2025年7月~12月の間にいただいたご意見の中から投稿者が「公開しても構わない」とご回答されたご意見、および当会サイトのコメント欄にいただきましたコメントの一部をここでご紹介します。
当会の女性会員の活動についてのお尋ね
はじめまして。
私は痴漢の被害に遭ったことはあるのですが、痴漢対策としての女性車両の効果にはやや懐疑的な目を向けています。
そんな中で女性専用車両に反対する会の存在を知り、こちらのサイトにたどり着いた次第です。
ここからが本題です。
サイト内で活動の様子など拝見しましたが、女性会員の方々は普段どのように活動に参加しておられるのですか?
非協力乗車会は女性会員でも参加できるんでしょうか?
女性会員だと「男性も専用車両に乗れる」という周知の影響がどうしても薄くなる気がしてしまい、気になってお聞きしました。
どうか教えていただけると幸いです。
当会からの回答
こちらこそはじめまして
当会にお問い合わせいただきありがとうございます。
いただいたご質問について回答いたします。
当会の女性会員は男性会員と変わらず、集会に参加して意見を交わしたり、非協力(任意確認)乗車会に参加したり、街宣に参加したりしています。
鉄道会社本社訪問となると、会員本人の都合の他に人数の制約(大体2~4人まで)などからどうしても会の上級役員という形になってしまい、まだ女性からの声を鉄道会社自体に伝えるということがまだ実現できておりませんが、いずれ実現したいと考えています。
女性会員の活動について詳述しますと、
●集会に参加
これは男性会員と同じように意見を交わしています。
●非協力(任意確認)乗車
これは女性専用車両に男性会員と共に乗車し、もし声かけされたら声かけしてきた駅員や女性客に女性の口から女性専用車両には男性が乗っても良い旨の内容の他、「女性専用車両は不平等・差別であり、手段として間違っている」「痴漢しない男性を排除するのはおかしい。推定無罪の原則に反している」などと言っていただいたりしています。
これにより、対応するのが女性会員だと男性会員の場合より相手が早々に納得されて事態が収拾することが多いです。
女性からの言葉はちゃんと聞いてもらいやすいかもしれません。
●街宣に参加
これは街宣活動で男性会員と同じような主張を女性会員にもしていただいています。
これにより、通行人に「なぜ女性の貴方が女性専用車両反対運動しているのか?」等のことを聞かれることがあり、その際に女性の視点から女性専用車両の問題やおかしさを伝えていただいています。
これも女性からの言葉は聞いてもらいやすいかもしれません。
●イベントに参加
イベントでは男性会員と同様に売り子をしていただいたりしています。
その際にやはり「なぜ女性の貴方が女性専用車両反対運動しているのか?」等のことを聞かれることがあり、街宣と同じように女性の視点から女性専用車両の問題やおかしさを伝えていただいています。
以下の活動履歴はその女性会員参加記録の一例です。
街宣活動
2008年10月 関西本部:神戸JR元町駅前での街宣活動の報告
2009年6月 関東本部:大宮での街宣&ティッシュ配布活動の報告
2009年11月 関西本部:神戸元町での街宣活動
イベントに参加
2024年9月 名古屋コミティア65に当会が出展
投稿者様は過去に痴漢被害に遭われたこともあるとのことで、このような行為に及ぶ輩には当会も憤りを感じるところであります。
当会サイトでも述べております通り、当会は女性専用車両によらない痴漢対策を進めていくべきと考える団体です。
当会サイトを今後ともよろしくお願いいたします。
JR京浜東北線と東海道線についてのご意見
以前、間違えて女性専用車両に乗ったことがあり、そのときに色々調べたことがきっかけで女性専用車両問題に興味を持ち、ときどき貴会のサイトを拝見させていただいております。
私が通勤に利用している路線の中だと、東海道線には女性専用車両がなく、京浜東北線は一部区間にあります。私はこの対象路線に疑問を感じました。東海道線は混雑が激しい路線で、痴漢対策を謳うなら女性専用車両が導入されていてもおかしくないと思いますが、実際には導入されていません。
「途中に女性専用車両があると男性が通り抜けできず、トイレやグリーン車の利用に支障をきたすから」という理由を聞いたことがありますが、それだけなら一番端かつトイレがない15号車に導入すればよいはずです。そこで思うのが、痴漢を避けたい女性客をグリーン車に誘導するためにあえて女性専用車両を設定していないのでは?という疑惑です。実際、グリーン車が導入されている路線に女性専用車両が導入されたことはありません。(中央線は後からグリーン車ができたため一旦除外して考えます。)そう考えると、痴漢対策ではなく収益のために女性専用車両を導入しているのではないか?という指摘に納得がいきます。グリーン車と女性専用車両の関係について、皆さんがどう思うかお聞きしたいです。
余談ですが、京浜東北線の女性専用車両は私が乗る品川駅で解除されます。先日ふと思い立って、女性専用車両の設定が解除された直後の車両(3号車)に乗ってみました。すると、解除後にも関わらずドア上のモニターには大きく「女性専用車両」と表示されておりました。3号車付近は元々品川から乗る人が少ないこともあり、周りにはほぼ女性しかおらず、周りの乗客に誤解されないかヒヤヒヤしました。そもそも女性専用車両の意義に疑問はありますが、せめて設定区間外でのモニター表示はやめてほしいと感じました。
当会からの回答
当会のサイトを時々ご覧いただいているとのこと、ありがとうございます。
ご質問の件ですが、JR東日本において「痴漢を避けたい女性をグリーン車に誘導するため、グリーン車のある路線に女性専用車両を設定していない」というより、結果的にそうなっているだけではないかと考えています。つまり、意図的にそうしたのではなく、たまたまグリーン車のある路線に女性専用車両が設定されなかった、という状況に近いと思われます。
東海道線と京浜東北線のうち、京浜東北線のみに女性専用車両が導入されたのは、公明党の議員が導入を強く推したためです。実際に導入当時、埼玉県のある公明党議員のサイトには「〇〇(議員名)が実現!」という記事が掲載されていました。
また、JR東日本を含む鉄道事業者は、グリーン車や有料座席サービスを痴漢対策とは位置づけていないと思われます。これらは「確実に座りたい」という乗客の需要に応えるための着席サービスであり、「痴漢を避けたい女性を誘導する」という目的ではないのでしょう。
余談として挙げられていた京浜東北線のモニター表示の件ですが、確かに設定区間外でも「女性専用車両」と表示され続けるケースは他社でも見られます。京成電鉄のように、女性専用車両が設定される列車にのみ着脱式の表示を用いる例もありますが、多くの鉄道会社ではステッカーを貼りっぱなしにするなど、終日女性専用車両があるかのように見える運用をしています。最近では、関西の阪神電鉄も着脱式からステッカー方式に変更したようです。
当会でも、こうした表示方法について改善を求める意見を鉄道事業者に伝えてきましたが、ステッカーの貼りっぱなしやモニターの終日表示については、現状を改める意向はあまり見られません。
体験談のページについたコメント
この投稿は当会に寄せられた体験談(2025年1~6月)のページについたコメントです。
近鉄は女性専用車両はマナーだと公式のホームページでも言ってます
ナマーを守れないならそれなりの態度をしたほうが良いと思います
昨今導入された車内防犯カメラで痴漢はどれくらい減ったんですか?
車内防犯カメラが昨今導入された時は痴漢件数公表されてないと思うんですが⋯
効果がないからですか?
女性専用車両が導入された時は痴漢件数が減ってないから痴漢件数を公表しなくなったって、女性専用車両に反対してる人は仰ってたと思うんですが⋯
おかしいと思ったので聞きました
当会からの回答
近鉄は女性専用車両はマナーだと公式のホームページでも言ってます
以下に示すのは女性専用車両についての東京メトロの回答ですが、同じ日本の鉄道事業者なのに、女性専用車両がマナーか否かについては近鉄と真逆のことを言っています。
なぜだか分かりますか?

同じ日本の鉄道事業者なのに、同じ事で真逆のことを言うということは、近鉄も東京メトロも、それぞれ「勝手に言っているだけ」というのは理解できますでしょうか?
つまり近鉄が自らのサイトに「女性専用車両がマナーであるかのような記載」をしていただけで、実際には「鉄道会社のルールブック」である輸送約款には女性専用車両がルールやマナーだとは記載されておらず、ましてや法的根拠などない。
国土交通省も鉄道会社も、女性専用車両が公共交通機関での差別に当たると考えているから「任意協力」にして、名前だけ女性「専用」車両にしているわけですが、近鉄がしていた記載は遠回しに「女性専用車両は差別であると主張する者にマナー違反という悪いイメージを植え付け、差別を正当化しようとしていたのでは?」と疑われても仕方がないことだと思います。
ナマーを守れないならそれなりの態度をしたほうが良いと思います
「ナマー」というのは「マナー」の間違いでしょうか?
以下マナーの間違いとみなして回答いたします。
女性専用車両はマナーではありません。理由は先ほど書いたとおり(鉄道会社が勝手にマナーであるかのように言っているだけで、鉄道会社のルールブックである運送約款にそのようなことは書いていない)です。
マナーであるかのように言えば、男女問わず利用客に「女性専用車両に協力することこそ正しい」と思わせ、また女性専用車両に協力しない者を「車内で喫煙したり、床や座席に寝そべったりする者と同一扱い」に出来てしまうのです。
先にも書いたとおり、強制すると差別に当たるので女性専用車両への協力は強制できません。強制できないからマナーと称して男性が協力せざるを得なくしようとしているのではないでしょうか。
昨今導入された車内防犯カメラで痴漢はどれくらい減ったんですか?
車内防犯カメラが昨今導入された時は痴漢件数公表されてないと思うんですが⋯
効果がないからですか?
女性専用車両が導入された時は痴漢件数が減ってないから痴漢件数を公表しなくなったって、女性専用車両に反対してる人は仰ってたと思うんですが⋯
おかしいと思ったので聞きました
「JR埼京線で痴漢半減」と当会サイト内(主に活動履歴)に過去何度も記載しておりますが、お気づきでないようなので、改めてここにJR埼京線の記事を貼っておきます。具体的な件数についても記事内に記載されています。

根拠も示さず主張する賛成派のコメント
※このコメントは当会に寄せられたご意見(2025年1~6月)のページに付いたコメントです。
この記事についてご意見申し上げたいと思います。女性専用車両は、この記事にも記してありました通り痴漢抑制にはなっていないとありました。しかしながら女性専用車両は痴漢抑制に充分に貢献しています。以上
当会からの回答
「女性専用車両は痴漢抑制に充分に貢献しています。以上」というのなら、この結果↓は何でしょうか?
- JR中央線 2005年女性専用車両導入(導入前の2004年188件 →2005年217件 29件の増加)
- 京王線 2005年女性専用車両拡大(拡大前の2004年125件 →2005年146件 21件の増加)
※情報元:2006年8月8日朝日新聞
- 神戸市営地下鉄 2003年女性専用車両導入(導入前の2002年80件 →2003年91件 11件の増加)
※情報元:2004年8月13日朝日新聞
あと、名古屋の情報も貼っておきます。こちらでも女性専用車両導入後に痴漢が増えていますが、これのどこが「痴漢抑制に充分貢献している」のですか?

根拠もなく、ただの思い込みで「女性専用車両は痴漢抑制に充分に貢献しています、以上」と言い切ってしまうのはいかがなものかと思います。
そう言うと「女性専用車両に乗った女性は絶対に痴漢されないのだから、完璧に抑止効果を出しているじゃないか」と反論されるかも知れませんが、そういう反論をする人は「木を見て森を見ない人」です。女性専用車両があっても痴漢は他の車両でやりたい放題ですから、痴漢は何も困りません。
あと、少し話がそれるかも知れませんが、全ての女性が女性専用車両を素晴らしいものと思っているわけではありません。女性専用車両を敢えて避けている女性も少なくありません。



そして、もちろん男性だけでなく女性もどの車両に乗ろうが自由です。
投稿者様が思っているほど女性専用車両は女性から絶対的に支持されているわけではありません。
もし投稿者様が「女性専用車両内では痴漢が発生しないのだから女性専用車両は女性にとって絶対的に安心できる素晴らしい場所だ」と思っていらっしゃるのであれば、それは【幻想】であると申し上げておきます。

