きのう深夜、神奈川県大和市の路上で、歩いていた女性のお尻を触ったとして30歳の女が現行犯逮捕されました。
https://newsdig.tbs.co.jp:443/articles/-/1126461(アーカイブ)
このニュースによると2024年4月19日夜11時15分頃、神奈川県大和市の路上を歩いていた女性に後ろから自転車で近づき、尻を触った(=痴漢した)女が現行犯逮捕されたとのことである。
この痴漢事件は路上で起きたとのことだが、痴漢の発生場所といえば真っ先に電車を思い浮かべる人も多いだろう。
電車といえば男性から女性への痴漢行為が多発しているからという理由で「痴漢を防ぐ」という建前上の目的で『女性専用車両』があるわけだが、このニュースをよく読んでほしい。
『女が女性に痴漢』しているのである。
メディアの報道の仕方も相まって「痴漢といえば男が女性にするもの」という固定観念・先入観を多くの人がもっているようだが、それは間違いである。
どのような犯罪であっても、たとえ痴漢でも、性別に関係なく、する人はするし、しない人はしないのである。
先入観が強ければ強いほど、本当のことを見失うというものである。
今回は被害者の女性が加害者の女を同性(女)だからと甘く見ずに、現行犯逮捕してきっちり110番したようで、こうやってニュースになって明るみに出た(事件がすべてニュースになるわけでもないので、このパターンでニュースになる事自体が稀だと思われる)わけだが、当会が想像するに多くの場合は女から被害を受けた女性は「何かの間違いだろう」と自分に言い聞かせ、110番せず、被害を申告しないことで被害が明るみに出ていないケースが多々あると考える。
いわゆる暗数である。
こんなことも当然にあり得るのに、電車では「痴漢対策」と称して女性専用車両というものを運用し、男性をその車両から排除したところで痴漢が抑止されていると言えるのだろうか。
「(女性の自分が)女性専用車両内で女に痴漢された」という趣旨のX上のポストを見かけたこともある。
そのポストには警察云々には触れられていなかったからその後のことは知る由もないが、そんなニュースを見かけたことはない。
もしかしたら女からの被害を受けた女性達は加害者が女ということで、「どうせ信じてもらえないだろう」と泣き寝入りしているのかもしれない。
Xに被害をポストするだけ、まだ「我々や一部の人に被害が知れ渡る」という意味では良いことだが、被害をポストすらしていない被害者も多々いるということは想像に難くない。
もちろん男性の被害者であっても同様である。
つまり、「痴漢は男性がするもの」という先入観を持ち、女性専用車両を設置して、その1車両から男性を排除するという手段を用いて男性達に不便を強いたところで、痴漢する女に対して抑止力が全く発揮せず、無対策で被害が起きるのである。
そして翻って非女性専用車両の様子も想像してみてほしい。
非女性専用車両では女性専用車両を敢えて避けて乗ってくる男性達によって、より混雑しているのである。
非女性専用車両にも十分に女性が乗っている状況で、車内がより混雑する環境になればどうなるだろうか。
統計上は混雑する路線ほど痴漢発生率が高いことから、より混雑している非女性専用車両では女性専用車両がない場合よりも痴漢発生率が上昇しているということが想像できる。
(おそらく不都合な真実だからメディアは隠しているだろうが)
女性専用車両ではその1両から男性達を排除することによって男からの痴漢はなくせるかもしれないが、女からの痴漢に抑止力がなく、変わらず痴漢が発生し、さらには非女性専用車両ではより混雑することで痴漢をより増やすことにつながっている、つまり非女性専用車両に乗る女性に痴漢を押し付けているだけであって、こんなものを「痴漢対策」などと言えるのか。
「性差別をしている」という時点でも女性専用車両は許せないが、こんな状態にする手段である女性専用車両を許すわけにはいかない。
鉄道事業者は女性専用車両という手段で世間を欺くことはやめ、現実を直視して即刻女性専用車両を廃止し、当会が提言しているような性別問わずに抑止力を発揮する痴漢対策を一刻も早く講ずるべきである。
情報元:
(魚拓)