埼玉県富士見市の商業施設で女子中学生のスカート内を盗撮したとして、県教育委員会は25日、県立和光南特別支援学校(和光市)の○○教諭(23)を懲戒免職とした。
近くにいた女子中学生の保護者から通報を受けた警察が、性的姿態撮影処罰法違反の疑いで現行犯逮捕した。
ttps://www.nikkansports.com/general/news/202407250001130.html
女子中学生がスカート内を盗撮された今回の事件だが、引用記事の内容通り犯人は女である。
痴漢や盗撮等の犯罪は専ら男性が行うものと思われがちだが、先日から当ニュースでもお伝えしているように今回のような女性が加害者となるケースも実は存在する。(記事1)(記事2)
「女性がそんなことをするはずがない」という先入観からこれまでこういった被害が可視化されてこなかっただけで、これまでも女性によるこの手の犯罪はあったのではないだろうか。
もちろん近年になって誰でも簡単に写真や動画を撮れるようになったことも一因としてあるだろう。
この女教師は警察の取り調べに対し「スリルを楽しむようになった」と供述していることからも分かるように、性欲云々よりも「リスクを冒すスリル」を味わいたいがために盗撮にはまり、常習化してしまったものと考えられる。
今回のような「スリルにはまる」ケースの他、撮影した動画や画像を売って金儲けをする目的で女性が盗撮をするようなケースはこれまでからも存在しており、女性がこうした事件の加害者となることは決してレアケースではない。
当ニュースでは取り上げなかったが、2022年には関西の山陽電鉄の女性車掌が男性社員と共に旅行先の浴室で同僚女性の裸の写真を盗撮し、共有する事件もあった(情報元:神戸新聞NEXT 山陽電鉄同僚女性2人の裸を盗撮、SNSに画像投稿 容疑で21歳の男女2人を追送検)
なお余談だが、山陽電鉄には女性専用車両はない。
女性専用車両など防犯対策を理由とする女性専用○○は、「必ず男性が加害者である」という前提で設置されているが、こうした考え方は誤りであり改めるべきであろう。
ちなみにX(旧ツイッター)を調べてみてもこのようなポストが見つかる。
このように同性同士で加害者と被害者になる場合もあるし、先日当ニュースでお伝えした埼玉県のケースのように男性が被害者になるケースもある。
しかし、マスコミで男性から女性への痴漢や盗撮などの加害行為はよく報道されるが、女性から女性への痴漢や盗撮などの加害行為、女性から男性への加害行為などはこれまでなかなか報道されてこなかったのではないだろうか?
そして警察も女性どうしの加害行為、女性から男性への加害行為はなかなか事件にはしようとしてこなかったのではないだろうか。
しかしながら近年、その辺のことについてはマスコミなどでも少しづつ取り上げられるようになり、警察も以前ほどには女性寄りではなくなるなど、少し風向きが変わってきているようには思われる。
もちろん、ネット上などで女性専用車両賛成派が言うような「女性専用車両内だと痴漢や盗撮などの加害行為は一切ない。女性ばかりなら安心」などは、もはやウソと言っても良いだろう。
本当に防犯対策をするなら「男性=加害者」という前提で「男性を特定の場所から排除する」のではなく、他の方法をとるべきである。
とはいえ女性専用車両については痴漢対策・防犯対策という理由自体が建前と化しており、一部政党の人気取り政策として推進されていたり、鉄道事業者の中にも女性専用車両を客寄せサービスと捉えていると思われる所が存在するので「男性ばかりが加害者でない」と言っても表向き「痴漢対策・防犯対策」で済まされ、なかなか廃止にはならないと思われる。
それだけに反対運動も根気よく続けていく必要があるだろう。
情報元:
日刊スポーツ 2024年7月25日19時5分
ttps://www.nikkansports.com/general/news/202407250001130.html
(魚拓)