当会に寄せられたご意見(2015年1月~2月)

ご意見・体験談の紹介

2015年1月~2月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。

今回は下記に紹介させていただきましたご投稿の他にも多数のご投稿をいただきました。

ありがとうございました。


個人的に乗車活動をされている方からの投稿

●性別:男性

●よく女性専用車に乗っています。

夜の○○線××駅(※)に停まる下りの最終とその1本前の計2本だけですが、××駅女性専用車付近に警備員がいて、声かけをしているので、ぜひ貴会でも乗っていただきたいです。
(※注:この方は路線名・駅名を明記して投稿してこられましたが、当会のほうで事実確認したものではないため、念のため、路線名・駅名を伏せております)

乗っている男性客の数を数えて声に出して言ったり、「あれはダメだ(=言っても協力しないという意味と思われる)」などと仲間内で乗客の評価をしている警備員がいます。しかもそれを乗客に聞こえるように言うのです。人を「あれ」呼ばわりするのは言語道断です。

当会からの回答

※当会にご意見投稿ありがとうございます。

その警備員の対応、仰る通り「言語道断」ですね。

ちなみにこの「○○線・××駅」ですが、一つ上の投稿でも出てきた○○○○○(鉄道会社)と同じ会社の路線・駅です。

○○○○○(鉄道会社)は問い合わせセンターも現場もどちらもとんでもない対応を平気でしていますね。
(警備員についてもそれが外部委託であったとしても、きちんと「教育」するべきでしょう)

これからも負けずに乗車活動、頑張っていただきたいと思います。

これまで、当会でも○○線では時々、乗車会を行っておりますが、今後の乗車会の際、可能であればまた改めて××駅でも一度下車するなどして、警備員の態度なども見てみたいですね。

そして、もしよろしければですが、当会の集会などに一度見学にお越しいただければ幸いです。

反対活動をしている者同士でいろいろと情報交換もできますよ。


個人で活動をされている方からの投稿

●性別:男性

●はじめまして。女性専用車両について納得がいかない面もあるので意見を記載いたします。
さまざまな事情で男性が利用する場合も十分考えられるのに、その案内を一切せず、身体が弱くて利用している男性がいたとしても、しつこく声掛けをし隣の車両に移動するように促されるケースも多いと聞きます。「さまざまな事情で男性が利用される場合もあります。あくまでも任意であり強制ではありません」などの案内をすればトラブルにはならないとおもいます。しかし、鉄道会社の社員やお客様センターは頑なに拒否します。なぜ、あそこまで頑ななのか理解できませんが、おそらく上から「余計なこと言うな」と圧力をかけられ、余計なことを言った社員に対する処分があるのかもと思います。以前 「体調が悪くて利用する場合は申し出たらいいですか?」と質問したら「車掌の判断になります」と言われました。高熱を出してしんどくても車掌がダメと言えば、男であるという理由で利用できないということです。もし、実際、そういうことを言われたら「体が弱いのに、満員の車両に移動しろというのですか?お宅はそういう会社なのですね。男性には、男性が困らないよう、気持ちよく利用できるよう、配慮はしないのですか?」と当てつけて移動して、後で徹底的に抗議します。やっていることは、女性専用車両という制度、アパルトヘイトと一緒だと感じております。

 女性専用車両に限らず、エレベーターや優先座席などでも、若い人が使うと「若いのに使って!」みたいな声掛けをしてくる人がいますが、さまざまな事情がある可能性もあるので、事情が分からない以上、うかつに声掛けするべきではないと思いますし、声掛けがプライバシーの侵害にもつながると思います。

当会からの回答

※ご意見投稿ありがとうございます。

鉄道事業者への抗議活動、かなり頑張っておられるようで、読んでいて頭が下がります。

当会ではよく「鉄道会社に直接抗議しても効果は薄い」などと申し上げておりますが、あなたほど徹底的に行っておられるのであれば、これも鉄道事業者に対して、ひとつのプレッシャーになると思います。

実際のところ、女性専用車両が新規導入されたり、拡大されたりすると、その時はものすごい勢いで憤って鉄道会社に抗議するものの、それは「その時だけ」で、その後は(次に女性専用車両が新規導入されたり、拡大されたりするまで)何もしなくなってしまう人が結構多いのです。

鉄道事業者はしたたかですが、今後も負けずに頑張ってください。

そして、今後とも当会へのご支援・ご指示のほど、お願いいたします。


女性専用車への疑問のご意見

●性別:男性

●こんにちは。私は東京在住の男子大学生で、生まれて以来20年近くずっと鉄道が好きな者です。

貴会のHPもほぼ毎日拝見しておりますが、JR西日本などの鉄道会社の〈公共交通機関〉としての本分を忘れてまでの女性優遇には嫌気がさしています。

JR西日本に電話で抗議されている方の動画も拝見しましたが、応対している社員の不誠実な回答にはただただ腸が煮えくり返るばかりです。

もっとも、私が普段利用するのは東急目黒線や東京メトロ丸ノ内線など、女性専用車両の設定が特に無い路線なので、私自身は女性専用車両そのものによって不利益を被った経験はあまりありません。

ですが、そのような私でさえ女性専用車両に強い違和感をいだく要因となった出来事がありましたので、以下記します。

京王相模原線の京王稲田堤駅では、エレベーターの目の前に女性専用車両が停車しますが、私が同駅を利用した際、エレベーターからホームに延びる通路にこれでもかというほど「女性専用車両」のステッカーが張ってある光景を見て、他人事ながら強い不快感を覚えました。

エレベーターというのは、男女問わず体の不自由な方、あるいはお年を召して体が思うに任せない方が利用するものです。それなのに、そのような男性の方がエレベーターに最寄りの車両を事実上利用できず、1両分(京王線の場合、およそ20m)歩かなければならないというのはどう考えてもおかしいです。

これは女性専用車両問題のほんの一端にすぎませんが、この例から考えても女性専用車両というのは明らかにバリアフリーの趣旨に反するのではないでしょうか。

まとまりのない文をだらだらと書き連ねて申し訳ありませんでした。

最後になりますが、陰ながら貴会を応援しております、これからもどうか頑張ってください!

当会からの回答

※ご意見投稿ありがとうございます。

当会のサイトもほぼ毎日ご覧くださっているとのことで、こちらについても御礼申し上げます。

京王稲田堤駅の通路のステッカーですが、これは明らかに男性を乗せないようにしようという意図でしょう。

エレベーターと女性専用車両の関係(バリアフリー)についてご意見いただきましたが、まさに仰る通りで、足腰が弱って移動も思うに任せない高齢の男性や障がい者の男性よりも、健常者の若い女性を優先しているということで、これも女性専用車両のおかしな点の一つです。

これだけでも十分おかしいですが、これを踏まえたうえで、痴漢対策と言いながら痴漢が減っていないことや一部の鉄道事業者が女性専用車両を広告料収入源にしていること、そして「臭いオヤジがいなくて快適」などの身勝手な理由で女性専用車両を利用している女性が少なくないことなどをあわせて考えれば女性専用車両がいかにおかしいか、改めて実感できると思います。

今後も当会へのご支持・ご声援、お願いします。


京王線利用の女性の方からの投稿

●性別:女性

●私は日頃、京王線で女性専用車両を使う立場ですが思うのは先頭車両や最後尾車両は駅ホームのエレベーターだったり階段だったりが多く存在しますし使う側としては男性で先頭車両や最後尾車両に乗車したい方に対してご不便をおかけしているような気がしてなりません。私は最後尾車両がちょうど降りたい場所なので使ってるだけですが以前に比べて痴漢などの車内トラブルでの列車遅延やニュース報道は減っている気がします。実際の増減は調べてみないと分かりませんが間違いなく報道は減ったと感じます。

そのあたりをシッカリ鉄道会社に調べていただいた上で廃止または時間短縮しても良いような気がします。それに調布まで女性専用車両なのにそこから先が無いのは違和感ありすぎます。調布から先はどうでも良いのかしら?とツッコミがしたくなります。女性専用車両という制度を作って実施するより迷惑行為をした人への処罰を今まで以上に厳しくするのが先かと感じています。

当会からの回答

※当会にご意見投稿ありがとうございます。

『痴漢報道の減少』=『痴漢の減少』ではありません。

「実際の増減は調べてみないと分かりませんが」と断っておられますが、やはりその文面から「報道の減少」が「痴漢の減少」によるものとお考えではないかと思われますので申し上げますと、実のところ、小刻みな増減はあるものの、全体的には減っていません。

https://pbs.twimg.com/media/BgMgagrCQAE_t7S.jpg

例えばこの2014年2月10日の毎日新聞の記事では、警察庁のデータを引用し「(女性専用車両が)統計上痴漢などの減少にはつながっていない」「前年(2013年)まで微減傾向だったが、増加に転じた」となっており、女性専用車両の設置が痴漢犯罪の減少にはつながっていないことを認めています。(もっとも、この記事を書いた記者は女性専用車両が痴漢犯罪減少につながっていないことを認めながら、さらに女性専用車両を拡大するべきという趣旨で記事を書いており、もはや「痴漢対策」は完全な「建前」であることがわかります)

報道が減ってきた理由としては、近年の裁判所では痴漢に関する審理が慎重に行われるようになり、無罪判決の数がここ10年で大きく増加してきたことが考えられます。

本当に犯行したのかわからないまま、無実の可能性がありえる被告人の氏名を不用意に報道することはマスメディアにとって一種のリスクとなっています。

あなたは、「女性専用車両という制度を作って実施するより迷惑行為をした人への処罰を今まで以上に厳しくするのが先かと感じています」と記されておられることからも、女性専用車両について全面的賛成ではないと思われますが、実は「女性専用車両が痴漢(防犯)対策である」というのは「真っ赤なウソ」です。

当会サイトを過去分の記事も含め目を通していただけるとありがたいのですが、女性専用車両を明らかに客寄せのための「売り物」にしている鉄道事業者が少なくありませんし(これは関西に多い)、また女性専用車両に女性向け広告を割高な広告料で募集し、女性専用車両を広告料収入源にして金儲けをしている鉄道事業者が少なくありません(これは関東・関西ともに多い)。

ですから、痴漢犯罪が減っても、なくなっても、それによって女性専用車両が廃止・縮小されることは無いでしょう。

鉄道事業者は世間が「女性専用車両=痴漢対策」で思考停止しているのを良いことにしているのです。

そして、本当に効果的な痴漢対策・防犯対策を追求しようとしません。

あなた様におかれましては、当会が取り組んでいる女性専用車両問題について、改めてご一考いただけましたら幸いです。

以下のコメント欄では当会会員以外も、どなた様でもコメントができます。

なお、コメントが当会にご意見・ご回答を求められている内容の場合には当会はコメント欄での返信は行わず、別途「ご意見・体験談の紹介」ページで当会公式の返答として掲載させていただく場合がございます。

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