昨年(2012年)の4月に、一部路線での女性専用便を「終了」したということで、当ニュースでも取り上げたJR北海道バスの女性専用便がその後、「全廃」されていたことがわかった。
JR北海道バスが札幌周辺のいくつかの路線で運行していた女性専用便のうち、2012年4月に、緑ヶ丘団地東7:19発、新札幌駅行の女性専用バスの運行が終了となったことは過去の当ニュースの記事(札幌の女性専用バス、一部「終了」)でも伝えた通りだが、その後、同年12月のダイヤ改正時に他の路線の女性専用便も全て廃止になったらしい。
2004年4月に手稲方面から札幌駅への路線に設定されて以来、他の路線にも拡大されつつ、約8年間にわたって運行されてきたわけだが、先の当ニュースでの記事でも述べているように、この女性専用便は防犯対策ではなく女性優遇サービスとしての性格が強いものである。
つまり、やっていることは(法的に強制していないことを除けば)かつてのアパルトヘイトそのものと言われても仕方ないようなものだったわけだが、札幌の路線バスについてはここにきてようやく”正常化”したと言えるのではないだろうか。
情報元:
●JR北海道バスサイト(現在はリンク切れ)
●Weblio辞書 国語辞典―女性専用バス車両(終了)