当会に寄せられたご意見(2016年3月~5月)

ご意見・体験談の紹介

2016年3月~5月の間にいただきましたご意見投稿の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見の一部をここでご紹介します。


この春から高校生になった方からの投稿

●性別:男性

●4月より高校生になるものです。

下車後のスムーズな移動のために最寄駅の階段位置が何両目に当たるかを調べていたところ貴会の資料が出てきました。そこで初めて貴会の活動を知りました。

わたしは元々女性専用車には否定的な意見を持っていました。しかし具体的なところは何も知りませんでした。実の所私は鉄道会社の誘導に綺麗にはまってしまい、女性専用車は男性が乗ってはならないものだと思っていました。そして女性専用車は差別的だ、電車が混む要因になる、といった程度の認識しか持っていませんでした。貴会のホームページから、女性専用車が導入されたのは政党や企業(鉄道会社)の利益になる思惑があると知ることができました。そしてその公共交通機関である電車が男性であるというだけで一部の車両から排除しようとすることが如何におかしいことかも考えることができました。

わたしが思っていたように「女性専用車って何となくおかしくない?」という考えの中学生は多いと思います。貴会の活動をそういった人が知り、認識を深められる機会があればいいと思います。私も大学生になったら貴会のような活動ができたらいいなと考えております。応援しております。

当会からの回答

※あなたはこの春から高校生とのことですが、いただきましたご意見投稿を見ていますと、成人の方が書いてきたのかと思うようなしっかりした文章で、まず感心いたしました。

女性専用車両は今でも表向き、痴漢対策・防犯対策でまかり通っているので賛成する人も多く、また反対意見の人でもその多くが「痴漢対策」を前提に考えているため、なかなか反対意見を言えず、また言ったとしても「実際に痴漢被害にあっている人がいるんだから・・・」と言われれば、それだけでもう何も言い返せなくなるというのが現実かと思います。

そうした中、私達は世間の人々の多くが知らない、そしてマスコミがなかなか表に出そうとしない、女性専用車両の「真実」を少しでも多くの人に伝え、おかしなものは「おかしい」と言っていかなければならないとの思いで、日々活動しております。

あなた様も今はまだ活動するにしてもいろいろと制約が付きまとうでしょうが、大学生になられましたら是非、積極的に活動なさってください。

また、当会の集会を見学するだけでしたら、高校生でも問題ないと思いますので、もし気が向かれましたら一度、当会の集会にも見学でお越しいただければと思います。

このたびは当会にご意見投稿いただきまして、ありがとうございました。


当会にいつもご意見投稿くださる方のご投稿

●性別:男性

●活動の皆様が各々鉄道会社の女性専用なる通称感覚に近い車両に乗車をして各々鉄道会社に問題を投げかけて、各々鉄道会社の女性専用に対する見解に統一性が無いのには驚きですね。やはり皆様の活動がいかに有意義であるかが解ります。こうして歪んだ公共交通の使命を本来は誰が正すべきか?の問題にも直面していると思います。

このように、当然に公共交通の利用者である活動の皆様自らが女性専用と言う見切り発車の運営の殺陣となり抗議をしなければ改善されない公共交通運営側の迷惑行為防止対策の本来の目的に対する建前論にはホントに危機感すら抱きます。ある私鉄は何方様でも御利用いただける女性専用であるとか、知らない人は知らないが誰もが皆知っている?かのような全く無責任な回答に、如何に女性専用を女性専用の目的としてのやる気の無さが明確に感じてとれる事態には、女性に限らず公共交通離れも現実であると思いました。

法律に照合すれば各々鉄道会社、駅員個人の女性専用に対する解釈論に話をすり替えて活動の皆様の意見を回避しようとする公共交通側の女性専用の目的は他にあるのではないかと思いました、度々の投稿に失礼かとは思いましたが、私も仕事や家族旅行にて交通交通を利用する一角の者として投稿させていただきました、

当会からの回答

※いつも当会にご意見投稿くださいましてありがとうございます。

今の鉄道事業者を見ていますと、迷惑行為防止などと言いつつ、実際には「他の鉄道事業者もやっているから」と、横並び意識で迷惑行為防止とは名ばかりの導入拡大を行い、さらに「女性専用車両限定広告」で女性専用車両を金儲けの手段として使い、そして私達も含め利用者から女性専用車両について問い合わせを受ければ、テンプレ回答で片付けようとしたり、ダンマリを決め込んだりで、これはもう「腐敗している」と言わざるを得ない状況だと思います。

しかしながら、これまでの反対派の活動で、鉄道事業者が隠していた「女性専用車両が実は専用ではなく任意である」ということも、今では多くの人々が知るところとなりました。

道のりはまだまだ遠いですが、今後も「おかしなものはおかしい」と主張し続けていきたいと思います。


乗車活動についてのご意見(1)

●性別:男性

●貴会の活動を応援している男性です。一点、指摘させていただきます。

活動報告を拝見すると、任意確認乗車で、乗車している女性から注意された場合に「知っています」と答えている場面がよくありますが、それは止めたほうが良いのではないでしょうか。

「知っている」というのは「ここは女性の専用車両であることを知っている」という意味に捉えられませんか?

言われた女性(何も知らない)からすれば「知っているのになぜ乗車するの?」と思われるのではないでしょうか?貴会のメンバーは「ここは女性の専用(女性しか乗車できない空間であること)ではない」ことを十分に理解して確認乗車を行っているはずです。それなのに、声がけしてきた女性や駅員、車掌に「(ここが女性専用車両であることを)知っています」と答えるのはおかしくないでしょうか?

「ここは女性専用車両ですよ」に対する答えが「知っています」では、「知っているけど協力しない」と捉えられる可能性があるのではないでしょうか?

女性や駅関係者から「ここは女性専用ですよ」と言われた場合は「知っています」ではなく、「鉄道会社がそう謳っているけど実際はそうではない。差別には協力できない」という姿勢で話すことはできないのでしょうか。

当会からの回答

※ご指摘の件ですが、やはり話しかけてこられるのは突然のことが多いので、とっさに出てくる言葉が「知っています」になってしまうのですが、それでも相手が納得しない場合は国土交通省や鉄道事業者からの回答なども含め、丁寧に説明はしております。

現在、乗車会に関するご意見は他にもいろいろといただいておりまして、私どもといたしましてもこの先、もっとよりよい活動を目指し、日々勉強していかなければならないと思っております。

この度はご意見ありがとうございました。


乗車活動についてのご意見(2)

●性別:男性

●この会の活動の様子を動画サイトで知りましたが、活動の内容についての意見です。

まず、女性専用車に関して駅員の声がけがしつこいことはわかりますし、一般女性などからの声がけも迷惑だということは、同じ反対派として非常によくわかります。鉄道会社は根本的な痴漢対策を怠って女性専用車を実施しますが、痴漢の件数は減っておらず一般車両へ乗車する女性や女性専用車が実施されていない路線では女性が痴漢から守られないのでおかしいと思います。防犯カメラを効果的に設置していくなどの痴漢対策が必要だと思います。

しかし、女性専用車両に反対する会の活動には疑問を覚えることがあります。それは、一般女性に対する口調が荒く、丁寧な説明をしていないということです。理屈の通じない感情論を唱える女性がいますが、そのような人に対しては感情的になってもそれを隠して、口調を荒げず「あなたの主張は感情論であり、全く理論になっていない。日本は法治国家だから感情論より法律が重視される」ということを理路整然ときっぱり説明すべきだと思います。やっぱり任意確認乗車の際に感情論を唱える人に乗せられて口調を荒げる様子が見られますが、口調を荒げると「幼稚だ、必死になっていて気持ち悪い」と批判される原因になると思います。あくまでも口調は荒げず理路整然と相手に乗せられず意見を主張するようにしたほうが良いと思います。また、任意だということを知らない一般客もいると思うので、女性に声がけされたら丁寧に、「女性専用車に強制力はなく、鉄道会社が任意協力を求めているもので、国交相も一般男性が乗れるとしていることをご存知ですか?」と言ったほうが印象も悪くないと思います。正しい主張をしていても、印象が悪いと非難される原因になりますし、印象が悪いと同じ意見の人が賛同しにくくなる原因にもなりますので。また、女性客や駅員などには、ただ男性差別は止めろと主張するのではなく、女性専用車に強制力はなく、国交相も一般男性が乗れるとしていること、女性専用車で痴漢は減っていないのでただの男性差別にしかなっていないのが現状だということ、防犯カメラの効果的な設置などもっと有効な別の痴漢対策を求めていること、もっと別の痴漢対策がされれば男性が不便な思いをすることも減り女性も安心できること、これらを強調し理路整然と自らの主張を行うと理解が得やすく、相手からの反感も軽減して任意だということを周知できると思います。時には強く主張をする必要があるでしょう。しかし、「自分たちの考えを強く主張し、事実を強く周知する」ということだけを考えず、「自分たちの考えを広げていき、理路整然と事実を周知する」ということも考えたほうがより効果的な活動になると思います。

長文失礼いたしましたが、ぜひ参考にしていただければと思います。私も女性専用車に乗ることがありますが、女性専用車両に反対する会の主張に共感しておりますので、現時点では個人で活動をしていますが、応援できればと思っております。

当会からの回答

※ご意見ありがとうございます。

少し誤解があるようなので初めにお断りしておきますが、乗車会のたびにトラブルが起きているわけではありませんし、また女性客から話しかけられても話の通じる相手ならば、国土交通省や鉄道事業者からの回答なども含め、きちんと丁寧に説明はしております。

乗車会を行っても実際にトラブルに発展するのは数十回に一回程度ですし、また私達としてもトラブルを望んでいるわけではありません。

その場で乗車するだけでなく、私達の活動を人々に広く知っていただく必要がある(そうしないと活動の賛否以前に、反対派の存在自体が世間に認知されない)ため、ネットで動画をアップしておりますが、何も起きなかった乗車会の動画をネットにアップしても、見る人からすれば「意味不明」な動画になってしまうという事情があり、結果的にトラブルになった時の動画がほとんどになってしまいます。

そしてその結果、動画を見る人々の一部に「乗車するたびにトラブルになっている」という印象を与えてしまっているのも事実ですし、さらにそこから「反対派が女性客を攻撃するために女性専用車両に乗車している」といった誤解を生じているのも事実です。

ただ、仰るような「感情論を唱えるような相手」には話が通じないので、いくら理路整然と説明してもそれこそ「話が通じない」わけです。

しかし、かといってこちらがおとなしく引き下がれば、今度は見くびられてしまうので、結局こちらとしても強く出るしかなくなってしまうわけです。

ここまで、私達を含む反対派は鉄道事業者や国土交通省などから、女性専用と表記してあっても「実は任意で、法的根拠も強制力もない」という回答を得て、さらに実際に乗車し「男性でも実は無条件に乗車できる」ことを動画で世間にアピールしてきたわけです。

そしてその結果、「女性専用車両に強制力はない」ということを知る人が増えましたし、「女性専用という名称のほうが、実は不適切」という認識を持つ人も増えました。

鉄道事業者は専用でも無いものを「専用」などとウソをついて乗客を騙しているわけですから、そうしたウソを許さないという意味では、一定の効果はあったものと考えています。

しかしここに来て、活動のやり方をもうひと工夫する必要が出てきたのかもしれません。

私どもといたしましてもこの先、もっとよりよい活動を目指し、日々勉強していかなければならないと思っております。


男性が女性専用車に乗ると逮捕されると仰る方のご意見投稿

阪和線に夏より関空快速型の電車に6両編成版が登場します。

トイレ付きと思います。女性専用車が設置されます。トイレ付きの場合トイレに行く男性客が女性専用車を通り抜けると逮捕されますよ。女性専用車が各地にありますが男性客が女性専用車に乗ると間違えなく逮捕されますよ。

回答希望 回答は、メールでお願いします。

当会からの回答

※男性が女性専用車に乗車しても「間違えなく逮捕されません」

鉄道事業者に問い合わせても「法的根拠はなく、任意の協力の基づくもの」と回答して来ます。

法的根拠が無いのにどうやって、乗車しただけの男性を「逮捕」するのでしょうか?

※注:鉄道営業法34条2項は現在の女性専用車には適用されない

まあ、車内で暴力行為等、違法行為があったのなら話は別ですが、それは女性専用車に限らず、女性専用車両以外の車両でも同じことです。(過去に、私達ではなく、私達に手を出した女性客や鉄道員のほうが何人か「警察行き」になっていますが・・・)

メールで回答希望とのことでしたが、女性専用車両に男性が乗っても少なくとも法的には「乗るだけなら問題ない」ということを広く一般にも知っていただきたいということと、投稿者ご自身が投稿内容を「公開して構わない」として投稿されてきたことから、サイト上での回答とさせていただきました。

以下のコメント欄では当会会員以外も、どなた様でもコメントができます。

なお、コメントが当会にご意見・ご回答を求められている内容の場合には当会はコメント欄での返信は行わず、別途「ご意見・体験談の紹介」ページで当会公式の返答として掲載させていただく場合がございます。

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