていなければそこに座ることもあるでしょう。しかし、正義感の強い方は声をかけてきます。その時あなた達はどうしますか?

これも法的根拠がないと言って戦うのかもしれませんね。

例えが良くないですね。

よく、反対派が賛成派に「女性専用車両は任意協力で強制力はない」という事を言うために、『女性専用車両は優先席と同じ任意協力に過ぎない』という表現を使うことがありますが、そうすると賛成派の中にはそれを拡大解釈して「女性専用車両=優先席」みたいに考える人が出てきます。

そしてそこから、「女性専用車両に反対する人間は足腰の弱った老人が立っている目の前で平然と優先座席に座り、ふんぞり返っていられる人間なんだろう」などと勘違いなことを言ってきたりするわけです。

実際は「任意協力でしかないという点で共通している」と言っているだけで、「何もかも同じ」と言っているわけではないのですが・・・

そもそも女性専用車両と優先席では、ざっと見ただけでも

  • 優先席に女性専用車両のような政治的背景はない(つまり特定の政党による「実績作り」や「人気取り」の手っ取り早い手段として、導入をごり押しされてきたようなことはない)
  • 優先席はあくまで「優先」であり、名称にウソはないが、女性専用車両は専用でもないのに「専用」とウソをついている。
  • 優先席は優先対象以外の乗客を犯罪者予備軍と見なしたものではないが、女性専用車両は表向き「痴漢対策」と銘打っている以上、そこから(痴漢でない男性も含め)「男性=悪」といった偏見を作り出す元となる。
  • 優先席は、本来優先されなければならない人間よりも、それ以外の人間が優先されているという矛盾は存在しないが、女性専用車両では、高齢の足腰の弱った男性よりも、若い健常者の女性のほうが優先されるという矛盾が生じている。

など、根本的な違いがいくつもあります。

よって、「女性専用車両に協力しない人間は、優先席にも協力しないのだろう」などと考えるのはナンセンスというものでしょう。

私達は女性専用車両に乗車活動中でも、目の前に高齢の方や、身体の不自由な方が来られた時には、席を譲ります。

法治国家の日本ですが、各々のマナーによって維持されている部分が多いのもまた事実です。
人の嫌がる事をしない、その場の意見かNOなら、少数派であることを理解し折れる余裕のある大人になっていただきたいものです。

女性専用車両に男性が乗らないのがマナーではありません。

「白人専用車両に黒人が乗らないのがマナー」と言っているようなものです。

なぜアパルトヘイトがあれほど問題になったかと言えば、黒人の犯罪率の高さを口実に「人種」という、本人の意思ではどうすることも出来ない「属性」を理由に排除を行ったからです。

そして女性専用車両も痴漢対策を口実に「性別」という「属性」を理由として排除を行っています。

だから問題なのです。

しかも、表向き痴漢対策と言いながら、実際は政治目的車両であり、また鉄道会社の広告料収入源でもあるわけです。

さらにその上「男性一般=悪」という偏見を世間に垂れ流す代物・・・

そんなものに「その場で少数派だから」と折れて、スゴスゴと出て行くような人間のことを「余裕のある大人」とは言いません。

あなたの論理で行けば、アパルトヘイトに毅然と立ち向かったローザ・パークス女史も「余裕のない人間」ということになります。

また、あなたの言い方だと「男性の存在自体を嫌がる人がいるから(公共の場から)男性を追い出してよい」と言っていることにもなります。

「男性・女性」を「黒人・白人」に置き換えてみるとよく分かりますが、これでは「白人が嫌がることをしない、その場の意見がNOなら少数派であることを理解し折れる余裕のある黒人になっていただきたいものです」と言っているのと大差ありません。


女性専用車両をいつも利用している女性からの意見

●性別:女性

●いつも女性専用車両を利用している者です。 

反対して乗っている男性を見て気持ちのいい女性は一人もいません。

自分さえ良ければいいでは無く、周りの事も考えて下さい!

あなた達が乗っていると、必ずJRの人が注意しに来ます。でも必ずごねるので、その間電車は止まってしまいます。

あなた達は約千人もの朝の貴重な時間を奪っているのです。

もし、自分の信念でやってるとか言っても周りに迷惑をかける信念ではただの迷惑行為です。

そんな人にJRを責める資格はありません。

当会からの回答

※「反対して乗っている男性を見て気持ちのいい女性は一人もいません」とのことですが、「男性がいると気持ち良くないから」などという理由で男性を「公共の場」である車両から排除することは出来ません。

これは、本人の意思で「する/しない」を決められる車内喫煙などとは異なり、男性本人が自分の意思ではどうすることも出来ない、「性別という属性」による公共の場からの排除になるからです。

女性専用車両があることで、身体の弱い高齢の男性や外見では分からない内部障害を持つ男性が事実上排除され、混雑した車両に乗らざるを得ないのですよ。

そんな犠牲の上に成り立つ女性専用車両を「当然の権利」みたいに思っていませんか?

「自分さえ良ければいいではなく、周りの事も考えて下さい!」とは、こちらからあなたに申し上げたいですね。

あなたは私達のやっていることを迷惑行為だと思っているようですが、「電車が止まって迷惑」というのなら、迷惑をかけているのは「男性の任意協力」と言いながら、電車を止めてまで声かけをしてくる鉄道会社のほうです(任意であれば本来、声かけする必要はないし、電車を止めてまで声かけをするのは論外)。

また、「女性専用車両」と名前がついている車両といえども、実際はただの一般車両(任意協力)であり、また公共の場である以上、「男が存在していること自体が迷惑」などという言い分は通りません。

よって、当会が迷惑行為を行っているわけではありませんし、またあなたに「当会がJRを責める資格の有無」を決定する権限もありません。

以下のコメント欄では当会会員以外も、どなた様でもコメントができます。

なお、コメントが当会にご意見・ご回答を求められている内容の場合には当会はコメント欄での返信は行わず、別途「ご意見・体験談の紹介」ページで当会公式の返答として掲載させていただく場合がございます。

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