東京地下鉄(東京メトロ)は、11月20日に同社東西線西船橋→中野間で導入した女性専用車両を11月28日より西船橋→大手町の区間に短縮した。実施時刻・設定車両等には変更はない。
女性専用車両の設定が縮小されるのは神戸電鉄(終日→早朝を除外)、東急東横線(終日→昼間を除外)に続き3例目であるが、実施区間の縮小は今回の東京メトロ東西線が初めてである。
情報元:
http://www.tokyometro.jp/osirase/2006-1128.html
東京地下鉄(東京メトロ)は、11月20日に同社東西線西船橋→中野間で導入した女性専用車両を11月28日より西船橋→大手町の区間に短縮した。実施時刻・設定車両等には変更はない。
女性専用車両の設定が縮小されるのは神戸電鉄(終日→早朝を除外)、東急東横線(終日→昼間を除外)に続き3例目であるが、実施区間の縮小は今回の東京メトロ東西線が初めてである。
情報元:
http://www.tokyometro.jp/osirase/2006-1128.html
九州産業交通は、熊本市内で運行されてきた女性専用バスを2006年11月30日限りで廃止する。
これは2004年7月1日より平日の朝~夕の時間帯に1日7本運行されてきたもので、並建-健軍,田崎車庫前-健軍の各路線で実施されていた。
情報元:
http://www.kyusanko.co.jp/sankobus/rinji/womanbus.php
東京都交通局は、12月11日(月)より、新宿線で実施している女性専用車両を拡大する。
同線ではこれまで東行(本八幡方面)の京王電鉄からの乗り入れ列車(平日7時30分~9時30分新宿発)において女性専用車両を実施していた。今回はこれを西行(新宿方面)でも行なうこととする。対象列車は、平日7時15分~9時に本八幡を発車する全列車で、8両編成の列車も含まれる。いずれの列車も女性専用車両の設定は新宿で解除される。実施箇所は新宿方の先頭車で、これは東行での設定(本八幡方先頭車)とは逆位置の設定となる。なお、東行の実施内容についての変更はない。
情報元:
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/subway/2006/sub_p_200611221_h.html
JR東日本・東京メトロ・東葉高速鉄道は、11月20日より朝ラッシュ時に女性専用車両を導入すると発表した。
JRは中央総武線各駅停車の千葉―御茶ノ水間で、直通先の東京メトロ東西線も同様に朝ラッシュ時に実施する。また東葉高速鉄道も東葉勝田台6時37分発から8時25分までの19本に専用車を設置。
一部、東葉高速から東京メトロ東西線を通り抜けてJR中央線まで乗り入れるものがあるが、これらについてはJR中野駅以西は解除となる。また東京メトロ東西線内で午前9時を回った場合も、その時点で解除となる。いずれも先頭車両に設置。
なお、現在のところ総武快速線については導入の予定はないようである。
この件について、朝日新聞千葉版でかなり大きく取り上げられたようであるが、その記事では「(鉄道会社が女性専用車を導入するのは)安心して乗ってほしいから」と繰り返し強調している。
これでは、「女性専用車が政治的意図で進められており、痴漢対策は建前でしかないのでは?」という声があることを世間に悟らせないようにしているのであろうか?と疑われても仕方が無いような気がする。
また、「鉄道会社が女性専用車を導入するのは、一向に痴漢が減らないという背景があるからだ」と記述するなどしているが、これでは読み手は(特に女性専用車問題と政治の関係について知る人でなければ)「女性専用車=痴漢対策」と確信してしまうであろう。
また実際には「痴漢が減らないから女性専用車を導入している」のではなく、「女性専用車を導入しても痴漢が減らない」のである。
この記事では東武鉄道のコメントとして、女性専用車導入後に痴漢件数が増えたことも掲載しているが、これについては「女性専用車の設置で痴漢被害を訴えやすくなったから申し出件数が増えたと見ている」と記述している。
つまりこれも女性専用車推進側が以前から行ってきた「痴漢件数が減少=女性専用車の効果が出た」「増加=女性専用車の実施で被害を申し出やすくなったから件数が増えた」という、推進派に都合のいい解釈である。
去る9月7日、女性専用車両の導入を目指す公明党女性議員などによる、女性専用車導入についての街頭アンケートがJR北仙台駅前にて行われた。
アンケート内容は「電車の中で痴漢に遭ったことは」「痴漢に遭った友人はいるか」などで、
女性専用車両だけでなく男性専用車両導入の賛否も聞いているが、これについては反対派から「反対意見をかわすための設問ではないのか?」という声が出るかもしれない。
アンケートに回答した62人のうち約80%が女性専用車賛成と答えたとのことであるが、これについても反対派からは「回答者数が少ない」「対面アンケートでは面と向かって反対とは言いにくいのではないか」といった声が出るのではないだろうか。
これまでにも、JR仙台駅、JR名取駅、JR多賀城駅、仙台市営地下鉄泉中央駅前でもアンケートを実施、全部で225人から回答を得ているとのことであるが、今後、アンケートの集計結果をもとに、鉄道を利用する女性の声としてJRなどに申し入れを行うことにしているようである。
情報元:
http://www.iwoman-net.com/kakuken2006/2006-shimo1.html
6月に導入された台湾の「女性専用車両」に批判が殺到、早くも継続の是非の検討に入っ
ている。
女性団体などの要請を受ける形で実現した台湾の女性専用車両だが世間の批判が強く、
存廃の危機に陥っている。
ある男性は「同じ料金を払っている男性の権益が侵害されている」とホームページ上で
廃止を求める署名を展開しているという。
さらに報道では「鉄道側の周知不足から女性専用車両に乗り込む男性が後を絶たず」と述べ
られているが、台湾の女性専用車両に批判が殺到している状況から考えて、周知不足のためではなく敢えて乗車している男性も少なくないと思われる。
情報元:
ライブドア ニュース
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2294590/detail?rd
東京急行電鉄は2006年7月18日より同社東横線で平日、各停を除く全ての列車に上下とも終日設置している女性専用車両を一部解除すると共に、女性専用車両の設置位置を現在の8号車(最も横浜寄り)の車両から中間の5号車に変更する。
7月18日からの女性専用車設置時間帯及び方向は、
朝、始発~午前10時の上下両方向の列車と、夕夜間、渋谷発午後5時発~最終(こちらは下り、横浜方面行きのみの設定)。
女性専用車を設置する列車種別は特急・通勤特急・急行(各停以外の全て)で、こちらは変更なし。
東横線については、女性専用車の終日実施や菊名問題(菊名駅には一番横浜寄りにしか階段等が無い上、女性専用車が終日、最も階段に近い横浜寄りの8号車に設定されているためそこに停まる)などで、苦情が多数寄せられていたが、今回、反対派の苦情の声が一応聞き入れられたことにはなる。
情報元:
西武バス・新潟交通・越後交通の3社が共同運行する高速バス「池袋~新潟線」に、4月21日(出発地基準)から女性専用車両が導入された。
対象となるのは夜行便1往復で(昼行便は対象外)、池袋23:30発29便と同時刻の31便、新潟23:00発30便と同時刻の32便が該当する。西武バスのホームページには、「有効な乗車券をお持ちであっても、男性の方はご乗車にはなれません」と明記されており、男性という理由だけで乗車拒否すると宣言している。男性客が31便や32便の乗車券を持っていた場合に手数料無しで払い戻しに応じるのか、同時刻の29便や30便の女性客と入れ替わる事は可能なのか、この点については明記されていない。
なお、競合するJR東日本の夜行快速列車「ムーンライトえちご」(新宿~新潟)にも、女性専用車両が存在する。(165系から485系に置き換えた2003年春より)
情報元:
西武バスホームページ
http://www.seibu-group.co.jp/bus/
東京メトロ・小田急電鉄・JR東日本は、5月15日から東京メトロ千代田線及びそれに直通する小田急の準急・JR常磐線の各駅停車に女性専用車両を導入する(小田急については新宿着の準急にも拡大)。
実施時間帯は平日の7時10分以降に千代田線綾瀬駅及び代々木上原駅を発車する上下列車で、設定車両は千代田線内で代々木上原方となる車両(1号車)が対象となる。
9時30分に設定は一斉に解除される。
情報元:
東京メトロリリース
http://www.tokyometro.jp/news/2006/2006-17.html
小田急電鉄リリース(pdfファイル)
http://www.d-cue.com/program/info/data.info/1573_6180036_.pdf
JR東日本リリース(pdfファイル)
http://www.jreast.co.jp/press/2006_1/20060408.pdf
東京メトロと東武鉄道は、メトロ日比谷線及びそれに乗り入れている東武伊勢崎線各駅停車に女性専用車両を導入すると発表した。
実施は3月27日(月)からで、実施時間帯は平日の7時30分~9時に北千住を発車する中目黒方面列車。9時に設定は一斉解除される。設定位置は8号車(北千住方向の最後尾車両)。
情報元:
東武鉄道リリース(pdfファイル)
http://www.tobu.co.jp/news/2006/3/060313.pdf
東京メトロリリース
http://www.tokyometro.jp/news/2006/2006-11.html
一畑バスは、年末年始に高速バス路線東京-出雲市便(夜行)と大阪-出雲市便(昼行)に女性専用便「レディース専用バス」を運行する。いずれも通常の便に続行便の形で運行する形を取る。東京便のような夜行高速バスの女性専用便は他に多数存在するが、大阪便のように昼行の高速バスで女性専用便が設定されるのは珍しい。
運行日・時刻等は下のリンクを参照。
http://www.ichibata.co.jp/bus/
相模鉄道は、現在平日の7:00~9:30の上りと22:00~終電の下りで実施されている女性専用車の夜間実施分を、12/5(月)より18:00からに拡大することを発表した。
これは、今年5/9の女性専用車導入以降に迷惑行為の被害申し出件数が33.9%減少(対前年同期間)したことと、先日のアンケートで夕方の時間帯にも女性専用車実施を拡大を望む意見が多かったためとしている。
情報元:
http://www.sotetsu-group.co.jp/news_release/archives/PDF/051122_01.pdf (PDF形式)
東武鉄道は、毎年冬季の週末に運行されるスキー・スノーボード客専用夜行列車「スノーパル23:55(ニーサンゴーゴー)」で女性専用車両を実施すると発表した。同列車は浅草→会津高原間(逆方向はない)を途中駅で仮眠のための長時間停車を挟みながら運行されるもので、同様の運行形態を持つ「尾瀬夜行」(初夏~秋運行)での専用車の評判が良かったことから「スノーパル」でも導入することとした。同列車は浅草発05/12/23~’06/3/11の金・土曜日(除12/30,31)と1/1に運行され、女性専用車両は浅草寄り最後尾の6号車となる。
情報元:
1.女性専用車両についてのアンケート結果発表
同社は女性専用車両についてのアンケート結果の発表を行った。利用者への対面調査とインターネットでの調査との2通りで調査を行い、共に「賛成」と「どちらかといえば賛成」との合計が60~70%台となった。同社はこれを「7割のお客様が支持」として、女性専用車両は概ね支持を得られたと判断している(※)。また、この結果は車内の中吊り広告でも掲示されている。
情報元:http://www.seibu-group.co.jp/railways/kouhou/news/2005/1028jyosei.pdf (PDF形式)
※このアンケート結果のうち、インターネット調査の結果については、反対意見を一部排除して結果を操作した疑惑が持ち上がっている。
2.「ご近所の底力」ポスター採用
NHK番組「難問解決!ご近所の底力」9月8日放送分「もう許さない!痴漢撃退」の中で、同番組司会の堀尾正明アナウンサーがモデルとなった啓発ポスターが提案された。同番組ではこのポスターを採用する鉄道事業者を募集していたが、西武が採用を決定した。
情報元:http://www.seibu-group.co.jp/railways/kouhou/news/2005/1028chikanbokumetu.pdf (PDF形式)
3.女性専用車両限定広告第2弾
7月に行った「F4(韓国の男性アイドルグループ)」に次ぐ“女性専用車両限定広告”第2弾が11月19日より1ヶ月間実施される。広告はロッテスノー(株)の美容・健康をテーマとしたアイス製品「H&B; 美ごこち」というもので、池袋線・有楽町線系統の専用車実施車両の扉部分に貼り付けられる。
情報元:http://www.seibu-group.co.jp/railways/kouhou/news/2005/1118.pdf (PDF形式)
京浜急行電鉄は、現在試験実施中の女性専用車両についてのアンケートの結果を発表した。
調査方法は主要駅で調査用紙を配布し、回答をネット上で記入するというもの。
回答率は9.06%で内訳は男性279名,女性174名。結果は男性の56%、女性の78%が「賛成」で全体では64%が賛成となった。
同社ではこれを受けて、今後も現在の運行形態を継続するとしている。
情報元:
http://www.keikyu.co.jp/event/senyou/enquete.html
神奈川県の相模鉄道(相鉄)が、女性専用車両についてのアンケート結果を発表した。
これによれば、「利用者の9割が賛成」となっているが、これについては早くも「意図的に賛成多数になるように仕組まれたアンケートだったのでは?」という不信の声が出始めている。
不信の声が出る理由としてはまず、
これらのことから考えて、相鉄は最初から「圧倒的賛成多数」という結果を出すためにアンケートを取り、さらにそれを今後の女性専用車拡大の口実にしようとしているのではないか? と見ることもできる。
また、このアンケートについて神奈川新聞が記事として取り上げたが、ここでも「9割が理解示す」などとなっており、先に述べたような、「アンケートの取り方が公平であるとはとても言えない」という点については触れられていない。
これではいかにも、「公平なアンケートで、全体の9割の人が無条件で賛成した」との印象を読み手に与えるものであり、世間に誤った認識を植えつけてしまうことにもなりかねない。
情報元:
http://www.sotetsu-group.co.jp/news_release/archives/PDF/051026_01.pdf
東京メトロはホームページにて、10月31日(月)から平日朝ラッシュ時間帯の有楽町線新木場方面行きの列車に女性専用車両を導入すると発表した。
詳細については、東京メトロホームページの、PRESS RELEASE 10月13日「有楽町線で女性専用車両を導入します」参照。
情報元:
8月24日に開業するつくばエクスプレスは、9月1日より女性専用車両を導入する。
同線の全区間、平日の初電~9時までの上りと秋葉原発18時~終電の下りの全列車の1号車(つくば寄り先頭車両)に専用車両となる。
開業前の路線で女性専用車両の導入が決まるのはこれが初めてである。
JR東日本は、9月5日より中央快速線に女性専用車両を導入する。
対象列車は7:30~9:30に新宿に到着する上り列車で、1号車(東京寄り先頭車)に設定される。
また、導入列車は始発から女性専用車両が設定されるので、直通している青梅線・八高線・富士急行線内でも女性専用車両が存在することになる。
なお前記の線区内では4両中の1両が女性専用車両となる。
2005年7月25日から東急東横線で女性専用車両が終日導入される。
東急ではすでに田園都市線で朝ラッシュ時のみ女性専用車両を導入しているが、終日実施は関東の鉄道事業者では初めて。
なお、今回の東急東横線の終日実施も、6月の東武野田線の女性専用車導入も国土交通省が関係しているようだ(国交省サイトにコメントあり。)