昨年(2010年)4月、JR京浜東北線で女性専用車が導入されたが、実はこれも公明党の仕業であったことが判明した。
京浜東北線の女性専用車導入について、JR東日本は「お客さまから京浜東北線への導入を求める声が多い」「警察主導で『電車内痴漢対策首都圏官民会議』が開催されるなど、痴漢撲滅に対する機運が高まっていることを踏まえて導入した」と説明するなどしていたが、後になってから埼玉県の公明党議員の塩野正行氏のサイトに「実績」として「京浜東北線に女性専用車を導入」と記載されていることが分かった。
京浜東北線への女性専用車導入にもやはり公明党が絡んでいたのである。
また塩野氏のサイトによれば、武蔵野線への女性専用車導入も要望しているとのことである。
政権交代により、公明党が下野してからしばらく経つが、下野したからといって女性専用車の推進をやめたわけではないのである。
JR東日本については、埼京線に始まり、その後も中央線や総武線など、次々に女性専用車の導入が行われていったが、2005年に女性専用車を導入した中央線では導入前の2004年に188件だった痴漢件数が導入後の2005年に217件(+29件)に増えたことが、2006年8月8日の朝日新聞で報じられている。
また、2006年5月20日の日本経済新聞NIKKEIプラス1では、JR東日本お客様サービス室の担当者のコメントとして「痴漢発生件数は減っていません」との記事が掲載されている。
一方、埼京線で監視カメラを導入し、そこでの痴漢件数を約6割も減少させたのも同じJR東日本である。
つまり、JR東日本は「女性専用車では痴漢が減らないが、監視カメラなら痴漢が大幅に減る」ことを知っているはずなのだが、実際には埼京線の監視カメラが効果を上げたその後で、京浜東北線に監視カメラではなく、女性専用車を追加導入した。
そのため当時、ネット上などでは「監視カメラで効果が上がったのに、監視カメラではなく女性専用車を拡大するのはおかしい」との声も出た。
これらのことから、女性専用車は痴漢対策としての効果を期待して導入されているのではなく、政治的な力が関与して導入されていることがお分かりいただけるであろう。
世間では今も「女性専用車=痴漢対策」と思っている人が大半だと思われるが・・・
情報元:塩野正行氏サイト(現在はリンク切れ)