2024年12月18日、神戸市営地下鉄三宮駅の改札口付近で40代女が面識の無い70代女性を包丁で刺すという事件が発生した。
神戸市中央区の地下鉄・三宮駅の構内で18日、高齢の女性が刃物で刺されました。女性を刺した女はその場で現行犯逮捕されたということです。
https://news.ntv.co.jp/n/ytv/category/society/ytf9c4367641944999896b4659f93c4c75
神戸市営地下鉄は、土日含め終日女性専用車両を導入している。特に海岸線は4両編成かつ利用者が比較的少ない路線であるにも関わらず終日設定である。
地下鉄駅構内における女性による事件といえば、2010年に名古屋市営地下鉄の金山駅の女子トイレ前で女が別の女性客を刃物で刺し、殺害するという事件が発生している。名古屋市営地下鉄も女性専用車両を導入している事業者である。
女性専用車両を導入・利用する側の考えとして「女性のみなら安心」という誤った認識がある。
しかし、異常者に性別は関係ない。この事件が発生してもなお「女性のみなら安心」と言えるのだろうか。
この件につき後日、ある会員が神戸市交通局に問い合わせたところ『今回事件が発生したのは不特定多数が通る改札で発生したことであり、女性専用車両とは因果関係はない』と回答してきた。
しかし、改札も車内も不特定多数が利用することには変わりないし、また車両内でこういう事件が発生する可能性もあり得るのに「女性専用車両とは因果関係はない」と回答するのはいかがなものか?
事件当時、神戸市営地下鉄三宮駅では改修工事が行われており、工事関係者の男性の方が犯人の女の身柄を確保し逮捕に至った。
男性がいることで犯人逮捕に至ることもあるし、女性専用車両のような「女性ばかりの空間」でこのような事件が発生した場合、対処できるのかは疑問である。ましてや、車両も不特定多数の人が利用しているのに「因果関係はない」などと回答すること自体、神戸市交通局の安全管理への意識の低さが現れていると言っても過言ではないのではないか。
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