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2025年2~4月 JR西日本特急の女性専用席について

JR西日本の特急サンダーバード・くろしお等に設定されている女性専用席は通勤車両の女性専用車と同じ「任意協力」なのか、それともそうではないのか。

当会では通勤列車の女性専用車と同様「任意協力」だと認識していましたが、そんな中、当会サイトをいつも閲覧くださっている読者より気になる情報が寄せられました。


女性専用席は約款に基づくもの…?

JR西日本では現在、大阪~敦賀間の特急サンダーバードと京都~新宮間の特急くろしお、そしてJR神戸線の特急ラクラクはりま号などに女性専用席が設置されている。

特急サンダーバード

サンダーバードとくろしおの女性専用車席は2007年に設けられてから今年(2025年)ですでに18年経っているが、これまで当会としては「通勤車両の女性専用車同様、『女性専用』と銘打ってはいるものの、輸送約款に規定されたものではなく、実は任意協力である」と認識していた。

しかし、今年(2025年)2月に当会ご意見フォームにある当サイト読者から「JR西日本が運送約款により女性に限定して切符を販売している(と、近畿運輸局が言っている)との情報が寄せられた。

これまでJR西日本のネット予約サイトやみどりの券売機では「女性のお客様および同伴される小学生以下の男性のお子様に限りご利用できる座席」などと画面に表示して、いかにも「男性利用禁止」であるかのように乗客に確認を取ったりしてはいたものの、JR西日本として公式に「女性専用席は運送約款に基づくもの」だとは言ってはいなかったように記憶していたので、この読者からの情報には正直驚いた。

「通勤車両の女性専用車は運送約款に規定がなく任意協力だが、特急の女性専用席は運送約款に基づいており、強制力がある」ということだろうか?

しかしながら女性専用席だけ運送約款に規定があるというのもにわかには信じがたい。

そこで当会としても真相を究明すべく、調査することにした。

当会に寄せられた体験談より

以下に当会サイトの読者がご意見フォームにご投稿くださった(当会に情報提供いただいた)内容を3件紹介する。

※全て同じ方からの投稿。投稿者の方から公開していいとのことで了承を得ています。

令和6年12月29日にJR西日本お客様センターに女性専用席について問い合わせると、〇〇(※当会で匿名にしました)と名乗る上席オペレーターが「性自認が女性であることの申告がない限り如何なる場合でも男性には女性専用席の切符は販売しない」と断言しました。それは法令違反であることを指摘すると同オペレーターは「法律のことは分からない」「男性には女性専用席の切符の販売はお断わりする」の一点張りでした。

その件を近畿運輸局鉄道部にメールで報告すると、「女性専用席についてはJR西日本は運送約款により女性に限定して切符を販売しているので、当局として指導等をできる内容ではない」という驚愕の回答が来ました。

それで翌日に電話で同局鉄道部に確認すると、職員が「JR西日本が運送約款で規定していると言っていた」と言ったので、当方が「以前、私がメールでJR西日本に問い合わせたら『女性専用席は女性専用車両と同様に男性の理解と協力で成り立っている』との回答があったので今回の回答は矛盾している。回答をやり直してください」と言うと、職員は「もう一度JR西日本に訊いて回答する」と言いました。

すると、令和7年2月10日に同局からメールで「JR西日本によると、女性専用席は運送約款により発売を女性に限定しており、男性への発売はしておりません。お客様センターの対応については、利用者に正しい案内をするようにJR西日本に伝えました」と喧嘩を売るような回答がありました。

その直後にJR西日本お客様センターに電話で問い合わせると、◆◆(※当会で匿名にしました)と名乗る上席オペレーターが「女性専用席は運送約款で規定されているので男性は利用できない」の一点張りでした。

つまり、女性専用席に関してはJR西日本と近畿運輸局がグルになっています。今回の件で、女性専用席に関してはJR西日本だけではなく近畿運輸局も悪質であることが分かりました。

もちろん、当方も近畿運輸局に対して再度の回答のやり直しをさせるためのメールを直ちに送信しました。

貴会は運輸局のこのような卑劣さは既に把握されているのでしょうか。

少々長いので読みやすくまとめるとこんな感じだろうか。

JR西のオペレーターA:男性には一切女性専用席の切符は発売しない。

近畿運輸局:女性専用席についてはJR西日本は運送約款により女性に限定して切符を販売している。

投稿者の方:JR西日本の女性専用席は男性の理解と協力で成り立っていると聞いているが…

近畿運輸局:ではもう1回JR西日本に聞いてみる。

=====(後日)=====

近畿運輸局:JR西日本はやはり「運送約款に基づき女性専用席の男性への発売は行っていない」と言っていた。お客様センターの対応については「利用者に正しい案内(※男性には売らないの意味だと思われる)をするように」とJR西日本に伝えた。

投稿者の方:(なんだこの回答は?喧嘩を売っているのか?)

JR西のオペレーターB:女性専用席は運送約款で規定されているので男性は利用できない。出来ないと言ったら出来ない!(一点張り)。

このように、JR西日本も近畿運輸局も「女性専用席は運送約款に基づいているので、男性に売らないのは当然」という態度であり、これまでの「女性専用車と同じく、法律や約款に規定がなく任意」という見解とは全く異なる態度を見せてきたのである。

先にも触れたが、女性専用席が2007年にサンダーバードとくろしおに設定されて以来、今年で約18年経つがこれまでJR西日本がこのような態度を見せてきたことはなかった。

なので「なぜ今頃…」というのが当会としての正直な感想だったのだが、そんな中また投稿者の方から新しい投稿をいただいた。

JR西日本の女性専用席について、今まで近畿運輸局の職員が私にメールや電話で何度も「女性専用席は運送約款で規定されている」と言ったので、私は令和7年3月6日に近畿運輸局に対してメールで「運送約款の中で『女性専用席』という文言が含まれた条文を示してください」と問い合わせました。

すると、令和7年3月31日に以下のような矛盾した回答が来ました。

『運送約款の設定について鉄道関係法令上の許可は必要なく、西日本旅客鉄道株式会社の経営判断において設定されているため、頂いた鉄道事業者の運送約款へのご質問内容につきましても、当局としては直接回答できる立場ではありません。』(原文ママ)

近畿運輸局は今まで何度もメールや電話で私に「女性専用席は運送約款で規定されている」と断言する回答をしておきながら、都合が悪くなると上記回答のように矛盾した逃げの回答をしました。

そして、私は翌日に近畿運輸局に直接電話をすると、メールの回答者とは別の職員が対応しましたが、この職員は女性専用席が運送約款で規定されていないことは認めましたが、残念ながらこの職員も「切符の販売方法はJR西日本が決めることであって、男性が女性専用席の切符の販売を拒否されても当局は何も言える立場ではない」の繰り返しで完全にJR西日本の味方ばかりをして、私が何を言っても全く話になりませんでした。

  

近畿運輸局は女性専用席に関しては全面的にJR西日本の味方をしていることがよく分かりました。

投稿の後半の方に、電話で問い合わせた近畿運輸局の職員が【女性専用席は運送約款に規定されていない】と一応認めたとあるが、ならばこれまで近畿運輸局が「女性専用席は運送約款に基づいている」と言い続けてきたのは何だったのだろうか?

この投稿もまとめてみると

近畿運輸局A:女性専用席は運送約款に規定されている(だから男性は利用できなくて当然)。

投稿者の方:そんなに言うなら、その運送約款にあるという女性専用席についての条文を示してください。

近畿運輸局A:JRが運送約款に何を規定するにも法的な許可は必要ないし、JR西日本が自分の判断でやっているのだから当局は指導する立場ではない。(←約款の条文は? なぜ答えないのですか?)

=====(後日)=====

近畿運輸局B:女性専用席は運送約款に規定されていないのは認める。だが切符の販売方法はJR西日本が決めること。男性が女性専用席の切符の販売を拒否されても当局は何も言える立場ではない。何も言えないといったら言えない!(一点張り)

このように「女性専用席は約款に基づいている」といいながら、「ではその条文を示せ」と言われると、条文は示さず「当局は指導する立場にないから関係ない」と逃げるばかり。

これでは本当にJRの約款に規定があるのかどうか、怪しいと思わざるを得ない。

規定があるならJRに問い合わせてでも出せるはずである。なぜ条文を出さずにひたすら逃げるのだろうか?

まさかとは思うが、約款に記載がないにもかかわらず、これまで「約款に基づいている」とウソをつき続けていたのだろうか?

それで「条文を出せ」と突っ込まれて仕方なく「女性専用席は約款に規定されていない」と認めたのだろうか?

これは真偽を確かめる必要がある。

そんな中、さらに投稿者の方から「国土交通ホットラインステーションに問い合わせた」とのご投稿をいただいた。

当方がJR西日本の女性専用席について国土交通ホットラインステーションに問い合わせると以下の回答が来ました。

『JR西日本が一部の特急列車において実施している女性専用席については、全ての座席を女性専用席としているわけではなく、一部の座席において実施しており、男性を含めて全ての利用者が乗車できることから、鉄道営業法において禁止されている運送の拒絶には該当しないと考えております』(原文ママ)

この回答は、男性の強制排除が禁止されている女性専用車両との比較の観点から明らかに矛盾しており、女性専用席は、男性の強制排除を禁止している女性専用車両との法的な違いがあるか否かについて、当方は国土交通ホットラインステーションに具体的な説明を求めており、現在返答待ちです。

当方は更に『女性専用席のみに空席があって他の座席は満席の場合は、JR西日本が男性に窓口で女性専用席の切符の販売を拒否されたことにより、その男性が当該列車に乗車できなくなっても乗車拒否に該当しないのでしょうか(特急「くろしお」および「サンダーバード」に自由席はありません)』と国土交通ホットラインステーションに質問しました。

そして国土交通ホットラインステーションの回答は

『JR西日本からは、満席の場合は立席特急券を販売していると聞いており、鉄道営業法に定める運送の拒絶には該当しないと考えております。』(原文ママ)

このように、国土交通ホットラインステーションは定期列車でも性差別を公認する差別官庁であることがよく分かりました。

尚、国土交通ホットラインステーションは、原則として4開庁日以内の回答に努めているそうですが、女性専用席に関する問い合わせには、コチラから督促のメールを送信しないと回答が来ないことも貴会にお伝え申し上げます。

当会会員からもJR西日本に問い合わせ

ここまで見てきたように、JR西日本は「女性専用席は運送約款に規定がある」と言い、近畿運輸局も「JR西日本が運送約款に基づいてやっていると言っているのだから問題ないし、当局が指導する立場でもない」と言っているが、一方で「約款に規定があるというなら条文を見せろ」と突っ込まれると、条文は出さずに逃げてばかり。

そこで当会の会員が事の真偽を確かめるためJR西日本に電話で問い合わせた。

電話のやりとりを全て記載すると長いので要点を箇条書きで紹介する。

会員:女性専用車両は男性は利用できないのか?利用できないならばその根拠規則は?

JR西:女性専用席のことは運送約款に記載【されている】が、それは非公開の部分に書いてある。なので客に女性専用席の制限について根拠を求められても、その非公開の運送約款を公開することは出来ない。

(↑「運送約款に非公開の部分がある」などという話は聞いたことがなかったが、本当か?)

会員:約款が非公開なら乗客が「口頭説明だけでは納得できない。実際の運送約款の条文を見ないと信用できない、どうせ女性専用車と同じ(=運送約款に無い)と同じだろう」と、乗務員に移動を要請されても移動を拒否した場合、不正乗車扱いになるのか?

JR西:不正乗車扱いにされるか分からない。

会員:約款が非公開なら乗客が乗客が「女性専用席は(任意協力で強制力の無い女性専用車と違って)約款によって強制力を持つもの」という認識を持つことが出来ないが、どうしたら強制力の有無を判断できるのか?

JR西:サイトの「女性専用席について」のところに『対象のお客様』と書いてある。それで判断できる。

会員:サイトに書いてあるのは女性専用車が「ご乗車いただける方」、女性専用席が「ご利用対象者」と書いてあり、この文言の違いだけで「約款上の違いがあって、女性専用席にだけ強制力がある」なんて分からないが?

JR西:これ以上の案内は出来ない。

会員:窓口で男性が女性専用席の発見を要求した場合、発券するのか?しないのか?

JR西:発券するかどうか分からない。

会員:女性専用席の乗客が男性っぽく見えても、実は女性ということもあり得る。見た目で判断して駅員が発見を拒否したり、移動要請したら失礼になるが、発券拒否や移動要請をする前に性別確認はするのか?

JR西:性別確認するかどうか分からない。

さらに国土交通省にも問い合わせ

JR西日本へ問い合わせたのと同じ会員が続いて国土交通省にも電話にて問い合わせを行った。

こちらも長いので得られた回答を箇条書きにして報告する。

●国土交通省からJR西日本に確認したところ、JR西日本から「非公開の約款は存在しない」と回答があった。

↑「運送約款に非公開の部分がある」と言っていたJR西日本のオペレーターはウソをついていたことになる)

●女性専用席についても女性専用車と同様に法的根拠や運送約款上の根拠を持たず、強制力を持たないものであるからして、男性が女性専用席に乗車することは何らにも違反することもなければ不正乗車ともならない。よって、男性が女性専用席から強制的に退席させられることはないし、もしそんなことがあれば問題である。

●そもそも約款が非公開であるならば、約款(定型約款)はお客様との契約締結ごとであることから、お客様が認識できない定型約款は消費者保護の観点から効力を有せず、それは無効と考えられる。仮に非公開と主張する約款を根拠として乗客が不利益を被ることがあれば問題である。

(↑民法第548条の2~3項に基づく回答と思われる)

●鉄道事業者のサイトに「ご乗車(ご利用)できる方」を載せたところで、運送約款上、それ自体は何ら効力を持たない。

さらに国土交通省からJR西日本に対し、「虚偽の回答をしたお客様に対し、訂正と謝罪の連絡をするように」と指導したとのことである。(※)

やはり「女性専用席は運送約款に規定されている」はウソだったのだ。

大阪駅のみどりの窓口で

一方、問い合わせした会員とは別に、2025年2月25日の関西本部・阪急神戸線乗車会のあと、乗車会に参加した会員達がその足で阪急の大阪梅田駅からJR大阪駅まで徒歩で移動。

大阪駅のみどりの窓口でも直接、女性専用席について確認した。

先述の通り、会員の問い合わせに対するJR側の回答では「女性専用席は非公開の約款に基づく」という話になっていたが、とりあえずそのことには触れず、窓口の職員に「運送約款を見せていただけますか?」とお願いしたところ、分厚い辞書のような運送約款を出してくださった。

そして、その場で女性専用席と最も関係が深いと思われる「座席指定券の発売」という項があったので、そこをよく読んでみたが、女性専用席に関する記載は全くなかった。

そこで約款にないことを確認するため「(運送約款を)撮影しても良いですか?」と尋ねると

「これは皆様に見ていただくための物なので、問題ないです」とのことだった。

見せていただいた輸送約款

とりあえず運送約款を撮影した後、窓口の職員に女性専用席について尋ねてみると、この職員は「女性専用席はお願いであって、男性の乗車を禁止するものではないです」と、JR西日本のオペレーターと違い、任意であることは認めていた。

しかし、これだけでは運送約款に女性専用席についての記載の有無が分からないので、記載があるのかどうかを尋ねると、「非公開の約款があって、そこに載っている」との答えだった。

これは先日、会員が問い合わせた際に対応していたオペレーターの回答とまったく同じである。

同じJR西日本の社員とはいえ、全くの別人(恐らく部署も全くの別だろう)が同じことを言っていることから見て、単に1人のオペレーターが思いつきでついたウソではなく、JR西日本社内でそう案内するように指示が出ていたのではないかと思われる。

さらに窓口の職員とはいろいろ話したが、(女性専用席は)「他の鉄道会社でもやってますので…」等と言っていたので、私達からは「他の鉄道会社や新幹線ではしていません。」「昔、JR四国の特急いしづちで女性優先席があったが今は廃止されています。」と返すなどした。

窓口の職員とは15分くらいやりとりをして、結局JR西日本から回答をしていただけるようお願いした。

そして最後は「ありがとうございました」と礼を述べてその場を後にした。

JR西日本から書面で回答

それから約2ヶ月近く経った4月のある日、当会にJR西日本から郵便が届いた。

2月にみどりの窓口を訪問した際の回答である。

それによるとやはり「運送約款に定めた座席ではございません」とのこと。

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「非公開の運送約款があり、そこに女性専用席についての規定がある」というのはJR西日本自身がついていた「ウソ」であることをついに書面で認めたのである。

そして近畿運輸局もこのウソを真に受けて「女性専用席はJRの約款に規定されており、当局が指導する内容ではない」と言っていたことになる。

この近畿運輸局も本来は消費者から問い合わせ等が入ったら調査や事実確認をして事業者の不正や嘘を暴く監督省庁の機関でありながら、JR西の嘘を真に受けて調査など一切せずに問い合わせ者に虚偽の回答をしたことになる。

国土交通省と電話のやり取りをしていた会員はこのことも国土交通省に通報済みであり、「近畿運輸局には然るべき対応をする」と回答があったとのこと。

この件で、「上位(総括)の行政機関が下位(地方)の行政機関を対処する」という珍事が起こったわけである。

『女性専用席も何ら強制力はなく、男性が乗っても何ら問題ない』という着地をしたわけではあるが、この事案で事業者が不正等していないか監督する立場である行政機関も(わざとか)調査をせず、誤った情報を問い合わせ者に回答するなんていうことは他の事案であるだろうか。他の事案ではちゃんと調査に乗り出して不正を暴くのではないだろうか。
(乗客がその座席に乗る事ができる効力を持つ切符を所持しているのに「この席には乗れない」と、その座席に座らせないのは『事業者の不正行為』である)

少しファンタジーな言い方にはなるが、そう考えると『女性専用』というものは日本人にとってどれほど『魔力』を持つのか垣間見たと言えよう。

JR西日本はウソを認めたが、しかしながらこの先も利用客は女性専用席のことを「防犯対策で設けられたものだから正当性があり、また男性の利用は規則(約款)により禁止である」と思い続けることだろう。

この一件で当会はどんな大企業でも事業者は『女性専用』のこととなると、「嘘をついても何らお咎めがない」と高をくくって平気で消費者に嘘をつき、全く悪気れる様子も起こさないことを再認識した。

もし、読者の方で男性が女性専用席に乗った場合にJR西の乗務員等から「男性はこの席には乗れない」などと嘘を言われるようなことがあれば、乗車した時間と対象の便を添えてぜひ当会に通報していただきたい。

当会はこういった嘘や不正を許さない姿勢で、真実を求め、鉄道事業者と断固戦っていく所存である。

過去の活動報告でも何度か触れているが、女性専用席も導入当初「あったらいいな からできました」と宣伝していたことや、またJR西日本自身が「以前から女性客からの要望があり、サンダーバード車内で発生した事件とは直接関係ない」とマスコミに対して発言していたことなどから、防犯対策ではなく女性客の囲い込みを狙った施策であると考えられる。

通勤車両の女性専用車同様、女性専用席も防犯対策(迷惑行為防止)を表向きの理由にしているが、防犯対策と言いつつ実は女性向けサービスであるならばこれは防犯対策の仮面を被った「ただの差別」であり公共交通機関としてやるべきことではないだろう。

そして、そのようなものを守るため「女性専用席は約款に規定されている」と言い、さらに「ではその規定されている条文を見せてください」と言われると今度は「非公開の約款がある」などとウソをつくのは正直なところコンプライアンス的にどうなのだろうかと思わざるを得ない。

※蛇足だが、国土交通省から指導されているはずだが、5月末現在、JR西日本から虚偽の回答を受けた当会会員に謝罪と訂正の連絡は未だにない。

これまでの女性専用席での実際の様子と考察

当会の一部の男性会員はこの体験談の情報をいただく前から女性専用席に非協力(任意確認)乗車したこと()があり、その際に車掌等から女性専用席に男性が座っていることで何か言われることはなかった(女性専用席の指定席券購入時に「女性のみ利用可」と取れる内容が表示されたり切符に記載あるにも関わらず)。

つまるところ、JR西日本はお客様への男性乗車禁止の案内とは別に乗務員には男性も乗れることを周知していたということになる。

なぜならば、もし周知していなければこれまで何度も事案があったように『女性しか乗れない』と勝手に思い込んだ乗務員等が女性専用車に乗った男性に触れてまで強制排除しようと試みることがあったように、検札の際に女性専用席に座っている男性を強制排除しようと試みるはずだからである。

(女性専用席に乗車した様子を記事にしているのは当会で乗車会として行った場合のみであり、一部の男性会員は個人的によく女性専用席を利用しているとのことであるが、強制排除まがいのことはこれまで起きたことがないという)

また、特急くろしおに非協力乗車した際には乗務後の乗務員に女性専用席のことを尋ねた際には「確かに表記としては女性専用ですが、事実とは異なる表示になっている。」と当会会員に回答しているため、やはり女性専用席に約款上の強制力がないことは知っていたのである。

よって、JR西日本は女性専用席についても男性の乗車も女性専用車同様に拒否できないとわかっていながらお客様対応する社員(オペレーター)にはお客様に非公開の運送約款という存在しないものまで持ち出しての回答をするよう(複数人のオペレーターが「非公開の運送約款」を根拠としたので一人のオペレーターの思いつきではない)に指導しつつ、現場の社員(乗務員)には女性専用席にも強制力がないから男性客が乗っていても強制排除しないように指導していたということがわかる。

そしてそのように回答しておけば、まさか国土交通省の方に「非公開の運送約款あることは本当なのか?」と確認をするお客様が現れるとは全く思っていなかったのだろう。

監督省庁である国土交通省から女性専用席について確認が入った際にJR西日本は嘘の回答をするわけにはいかないのだから(それでも一度は近畿運輸局に嘘の回答をしていたのには驚く)正直に回答したのだろう。

JR西日本は本当に男性客を蔑ろにしていることがよく分かるというものだ。

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また女性客が男性客に暴行 被害届を提出

2025年4月30日に個人で神戸市営地下鉄の女性専用車両に非協力(任意確認)乗車をしていた当会会員の男性が女性客に腕を掴まれ、引っ張られる事件が発生した。

当該男性客(以降「当会会員」)は学園都市駅から地下鉄西神・山手線に乗車して三宮駅まで行くつもりだったのだが、途中の大倉山駅~県庁前駅間で女性客に「女性専用車両です」と声をかけられた。

そこで当会会員が「法律はありません、協力しません」と返したところ、女性客は「いつも乗っているやろ」と言って当会会員の腕を掴んで引っ張るという暴力行為に出たという。

当会会員は非常ボタンを押すと共に、駅員に警察に通報するよう依頼。その後、兵庫県警生田署に被害届を出した。このトラブルの影響により、車内確認のためこの電車も県庁前駅に停車したままとなった。

こういうと「女性専用車両に男が乗るから遅れる。男が乗るのが悪い」と言い出す者が必ず出てくるが、そもそも『女性専用』は名前だけで実際には任意協力であり誰でも乗れる。公共交通機関において、性別や人種などの属性で乗車を禁止できないからだ。

特に神戸市営地下鉄は公営の事業者でもあるので、属性による排除は差別に当たり、憲法云々の問題に直接なりかねない。よって「電車が遅れるのは男が乗るから悪い」というのは的外れ。

電車が遅れるのも、女性客が暴力行為に及ぶのも、任意協力であるにも関わらず『女性専用車両』などという表示を出して「男性乗車禁止」であるかのように装う鉄道事業者が悪いのだ。

神戸市営地下鉄西神・山手線では昨年(2024年)2月にも名谷駅で若い女性客が非協力乗車していた当会会員の髪を掴んで頭を何度も殴るという暴力行為を働き、警察に逮捕されるという事件が起きている。

そのときは暴行を受けた当会会員を含む数名で神戸市交通局を直接訪問して「誤解を招く女性専用車両という表記」を改めるよう申し入れた。

しかし神戸市交通局は現在も名称・表記等を改める動きは見せていない。

なお「女性専用車両は痴漢対策だから差別ではない」は、いわゆる「情報弱者」の言うことである。

「痴漢対策だから差別ではない」が通るのなら、鉄道事業者は女性専用車両を「女性専用と言いつつ任意協力」などにする必要は無いはずだが、実際にはそのようにはなっていない。

しかし今回、警察は会員からの被害届を受理はしたものの、生田署の担当者が当会会員に「何故わざわざ乗るのか」「法律で定められていないからと言って乗るのは非常識」というようなことを当会会員に何度も言ってきたという。

この兵庫県警も以前JR西日本の新快速や快速に女性専用車を導入するよう要請するなど女性専用車両には熱心である。今回の生田署の対応といい、何か利権でもあるのか?とすら思ってしまう。

何故わざわざ乗るのかと言えば、それは鉄道事業者が「女性専用車両は差別だ」と言われてもうまくかわせるよう「任意協力」を逃げ道にしているからである。任意協力を逃げ道にしつつ、女性専用車両という名前で事実上男性を排除しようとするのはやり方があまりにもアンフェアというもの。

また、男性が乗るのが非常識というなら、それは「男性は差別されても受け入れるのが常識」と言っているようなものである。

情報元:当日の録音(音声のみ。動画はイメージです)

https://youtube.com/shorts/mYgVygJA5v0?si=0k0vcp4jN6XV5sDb

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大学で女子学生が学生に向けハンマーを振り回す


1月10日、法政大学で女子学生が講義中にハンマーを振り回し、学生ら8人がケガをするという事件が発生した。

女性専用車両などの女性専用スペースを求める理由として「女性のみのスペースなら安心」といったものがある。
無差別に人を殺傷する事件をはじめ、人に危害を加える事件は男性が行うという印象が多くの人々にはあるが、人に危害を加えるかどうかは加害者個人の要素であり、女性でもこうした事件は起こしうる。

山手線車内で男性4人切りつけ、殺人未遂容疑で逮捕の女「人を殺そうと思って刺した」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240104-OYT1T50074/

これらのような事件が発生してもなお「女性のみなら安心」といえるのだろうか。


情報元:

法政大多摩キャンパスで授業中、22歳女子大生がハンマー振り回し8人けが…容疑で現行犯逮捕「無視され鬱憤」 : 読売新聞

魚拓

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駅で女が女性を刺す

2024年12月18日、神戸市営地下鉄三宮駅の改札口付近で40代女が面識の無い70代女性を包丁で刺すという事件が発生した。

 神戸市中央区の地下鉄・三宮駅の構内で18日、高齢の女性が刃物で刺されました。女性を刺した女はその場で現行犯逮捕されたということです。

https://news.ntv.co.jp/n/ytv/category/society/ytf9c4367641944999896b4659f93c4c75

神戸市営地下鉄は、土日含め終日女性専用車両を導入している。特に海岸線は4両編成かつ利用者が比較的少ない路線であるにも関わらず終日設定である。

地下鉄駅構内における女性による事件といえば、2010年に名古屋市営地下鉄の金山駅の女子トイレ前で女が別の女性客を刃物で刺し、殺害するという事件が発生している。名古屋市営地下鉄も女性専用車両を導入している事業者である。

女性専用車両を導入・利用する側の考えとして「女性のみなら安心」という誤った認識がある。

しかし、異常者に性別は関係ない。この事件が発生してもなお「女性のみなら安心」と言えるのだろうか。

この件につき後日、ある会員が神戸市交通局に問い合わせたところ『今回事件が発生したのは不特定多数が通る改札で発生したことであり、女性専用車両とは因果関係はない』と回答してきた。

しかし、改札も車内も不特定多数が利用することには変わりないし、また車両内でこういう事件が発生する可能性もあり得るのに「女性専用車両とは因果関係はない」と回答するのはいかがなものか?

事件当時、神戸市営地下鉄三宮駅では改修工事が行われており、工事関係者の男性の方が犯人の女の身柄を確保し逮捕に至った。

男性がいることで犯人逮捕に至ることもあるし、女性専用車両のような「女性ばかりの空間」でこのような事件が発生した場合、対処できるのかは疑問である。ましてや、車両も不特定多数の人が利用しているのに「因果関係はない」などと回答すること自体、神戸市交通局の安全管理への意識の低さが現れていると言っても過言ではないのではないか。

情報元:

https://news.ntv.co.jp/n/ytv/category/society/ytf9c4367641944999896b4659f93c4c75

魚拓

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神戸市営地下鉄海岸線でトラブル

2024年12月9日、当会会員が個人的に神戸市営地下鉄海岸線三宮・花時計前駅で停車中の列車に非協力乗車していたところ、乗り合わせた女性客が執拗に声をかけてきてトラブルになった。

神戸市営地下鉄では今年(2024年)2月に当会会員が女性客に暴行される事件があって以来、6月や8月などにも度々トラブルが発生しているが、今回またもやトラブルとなった。(当日の音声

地下鉄海岸線はわずか4両編成の短い列車が走っているが、土休日も含め毎日、4両中1両が終日女性専用車両である。しかも一部の時間帯を除き、海岸線は全区間でガラガラのことが多い。今回、女性客が会員に声をかけてきた時もやはり、他に乗客はほとんどおらずガラガラだった。

どう考えても痴漢対策のためやむを得ず設置されたものとは到底考えられない。

今年(2024年)5月に神戸市交通局の本局を訪れて「任意協力なのに女性専用という強制力があるかのような表示を出すからトラブルになる」ということで申し入れを行ったものの、神戸市交通局は改善する気が無いようである。

訪問した際、神戸市交通局の担当者は「女性専用車両をもっと厳格に運用してほしいという意見を多数いただいている」とも言っていた。

これはおそらく我々への当てつけで言っただけだと思われるが、神戸市交通局に女性専用車両賛成派からの「女性専用車両をもっと厳格に運用してほしい」という意見が多数届いているのが事実ならば、こちらとしても負けずに女性専用車両反対を主張していく必要がある。

しかしながら、いくら賛成派が女性専用車両を厳格に運用せよ(男性を徹底的に排除せよ)と言ったところで、法的にも女性専用車両を強制出来ないのはすでに周知の事実だ。

だから反対派(の男性)が女性専用車両に敢えて乗車し続けることは効果的であるし、交通局が反対派のことを無視できないよう、さらに今よりも多くの男性が乗車するようになればなお効果的である。

情報元:

会員からの報告(当日の音声)

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女性専用車両に乗ることがトラウマになった女性

先日、このようなインターネット記事が掲載された。

32歳OLが「女性専用車両」に絶対に乗らない「ヤバイ理由」。JK時代に遭遇した「マジでありえない」トラウマ級のハレンチ体験とは

https://forzastyle.com/articles/-/72866

どの車両にも「変態」がいるじゃん!「同性からの痴漢」がトラウマの32歳OLが一般車両で浴びた「心ない一言」とは?

https://forzastyle.com/articles/-/72867

異性でも同性でも、男性から女性でも、女性から男性でも、痴漢(=何人も、正当な理由なく、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような行為(いわゆる「東京都迷惑防止条例」より抜粋))は犯罪である。
女性専用車両は多くの鉄道事業者において「痴漢などの犯罪から女性を守るため」という理由付けがなされている。しかし、この記事に出てくる女性はその女性専用車両において女性から痴漢行為を受けたのだ。

女性専用車両を積極的に利用する人々の意見として「女性同士なら安心」というものがある。

しかし、女性同士でも痴漢は発生する。これでも「女性同士なら安心」といえるのだろうか。

また、記事の終わりのほうに出てくる男性がこの女性にナンパとみられる行動をした末に「男から声かけられるのもイヤな奴がなんであえて女専用車両に乗らないわけ?まぎらわしいんだよ」と吐き捨てることも、当然許されない。

この件について悪いのはもちろんこの男性であるが、一方で女性専用車両の存在が「女性専用車両に乗らない女性に対しては男性が何らかの接触をしても良い」という誤った考えを一部の者に植え付けることもありうる。

「女性は男性と接触したくないのであれば女性専用車両に乗るべきだ」「女性専用車両に乗らない女性には痴漢やナンパしても良い」などという考えは誤りである。女性も男性もどの車両に乗るかは自由であり、また犯罪や嫌がらせに遭うことがあってはならない。

女性専用車両は男性と女性、専用車に乗る人と乗らない人とで、無用な悪印象を与えることになるものである。

情報元:

https://forzastyle.com/articles/-/72866

https://forzastyle.com/articles/-/72867

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10代男性をわいせつ誘拐疑いで女を逮捕

10代男性を車に乗せ宿泊施設に連れ去ったとして、広島県警庄原署は21日までに、わいせつ目的誘拐の疑いで (中略) 容疑者(42)を逮捕した。20日付。

 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/361665

わいせつ等の性犯罪というと、「加害者=男性、被害者=女性」という固定観念をお持ちではないだろうか。

しかし、事件の全容は明らかになっていないものの、今回のように「加害者が女性で被害者が男性」という逆の場合もある。

「性犯罪は男性が女性に加害するもの」という固定観念を持っていると、今回の事件のような「そこから外れたケース」が発生した場合であっても、犯人がまだ特定されていない段階で報道されたりすると(犯人が男だとはまだ一切報道されていないのに)犯人は男だと思い込んでしまうことになる。

また、そういう固定観念を持った一部の人間が犯人を男と決めつけてバッシングすることにもなる。

当然ながらそれに一部の男性が反発することで男女対立に発展するだろうし、さらに今回のケースのように後から犯人が女だと判明したりするとますます男女対立が激化しかねない。

犯人の性別を知っている被害者からすれば、見当違いなバッシングで救われなければ、落胆もすることだろう。何事も先入観や固定観念による決めつけは良くない。

女性専用車両は「男性による痴漢被害から女性を守る」ことが目的とされている。しかし、女性専用車両の存在自体が、性犯罪において「加害者=男性、被害者=女性」という固定観念を助長している。

東京都の調査で約1割もの男性が「痴漢被害にあったことがある」と回答したという統計がある。

女性専用車両以外の車両には多くの男性が乗っているが、その中の10人に1人ほどは痴漢被害にあっている可能性があるのだ。

このような被害者も取りこぼさず、あらゆる人々の人権を守る必要があるからこそ、性別によらない犯罪対策が行われるべきなのである。

これについて、当会では鉄道事業者に『防犯カメラ』等を提言している。詳しくは当サイト「当会について」をご覧いただきたい。

情報元:

https://www.tokyo-np.co.jp/article/361665

魚拓

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男性用トイレに侵入した女を逮捕

下田市の商業施設に侵入したとして、警察は25日、神奈川県に住む50代の女を逮捕しました。この女は、男子トイレなどコンセントの差し込み口に黒いテープを貼っていたとして、警察は、別の複数の施設でも発見されている同様の事件への関与も含めて捜査しています。

https://news.ntv.co.jp/n/sdt/category/society/sd3001ab6037c84dbc8dc706f1068f26a5

商業施設の男性用トイレに侵入したとして、神奈川県に住む50代の女を逮捕したとのこと。

今回の逮捕の容疑である「異性トイレへの侵入」について考えてみたい。

トイレへの侵入と聞くと、「男性が女性用トイレに性犯罪目的で侵入」ことだというイメージが強いだろう。しかし、今回は男性用トイレに侵入したとされる女が逮捕された。

男性が女性用トイレに入ることと、逆に女性が男性用トイレに入ることについて、社会における反応は雲泥の差である。

高速道路のサービスエリアなどでは女性用トイレが並んでいるからという理由で「今だけ男」などと言って男性用トイレに平然と入る女性がいる。

しかし、どちらも清掃や設備の修繕など正当な理由による施設管理者から許可を受けない限り、入ることは建造物侵入罪にあたることには変わりがない。

https://www.bengo4.com/c_1009/n_4109

にも関わらず、これまでそういった女性が警察沙汰になることがなかったのは男性利用者側や施設管理者の「男性は性犯罪を起こすが、女性は性犯罪を起こさない。だから女性が男性用トイレに入っても問題ない。」という偏った考えによるものだろう。

犯罪は性別関係なく、起こす人は起こすし、起こさない人起こさない、ただそれだけであり、個人で見るべきである。そうでないと先入観に囚われては犯人を逃してしまう可能性だってある。

もし男性が女性用トイレに入ったのであれば、それが性犯罪目的でなくとも間違いなく逮捕されるだろう。

それを裏付けるニュースとして、以下は腹痛による緊急避難行動だったのに男性が女性用トイレを利用してしまったがために逮捕されてしまった事例である(のちに裁判で無罪が確定)。

https://news.livedoor.com/article/detail/12928876

今回はこれまでそれほど問題視されてこなかった「女性による男性用トイレへの侵入」により逮捕者が出ることとなった。

なぜ今回の事件が逮捕に至ったのかについては、他にも黒いテープが貼られていたことと関わりがあると考えられたからというのもあるだろう。

しかし、「男性用トイレに侵入した女性が逮捕された」ことについては、男女平等に近づいたとして社会の進歩として受け止めるべきであろう。

昨年には旧ジャニーズ事務所での性被害問題が明らかとなり、男性への性被害がクローズアップされた。「男性=加害者であり、性被害に遭わない『特権』がある」という神話は崩れつつある。

異性の空間に侵入するのは男性だけではない、女性も異性の空間に侵入することもある。片方の想定だけの犯罪対策は間違っている。

先日、当会は名古屋市交通局を訪問した。名古屋市営地下鉄のトイレには女性用トイレにのみ防犯ブザーが設置されているが、これは「トイレで危険な目に遭うのは女性だけ」という誤った観念に基づいたものである。

「この性別は常に加害者側、この性別は常に被害者側」という意識では、その観念から外れた犯罪による被害者を救うことはできない。

誰もが安心して生活することができるようにするために犯罪対策は誰もが対象になる平等な方法で行う必要がある。

情報元:

https://megalodon.jp/2024-1012-0110-34/https://news.ntv.co.jp:443/n/sdt/category/society/sd3001ab6037c84dbc8dc706f1068f26a5

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47歳の女が電車内で10代女性の耳を舐めて逮捕される

JR北海道の列車内で隣に座っていた10代女性の耳をなめたとして、札幌市厚別区に住む47歳の無職の女が暴行の疑いで逮捕されました。

女は7月9日、札幌市厚別区から岩見沢方面に向かっていた列車内で、隣に座っていた10代女性の右耳を舌でなめた疑いが持たれています。

https://www.fnn.jp/articles/-/757077

2024年7月9日に電車内で隣の座席に座っていた10代の女性の耳を舐めたとして、同年9月10日に47歳の女が逮捕された。

防犯カメラから特定されたという。

JR北海道は現在のところ女性専用車両は全く設けていないが、仮に女性専用車両であったとしても今回のような被害者と加害者がともに女(女性)の犯罪は防げない。

しかし今回の車両では防犯カメラを設置していたことで、このような「本来ならその場で確保しない限り犯人を捕らえるのが難しいケース」でも犯人を特定し逮捕することにつながった。

もちろん防犯カメラなら加害者・被害者の性別を問わず、あとになっても犯人を捕まえることができるし、防犯カメラ自体の存在も抑止力となって犯罪を未然に防ぐことが可能である。しかも男性にも女性にも何らの行動制限や不利益を課してないのだから、男性だけに(任意とはいえ)行動制限を課している女性専用車両のような差別の問題も生じない。

女性専用車両は「痴漢対策なのだから差別じゃない区別だ」と言い張る者が世の中にはいるが、そもそも差別でなくただの区別だというのなら、なぜ現代の女性専用車両が登場から20年以上経た今も「任意協力」で強制力を持たせることが出来ない(専用は名前だけになっている)のかということである。

これは、女性専用車両に強制力を持たせると差別・人権問題にもなりかねないからであり、法的にもまずいからだ。

『女性専用車両』を『白人(黒人)専用車両』に、そして『男性』を『黒人(白人)』に、さらに『痴漢する者が男性に多いから』を『暴行を働く者が黒人(白人)に多いから』に置き換えてみればよく分かるだろう。

また、ざっくり言えば差別は「待遇に差をつけて分けること」、区別は「(待遇に差をつけず)単に分けること」であり、理由の如何によらず、また良い・悪いに関わらず、差をつけて分ければ差別である。

「女性専用車両を差別と言うなら、子供料金とかシニア料金とかも差別なのか!」という者がいるが、これは上記に照らし合わせれば『差別』ではある。しかし、やって良い差別かやって悪い差別かでいうと「やっていい差別」である。

なぜなら、子供や高齢者はその枠の者以外の者ほど働けなかったり、権利が弱い立場だからである。要するに社会的弱者だからある。

社会的弱者に対してはやっていい差別を行うことは正当であると一般的には解される。

翻って女性に対する女性専用車両などの施しはどうだろうか。

女性は女性というだけで社会的弱者ではない。男性と対等な存在である。「女性は社会的弱者」と考えている者はそれは即ち女性を男性と対等と見做していないのであり、その者は女性差別主義者である。(本人はそれでいて女性差別主義者であることを否認するものだが)

社会的弱者でない者に対する『施し』という差別は正当かと言えば、それは慈悲的差別であり『不当な差別』のひとつである。

上記を無視して「女性専用車両は痴漢対策であり、ちゃんとした理由があるから差別じゃなくて区別なんだ!」と本気で言っているなら、もう一度差別と区別の定義について、調べ直した方が良いだろう。

なお、女性専用車両が一部政党の人気取り政策に利用されていたりするなど「女性専用車両=痴漢対策」という前提も実は非常に怪しいが、長くなるので一旦ここでは置いておこう。

そして一歩譲って女性専用車両を痴漢対策と認めるにしても、これは「常に男が加害者で女が被害者」という前時代的な固定観念による発想であると言うべきだろう。

現在では女性専用車両の設置理由を「痴漢対策」と言わず、「迷惑行為防止のため」と言い換える鉄道事業者が多いが、「(痴漢行為以外も含めた)迷惑行為防止のため」なら、尚更のこと「男が女にする」とは限らないので、これは実は「痴漢対策」以上にナンセンスな理由である。

痴漢や盗撮のような、以前は「専ら男がするもの」と思われていた犯罪でさえ、近年になって「実は女の加害者も珍しくはない」と認識されだしている世の中で、なぜこのような前時代的な物が今も罷り通っているのか。

「女の加害者がゼロではないというだけで、男の加害者の方が多いのだから女性専用車両は正当」等と言い出す者も出てくるだろうが、先にも述べた通り、防犯カメラなら異性間・同性間どちらの犯罪も防げるし差別にも当たらない。

例え女性よりも男性の加害者の方が多かったとしても、何の関係もない善良な男性まで含めて、男性という属性でひとくくりにして排除して良いという理由にはならない。

そして女性専用車両を設けても、痴漢をする男が他の車両に移動するだけで痴漢自体は減らない。

しかし防犯カメラなら1編成中1車両という制約も生じないのだから全車両につければよく、そうすれば痴漢する者が男女問わず、どの車両に乗っても抑止力が働くので痴漢自体が減るのである。

実際に防犯カメラを設置した埼京線では痴漢6割減のデーターが出ている。反対に女性専用車両で設置したことによって痴漢が減ったというデータ―は存在しない。

もはや女性専用車両が「痴漢対策(防犯対策)迷惑行為防止」であるというのは建前であり、それ以外の理由で存続していると言っても過言ではなかろう。

情報元:

https://www.fnn.jp/articles/-/757077

魚拓

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2月と6月に続いて神戸市営地下鉄でまたまたトラブル

今年(2024年)2月に当会会員が神戸市営地下鉄の名谷駅停車中の女性専用車両内で女性客から暴行を受ける事件がありました。

女性専用車両で当会会員に暴行した女性客が現行犯逮捕される

また、今年6月にも妙法寺駅付近で女性客が会員に降車を要求してトラブルになった事案もありました。

神戸市営地下鉄でまたトラブル

さらに、今回(2024年8月14日)またも妙法寺駅付近でトラブルが発生しました。

今回は会員と女性客の直接的なトラブルではなく、女性客から申告を受けた助役2名が車内に乗り込んできて会員に降車するようしつこく声をかけ、それでも会員が降車に応じなかったために会員の体に触ったという事案です。

しつこい声掛けだけでも問題(任意協力といいつつ事実上強制に近い)だが、乗客の体に触れる行為は刑法208条暴行罪に該当する可能性があり、言語道断である。

助役が会員の体に触れたため会員が強く抗議、トラブルとなり列車が約6分遅れた。

そしてこの列車の車掌は遅れの理由を「安全確保のため」と放送した。

本来であれば女性客から申告があったとしても「強制は出来ない」「男性の方も利用する場合がある」と言えば良いことである。

そもそも任意協力なのに【❝女性専用❞車両】などと称して運行するから女性客からクレームが付くのである。

私達のような明確な反対派でない男性客なら「女性専用車両なので移動してください」と言われればすぐに移動してしまうだろうし、鉄道事業者側はそれを表向き「男性が自分の意思で移動されたので強制ではありません」と体よく片付けてしまえるだろう。

しかし、当会は鉄道事業者が任意協力の車両(法的にも強制できない)に女性専用車両という名前をつけて強制的なもののように思わせ、半ば乗客を騙す形で法的な問題に触れないようにしつつ、体よく男性を排除してしまうということを知っているので、声をかけられても移動はしない。

神戸市営地下鉄も女性専用車両を導入したのは2002年と、日本の鉄道事業者で現在運行されている女性専用車両の中では比較的初期のものであり、まだ世間に女性専用車両が任意協力だという事実があまり知られていなかった頃に導入されたものである。

神戸市交通局に限らず、当時の鉄道事業者は恐らく「女性専用車両は任意協力であり法的にも強制できない」という事実を世間には知らせないまま、世間に「女性しか乗れない車両」と誤認識させたまま運行し続けようと考えていたのではないかと思われる。

きっと当会のような団体が現れ、実際に乗車する活動を継続して行うなど、全くの【想定外】だったのだろう。

しかし、それでも女性専用車両という名称を改めず、また女性客からのクレームに対しても任意協力であるということを知らせず、男性を半ば騙すことで降ろそうとするからトラブルにもなるし列車も遅れるのである。

2月の暴行事件を受け、当会では5月21日に暴行事件の当事者会員と当会代表、さらにもう1名の会員の計3名で神戸市交通局の本局を訪れて「(2月の事件は)本来は任意協力で、男性の乗車を禁ずる強制力がないにも関わらず『女性専用車両』という、強制力を持っているかのような名称で運行しているがために起きたトラブルである」として抗議をした。そして今後はこうした事象が起きないよう『❝女性専用❞車両』という名称をやめるか、出来ないなら男性が乗っているとクレームしてきた女性客に対しては「任意協力であること」をきちんと伝えること等を申し入れた。

しかしその後も先述の通り、6月に任意だと知らない女性客が会員に降車をしつこく要求して警察が出動するトラブルになり、そして今回の事案である。

しかも今回の件は無知な女性客ではなく、女性専用車両が名前だけで「実は任意協力」であることを恐らく知っているであろう助役が会員にしつこく降車するよう声掛けした上、移動しないからと体に触れたものである。

交通局は当会の申し入れを現場の職員に伝えていなかったのだろうか?

5月に交通局を訪問した際には、対応した交通局の職員が「女性専用車両をさらに厳格に運用してほしいという要請も多数受けている」というようなことも言っていたが、制約により強制には出来ず、またそれゆえ法的な根拠もなく、ただの名称でしかない女性専用車両を「厳格に運用」するとはどういうことか。

「男性が乗らないよう常に監視を強化しろ」ということか。

神戸市営地下鉄やJR西日本は土日祝日を含め毎日終日女性専用車両を運行しているが、未だにそれを続けているところを見ると、神戸市営地下鉄やJR西日本は女性客に対する下心でもあるのではないかと疑ってしまう。

特にJR西日本はかつて『女性専用車乗ってますか?』『毎日終日運行しているからいつでも乗れる』『行きも帰りも女性専用車、もう私の習慣です』などと客寄せとしか思えないような女性専用車の宣伝をしたり、女性専用車を駅の階段やエスカレーターなどの目の前に停まるようにするなど、どう考えても痴漢対策ではない。

また神戸市営地下鉄海岸線は4両編成中1両が毎日終日女性専用車両であるので不公平感が最も強い。

女性専用車両に「女性専用車両限定広告」として割増な広告料で女性向けの広告を募集していることも正直どうかと思う。

公共交通は同じ運賃を支払った者は公平に利用できなければならないのが本来であるし、公営の事業者なら尚更だが、表向き痴漢対策と言いつつこのような形で特定の性別を冷遇すること自体が公共性や中立性から著しく逸脱する。

加えて鉄道という特性から消費者は、自宅からの最寄り駅や目的地の駅によっては利用する会社も選べない。何より人としての「尊厳」があるのだ。

女性客から「男性を乗せないように」という要請があったとしても、公共交通機関が「厳格な運用」と称して乗車している男性に半ば移動を強制するような「厳格な対応」をとることは(神戸市交通局のような「公営」の鉄道事業者では特に)憲法上からも出来ないはずである。

結局は女性客(正確には女性専用車両支持・推進派)からそうした「厳格な運用の要請」を受けているとして、それを理由に「任意協力だと知らない男性を半ば騙して排除」すること(あるいは「任意だと知っていても声をかけられたら降りてしまう男性に降車を迫る」こと)に力を入れようとしているだけではないのか。

本当に交通局に「女性専用車両の運用を厳格化しろ!」という意見が山のように届いているのか、それとも交通局が男性排除の言い訳に「そういう声を多数頂いている」と言っているだけなのかについては何とも言えない。

しかし、本当に女性専用車両支持・推進派が神戸市交通局に「女性専用車両を厳格に運用しろ」という声を多数上げ続けているのだとしても、あるいは単に交通局が男性排除の言い訳をしているのだとしても、どちらであろうと反対派としては徹底して乗車し続けるとともに「任意協力」であることを世間に忘れ去られてしまわないよう、強く主張していかなければならないだろう。

そうしないといつしか「任意協力である」という前提すら事実上「無いも同然」にされかねない。

当会がいつも言っているとおり「女性専用車両は専用と名乗りつつも、任意協力だから差別には当たらないとして存在できている」のである。

「痴漢対策だから存在できている」のではない。「任意協力だから存在できている」である。

このページを読んでいる方々の中にも女性専用車両を快く思っていない人はいらっしゃるかと思うが、女性専用車両を事実上の強制にさせないためにも、そして事実上強制しながらその差別性を問われたときだけ「任意」を理由に「差別ではありません」とうまく逃げるというような狡いことをさせないためにも、1人でも多くの方に当会のような反対運動に参加していただきたいと思うところである。

情報元:

当会会員からの報告

当日の音声(音声のみ。動画はイメージです)

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スカート内を盗撮した女が逮捕される

埼玉県富士見市の商業施設で女子中学生のスカート内を盗撮したとして、県教育委員会は25日、県立和光南特別支援学校(和光市)の○○教諭(23)を懲戒免職とした。

近くにいた女子中学生の保護者から通報を受けた警察が、性的姿態撮影処罰法違反の疑いで現行犯逮捕した。

https://www.nikkansports.com/general/news/202407250001130.html

女子中学生がスカート内を盗撮された今回の事件だが、引用記事の内容通り犯人は女である。

痴漢や盗撮等の犯罪は専ら男性が行うものと思われがちだが、先日から当ニュースでもお伝えしているように今回のような女性が加害者となるケースも実は存在する。(記事1)(記事2

「女性がそんなことをするはずがない」という先入観からこれまでこういった被害が可視化されてこなかっただけで、これまでも女性によるこの手の犯罪はあったのではないだろうか。

もちろん近年になって誰でも簡単に写真や動画を撮れるようになったことも一因としてあるだろう。

この女教師は警察の取り調べに対し「スリルを楽しむようになった」と供述していることからも分かるように、性欲云々よりも「リスクを冒すスリル」を味わいたいがために盗撮にはまり、常習化してしまったものと考えられる。

今回のような「スリルにはまる」ケースの他、撮影した動画や画像を売って金儲けをする目的で女性が盗撮をするようなケースはこれまでからも存在しており、女性がこうした事件の加害者となることは決してレアケースではない。

当ニュースでは取り上げなかったが、2022年には関西の山陽電鉄の女性車掌が男性社員と共に旅行先の浴室で同僚女性の裸の写真を盗撮し、共有する事件もあった(情報元:神戸新聞NEXT 山陽電鉄同僚女性2人の裸を盗撮、SNSに画像投稿 容疑で21歳の男女2人を追送検)

なお余談だが、山陽電鉄には女性専用車両はない。

女性専用車両など防犯対策を理由とする女性専用○○は、「必ず男性が加害者である」という前提で設置されているが、こうした考え方は誤りであり改めるべきであろう。

ちなみにX(旧ツイッター)を調べてみてもこのようなポストが見つかる。

このように同性同士で加害者と被害者になる場合もあるし、先日当ニュースでお伝えした埼玉県のケースのように男性が被害者になるケースもある。

しかし、マスコミで男性から女性への痴漢や盗撮などの加害行為はよく報道されるが、女性から女性への痴漢や盗撮などの加害行為、女性から男性への加害行為などはこれまでなかなか報道されてこなかったのではないだろうか?

そして警察も女性どうしの加害行為、女性から男性への加害行為はなかなか事件にはしようとしてこなかったのではないだろうか。

しかしながら近年、その辺のことについてはマスコミなどでも少しづつ取り上げられるようになり、警察も以前ほどには女性寄りではなくなるなど、少し風向きが変わってきているようには思われる。

もちろん、ネット上などで女性専用車両賛成派が言うような「女性専用車両内だと痴漢や盗撮などの加害行為は一切ない。女性ばかりなら安心」などは、もはやウソと言っても良いだろう。

本当に防犯対策をするなら「男性=加害者」という前提で「男性を特定の場所から排除する」のではなく、他の方法をとるべきである。

とはいえ女性専用車両については痴漢対策・防犯対策という理由自体が建前と化しており、一部政党の人気取り政策として推進されていたり、鉄道事業者の中にも女性専用車両を客寄せサービスと捉えていると思われる所が存在するので「男性ばかりが加害者でない」と言っても表向き「痴漢対策・防犯対策」で済まされ、なかなか廃止にはならないと思われる。

それだけに反対運動も根気よく続けていく必要があるだろう。

情報元:

日刊スポーツ 2024年7月25日19時5分

https://www.nikkansports.com/general/news/202407250001130.html

魚拓

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女が男性警備員の体を触ろうとして逮捕される

埼玉県警越谷署は6日、不同意わいせつ未遂の疑いで、春日部市大枝、無職の女(80)を逮捕した。

 逮捕容疑は同日午前11時35分ごろ、越谷市内の商業施設内で、50代の男性警備員の体を触ろうとした疑い。

https://www.saitama-np.co.jp/articles/89130/postDetail

埼玉県越谷市で女が警備員の男性に触ろうとして逮捕されるという事件があった。

男性が抵抗したため未遂に終わったが、男性の通報により駆けつけた警察が事情聴取の上、この女を不同意わいせつ未遂で逮捕した。

「触ろうとしたしぐさはしたが、本当に触ろうとは思っていなかった」と容疑を否認しているという。

先日、当ニュースにて女が女性に痴漢して捕まる事例があったことをお伝えしたばかりだが、今度は女が男性に触ろうとして捕まるという事例が発生した。

今回のような男性が被害者となるようなケースについて、これまであまり聞かれることはなかったが、「近年、可視化されるようになっただけで以前からある」という意見もある。

どちらにしても「男性=加害者・女性=被害者」とは限らないのだから、痴漢対策をするにしても、この先そういった「加害者は必ず男」というような固定概念は捨てるべきだろう。

情報元:

2024/07/08 埼玉新聞
女逮捕…男性警備員の体を触ろうとした 昼前の商業施設で女が接近…警備中の男性、抵抗し通報 急行した警官に捕まった無職「本当に触ろうとは思っていない。触るしぐさはした」

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神戸市営地下鉄でまたトラブル

今年(2024年)2月17日に神戸市営地下鉄西神・山手線で当会会員が女性専用車両に任意確認のため個人的に乗車していたところ、女性客に髪の毛を掴まれ頭を数度殴られるという暴行事件があったばかりだが、今回6月10日にまたもや西神・山手線で当会会員と女性客(2月の暴行犯とは別人)とでトラブルになり、警察が出動する事象が発生した。

女性客とトラブルになった会員によると、6月10日夜に名谷駅から谷上方面行きの電車に乗車したところ、近くの女性客が「ここは女性専用車両だ」としつこく言ってきたため、会員が「任意協力で誰でも乗れる」と言ったがこれに女性客が一切引き下がらなかったために口論になった。

会員が「そんなに言うなら非常ボタン押せや」と言ったが女性客は会員に三宮で降りるよう促してきた上で「三宮で駅員に言う」と言ってきた。

会員は三宮までは乗車せず途中の駅で降りる予定だったのだが、そもそも女性専用車両自体が任意協力であり移動する義務は無いし、ましてや女性客のほうから絡んできた挙げ句、被害者である会員に用もないのに三宮まで行けというのか。

義務のない行為を行わせる行為は刑法223条「強要罪」になる可能性がある。

※強要罪(きょうようざい)とは、刑法で規定された個人的法益に対する犯罪。権利の行使を妨害し、義務なきことを強制することで成立する。保護法益は、意思の自由。「刑法 第二編 罪 第三十二章 脅迫の罪」に、脅迫罪とともに規定されている。

(Wikipedia 参照)

結局、名谷駅の次の妙法寺駅で両者とも降りることになり、そこで駅係員が対応することになったが、女性客は納得せず警察を呼ぶよう駅員に要求した。

恐らくこの時点では「女性専用車両に乗る男性は犯罪者として警察に突き出せる」と思っていたのであろう。

2月17日の事件の際には事件のことがインターネットでニュースとして取り上げられたこともあり、ヤフーニュースのコメント欄などには「任意協力なのに女性【専用】という事実と異なる車両名で運行するのは勘違いの元であり問題だ」という主旨の意見が何件も寄せられていた。

にも関わらず、それから半年も経たないうちにまた【女性専用】の表記に騙された女性客がトラブルを起こす事象が発生してしまったのである。

警察からの事情聴取は10分くらいで終わり、女性客も警察の方から「実は任意協力であり、男性を乗せないよう強制は出来ない」旨を伝えられ、一応は納得した感じであった。

今回は2月の事件の時とは異なり、女性客が手を出してきたわけではないので逮捕云々にはならなかった。

ただ、その後警察が「トラブルになってはいけないので他の車両を利用してもらいたい」と会員に言ってきたため、会員は拒否。

その会員含め、当会は

  • 女性専用車両が実は任意協力であり、『女性専用』という名称が実態(実態は誰でも乗れる)と乖離していること。
  • 本当に女性専用にすると憲法問題にもなりかねない(差別問題になる)から、任意協力ということにしつつ、名称だけ『❝女性専用❞車両』にして憲法問題にならないようごまかして男性乗車禁止であるかのように見せかけて乗客を騙していること。
  • 表向き痴漢対策というもっともらしい理由をつけているが、実は女性専用車両を推進する政党などが存在し、選挙対策や実績作りのためなどに利用されていると思われること。

以上のことから、女性専用車両は公共交通機関にあるまじき差別であるとの認識のもと、その廃止をめざし、まずはその第一歩として「女性専用と名乗っているが実は任意協力であり、専用はウソである」ということを少しでも告知するために敢えて男性として乗車しているのである。

警察の言うように「トラブルにならないように」と乗らないようにすればウソを貫き通してしまいたい鉄道事業者の思うつぼになってしまう。

というより、本来は警察は女性専用ではなく、以前のように誰でも乗れる状態のままに『女性専用車両』という車両名をつけて、乗客にあたかも『男性は乗ってこない、女性専用の車両』と思わせるような、事実を誤認する案内や表示をしている鉄道事業者側を消費者基本法に基づいて『優良誤認』の指摘で問題視しなければならないはずである。

よって、そもそもこれを問題視しない警察にも問題があると言える。

結局、女性客が先に帰り、会員には妙法寺駅のホームまで警察がついてきたものの、そのままホームから女性専用車両に乗車して帰途についたとのことである。

女性専用車両はあくまでも任意協力なので警察であっても強制することはできない。

もし、強制すれば公務員職権乱用罪になってしまうからである。

※公務員職権濫用罪

「公務員がその職権を濫用して、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害したとき」は、公務員職権濫用罪にあたります。違反した場合の罰則は2年以下の懲役または禁錮です(刑法193条)。(ベリーベスト法律事務所の公務員職権乱用を参照)

なお、以下の動画は当該会員が証拠保全のために個人的に撮影していたものである。

情報元:

当会会員の報告

当会会員が録画していた当日の動画(警察からの事情聴取を終えた会員が警察に見送られながら妙法寺駅で女性専用車両に乗車する場面)※当会が録画していたものではない。

※勤務中の警察官には肖像権がないため、画像処理をしていません
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都営大江戸線の女性専用車両についてのアンケート結果の公表

当会では都営大江戸線に女性専用車が導入されてから1年少々経過し、また2024年度からの入学生・新卒社会人が通勤・通学をはじめて1ヶ月が経過したこのあたりで、この度利用者の声を伺うべく、2024年5月1日~5月31日までの期間で意識調査のアンケートを実施しました。

当会が作成したアンケートフォームを当会サイトのホームページや当会のX公式アカウントなど、インターネット上で公開し、みなさまに回答していただきました。

その結果、回答総数112件と多数の回答をいただくことができました。

当会会員以外の利用者の声として、大変参考になるデーターをいただきましたので、今後の活動に活かしていきます。

当アンケートにご回答くださった皆様、ご協力ありがとうございました。

問1:回答者の性別

今回、回答いただいた方の性別は8割強が男性で、残りの約2割のうち「その他・回答しない」とした方が1割強(12.4%)、女性は約7%で、多くが男性からの回答でありました。

問2:回答者の年齢層

回答者の年齢層は20歳代からが最も多く、28.6%。次いで10歳代の25%。その次に30歳代の17.9%と続きました。

20歳代以下だけで過半数を占め、さらに30歳代まで含めると7割を超えました。

どうやら中高年層より、若年層がこの問題に関心が高いと想像できる結果となりました。

問3:大江戸線利用の有無

今回の回答者のうち、大江戸線を利用したことがある方は78.6%で、回答者の多くが大江戸線を利用した経験があるということでありました。

問4:大江戸線を利用する頻度

前問で「大江戸線を利用したことがある」と答えた方のうち、「ほとんど毎日利用している」と回答した人は11.4%、「よく利用する」「時々利用する」を含めて36.3%、「利用したことはあるが、普段は利用しない」という方のほうが多いようです。

問5:どのような理由で大江戸線を利用しているか

こちらの回答はフリー入力であったため、分類しにくい回答もありましたが、多くは通勤・業務移動・通学・旅行(お出かけ)目的が多数を占めました。

問6:女性専用車に効果があると思うか否かについて

問3で大江戸線を「利用したことがある」と回答した方が、女性専用車の犯罪の抑止効果の有無についてはどのように感じているのかを尋ねました。

約6割が痴漢や盗撮などの犯罪抑止効果がない(=とてもそう思う)と回答しており、「そう思う(4.5%)」「ややそう思う(6.8%)」も含めると7割を超えました。

アンケートの回答者の多くが女性専用車には効果がない(または低い)と感じていることが分かります。

問7:問6をそう回答した理由について

※要約・補足を含む

「とてもそう思う」と回答した方の主な理由

  • 女性が非女性専用車に乗るから(30歳代)
  • 全体の痴漢率は減少していないため(30歳代)
  • これまで女性専用車の効果で痴漢が減ったという話を聞かない・データがないため(20歳代)
  • 他の車両の混雑が増すことによって他の車両でより痴漢が増えているから(30歳・40歳代)
  • 男性→女性だけの犯罪ではなく、女性同士の犯罪(痴漢含む)だってあるし、男性を締め出すことが痴漢対策になどなるわけがない(20歳代)
  • 女性専用車があっても痴漢が他の車両に移るだけで他の車両で痴漢などが起きるだけだから(10歳・20歳・50歳代)
  • 女性専用車があっても痴漢や盗撮をする人間(加害者)と痴漢や盗撮をされる人間(被害者)が区別されていないのだから、女性専用車が犯罪の抑止になるはずが無い(30歳代)
  • 被害者が代わるだけ(60歳以上)

「そう思う」「ややそう思う」と回答した方の主な理由

  • 痴漢に遭う人が女性専用車を利用すれば減るのは事実だから(20歳代)
  • 女性専用車にいるはずだった痴漢犯が別の車両に移動するだけだから(10歳代)
  • 抑止効果を示すデータを見たことがないから(20歳代)
  • 痴漢や盗撮被害に遭う弱者は性別に関係なく存在するから(60歳以上)

「ややそう思わない」「そう思わない」「とてもそう思わない」と回答した方の主な理由

  • 時間帯によっても専用車と非専用車では乗車人数に差があるから(10歳代)
  • お客様の意見に沿った優しいサービスだなと思ったから(20歳代)
  • 女性専用車に乗る男性が多すぎるから(30歳代)
  • 女性専用車両の利用をしっかり守ってくださる男性の方もいらっしゃるから(30歳代)
  • 全ての女性が女性専用車に乗らなければ意味がない(40歳代)
  • 今のところ女性専用車両に男はほぼいないから(30歳代)

「どちらとも言えない」と回答した方の主な理由

  • 今の世の中はSNSが発達していて、「女性専用車」の「専用」は名ばかりであり、「優先」の方が正しいことが瞬く間に広まってしまい、結局は元に戻ってしまうかも(10歳代)

問8:女性専用車のせいで晒し目的の盗撮や性差別行為が増えたと思うか

こちらも問3で「大江戸線を利用したことがある」と回答した方への質問であるが、女性専用車を設けたことで乗車した男性を盗撮して無断でSNSに投稿する「晒し目的の盗撮」や男性に見えるからという理由で女性客からの排除行為等の「性差別行為」が増えたと思うかについて尋ねました。

単一の回答としては「わからない」との回答が一番多い(34.1%)が、「とてもそう思う」「そう思う」「ややそう思う」を合わせると41%もの方が女性専用車によってそれらの行為が増えたと感じていることが分かりました。

これは非常に有意な結果です。

問9:問8をそう回答した理由について

※要約・補足を含む

「とてもそう思う」と回答した方の主な理由

  • 女性専用車そのものが男性差別だから(20歳代)
  • snsで盗撮画像を見ることがある/実際に晒しなどの投稿が増えている/晒しがあまりにも多く、目に付く(20歳・30歳代)
  • 「変わった人間」を晒し上げてマウント取る事で加害欲を満たしたり、いいねを稼いで承認欲求を満たす人がいるから(20歳代)

「そう思う」「ややそう思う」と回答した方の主な理由

  • 女性専用車に乗車した男性への差別的な動画が拡散されている(20歳代)
  • 一度だけ乗車をしたことがあるが,洋楽を聴いていたのにそれを突き破るような大声を出され,実に不愉快であった。(20歳代)
  • 〇駅から乗ろうとしたら声かけされたから(10歳代)
  • 大江戸線に限らないが、女性専用車両を設けると、女性専用車両を自らの特権的領域と勘違いして晒しやその他男性排除行為に走る者が出てくるのは、「女性専用」等と銘打っている以上、普通にあり得る。(50歳代)
  • SNSを見ていると、女性専用車両に乗ってしまった男性を盗撮し、投稿してるポストが沢山あり、モザイクすらかけてないのもあるので(10歳代)

「ややそう思わない」「そう思わない」「とてもそう思わない」と回答した方の主な理由

  • 女性専用車があることによって迷惑行為が増えたと聞いたことがない(50歳代)
  • そのような迷惑行為を見たことがない(30歳代)
  • 晒しや嫌がらせするのは一部の人達だけ(30歳代)

「どちらとも言えない」と回答した方の主な理由

  • 実態がわからないから(40歳代)
  • 起きる件数は変わらないと思う(40歳代)
  • 現時点では晒しの投稿を見たことがない(20歳代)

問10:大江戸線の女性専用車の導入で困っていることや改善点について

※要約・補足を含む

  • 他の車両の混雑(10歳・20歳・40歳・50歳代)
  • 男女差別という人権的な問題(40歳代)
  • 車両規格が小さいリニア地下鉄にも女性専用車両を導入しても構わないという風潮が生まれてしまうこと(50歳代)
  • 全面廃止か、女性専用ではなく、あくまで協力であるとの意識の周知徹底(30歳代)
  • 犯罪者扱いされていることの不快感(20歳代)
  • 女性専用車両というものが存在するという事実自体が非常に言語道断である。一刻も早い廃止を強く求めます。(20歳代)
  • 放送がしつこい場合が多い。誰でも乗れる車両だから放送は不要。(10歳代)
  • 乗車人数が偏っている(10歳代)
  • 全ての時間で、男性もきちんと協力してくれるようにうながすこと。(30歳代)
  • 女性専用車の中の人の「こっちに来るな」という目があり乗れないので困っている。(10歳代)
  • 子育て応援車両があるので、これと女性車両を統合して「福祉車両」とすれば良い(30歳代)
  • 女性専用車両にこだわらず、痴漢対策をするべき(20歳代)
  • 女性専用車両が一部政党などの活動目標になっていて、痴漢対策以前の問題(50歳代)
  • ただでさえ混雑しているのに乗る場所が減って困る(30歳代)
  • 乗りやすい場所に女性専用車両があると困る(40歳代)
  • 知ってて乗っても声かけされるかもという不安がある(40歳代)
  • 真ん中あたりの車両にすることで男性の利用が増えてしまうのではないかと思う。実際8時台の電車に乗ったが女性専用車の4割が男性である。(30歳代)
  • 男性専用車両も作るべき(10歳代)
  • 女性専用車両という名称は事実を反映していないので少なくとも改称すべき(20歳代)
  • 理解や協力を半ば強要されているというのが現状にあるため、慢性的に心理的なストレスがある。(20歳代)
  • (男性が)ただ乗ればいいだけ(60歳以上)
  • 弱者は性別に関係なく存在するので、女性専用車の括り自体がナンセンス。多目的車両という名称に変更して性別に関係なく弱者保護の車両にしてほしい(60歳以上)
  • そもそも男の我々に女性の性被害対策に文句を言う筋合いが無い(30歳代)

問11:大江戸線の女性専用車を即刻廃止すべきだと思うか

こちらは全回答者への質問でした。

大江戸線の女性専用車を即刻廃止するべきと思うかについては、約8割が「即刻廃止するべき」と回答しており、「現状を維持するべき」や「増やすべき」はどちらも1割にも満たないという結果になりました。

問12:大江戸線の女性専用車に対してどう思うか・どう感じているか

こちらは問3で大江戸線を使ったことが「ない」と答えた方への問いでした。

  • 差別的で不快/男性差別(40歳代)
  • 女性専用車両があるなら男性専用車両もあった方がいい(10歳代)
  • 女性専用車なんていらない。監視カメラ等で十分(20歳代)
  • 憲法を無視している(40歳代)
  • 女性専用車両設置前後での痴漢の発生件数の推移を公開して欲しい。(40歳代)
  • 意味ない(10歳代)
  • 男性女性共に同じ運賃を払ってるのに乗れる車両数に差があるのはおかしい。(10歳代)
  • 専用という文字を車両名に入れることで無知な男性をあたかも乗れないかのように騙している。騙すことは良くない。(10歳代)
  • LGBTに配慮されていない(10歳代)
  • 痴漢対策と言っているがエビデンスがない(10歳代)
  • 1両とはいえ男性客の閉め出しを辞めて欲しい(60歳以上)

問13:感想やメッセージ

当会の活動への応援

女性専用車両廃止に向け、頑張って下さい。

貴会を応援してます。

これからも活動頑張ってください。

がんばって!

これからも女性専用車両への任意確認乗車、頑張って下さい

感想や考察

何か施策を実施するにあたっては、それを実施したことによるメリット・デメリットを測定して今後もその制度を存続するか縮小や廃止を行うかのフィードバックが必要である。

しかるに女性専用車両は最初から「良いことに決まっている」という前提で実施されていて、その後は調査や議論のテーブルをひたすら蹴り倒すことで最低でもそのまま存続、できるなら更なる拡大を画策する方向にしか動かない硬直したものになっている。

女性専用車によって痴漢被害は女性だけが受けるものという固定概念が生まれていること、痴漢被害は男性だって受けることがありますが、その声は社会によって押し殺されていること、これにより男性に不便を被っていることを非常に残念に思います。
私も毎日鉄道を使って通学する学生ですが、私の利用する路線(東武野田線)では近い未来5両化されます。貴会でも記事になっているのを目にしました。

そこで新型車両のデザインが発表された後の2024年4月下旬、東武鉄道に問い合わせをしたところ、やはり5両化後も女性専用車を継続する方針を変えないそうです。

もともと関東大手私鉄有数(始発〜9時、全列車全区間、6両中1両)のひどい(?)女性専用車でしたが、これがさらにひどくなるのは本当にがっかりです。

都営地下鉄に限ったことではないが、女性専用車両を安易に設置しすぎだと思う。

女性専用車両設置の前に、車内に防犯カメラを設置したり、車内見回りの強化、警察官や警備員の同乗等他にも安全対策の方法はいくらでもあるはずである。

それらの方法を試しても全く効果がなく、他に手段がない時の最終手段として初めて認められる方法であるはずである。

しかし、鉄道会社は他の手段を講じる前に、まず最初に女性専用車両を作る、という順序で対策をしているように見える。

女性専用車両設置にも一定の規制・制限が必要と考える。

女性専用車両はアパルトヘイト下の南アフリカの白人専用車両と全く同じで差別そのもの。

反差別意識の高い欧米から日本に来る外国人は、日本には女性専用車両などという差別があるのかとみな驚いています。

日本のイメージのためにも即刻廃止すべきです。

私は女性専用車両の反対派です。

大江戸線を使ったことはありませんが女性専用車両全体に反対しているのでアンケートに参加させてもらいました。

関西のJR西日本の、『終日設定』は、疑念が大きい。

関東でも[女性専用車]の標記が、目障りである。

公共交通機関で特定の性別に限定したサービスをすることが間違ってるかと
憲法にも抵触するのでやめたほうがいいと思います

本日大江戸線を利用しました。ドア横の女性専用車表示に気づかず乗り込んでしまい、とても恥ずかしい気持ちになりました。
なぜ中央部分の4号車を専用車にしたのか、するにしても端の車両にしてもらえたらいいのにと思いました

女性専用車両に反対する会への入会を考えているのですが、高校生大学生はどのぐらいいるのでしょうか?
ホームページに記載していただけると助かります。

女性専用車両は女性の痴漢被害への対応、という名目で設けられている
なら女性専用車両に乗らなかった女性は痴漢被害に遭っても「女性専用車両に乗らなかったんだから痴漢されても仕方無いよね」、ということになるのだろうか
専用空間を設けられている事から、被害に遭っても「利用しなかった事」の自責の念があり、それが被害者の泣き寝入りに繋がる事もあるのではないか

女性専用車両は、女性にとっても何一ついいことが無い
自分達に専用空間があてがわれた事で優遇された気になり悦に入る効能はあるかもしれないが、痴漢被害に遭う女性の尊厳を守る事には繋がらない

「女性専用(の)車両」は存在しない。様々な「圧」はあるだろうが、ドンドン乗るべきだ。

鉄道事業者への要望

意味もなく、導入路線を増やすのやめてください。

女性専用車を作るならば男性専用車を同時に作るべき。

専用という文字が任意でしかないのであれば専用という表記は誤解を招くゆえ、優先車両にすべきだが、女性用を作るのであれば男性用も同時に作るべきである

中高生男子が男性から痴漢被害にあったり、(身体に限らず見た目で分かり難い)障害のある男性が女性専用車を利用した際、女性客から侮蔑的な言動を浴びせられたり、女性専用車の存在で傷つけられたという話を散見する。

そもそも、性別に関係なく弱者は存在するのだから、弱者保護のための車両であれば性別に関係なく利用できる『多目的車両』という名称にすべき。

そもそもLGBTQの時代に女性専用車両の存在は、日本が封建的な後進国であることを世界に知らしめる恥でしかない。

女性専用車は全廃し、弱者保護を目的とする『多目的車両』に変更してほしい。

当会の活動に批判的なメッセージ

女性専用車両が必要と思ってる人達に寄り添えるようにしてください

鉄道会社もお客様の声で導入に向けて動いていて、反対している方が多いのは理解しますが
廃止を目指してしまうと、また元に戻せなど別の意見が来る可能性があるので鉄道会社の姿勢に従うべきだと思います。

車両くらい別のに乗れよ。

まとめ

今回のアンケートの結果をまとめると、回答者の性別や年齢層を問わず、回答者のほとんどが都営大江戸線や他の路線の女性専用車に不満を持っており、「女性専用車を即刻廃止してほしい」と思っていることがわかりました。

都営大江戸線の女性専用車に関するアンケートではありましたが、他の路線に言及した回答もたくさんありました。

そして回答者の年齢層の偏りから推測するに、主に30歳代以下の若年層の男性ほど女性専用車に不満を持ち、その不満内容が明確で、また非難内容も強いものでした。(強い表現は当会で修正しています)

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新京成電鉄の女性専用車の動向

当会は2024年5月に新京成電鉄に対して、女性専用車の導入の意向について確認を行った。

新京成電鉄については、これまでは何も女性専用車の動向に関する情報がなかったために当会は何らアクションをしてこなかった鉄道事業者である。

しかし2024年4月に、とある政党が新京成電鉄に対して『女性専用車を導入するよう申し入れを行った』という情報があったため、当会としても新京成電鉄がその申し入れを受けて女性専用車を導入しようと考えているのか確認したほうがいいとなったからである。

ということで、当会から新京成電鉄に

『今後、女性専用車を導入する検討や予定はあるのか?』

と聞いたところ、

「女性専用車」については、当社では設ける予定はございません

と、明言してきた。

正直、当会としてもこの明言具合には驚いた。

これまで当会が行ってきた鉄道事業者への女性専用車の導入の是非の質問に対して、鉄道事業者からの遠回りな回答とは違い、回答に含みのある言い方を一切せず、はっきり女性専用車を設ける予定がないということを明言してきたからである。

はっきり女性専用車を設ける予定がないことを明言してきたということは、おそらく新京成電鉄の社内でも検討の俎上にすら登っていないであろうことが想像できるからである。(少なくとも今回の2024年5月の回答時点では)

当会にこのように女性専用車を設ける予定がないことを明言してきたということは、とある政党の『女性専用車の導入の申し入れ』に対して意に介さず、全く導入の検討をしていないということに他ならない。申し入れは不発に終わったということである。

この姿勢こそ、社会インフラの担い手として(機会を含め)公平を担保しなければならない、インフラ事業者のあるべき姿ではないのか。

この姿勢を現在、女性専用車両という性差別で不公平なものを行っている鉄道事業者は学ぶべきである。

そして女性専用車両という性差別で不公平なものは一刻も早く廃止するべきである。

情報元:
当会会員の問い合わせに対する、新京成電鉄からのメールによる回答

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女性に痴漢した女が逮捕される

きのう深夜、神奈川県大和市の路上で、歩いていた女性のお尻を触ったとして30歳の女が現行犯逮捕されました。

https://newsdig.tbs.co.jp:443/articles/-/1126461(アーカイブ)

このニュースによると2024年4月19日夜11時15分頃、神奈川県大和市の路上を歩いていた女性に後ろから自転車で近づき、尻を触った(=痴漢した)女が現行犯逮捕されたとのことである。

この痴漢事件は路上で起きたとのことだが、痴漢の発生場所といえば真っ先に電車を思い浮かべる人も多いだろう。

電車といえば男性から女性への痴漢行為が多発しているからという理由で「痴漢を防ぐ」という建前上の目的で『女性専用車両』があるわけだが、このニュースをよく読んでほしい。

『女が女性に痴漢』しているのである。

メディアの報道の仕方も相まって「痴漢といえば男が女性にするもの」という固定観念・先入観を多くの人がもっているようだが、それは間違いである。

どのような犯罪であっても、たとえ痴漢でも、性別に関係なく、する人はするし、しない人はしないのである。

先入観が強ければ強いほど、本当のことを見失うというものである。

今回は被害者の女性が加害者の女を同性(女)だからと甘く見ずに、現行犯逮捕してきっちり110番したようで、こうやってニュースになって明るみに出た(事件がすべてニュースになるわけでもないので、このパターンでニュースになる事自体が稀だと思われる)わけだが、当会が想像するに多くの場合は女から被害を受けた女性は「何かの間違いだろう」と自分に言い聞かせ、110番せず、被害を申告しないことで被害が明るみに出ていないケースが多々あると考える。

いわゆる暗数である。

こんなことも当然にあり得るのに、電車では「痴漢対策」と称して女性専用車両というものを運用し、男性をその車両から排除したところで痴漢が抑止されていると言えるのだろうか。

「(女性の自分が)女性専用車両内で女に痴漢された」という趣旨のX上のポストを見かけたこともある。

そのポストには警察云々には触れられていなかったからその後のことは知る由もないが、そんなニュースを見かけたことはない。

もしかしたら女からの被害を受けた女性達は加害者が女ということで、「どうせ信じてもらえないだろう」と泣き寝入りしているのかもしれない。

Xに被害をポストするだけ、まだ「我々や一部の人に被害が知れ渡る」という意味では良いことだが、被害をポストすらしていない被害者も多々いるということは想像に難くない。

もちろん男性の被害者であっても同様である。

つまり、「痴漢は男性がするもの」という先入観を持ち、女性専用車両を設置して、その1車両から男性を排除するという手段を用いて男性達に不便を強いたところで、痴漢する女に対して抑止力が全く発揮せず、無対策で被害が起きるのである。

そして翻って非女性専用車両の様子も想像してみてほしい。

非女性専用車両では女性専用車両を敢えて避けて乗ってくる男性達によって、より混雑しているのである。

非女性専用車両にも十分に女性が乗っている状況で、車内がより混雑する環境になればどうなるだろうか。

統計上は混雑する路線ほど痴漢発生率が高いことから、より混雑している非女性専用車両では女性専用車両がない場合よりも痴漢発生率が上昇しているということが想像できる。

(おそらく不都合な真実だからメディアは隠しているだろうが)

女性専用車両ではその1両から男性達を排除することによって男からの痴漢はなくせるかもしれないが、女からの痴漢に抑止力がなく、変わらず痴漢が発生し、さらには非女性専用車両ではより混雑することで痴漢をより増やすことにつながっている、つまり非女性専用車両に乗る女性に痴漢を押し付けているだけであって、こんなものを「痴漢対策」などと言えるのか。

「性差別をしている」という時点でも女性専用車両は許せないが、こんな状態にする手段である女性専用車両を許すわけにはいかない。

鉄道事業者は女性専用車両という手段で世間を欺くことはやめ、現実を直視して即刻女性専用車両を廃止し、当会が提言しているような性別問わずに抑止力を発揮する痴漢対策を一刻も早く講ずるべきである。

情報元:

https://newsdig.tbs.co.jp:443/articles/-/1126461?display=1

魚拓

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女性が女性専用車両内で「ここは女性専用車両。おりろ!」と怒られる

5人組アイドルグループ「おちゃメンタル☆パーティー」の下谷あゆさん(19)が2024年4月25日、電車の女性専用車両に乗っていたところ、乗客から「ここは女性専用車両です!おりろっ!」と怒られたことをXで明かした。

https://www.j-cast.com:443/2024/04/25482379.html

これは単純に「性別を間違われた」というだけの問題ではない。

女性が他の女性の容姿や格好を勝手に判断し、女性に見えなければ特定の場所から排除するという醜い行いなのである。

容姿を『こうあるべき』とし、それに当てはまらないと排除するというのは昨今の社会ではルッキズム(=容姿差別)と呼ばれ、それを受けやすい女性の側が反対してきた差別のはずである。

しかし皮肉なことに多くの人が賛成している「❝女性専用❞車両」というもののせいでこのルッキズムが発露され、加害(差別)する女性と被害を受ける(差別される)女性が出てきているのである。

これが多くの市民が望んだ社会なのか、ルッキズムが発露される公共交通機関が正しい姿なのかよく考えてみてほしい。

そもそも女性専用車両は、「任意協力で男性の乗車を禁止していない」から「差別ではないし違憲でもない」ということで罷り通っているのである。

つまり実際は女性専用ではなく、そういう名前の「誰でも乗れる車両」だから罷り通っているのだ。

だからこそ、鉄道係員や警察ですらも男性客に対して「乗るな」「降りろ」などと命令する権限はなく「運賃さえ払ったら誰でも利用できる」のが前提である。

しかし鉄道事業者は女性専用車両という、本当に強制力があるように勘違いさせるような名前を使用し続けているがために、何も知らないただの乗客が何の権限もないにも関わらず「降りろ!」などと女性専用車両に乗り合わせた男性に命令したりするのである。

つい先日も関西の某テレビニュース番組で「男性が女性専用車両に乗ること自体が迷惑行為で悪」であるかのような印象操作を含んだ放送がなされたのだが、こうしたマスコミによる偏向報道も女性専用車両(と名のつく一般車両)に乗る乗客に対して他の乗客が『乗ってきた人が女性らしい容姿でなければ乗車を認めない』という容姿差別(ルッキズム)や女性客からの暴言・暴力などの誘因になっているかもしれない。

そもそも女性であろうが男性であろうが、何ら違法行為もしていない相手に対していきなり威圧的な態度を取ること自体が大間違いである。

今回は被害を受けた女性の職業がアイドルであり、知名度やそれに伴う影響力の高さからX(旧ツイッター)に被害をポストしたことでそれが大きく拡散され、その結果ネットニュースにもなって明るみに出たわけだが、こういう事案はこの1件のみとは考えにくく、普段からあちらこちらで日常的に起きていると思われる。

アイドルでもなんでもない一般の女性が仮に同じような被害を受けてXにポストしたとしてもほとんど問題にもされないだろうし、場合によってはその「怒り」を受け止めてしまい、次からは自身が女性であるにも関わらず、女性専用車両に乗ることを避けるようになるかもしれない。

「女性専用車両」という車両名のせいでこのようなことが起こるのだ。

こんな事が起きる公共交通機関が正しい公共交通機関のあり方だろうか。よく考えてほしい。

性別を間違われた話ではないが、「女性専用車両」という車両名のせいでトラブルになるという点で言えば、当会でも実際に2023年の3月に大阪メトロ御堂筋線で非協力乗車していたところ、1人の女性客が私達に「お前ら降りろ!」と暴言を吐いてきたため、怒鳴り合いの喧嘩になってしまったことがある。

さらには今年(2024年)2月の神戸市営地下鉄でのケースのように、暴力を振るう女性乗客まで出てきたりもする。

こうなると女性客の方が加害者になり、当然に警察に捕まることになる。

鉄道事業者は「実は誰でも乗れる車両」であるにも関わらず「❝女性専用❞車両」という名前で運行を続けることによって、差別を禁じた憲法に触れないようにしながら「男性が乗車してはいけない」と勘違いさせ、男性が自発的に乗車しないようにして「男性のお客様が自分の意思で協力してくださっているので、強制していませんし差別でもありません」とうまく逃れているのだ。

当会が女性専用車両に男性として敢えて乗るのは鉄道事業者にそうはさせないためであり、乗り合わせた女性客に文句を言ったり抗議したりするためではない。

当会では乗車活動をする際、こちらから他の乗客に話しかける事は原則禁止している。

つまりこちらから先に女性客に抗議したり文句を言ったりすることはない。

当会が女性客に対して強い態度に出るのは、女性客のほうから先に私達に攻撃的な態度を取ってきたときのみである。

時々当会に「乗り合わせた女性客に抗議しても何も変わらないし無駄なだけだとなぜ分からないのか。鉄道会社に抗議するべき」などという批判をする者がいるがこれは完全な的外れであり、こういう批判をする者こそ何も分かっていないと言わざるを得ない。

情報元:

https://www.j-cast.com:443/2024/04/25482379.html

魚拓

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女性専用車両での暴行被害事件のその後

2024年2月17日に神戸市営地下鉄名谷駅付近で発生した女性専用車両内での当会会員に対する暴行事件。

事件の詳細は当会サイトのニュースで先日、記事(女性専用車両で当会会員に暴行した女性客が現行犯逮捕される)として取り上げたので、そちらを参照していただくとして、当記事では事件があったことを当サイトやX(旧ツイッター)で公開した後のことについて述べていく。

当会では暴行を受けた会員からの報告を受けて後日、事実確認も兼ねて名谷駅に「なぜ会員から通報するよう要請されたのにすぐに警察に通報しなかったのか?」等、問い合わせの電話を入れた。

さらに当該事件を当会サイトのニュース記事として2月24日に公開し、さらにX(旧ツイッター)でもお知らせしたところ、インプレッション数(Xでのポストの閲覧数)が公開後2日間で50万回を超えるなど、非常に大きな反響があった。

さらに一部マスコミでもこの件が取り上げられた。

神戸市営地下鉄「女性専用車両」に男性が乗りトラブルに 男性側は「女性から暴行受けた」と主張、市側の見解は?

ヤフーニュースのコメント欄にも1000件を超えるコメントがつき、この件への関心の高さが伺えた。

さらにはX(旧ツイッター)の引用や返信、当該記事のコメント欄や当会ご意見等フォームなどにもいろいろなご意見が寄せられた。

多数のご意見が寄せられたため、ここですべてのご意見に対して述べていくのはとても無理だが、その中で今回の加害者の女性客について、警察が「(加害者の女性が)泣いて反省しているので、寛大な処分にしてやってほしい」とお願いしてきたのに対して、会員がそれに応じたことについて「どうして許してしまったのか?」という意見が結構あった。

さらにその中には単に「なぜ許してしまったのか」というだけでなく、「相手が女だから甘い対応をとったのではないか?」というニュアンスの意見もいくつか見られた。

こちらで紹介したXでのポストもそうした意見の一つだが、このポストの主は「(反対する会は)加害者が女だから甘い顔をして許した。そんな団体じゃないと思っていたのに…」と思い込んでショックを受けているようだ。

しかしながらこれは大いなる誤解である。

なぜなら、当会は誰かとトラブルになっても「相手が非を認めて詫びているならそれ以上は追及しない」というのが基本姿勢であるからだ。もちろん相手が男であっても当会は同じ対応をとる。

『罪を憎んで人を憎まず』である。

決して「相手が女だから甘い対応を取った」のではない。

ちなみに上記ポストに出てくる「チン騎士」とは、下心ありきで「男性から女性を守ろうとする男性」のことであるらしい。

(参考元:https://neetola.com/chinkishi/

もちろん相手が非を認めない・謝らない・反省もしないなどであるなら、このような相手に甘い対応をとってはいけないが、当会の目的は公共交通機関における差別を是正することであって、特定の相手をとことん叩きのめすことではない。

当会に寄せられたご意見の中には「本心で泣いているわけじゃないだろう」「実は心の中で逆恨みしているんじゃないか?」といった意見もみられたが、今回の件は当会の乗車活動の中で起きた事件ではなく、あくまで1人の会員が個人的に女性専用車両に非協力乗車していて遭遇した事象であり、今回の女性客が「本心から」泣いて謝っていたのかどうかについては本人以外は知る由もない。

また当事者の会員としても女性が明らかに演技だと分かるような態度を取ったのでなければ、今回の一件だけではなんとも判断できないだろう。

それに当会は一番には会員個人の意向を最大限尊重していることから、会員個人がそれ以上の追及を望まないのであれば当会としてもこれ以上の対処をすることはない。

今回の事件で一番悪いのは「女性専用車両」という表示で(本当は任意協力で男性も乗れるのに)男性は乗れないかのように思わせている鉄道事業者である。

実際、当会にいただいたご意見やヤフーニュースのコメント欄の中にも「任意なのに『女性専用』の表示」を問題視している意見がいくつか見られた。

暴力を振るった女性は直接的には加害者ではあるが、ある意味「『女性専用車両』という虚偽表示に騙された被害者」でもある。

だからこそ暴行を受けた会員としても今回は「寛大な処分」を受け入れたのだ(これは後日、会員本人が実際にそのように言っていた)。

そして会員は神戸市交通局や国土交通省にも「任意なのに女性専用表示」ではなく、「男性も乗れる」ということが乗客にもきちんとわかりやすく伝わるような表示をするよう求めた。

こう言うと「男性も乗れるのなら女性専用車両の意味がない」と言い出す者が出てくるが、そもそも公共交通機関で本当の❝女性専用❞の車両は作れないため、女性専用車両の意味なんて最初からないのである。

だからこそ、鉄道事業者は女性専用車両と表示しつつ「実は任意協力」ということにしてごまかし続けているのであるが、女性専用車両が実は任意協力であることはすでに世間に知られてしまっている。

だからこのような車両は廃止するか、車両の名称を「男性排除の意味を含まないもの」にするべきであって、現状のままいつまでも続けるべきものではないのだ。

しかしながらこの先もこれらの状況が現状のまま改善されないのであれば、今後当会としても今回のような事件に対しては毅然とした対応を取ることも考えることになるだろう。

また、今回の女性客と再び遭遇する可能性は低いとは思われるが、もしその女性客が私達にもう一度同じことをして来たなら、今回の反省は嘘だったということなので、その時には今回のように許すことはないだろう。

情報元:

会員からの報告

X(旧ツイッター)のポスト

ヤフーニュース

https://www.bengo4.com/c_18/n_17249

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非女性専用車両で「女なら専用車両に行けよ!」

あるニュースによると、ニュース記事の筆者の女性が女性専用車両のある列車で非女性専用車両に乗った際に乗り合って付近にいた男性から「女なんだったら専用行けよ!」と怒鳴られたそうである。

逆パターンで男性が女性専用車両に乗ったときに乗り合わせた女性客等から「男なんだったら隣の車両に行けよ!」などと言われても、女性専用車両がただ女性専用車両という車両名になっているだけの『誰でも乗れる車両』である以上、そんな主張は間違っており、言われた男性には移動する義務もなければ、そんなことを言われる筋合いなんてないのと同様に、『誰でも乗れる』非女性専用車両に乗った女性が乗り合わせた男性客等から「女なんだったら専用行けよ!」なんてそんなことを言われる筋合いはない。

そもそも今回ニュースになった「女なんだったら専用行けよ!」も女性専用車両に乗った男性が言われることがある「男なんだったら隣の車両に行けよ!」も、どっちも「男/女なら〇〇しろよ/すべき」と考える性別役割分業の性差別意識から出る言葉であり、近年の社会情勢が向かっている男女平等のベクトルとして男女ともに意識からなくしていかなければならない考えである。

「女なんだったら専用行けよ!」と怒鳴られたという体験がニュース記事として見かけたのは当会として初めてだが、SNSでも同様のことをポストされているのを見かける。

このような話は他の車両名の車両では当然聞かないわけだから、女性専用車両というものがあることが原因でこういう差別意識が発露されるものだと思われる。

当会は女性専用車両のことを「男性差別になる」と主張しているわけだが、さらにはこのニュースのように非女性専用車両では女性差別も醸成されてしまっている。

つまり、乗り合いの電車においてそれぞれそのような性差別意識からくる発言が出る原因は女性専用車両の存在であって、ひいては女性専用車両というものをやっている鉄道事業者ということになる。

このような性差別意識や性差別発言をなくしていくためにも女性専用車両の全廃は急務だと考える。

情報源:

https://news.goo.ne.jp/article/ftnews/trend/ftnews-c22360e06ab8fabf6088a665292a921df2cf6799.html
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女性専用車両で当会会員に暴行した女性客が現行犯逮捕される

当会の会員が神戸市営地下鉄西神・山手線の女性専用車両に非協力乗車をしていたところ、女性客から暴行を受けたため警察に通報した結果、女性客が逮捕されるという事件があった。

2024年2月17日(土)夕方、当会会員が伊川谷駅から三宮駅まで移動中、途中の名谷みょうだに駅到着間際に20代くらいの女性客が「ここは女性専用車両です」と言ってきた。

会員が「法律はないです」と答えたところ、その女性客は突然その会員に対し、髪の毛を引っ張ったり、顔辺りを数回殴ったりしてきた。

そのため、当会会員が車内非常ボタンを押下し、列車は非常停止。そしてそこへ駅係員が到着した。すぐさま会員は駆けつけた駅係員に被害を話し、警察を呼ぶよう要請した。

会員は被害届を出すため、被疑者(女性客)と会員は降車した。

電車は約5分遅れで名谷駅を発車した。

今回は女性客がすんなり降車に応じたため約5分の遅延で済んだが、こういうときに女性客は降車に応じないことが多く、そのせいで遅延が大きくなることが多い。

当会でも過去に取り上げた事件(女性専用車両反対運動がネット上で大きな話題に。テレビでも取り上げられる。)では記事に書いてまではいないものの、女性客が降車を拒否して結果として電車の遅延が増大している。(差別ネットワーク会員談)

今回の事件では、会員はその後も駅係員に対し警察を通報するよう言ったが「内容を聞いてから」などと言われ、通報してもらえず、結局会員自身が110番通報した。

そのまま駅改札のところまで行き、その女性客は駆けつけた警察官により暴行容疑で現行犯逮捕された。

今回、このように会員が警察に通報するよう要請したにも関わらず、駅係員がその場で警察に通報しなかったため、会員が110番通報したことなど、駅係員の不適切な対応も目立った。

(この名谷駅の駅係員の対応について後日、別の会員が抗議したところ、名谷駅によれば「業務用携帯は持参しておらず、今回のような緊急時は駅事務室に戻って業務用携帯、固定電話で通報する」とのことであった)

これでは、名谷駅の駅係員は「女性専用車両内で発生した事件なのに、かつ男性が被害者で女性が加害者であることで、にわかには信じられなくて躊躇いが生じて通報を躊躇したのか」という疑念も湧いてしまう。

その後、会員と女性客の双方が警察署に移動し、警察官が会員に「どのような理由で女性専用車両に乗っていたのか」を聞いてきた。なぜかというと「逮捕にもなっていることだし、供述調書を書く時に必要だから」とのこと。

本来であれば現場が女性専用車両だからといっても所詮は誰でも乗れる車両なのだからその車両に乗った理由をわざわざ言う必要のないことではあるのだが、警察の要請ということで正直に回答した。

結局、会員は年配の警察官から「女性客は泣きながら深く反省しており、女性専用車両に(実は)男性が乗れるという説明も受け、さらには『二度とこういうことはしません』という内容の誓約書も書かせた」ということを告げられ、『寛大な処分』をお願いされたので、会員も「そういうことでしたら」と応じた。

今回は被害男性が当会会員で色々『わかっている』ため『寛大な処分』を受け入れたが、暴行した相手が当会会員でなく、それこそ厳しい方だった場合は『寛大な処分』に同意せず、きっちり被害届が出され、女性客には刑事罰が課されることになったかもしれない。

女性客は今回の暴行について「男性が女性専用車両に乗っていることに腹が立ってやった」と供述していたとのこと。

しかしながら先述の通り、女性専用車両は任意協力であり、裁判所も過去に「女性専用車両は任意で誰でも(男性でも)乗れる」と判決を下している。

だからこそ「女性専用車両は差別ではないし違憲でもない」ということになっているのである。「痴漢対策だから差別ではない」のでは決してない。

また、「男性が乗っているから許せない」といって暴力を振るうのなら、外見上では分からない身体の不自由な男性やその介助者の男性も鉄道会社の『乗れる人の案内』に入っているわけだから、当然乗っておられるし、そういう男性にも暴力を振るうことになる。

そもそもとして、『腹が立ったから暴力に訴えた』というのは『短絡的思考の野蛮人』であって、法治国家の社会の一員であるならば誰であっても暴力に訴えることはしてはならない。

その意味でも今回の女性客の行動は非難に値するのである。

今回の事件、直接の加害者はその暴力を振るってきた女性客であるが、よくよく考えればそこが『女性専用車両』という車両名の車両でなかったならば会員に暴行なんてしなかっただろうと思われる。

この女性客だけでなく(実は男性も乗れるのに)「女性専用車両」と表示している鉄道会社にも責任がある。

「女性専用車両」の表示のせいで「男性は乗れない」と勘違いしている人は多いであろうし、男性が乗車禁止であるかのように見せかけている鉄道会社によって、今回のような犯罪行為が誘発されたと言っても過言ではないだろう。

つまり、見方を変えれば女性客も鉄道会社に見事に騙されている被害者であると言えよう。

よってこのような車両はすぐにでも廃止するべきである。

情報元:

当会会員による報告

※動画は当日の録音(画像はイメージです)

当会代表の名谷駅への電話での事実確認